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親知らず 特別コラム

親知らずってナニ?

親知らずとは親が知らないうちに生えてくるのでそのような呼ばれ方をするようになったそうです。
年齢的には20歳頃になってくると口のなかに顔を出してくることが多いです。

歯医者さんでは親知らずのことを智歯とか、8番(前から数えて8番目の歯だからです)とも呼ばれたりしているのです。

親知らずと聞いて皆さんはどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
以下のようではないでしょうか…

  • 痛い!
  • 怖い!
  • 腫れる…
  • 口が開かない
  • 歯並びに影響する

親知らずはなんで腫れたり、痛くなるの?

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腫れや痛みなどの炎症はプラークなどの汚れが原因で引き起こされてしまいます。親知らずの生えてくる場所の歯茎は磨きづらくて、汚れがたまりやすいのです。
そして、親知らずがその歯茎によって被っているときには完璧に歯磨きをすることは難しいのです。

炎症が起きやすい環境ですので、痛くなったり腫れたりすることが引き起こされやすいということになります。特殊な歯ブラシで磨けば、少しは炎症のコントロールはしやすいのかもしれないですし、隣の歯との間で虫歯を作ったりすることを押さえることができる可能性はあります。

一番の環境のコントロールは、親知らずを抜くことによって磨きやすい環境を作ることだと考えます。将来的に虫歯や歯周病のコントロールをするのには、要らない親知らずは抜歯することをおすすめします。

親知らずってどうやって歯磨きすればいいの?

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親知らずって磨くのが難しいですよね。
位置的にも歯ブラシが届きにくいことも原因ではあります。

ですので、歯ブラシの毛先が届くようなワンタフトブラシというものを使うと、意外と磨けるものです。最初は磨けていなかった場所が磨けるようになると、うがいをしたときに血が出ていてビックリするかもしれないですが数日するとでなくなりますから心配しないでください。

そして、上の親知らずは口を閉じて歯磨きをしてください。
なぜならば、歯ブラシが口を開けたままだと物理的に入らないようになっているからなのです。

実は口を開けると下顎の骨の筋突起という骨が前方の出てくることによりまして、歯ブラシが入るスペースがなくなるからなのです。
一度試してみてください。スッキリしますよ。

抜く(抜歯する)必要はあるの?

もしも親知らずが磨きやすい状態で、虫歯になっていなかったりすれば無理に怖い思いをして抜く必要性はないのかもしれません。抜歯をした方がいい場合は次の通りになります。

  • 磨けない状態になっている場合
  • かなり大きな虫歯になってしまっている場合
  • 矯正治療後で歯並びを悪くしてしまう恐れがあるとき
  • 隣の歯に虫歯をつくってしまった原因になっている
  • たびたび親知らずの炎症(智歯周囲炎、ペリコ)を引き起こしてしまう
  • 横に生えていて、虫歯や歯周病、炎症を引き起こす可能性がある
  • 食べかすがたまりやすい状態で臭いの原因になっている

抜くのが怖いです…痛いですか?

よくある質問で、この事については少し細かくご説明致しますので、安心してくださいね。
この心配されています痛みについて抜歯の術前、術中、術後で分けてお話ししていきます。
まずは手術前の痛みについてポイントを押さえさせていただきます。

  • 抜歯をするときには痛みがある場合には行いません。
    なぜならば、痛みが強いときには麻酔が効かないからです。
    炎症がなくなってから抜歯をすることになります。
  • 抜歯前にはしっかりと麻酔をします。
    麻酔が聞いたことを確かめてから手術を開始します。麻酔については局所麻酔というものは必ずします。場合に応じて、表面麻酔や、伝達麻酔も併用して抜歯中の痛みに対してケアしていきます。
  • それでも、どうしても痛みが怖い場合には抜歯前に痛み止めを内服してもらうことをおすすめ致します。麻酔が切れてくる手術が終わる頃か、家に帰る頃に解熱鎮痛薬の薬効成分が効いてくると考えます。
  • 十分な抜歯前の説明と、声かけをしていきます。
    人は今から何が行われるかわからなかったり、不安を覚える場合に必要以上に恐怖感が芽生えてしまうと思います。そのような思いにならないように十分に説明して不安を和らげていきたいと考えます。
  • 麻酔の針を入れる時の痛みもなるべく痛くなくするために、細い針を使って行います。また、痛みの少ないテクニックを使って麻酔をしますので安心してください。

続きまして、術中についてです。

  • もし抜歯中に痛みがあった場合には、追加の麻酔を行います。
    炎症が強かったり、神経と親知らずが近かったりしときには抜歯中の痛みがある可能性があるからなのです。
  • 気持ちであまりにも過剰に「怖いなぁ」「痛いかなぁ」と思いすぎると、怖さや痛みを引き付けてしまうかもしれません。
    専門技術的にも、十分痛みに対して対応していきますので大丈夫ですよ!
  • 阿部歯科のドクターは口腔外科で専門的に抜歯の技術のトレーニングを十分に研鑽しております。患者さんにはなるべく痛くなく、早く終わってきたくしてもらえるように心がけております。
  • 抜歯時には歯を押したり、引っ張ったりします。
    そのような感覚は麻酔によって消すことはできないのです。痛みと間違ってしまうかもしれませんが、もし歯の痛みでしたら追加の麻酔をしていきます。
  • 切開をした場合には、傷口を縫い合わせるために縫合をします。
    そうすることによって、傷の治りが早くなり、痛みが少なくなると考えております。縫った糸は約一週間後に抜糸をしていく予定です。

最後に術後の痛みのことです。

  • 術前にもし解熱鎮痛薬を飲まれていない場合には、麻酔が効いていて痛くなくても早めに痛み止めを内服していただければ痛みのコントロールがしやすいです。
  • 腫れが出る前でしたら患部を冷やすことによって、局所の血液還流を減らすことによって痛み物質の影響を減らすことができ可能性があります。
    腫れが出ていた場合は熱をとる程度で常温の濡れタオルを使用するとよいと考えます。
  • お風呂につかってしまうと全身の血流が増えることによりまして、痛みが増強する可能性があります。当日はシャワー程度にしていただきたいと思います。
  • 術後に過度な運動などをしてしまいますと、全身の血流がよくなってしまいまして痛みの原因になってしまいます。手術当日はゆっくり体を休めて、傷の回復に勤めていただければと思います。
  • 仕事でセーブできるならば、当日はセーブしていただければと思います。
    次の日が休みの日を抜歯の予定部に入れてもらうと、より安心ではあると思います。また、もし体を多く動かすような予定が次の日に入っていたりするなら、そのような日も避けた方がよろしいと考えます。

以上が抜歯の痛みについてです。
少しでも手術前の患者さんの心配を減らせればと思い執筆いたしました。宜しくお願いします。

親知らずの抜歯後に仕事や学校に支障はありますか?

この事も、親知らずの抜歯を控えている患者さんにとっても気になることと思います。
おもに腫れや痛みなどがあると思いますが、項目に分けて解説していこうと思います。

見た目
腫れが出るか出ないかは親知らずの状態や、性差によって変わります。
腫れのピークは2-3日後が多いと思われます。
通常であれば一週間程度でもとの状態に戻ることが多いです。
下の親知らずは抜歯後に腫れてしまう可能性がありますが、上の親知らずの抜歯では腫れることは少ない場合が多いです。
痛みは?
仕事や学校で痛みがあったらいろんなことに集中できなくて不安になると思います。
手術が円滑に進めば術後の痛みは少なくてすみます。
術後の痛みで、直後の痛みは手術によるものになります。
数日後に出てくる痛みは、抜歯後の感染による可能性があります。
それぞれの痛みに対する適切な対処をしていきますので、安心してくださいね。
話をすることについて
抜歯後は痛みや腫れで話しづらいことがあるかもしれません。
周囲の炎症で筋肉や粘膜が突っ張ってしまい話すときの動作がしづらいとは思います。時間とともに話しやすくなっていきますので、無理をせずに経過を見るようにしてくださいね。
日々の生活への支障
様々な支障が生活に生じてくるかもしれません。
しかし、ほとんどの症状は経過を追っていくとなくなっていきますので心配なさらないでください。千種区池下の阿部歯科の院長は多くの患者さんの術後の経過を見てきましたので、気なる方はお聞きになってください。

上と下で違いはあるの?

親知らずを抜くのに、実は上と下では全然難易度が違うのです。上の親知らずの方が抜きやすくて、下の親知らずの方が通常は抜きにくいのです。なぜ、そのような違いがあるのでしょうか?

実は、親知らずを支えている骨の状態が関係しているのです。上の骨はスポンジのように比較的柔軟性のある骨なのです。反対に、下の骨はセメントのように緻密でありまして血管や神経が密になっているのです。

よく親知らずを抜いて、「結構腫れた」「出血がなかなか止まらなかった」という声を聞くことがあります。それは、主に下の親知らずの抜歯であることがほとんどであると考えられます。それというのも上の親知らずは、骨の都合上と生えている方向から結構抜くのは簡単なのです。

しかし、下の親知らずは横に生えていたり、骨が固かったり、炎症を繰り返すことによりまして骨と癒着していることがあるからなのです。

もちろん手術前に説明を十分いたしますが、手術前の緊張からなかなか頭に入ってこないのではないかと思います。むしろ、いち早く抜歯が終わって、家に帰りたいと思うのが普通であると考えます。

手術前に、上と下の抜歯の違いのような素朴な疑問をこの特別コラムを通して知っていただければ、嬉しいです。患者さんの緊張が少しでも和らぐように解説していきたいと思います。

いろんな状態の親知らず

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親知らずと言いましてもいろんな形や歯茎への埋まり方、根っこの状態、神経(下歯槽神経)との距離など、様々であります。歯を抜く難しさにとってもそれらの要因が絡み合って、簡単だったり難しかったりします。そして、忘れてはならないのが年齢なのです!!

基本的に年齢が若い方が親知らずを抜くのは簡単です。
なぜかといいますと、若い人の方が年齢が上の人よりも歯を囲んでいる骨が柔らかいからなのです。また、矯正治療でせっかく歯を並べたのに、親知らずが横向きに生えていることによって、押されて歯並びが崩れてしまうこともあるからなのです。

親知らずと神経(下歯槽神経)との関係

神経との関係は、下の親知らずと密接な関係があるのです。
神経の名前は下歯槽神経と呼ばれまして、この神経は脳神経の一つの三叉神経の中の下顎神経の分枝なのです。下歯槽神経は感覚神経でありまして、この神経が障害を受けることによって顔が歪むとかは起きないのです。

起きうる障害としましては、下唇や下顎の感覚麻痺や知覚異常になります。
なぜ、この神経のお話をするかといいますと親知らずの根っこの先と、この神経が知覚にある可能性があるからなのです。

親知らずの抜歯をするときに、この下歯槽神経に近い場合には、影響を及ぼす可能性がありますが、そのようなときには手術前にご説明致します。麻酔の影響で、当日は下唇や下顎が一時的に痺れているかもしれません。
また、抜歯の影響によりまして数日間感覚が鈍くなっている可能性がありますが、その際には説明させていただいた上で、経過を見させていただきたいと思います。

親知らずを抜いてもらう歯医者さんの選び方

患者さんにとって、親知らずをどの歯医者さんで抜いたらいいのかは悩むところだと思います。
そのようなときに、参考になるかもしれないことを項目として書いておきます。

  • 標榜科目に歯科口腔外科が入っている
  • ドクターが口腔外科の専門病院での勤務歴、研修経験がある
  • できれば複数人の口腔外科ドクターが在籍している
  • 抜歯が困難と思われるときに、紹介する連携先の病院がある
  • 患者さん同士による紹介
  • ホームページなどでしっかり親知らずのことを説明してある
  • 何か問題が起きたときに、すぐに受診できる距離に歯科医院がある
  • 何かあったときに対応できるように、比較的遅くまでやっていてくれる

このようなことを参考に、親知らずを抜いてもらう歯医者さんを選んでみてはいかがでしょうか?

地域の専門歯科口腔外科のある病院と連携をとるとき

開業歯科医院で抜歯することが難しい場合には、連携をとっている地域の総合病院や市中病院、大学病院に紹介することもあります。親知らずといっても、年齢や歯の位置によって、または全身疾患の状態により、患者さんにとって一番メリットとなる方法をとりたいと考えております。

その一例として、紹介という方法もあるのです。

連携している病院では親知らずの抜歯だけを依頼するのであって、他の歯科治療はかかりつけの開業歯科医院で行うのです。私も公的病院の歯科口腔外科に勤務していましたので、虫歯や歯周病は通いやすいかかりつけの歯医者さんで見てもらうことをおすすめします。

全身疾患と親知らず

患者さんから親知らずの抜歯の希望があっても出来ないときにはお断りしないといけないときもあります。それが、全身疾患のコントロールの状態が不良なときになります。
そのようなときには、一度連携しています総合病院や大学病院を紹介させていただくこともあります。 では、どのような全身疾患をお持ちの患者さんが対象になるのかと、その理由についてお話ししていこうと思います。

糖尿病
糖尿病がコントロールされていないと感染のリスクがあるからなのです。
抜歯は歯科の中でも比較的、体にダメージのある手術になります。
感染しやすい糖尿病のコントロールされていない状態ですと、なかなか傷がなおらなくなってしまうのがその理由となっております。
高血圧
血圧がコントロールされていないと予期せぬ出血が引き起こされてしまう可能性があるからなのです。
親知らずの抜歯の手術では切開も必要になる可能性がありますし、歯を抜いたあとの骨からのジワジワとした出血(ウージング)で患者さんが困ってしまう可能性があるからなのです。
肝炎
肝炎にはB型肝炎とC型肝炎が特に問題となってくることがあります。
その理由としましては肝炎を患っている患者さんは血が止まりにくい傾向があるからなのです。術後の出血のリスクがある場合には、かかりつけのお医者さんとの書面上での相談の上判断していくことがあります。
心臓病
親知らずの抜歯は患者さんにとって、とてもストレスのかかる処置になります。
心臓に負担がかかってしまうと、予期せぬ心臓へのイベントが引き起こされてしまう可能性を危惧しています。
また、狭心症や心筋梗塞などでは血栓の防止のために血が固まりにくい薬(抗凝固薬)を飲んでいる可能性があるため、いろんな意味でも抜歯には慎重にならざるを得ません。
腎臓病
親知らずの抜歯後には感染予防のための抗生物質や、痛み止めや発熱防止として解熱鎮痛薬を必ず処方します。この抗生物質や解熱鎮痛薬は腎臓で代謝されるために、腎臓への負担が出てしまう可能性があるからなのです。
かかりつけのお医者さんに相談の上、抜歯を考慮していきたいと思います。
血液疾患
血小板減少性紫斑病などのある種の血液疾患では、血が止まりにくい可能性が高いです。血小板は特に血を止める最たるものですので親知らずの抜歯においては特に、医科との連携をしなくてはなりません。
手術はできても、術後のコントロールができないと判断した場合には、申し訳ありませんが手術はできない旨をご説明致します。

親知らずの抜歯の手順

  • 本日行う手術についての説明をします
  • 麻酔をします
  • 麻酔が効いているかの確認をします
  • 歯茎を切ります(切開)
  • 歯茎をはがします(剥離)
  • 埋まっている歯を削る道具(エアータービン)で分割します
  • 歯が埋まっている周囲の骨を削ります
  • 歯を押しながら抜く道具(ヘーベル)を使って脱臼させます
  • 歯をつかむ道具(鉗子)を使って取り出します
  • 切ったところ(切開部)を縫います(縫合)
  • 抜歯後は抗生物質(感染予防のため)と頓服(痛み止め)や、うがい薬を処方します (抗生物質は歯科医師の指示通り服用してください)

合併症(偶発症状)や抜歯後のことについて

  • 腫れや痛みがおおよそ1週間程度継続して、口が開けにくくなる場合がありますが、徐々にもとに戻りますので安心してください
  • 頬やあごに内出血が出る場合がありますが、自然になおります
  • 舌や下唇、下あごの感覚が鈍くなる場合がありますが、その場合も少しずつ回復してきます
  • まれに、空気による腫れ(気腫)になることがありますが、徐々になおります
  • 親知らずの根っこの先が折れてしまった場合には、無理に抜こうとすると神経麻痺の可能性があります。そういった場合は、まれではありますが根を残す場合があります
  • 根を残した場合でも、骨と根が一体化(癒着)しますので、問題が起きる可能性は少ないです
  • 隣の歯にかぶせた金属が外れてしまうことがあります
  • しばらく隣の歯に違和感が出る場合があります

安心して親知らずの抜歯の治療を受けてもらうために

患者さんにとって、親知らずを抜くことはとっても怖いことだと思います。
そのためにも、患者さん自身が親知らずの抜歯についてよく知ることがその怖さや不安を減らす材料になるのかもしれません。不安は先が見えないことによって、増幅されているとも考えられます。

歯医者さんに行って、診療質で聞こうとしても緊張で何を聞くかを忘れてしまうこともありかもしれません。そうすると余計焦って、そしてより怖くなってしまうかもしれません。

この特別コラムはそのような患者さんに対しまして、少しでも事前に知ってもらって、そして安心して親知らずの抜歯を受けてもらうために名古屋市千種区池下の阿部歯科の院長、阿部丈洋が書き下ろしました。

抜歯後に困ったとき家で出来るお役立ち情報

問題が起きたときに、通っている歯医者さんがやっていなかったときに家庭でもできる、ちょっとした工夫や対処法を少しですがお話しさせていただきます。

抜歯後、血が止まらない
まずは、焦っていたり不安になっていたりすると思いますが、深呼吸をして落ち着きましょう。緊張している状態ですと、交感神経が優位になってしまいまして血圧や脈拍が上がります。それによって出血が多くなってしまいます。
まずは落ち着くことです。

その後、ガーゼがあればいいのですが、なければティッシュを固くなるまで丸めて圧迫して止血してください。痛いかもしれませんが、圧を加えないと吸い取り紙のようになってしまい、止血効果がでないのです。
適切な固さで噛んでくださいね。
麻酔が切れて痛い!
処方されている痛み止めをまずは飲んでください。
そして患部を冷やしていただければと思います。腫れたときに冷やしてしまうとしこりになってしまいますが、早い段階では冷やすことによって抹消循環血液量を減らすことによって痛み物質の影響を少なくさせることになります。

あまりにも痛い場合には、歯科医院でもっと強い痛み止めを処方させていただきます。
頻繁に処方してしまうと、効かせたいときに効かなくなってしまうおそれがありますので歯科医師の判断に委ねてください。
急激に腫れてきた…
顔が腫れてきた場合には、口の中におもいのほか出血していない場合があります。
たまってきた血が逃げ場所をなくして顔の表面の腫れとなって現れてくるのです。もし、舌側に血がたまってくると飲み込んだときの痛みとなって現れてくるのです。

急に腫れてきたのは、麻酔が切れて抹消血管が拡張したことによるものなのです。
慌てて氷などで冷やしてしまうとしこりになってなかなか引かない場合がありますので、常温の水を含ませたタオルなどで熱感をとるくらいにして当てるようにしてくださいね。
温めると逆に腫れが増加してしまうかもしれませんのでやめていただければと思います。
口が開けづらい…
無理に開けようとしないでください。
腫れが出ていると周囲の粘膜や筋肉などが突っ張ってしまい緊張している状態になります。無理に開けることにより、痛みが出てしまうおそれがありますので当面そのままの状態で経過を見ていきましょう。

食事がとてもしづらいとは思いますが、細かく切ったものや、お粥のような口に入れやすくて、飲み込みやすいものを食べてもらいたいと思います。
栄養が足りなくなってしまいますと、治癒にも影響してしまいますので食べられるもので構いません。しっかり栄養をとって、免疫力を高めてくださいね。
顔がアザのようになっていて心配…
アザになっているのは、抜歯後に出血が顔側にたまってできた内出血になります。
時間とともに内出血の色は消えていきますので経過を見るだけで大丈夫です。
内出血は重力でしたに落ちてきますので、首の方まで色がついてきてしまうかもしれませんが自然に消えていきますので安心しいてください。

また、皮膚の薄い女性ではアザになりやすい傾向にあるのかもしれません。
色も時間とともに変化していきますので、青っぽかったり、黄色っぽい場合もあると思いますが、経過を見て大丈夫な場合が多いと思います。
心配でしたらかかりつけの歯医者さんに相談してもらうといいかもしれません。

最後に

阿部 丈洋 (あべ たけひろ)

特別コラムということで、長文になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。歯医者さんに行くこと苦手な患者さんが歯科医院の心理的に重い扉を開ける手助けになればと思い執筆致しました。
口の健康を手助けして地域貢献をしていきたいと思います。ありがとうございました。

 
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