千種区池下の歯医者 阿部歯科 副院長の阿部利晴によるブログで、アメリカの歯科医療についての事情等を載せています。

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当院副院長からのお知らせ、出来事のご紹介です。

2017年11月アーカイブ

歯が大きな虫歯になってしまった場合に歯の神経を抜いて治療をする必要が出てくる場合がありますが、その場合は歯の神経を根元まで取る必要があります。では、目に見えない歯の根元をどうやって明らかにするのか、という内容について今回はお話をします。

歯の根の先は電気抵抗値で調べる

実は、実際に根の先端を目で見て位置を確認する事は出来ないので電気的な抵抗値を利用して位置を確定しています。歯の根の先端に近づくほど電気抵抗値が変化するという特性を利用しているのですが、この電気抵抗値を利用して根の先端の位置を決定する最初の製品が発売されたのは1969年の事らしいです。世界で最初に製品化されたこの製品が阿部歯科にも残されていましたが恐らく祖父が使っていたものだと思います。今ではこの電気抵抗値で歯の根の先端を決定する根管長測定器と呼ばれる機械は今では手のひらに収まるくらい小さなものまで出ていますが最初に発売されたものはこれほど重かったのかとびっくりしました。

根管長測定器.jpg

世界で最初に発売された根管長測定器

根管長測定器がなかった頃は

まだ根管長測定器がなかった頃は手の感覚やレントゲンを頼りに歯の根の先端の位置を決定していたそうですただ、レントゲンに写る歯の根の先端と実際に歯の神経の出口は必ずしも一致せずレントゲンに写る歯の根の先端よりも2mmほどズレがある事もしばしばです。そのため、かつて手の感覚やレントゲンを頼りに行っていた歯の神経の治療も電気抵抗値による計測が行われるようになってからは正確性がずっと上がったそうです。

最新の根管長測定器

1969年に始めて発売された根管長測定器も今では大きさがぐっと小さくなるとともに電気抵抗値の測定方法もかなり進歩して安定性が増してきました。かつては歯の中の水分の残り方によって計測が安定し辛いこともありましたが今では状況に左右されにくく安定性したがってるんだわ結果が出せる製品が多く発売されるようになりました。歯の神経の治療の際に口にクリップのようなものをひっかけた事がある方もいるかもしれませんが、あれは電気抵抗値を測って歯の根の先端を探さそうとしているためにやっているのです。歯の根の先端の位置をしっかり見つけて根の先端まで感染した神経を取る事が大切になってくるのでこの電気抵抗値の測定を利用した根管長測定器は歯の神経の治療には欠かせない機械となっています。

 

歯の根っこの先端の位置の決定方法に限らず歯科治療に使われる機械には色々と変わったものもあるのですね。

 

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【記事のリライト日】2017年11月29日(木)

千種区池下で来年4月、リニューアル開業する歯医者 阿部歯科副院長です。

今日は阿部歯科が顧問社労士をお願いする、名古屋駅前のワンネス社会保険労務士法人に行ってきました。今日の目的は「就業規則の作成」について・どのように進めていくのか?という打ち合わせを行いました。

企業や歯医者に何故、就業規則が必要なのか?

トヨタ自動車にしろ、ソニーにしろ大きな会社には就業規則が必ずありますが、今でこそ変わってきましたが就業規則がない歯科医院も少なからずあるようです。

就業規則は労働基準法にそって決められたその場で働く就業者の規律や労働条件の内容の事なのですが、これがないという事は院内で定まったルールがないとも言えてしまいます。例え就業規則がなくても実際には労働基準法などに即してルールが決まってくるのですが、それではスタッフの皆が何をして良くて何をしてはいけないのかというのが分からなくなってしまいます。そのため、就業規則というのは院内の環境を円滑にするという意味でも必須だと考えています。

 

就業者が10名以上の場合は就業規則を作る事が義務付けられているのですが、阿部歯科では最初の段階から就業規則を作る事を決めました。
特に就業規則ともなると労働基準法との絡みでとても専門的になるので個人で作る事はとても難しく、法律を理解せずに勝手なルールを作ってしまう可能性があります。そのため阿部歯科では社会保険労務士法人の顧問社労士の先生に監修をしてもらい専門家の意見を聞きながら就業規則を作る事にしました。
 

就業規則がないと、どうなるか?

就業規則がないというのは言ってみれば法律のない国になってしまいます。
就業規則を作らず、例えば院長の一存のみで全てが決まる医院では独裁国家のようになってしまいますし、逆にルールもなく好き勝手できる場所では単なる無法地帯になってしまいます。
そのため、「規律と労働条件」と書くと何かとても堅苦しい事のような気がしてしまいますが、身近なところでは学校の校則のようなものと捉えてもらうと分かりやすいと思います。

学校は学問や運動を含めた教育を受ける場所ですが、その教育を円滑に進めるために生徒の規律というルールを校則で定めています。それと同様に働く場所でも労働を円滑に進めるために就業規則というものが定められているのです。特に就業規則ともなると労働基準法も絡んでくる非常に専門性の高い内容となるので中には医院で就業規則を作っても出来合いのものや社労士の先生に任せっきりのものができてしまう事もあるようです。

しかしながら、上にも書いたように就業規則があれば明確なルールを定める事ができ、スタッフの方々が自身でどのように働けばいいかという事がはっきりと分かることができます。ただ、社労士の先生に丸投げしてしまっては自分たちで作ったのに内容も理解していないという形だけの無意味なものにもなりかねません。そのため阿部歯科では直接社会保険労務士法人で社労士の先生と協議を持ち内容を理解した上で就業規則を作成する事にしました。

 

就業規則と書くとすごく堅苦しく聞こえますが、就労する上での道案内と捉えてもらうと分かりやすいと思います。
阿部歯科では2018年4月の開業へ向けて、このような整備・仕組み作り等にも取り組んでいます。

千種区近隣地域の患者様はもちろん、当院で勤務いただけるスタッフさんにも「当院での時間を快適に過ごしてもらえるよう」注力してまいります。
多くの方々に信頼いただける歯医者を目指し、医院作りを頑張ります!
 

名古屋駅.jpg

阿部歯科では治療が終わった口の中は再度虫歯になったり歯周病になったりする可能性を減らすために定期的な検診と口腔内の清掃を強く推奨しています。虫歯や歯周病を完全に発生させなくする事はとても難しい事ですが、定期的な検診と口腔内の継続的な清掃、家庭での歯磨きの正しいやり方の情報提供により可能な限り再治療の必要性を減らしていきたいと考えています。

口のメンテナンス.jpg

歯の寿命は平均治療5回分

定期的な検診と口腔内の継続的な清掃で虫歯や歯周病が可能な限り起きないようにして、虫歯になったら治すという方法を取った場合には大きな問題が出てきます。治療時間であったり、虫歯の痛みであったりもするのですが大きな問題とは治療回数の限界というものです。虫歯になった時の歯の寿命とは例えば一つの例をあげると

小さな虫歯ができたのでプラスチックで埋めて治す

治した場所の下が虫歯に歯なり金属の詰め物を入れる

金属の下から虫歯になりより大きな金属の詰め物を入れる

虫歯が神経までいってしまい神経を抜いて歯に被せ物をする

被せものの下から虫歯になり再度虫歯を削り被せ物を入れる

再度虫歯になったが歯がほとんど残らず抜歯になる

といったようなライフサイクルをたどります。

このように治療を繰り返すほど本来の歯の部分はなくなっていき虫歯の再発を繰り返すと最終的には歯を抜かざるをえなくなるというような流れをたどっていきますが、1本の歯ごとの抜歯に至る治療回数の平均はおおよそ5回と言われています。つまり、平均して5回虫歯を再発すると抜歯になってしまうと言われています。これは平均回数ですので虫歯が大きくなりすぎて1回で残念ながら歯を抜かざるをえなくなる人もいれば8回治療を繰り返す人もいます。

そのためいかにして虫歯を放置したまま大きくしないか、人生の中を通して合計の治療回数を減らすかという事が自分の歯を保つために非常に大切になってきます。同じ歯を5年ごとに治療すれば5回分は25年ですが、日頃の定期検診と口腔ない清掃と家での十分な歯磨きによって例えば10年に1回の治療まで抑えた場合は5回分は50年という計算になりかなり大きな差が出ます。

虫歯になった歯は再度虫歯になりやすい

一度虫歯になるとその部分を人工的な何かで詰めたり覆わないといけないのですが、どんなに優れた素材でもやはり自分本来の歯にはかないません。本来の歯と治療素材はしっかり接着させるのですが、本来の歯をつなぎ目のない一枚の板だとすると治療後の歯というのはつなぎ目のある板のようなものでどうしても汚れがたまりやすくなります。そのため治療が終わったら、その部分がどうしたら虫歯になりにくくなるのかという事に焦点を強く当てていく事が大切になります。

 

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口内炎などができると炎症を抑えるためにステロイドの含まれた軟膏を使うことがありますよね。口内炎の痛みの元は炎症によって起きているので、ステロイドを使ってその炎症を抑えて痛みを下げる事は出来ますが、その原因によってはステロイドが含まれた軟膏を使ってはいけない事をご存知でしょうか?

そもそもステロイドとは

ステロイドは炎症の起きる流れの一部を強く抑える効果があります。アラキドン酸カスケードと呼ばれる流れなのですが、この炎症の起こる流れの一部を強く抑える事で痛みや腫れを大きく抑える事が出来ます。しかしながら、炎症というのは体の免疫反応の結果起こる作用なのでこの免疫反応の結果である炎症を抑えていいのかダメなのか口の中にできた傷に対してステロイドの含まれた軟膏を塗っていいかどうかが決まります。

軟膏.jpg

ステロイドの含まれた軟膏を使う場合のある疾患

これに当たるのは、ウイルスに感染していない傷(口内炎)や口の中にカンジダなどの真菌(カビ)がいない場合にあたります。先に書いたように炎症とはつまり免疫反応の結果起きる防御反応なので、その相手であるウイルスやカビがいる場合は逆に炎症を抑える事でその相手が暴れ出してしまう事を意味します。実際にステロイドが使われるものには過剰に自己の免疫細胞が暴れすぎてしまう自己免疫疾患や非感染性の疾患であるリウマチなどがあります。

ステロイドを含む軟膏を使ってはいけない疾患

これは逆にウイルス感染があったりカビに感染している場合です。例えば口の中や周りにできる口内炎の原因ウイルスの一つに口唇ヘルペスウイルスがありますが、このウイルスに感染している状態でステロイドの含まれた軟膏を塗るとウイルスが急激に増殖して症状が悪化します。ウイルスとは別に細菌に感染している場合はどうでしょうか?細菌感染の場合はウイルス感染ほどステロイドによって影響を受けないと言われています。これは細菌に抵抗する免疫機構とウイルスに抵抗する免疫機構の違いからくるものなのですが、それでもある程度はステロイドによって細菌に抵抗する免疫機構も抑制されます。そのため、何かしらの理由で炎症を抑えたい場合は同時に抗菌薬を利用するのが好ましいと言えます。

カビの場合はカビに抵抗する免疫機構はウイルスに抵抗する免疫機構と同じ系統なので、ステロイドによってカビは大きく暴れ出してしまいます。

 

つまり

感染の認められない咬み傷や口内炎にはステロイドの含まれた軟膏を使う事もあり、ウイルスやカビの感染の疑われる疾患の場合は使ってはいけません。そして、細菌感染のある傷の場合は積極的に使う理由がない場合は安易には使わず、何かしらの理由で使う場合は同時に抗菌薬も使う事が望ましいと言えます。

 

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昨日1日を使ってレセプトコンピュータの説明を数社から聞いてきました。レセプトコンピュータと言われてもあまりみなさんは聞いた記憶がないかもしれません。レセプトというのはみなさんが医療機関に受診した後に健康保険との絡みで使われる仕様書類なのですが今ではこれが既に電子化されています。健康保険を使う場合はレセプトの作成が必ず必要なのですがかつてはこれが全部手書きでしたが今では一部を除いてコンピュータ上で作成するようになっています。これを略してレセコンと言います。このレセプトを作成するソフトを作成しているのがレセコンメーカーという専門の会社なのですが今回は専門会社数社から話を聞いてきました。

レセコンとは

先に書いたようにレセプトを作成するソフトウェアなのですが役割はそれだけにとどまりません。受付業務から患者さんが初めて歯医者さんを受信された時の情報の管理に口の中の状態の記録、情報提供、今後の治療計画や次回の受診のお約束の管理などこれらの情報をまとめる中心的な役割に位置してきます。もちろん全ての仕事をバラバラのソフトウェアで扱いそれぞれで管理する事も出来るのですが、それぞれに管理してしまうと患者さんの口の中の情報がバラバラに混乱してしまう可能性があります。そういった煩雑化はそれに時間を取られてしまい最終的には患者さんとの対話の時間を減らしてしまう可能性があります。そのため、阿部歯科ではこういった書類業務に関しては可能な限り効率的に行い、そこで得られた時間を患者さんへの説明や対話に使いたいと思っています。そのため、このレセコンの選択はしっかり選んでいきたいと考えています。

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レセコンの選択によっては患者さんとの対話が増える

パソコン上での入力と聞くとなんとなく冷たいイメージを感じるかもしれませんが、色々なソフトウェアを統括できるレセコンの選び方によってはそのソフトウェアによって患者さんの情報を一元管理できるため色々な情報が提供できます。それは患者さんの口の中の説明であったり、レントゲンを撮った後の説明であったり、または治療方法を写真で見せて説明できる事もできます。そのため、レセコンはうまく色々なソフトと連携させれば業務だけではなく患者さんとのコミュニケーションにも大きく役に立つことができると考えています。業務と患者さんとの対話という離れた関係の事柄であってもうまく業務上の入力で得られた情報を対話のツールに情報としてフィードバックさせてあげればリアルタイムでのお口の中の情報提供がスムーズになるわけですね。

 

業務上の事だけでなく、こういった患者さんとの対話にもどれだけ助けになるかという事も考えてじっくりシステムを作り上げていければいいなと感じています。

こんにちは、池下の阿部歯科 副院長の阿部利晴です。

 

怪我ができたり、体調が悪いと病院に行って薬をもらったりしますよね。その薬の中には抗菌薬(抗生物質など)が出される事もあると思いますが、薬が出たと思って普通に飲んだりしますよね。

この抗菌薬ですが、親知らずが腫れたり、歯茎が腫れたりした時にも出されたりして細菌の増殖を抑えるのに非常に有効な薬なのですが、この抗菌薬がアメリカでは非常に手に入りにくいって知っていましたか?

抗菌薬

歯科でも腫れたり感染があると抗菌薬によって症状を抑えるために処方されますが、アメリカだとちょっとやそっとでは出してくれません。欲しいと思ってもなかなか出してくれないのですね。その代わり、痛み止めは薬局でもたくさんの種類が売っていますし処方もよくされます。日本に住んでいる場合や数日間の旅行で渡米する場合はほとんど問題にならないのですが、仕事の赴任や何かしらの理由で年単位でアメリカに住む場合はこの、抗菌薬が手に入りづらいという状況が困る事もあります。

よほど感染が強くならない限り基本的には傷口や感染部位の消毒をして経過を見るといった治療が行われます。これは、耐性菌の発生を考えて極力抗菌薬を出さないという方針があるかららしいです。非常に効果の高い抗菌薬も耐性菌ができてしまっては効かなくなってしまうからなんですね。

フレミングが発見した世界初の抗生物質のペニシリンも今では効きが悪くなってしまったと言われています。そして2050年には現在の抗菌薬がほぼ無効になってしまうのではないかという話さえあります。

ただ、抗菌薬は細菌の感染に対抗するのになくてはならない薬なので、強い感染に対してはしっかり抗菌薬を使うという事も大切です。この辺りは感染の具合との兼ね合いですので安易に自分で抗菌薬を使う使わないの判断をしてしまうのは危険な場合があります。見ていると昔に比べて抗菌薬の処方を抑えるような流れにはなってきているように思えます。

抗菌薬.jpg

2015年に大村智さんが抗生物質関係でノーベル賞を取りましたが、山から土を掘り起こして抗生物質を探してきたと話していました。昔は土の中にいる微生物を単離(まぜこぜの微生物を1つ1つに分ける事)してその微生物が抗菌性の物質を作り出すか1つ1つ地道に調べていたというので頭が下がります。

そんな努力の結晶で発見されてきた抗菌薬がこれからも長く感染に対して有効であり続ければいいなと感じます。

こんにちは、千種区池下の阿部歯科副院長の阿部利晴です。

私は歯科医師になって13年になりますが、私が小さい頃にも祖父から歯科治療の話をよく聞いていました。当時話してくれた内容も小さい私にはよくわかりませんでしたが歯科医師になって13年経った今では話の内容だけではなくその歯科医師としてのあり方にも感じる事が多くあります。

祖父の思い出

私自身は祖父の治療を実際に見た事はありませんが、阿部歯科には戦後の開業当時から祖父が使っていた様々な治療道具がしまいこんでありました。今ではすでに使わなくなった道具や器具ばかりですが祖父の当時の仕事ぶりが思い浮かぶようでした。私がまだ小学校低学年だった時に祖父が私に歯の治療の詰め物についてある説明をしてくれました。詰め物には金と銀と鉄の詰め物があってそれぞれに詰め方が違うという説明でした。金と銀と鉄の詰め物は今考えれば、ゴールドの詰め物、今では使われないアマルガムの詰め物、保険の金属の詰め物、の事だったのだと分かります。

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祖父からのクイズ

しかし、当時祖父はゴールドの詰め物、アマルガムの詰め物、保険の金属の詰め物、というような説明はせずに「金と銀と鉄」というように非常に馴染みの持てる説明の仕方をしてくれました。この事から当時の祖父がどれだけ相手(患者さん)が分かりやすい患者さんに寄り添った説明の仕方をしていたかが思い浮かびます。そしてその「金と銀と鉄」の詰め方に関してもどうしてこれが入るんだろう?というようなクイズのような話をしてくれました。当時の私が「これでは銀の詰め物が入らない」と聞いたら祖父は「どうしてか考えてごらん」と優しく笑って答えました。

結局当時の私は答えが分からないままでしたがそのクイズも歯科医師になる事で解く事ができました。十数年間かけた祖父からのクイズは歯科医師になる事で解けましたが祖父は私が大学受験前に亡くなっており、私が愛知学院の歯学部に入った事も歯科医師になった事も知らずに亡くなっております。

しかしながら、今思い返す祖父の姿は歯科医師としてあるべき患者さんに寄り添った歯科医師として私の心の中にあります。亡くなった後からも故人に学ぶ事は非常に多いのだと心の底から感じ入ります。

ところで、祖父からの銀の詰め物のクイズの答えですが、「銀」は今は水銀の問題があり使わなくなったアマルガムという金属の事なのですが、アマルガムは水銀を成分とした金属で詰める前は粉と液に分かれており、混ぜ合わせる事で柔らかい状態から硬く硬化して合金を形成します。そして歯とくっつくわけではないので固まった後は取れないように歯の穴の中で引っかかりができるように詰め込まないといけません。「銀の詰め物が入らない」のではなくて、「銀の詰め物が穴の中で固まった後に出ていかないようにしてある」というのが答えだったのですね。

小学校低学年だった私が未だに覚えているくらいですから祖父のクイズの出し方はとてもうまく興味を引くものだったのだと思います。

虫歯を取った後に金属やセラミックを詰める場合に歯と詰め物をくっ付ける材料が必要ですよね。今回はこの接着剤に焦点を当ててお話をしようと思います。この接着剤ですが付けようとするとする詰め物によって入っている成分が大きく変わります。

詰め物を歯に付ける要素

この要素で大きな役割を果たしているのが機械的嵌合と言われる、いわゆる物理的な抵抗力です。ちょうど手と手を握ると離れなくなるように引っ掛かりができることで歯と詰め物を付けている力になります。この嵌合力と言われる物理的な抵抗力が詰め物を歯に付ける基本的な要素となりますが、それとは別に化学的な結合によっても接着力を発揮します。

金属の詰め物への化学的な結合

金属の詰め物といっても大きく2種類に分かれます。その2種類とは貴金属と卑金属です。貴金属は皆さんご存知の金、つまりゴールドが有名ですが白金なども含まれます、逆に卑金属は銅などの貴金属以外を示します。これらのいくつかの金属が混ぜ合わされて歯科用の合金となるのですが、この金属の成分に何が含まれているかで接着剤がつくかどうかが影響してきます。

卑金属に付く有名な成分にリン酸エステル系モノマーというものがあります、これが接着剤の成分に入っているかどうかで卑金属への接着力が変わります。一方貴金属の場合はこの成分に硫黄分子が加わったチオリン酸エステル系モノマーという成分が必要となってきます。ゴールドの詰め物を入れる場合にはこの成分が含まれているかどうかを確認することがより確実な詰め物の接着力に影響するため大切となってくるのです。

セラミックの詰め物への化学的な結合

この場合も金属と同様に化学的に結合する成分があります。有名なものにはシランカップリング剤というものがあります。この成分とセラミック中のケイ素分子が化学的に結合することで接着力を発揮します。セラミックプライマーと言われる材料の中にこの成分が含まれているのでセラミックを歯に付ける時にセラミックの表面に塗ることで接着力を発揮します。

製品によって入っている成分は様々

詰め物の接着剤.jpg

製品名だけだと実はその中にどのような成分が入っているかはなかなかわかりません。接着剤の添付文書を見ることで成分がわかり、どのような種類の詰め物に付くかが理解できます。そのため製品名だけ見て接着剤を使っていると実は物理的には付いているものの化学的には付いていなかった、なんて事にもなりかねないわけです。

そのため製品名ではなく、中に入っている成分も確認して適切な接着剤を選択していく事が大切になるのですね。

こんにちは、千種区池下の阿部歯科 副院長の阿部利晴です。

みなさんは歯医者さんで「歯を抜く」と言うとなんとなく日曜大工などで使うペンチを思い浮かべませんか?あのペンチ持って歯を抜くような歯医者さんの絵をどこかで見たような気がしませんか?

もちろん、歯を抜く(抜歯)に使うペンチのような道具はペンチではないのですが、抜歯をする時に使う一番基本的な道具はあのペンチのような道具(抜歯鉗子、ばっしかんし、と言います)ではないって知っていましたか?

実は抜歯をする時の最も基本的な道具は杭のような形をした挺子(ていし、ヘーベルとかエレベーターとも言われます)という道具なのです。

へーベル.jpg

へーベルとは

抜歯鉗子はペンチのイメージと同じで歯をつかんで抜くための道具なのですが、歯を抜かなければいけない状態ではしばしば歯の頭の部分が虫歯でなくなってしまっていたり、崩壊していて抜歯鉗子でつかむことができなかったり、つかめても簡単に歯が割れてしまう場合があります。

そのため、このような時には挺子と呼ばれる杭のような道具を使って歯と骨の間に杭を打ち込むようにして、クサビを打ち込むような感じで歯を骨の中から押し出します。その他にも、この挺子を歯と骨の間に入れ込んだ後にテコの要領で抜歯したりもできます。

私も最初に口腔外科で研修を受けた時に上の先生から「基本は挺子での抜歯」と教え込まれました。実際に、この挺子と呼ばれる杭のような道具は非常に有用でほぼ全ての抜歯に使えます。歯の頭が十分に残っているような歯でもこの挺子で抜く方が抜歯鉗子で抜くよりもずっと簡単に抜ける事が多いです。

ただ、抜歯鉗子も歯周病でプラプラになって今すぐにも抜けそうな歯の抜歯や、生え変わりの途中の乳歯の抜歯や、矯正のための抜歯の場合は抜歯鉗子を使った方がいい場合もあります。親知らずの抜歯はほとんどが挺子で行われますが、歯を抜く道具といえばペンチと思っていた方には結構予想外だったのではないでしょうか?

種類も色々

この挺子ですが、実は歯科大学によって大きく2種類に分かれています。1つは先の細い杭のような道具でまっすぐな物と曲がったもので、まっすぐな物は比較的挺子が届きやすい部位に、曲がったものはまっすぐの挺子では届きにくい部位に使います。

では別の種類のものはどのようなものかと言うと、このまっすぐの挺子と曲がった挺子の中間ぐらいの曲がり方をしていて先端がウチワのように広がっているものです。ちょうど最初の種類の挺出2つを合体させたかのような感じです。

これは使う歯科医師の好みなのですが、私はどちらも両方使っています。

 

どうでしたか?歯を抜く基本がペンチで歯をはさんで抜くのではなく、歯と骨の間にクサビを打ち込んで歯を押し出す事で抜くというのは予想外だったのではないでしょうか?

こんにちは、11月は先月と違って晴れの日が続いていいですね。

阿部歯科では来年の4月の開院に向けて着々と内部の工事が進んでいます。内部の工事が行われるのに並行して外側の工事も開始され始めました。今回行われている工事は医院前の歩道乗り入れ工事なのですが、新しい歯科医院では歯科医院前に駐車場を確保していきます。そのために工事関係者の方々に工事をしていただいている最中なのですが、急に見晴らしが良くなりました。

阿部歯科 千種区広小路通前.jpg

池下付近は駐車場やコインパーキングは比較的多いのですが、それでも普段から駐車場が不足気味になっていました。そして今まででも阿部歯科に来院される患者さんでも普段止めているパーキングに止める事が出来なかったという話を何度か聞きました。今までは入り口が歩道のすぐの場所に面していたのですが、来年開院した後には阿部歯科の入り口自体は奥の方に引っ込んでその前に駐車場のスペースを確保しました。

設計の段階から医院入り口を奥に下げるかどうかという話し合いを何度か繰り返しましたが、今現在ある診療室に当たる部分を駐車場スペースとして使い、待合室と診療室を奥の方まで広げるという流れになりました。その流れに合わせて診療室から見える庭の部分も改装して患者さんに四季を楽しんでもらおうという風に考えています。

阿部歯科前の駐車場

広小路通りは車の流れも早く、名古屋駅から藤が丘方面へは夜にもなれば交通量が多くなるので駐車場は見つけやすく、なるべく入りやすいようにという考えで医院前に駐車場を設置します。千種区の区内や区外からお越しになる患者さんで車を使われる方も比較的多いので、駐車場はなるべく近くにあれば患者さんにとって便利かと思いまずは医院前に駐車場を2台分確保しました。

阿部歯科に来院される患者様には提携コインパーキングの駐車場もありますので、車が止められないという状態はないようにしていきたいと考えております。

 

子供の時から阿部歯科の前の風景は見慣れていたので、今回の歩道への乗り入れ工事で広小路通り側に視界が大きく開けると大分違った印象を受けます。医院の前にも木が3本植えてあるのですが、元々は祖父が子供が3人いたからという理由で植えたそうです。医院前の3本の木は戦後に祖父が阿部歯科を現在の場所に開院してからずっとあった木らしいので名残惜しい気持ちが少しあります。

千種区の外はもちろん、千種区内も非常に広いので車でお越しにくる患者さんは大分便利になると思っています。

来年の開院時の新しい外観をお楽しみにしてください。

 

みなさんは歯医者さんで歯石を取る処置を受けた事がありますか?歯の周りに歯石がたまると食べ物の汚れが残りやすくなって歯周病を引き起こす原因になるので歯石はこまめに取った方がいいのですが、歯石はどのような器具で取るかご存知でしょうか?

 

歯石を取る道具

歯石を取る器具は大きく分けて3つあります。

一つ目はエアスケーラーという道具です。これはコンプレッサーといわれる空気を圧縮する機械から空気をこのエアスケーラーという道具まで押し出して、空気の力で尖った金属の先端を振動させて歯石を砕きながら取ります。道具の中を空気が通るときに内部の機械的な構造によって尖った金属を支える芯の部分が往復運動しながら前後に動く事で金属の先端を振動させています。結果的に金属の先端は8の字を描くように細かく動いて歯石を破砕して取る事ができます。

二つ目は超音波スケーラーと言われるもので、無機質の結晶に電気を流す事で細かい振動を与える事で金属の先端に振動を伝え歯石を破砕します。ちょうど一定の時をきざむためのクォーツ時計の水晶が電圧をかけて振動するのに似ています。この超音波スケーラーは非常にパワフルでかつ、電圧を変える事で振動のパワーを変える事ができます。

三つ目は急にアナログになりますが、手用スケーラーと言われるものです。字のごとく自分の手を使って道具を歯石に押し付けつつ削り取る道具です。最初の二つの道具とは違ってこの手用スケーラーは刃物のように鋭く、その尖った刃先でこそぎ取るように歯石を剥がし取ります。しかしながら、この道具は刃先を歯に押し付ける角度や、使う場所によってそれぞれ細かく種類が分かれているため慣れてないと使うのがやや難しいです。

歯石を取る道具の使い分け

歯周病用スケーラー.jpg

大きく分けてこれらの3つの方法が歯石を取るために使われていますが、使う用途はある程度分けられています。

パワーが比較的弱く振動の強さの調整をし辛いエアスケーラーはできてあまり時間の立ってない歯石や見えやすい部位にある歯石を取る時に比較的使われます。

パワーもあり、細かく振動の調整がしやすい超音波スケーラーは時間が経ってカチカチになってしまった歯石や歯と歯茎の間の深い場所に着いてしまった頑固な歯石を取る時に使いやすいです。

そして、三つ目の手用スケーラーはじっくり入念に1本1本の歯の歯石を取る事に向いています。この時には歯茎の周りに麻酔をして歯の深い部分まで歯石を取る事もあります。

 

歯医者さんでやる歯石取りといってもその道具には色々な種類があるのですね。それぞれの道具の特性を活かして綺麗に歯石を取る事で歯周病になりにくくなるのです。

こんにちは、千種区の歯医者、阿部歯科の阿部利晴です。

顎関節症という名前を聞いた事がありますか?意外と多い顎関節症の患者さんですが、今日は顎関節症の時に聞こえる「音」に関してお話をします。

顎関節症になると聞こえてくる音

毎日の食事で食べてると顎を動かす時に音がしたり顎の関節に痛みを感じる方がいます。いわゆる顎関節症なのですが、顎を開けたり閉めたりする時に「コキッ」とか「ポキッ」という音がする方は実はそんなに珍しくはありません。顎を動かすと音がするなぁと思って来院される患者さんもいますが、痛みがなかったり、腫れがなかったり、顎が開かなくなるといったような症状がなければ基本的には積極的な治療は行いません。

顎を動かす時の音には、「コキッ」や「ポキッ」といった音の他に「ジャリジャリ」といったような音がする場合もあります。顎の関節である顎関節は関節の部分に骨と骨が直接当たらないようにするための座布団のような役割をする結合組織があります。これは顎の関節が動く時に一緒に動いているのですが、何かしらの理由で顎関節の部分から位置がずれてしまう事があります。この座布団のような役割をしている部分が顎関節に乗っかったり外れたりした時に「コキッ」とか「ポキッ」とかいう音がするのですね。

この状態が顎関節の周りに炎症を起こす原因になって痛みが出てきた時や顎が開かなくなってしまった場合などを除いて、音だけがするといった場合は経過観察のみの場合が比較的多いです。

顎関節.jpg

顎関節症では骨同士が擦れている場合もある

他の「ジャリジャリ」という音ですが、これは骨が擦れている音の可能性があります。何かしらの理由で座布団の役割をしている結合組織に穴が開いてしまったりした場合に顎関節が骨と擦れて「ジャリジャリ」という音がする事があります。骨同士が擦れてしまっている場合は炎症が起きやすくなり可能性があるあるため、あまり大きな口を開けないようにしたり顎の使い方の指導をする事がありますが、音がするというだけの場合はこの場合も基本的には積極的な治療を行わない事があります。

その他の顎関節症

顎関節症には筋肉の痛みからくるもの、顎関節の周りが捻挫のような状態を起こしたもの、顎関節にある座布団のようなものがずれてしまったりもの、顎関節の骨が変形してしまったものなどがありますが、基本的には日常生活に支障をきたしているか、つまり顎の関節が痛かったり、口が開きづらくなったり、口が閉じなくなってしまったりといったような症状が出るかどうかが積極的な治療をするかどうかの分かれ目になってきます。

顎関節症の治療法

顎関節症に対してはマウスピースのようなものを入れて使ってもらったり、炎症を抑える薬を処方したり、顎が開きづらくなった人には開口訓練をしたり、顎関節にたまってしまった炎症性の物質を洗い流したりの処置をする事がありますが、ごくごく稀に手術をする事もあります。しかしながら基本的には手術のような大きな負担がかかるものは行われる事は少ないです。

顎は食事のためにほぼ毎日使うものなので、顎の関節に何かしら感じたらあまり固すぎるものは咬まず口もあまり大きく開けすぎずに安静にするという事も大切になってくる場合があります。

こんにちは、副院長の阿部利晴です。千種区の中を歩いていると夜はすっかり寒くなったなぁと最近よく感じて今年は秋が短かったなぁと思ってしまいます。

今日は普段ではなかなか自分で気が付きにくい「歯ぎしり」についてお話をしようと思います。

歯ぎしり

歯医者さんに行って「夜寝てる時に歯ぎしりはありますか?」って聞かれた事はありますか?寝てる間の歯ぎしりは家族に指摘されないとなかなか自分では分かりづらいものなのですが実は歯医者さんが歯ぎしりがあるか聞く時に見ている場所があるのです。そこを見れば歯ぎしりがあるかどうかの目安をつけられるのですが、それは「歯がすり減っているかどう」です。

歯ぎしりをしているのだからよくよく考えれば当然と思われるかもしれませんが、具体的には

歯がすり減っている位置

年齢から見た歯のすり減り具合

歯の動揺

知覚過敏の有無

歯と歯茎の間の部分の状態

など

と複合的に見て判断をします。実際には口の中を見れば患者さんに聞く前に歯ぎしりの有無をおおよそ当てられる事が多いです。一番大きいのは、年齢から見た歯のすり減り具合とすり減っている位置ですが、これだけではまだ不確定要素があるため他の要素も合わせて判断をします。

歯をギシギシとする場合は、八重歯になってるなど特別な場合を除いて多くが糸切り歯(犬歯)で擦れます。

年齢を考慮するのは歯ぎしりがなくても食事をしていれば多少なりとも歯は擦れていくので、年齢から見て通常より糸切り歯がする減っていないかを確認するためです。

歯ぎしりがあると糸切り歯から磨り減りやすい

夜の歯ぎしりが強い人は年齢に比べて糸切り歯が明らかにすり減っている場合があります。そして糸切り歯がすり減ってくると今度はその奥の歯が当たってする減ってくるようになります。

これが、どの部位がすり減っているか、という事です。この、「歯のすり減り」の部位には特徴的な「ファセット」というものができて、すり減った部位に「平らな面」を作ります。これが、歯が長年をかけてすり減った証になります。

歯科医師はこのファセットをもとに歯のすり減り具合と位置を確認していきます。そしてこの「ファセット」ですが、治療をする際にも非常に大切な指標で、これを利用して顎関節の動きを大まかに再現する事ができます。歯を一度に何本も治して歯の形を変える場合には、このファセットを利用して顎関節の動きを再現して適切な歯の形を作る事ができます。

歯ぎしりと糸切り歯.jpg

そのため、この歯が擦れている状態を表した「ファセット」は歯ぎしりの診断だけでなく、治療自体にもとても有用となってきます。糸切り歯は生えたばかりの頃は犬歯とも言うだけあって、槍のように尖ったような形をしていますが擦れてくると段々と丸みを帯びたり、一部がへこんだような形になってきます。みなさんも興味があれば一度鏡の前で自分の糸切り歯の形を確認されてみてはいかがでしょうか?

文化の日

昨日は文化の日のという事で、各地で色々な表彰が行われましたね。私の父の阿部本晴 前院長も学校歯科医として20年以上千種区の若水中学校の学校歯科医を務めたという事で文化の日にあたり名古屋市教育委員会より表彰をいただきました。

父 歯科医師.jpg

学校歯科医と言うとあまり聞きなれないかもしれませんが、小学校や中学校の時に健康診断で虫歯の状態などを確認したのを覚えていると思いますが、その検診をする歯科医師の事です。実際には学校歯科医の仕事は検診だけではなく、歯科保健教育に従事して口の中の衛生環境の改善や教育にも従事するのですが、学校歯科医会という団体に所属して歯科保健教育に従事します。

 

父の阿部本晴だけでなく祖父の阿部鉎弌 先先代院長も学校歯科医として長らく従事しており、歯科保健教育に務めておりました。私が歯科医師になった時には祖父はもうおりませんでしたので当時のことはあまりよく分かっておりませんでしたが、中学校で祖父が歯科検診に来ていた事は覚えております。

 

今年20年以上歯科保健教育に務めたという事で文化の日に名古屋市教育委員会より父が表彰をいただきましたが、祖父も今から35年前の私がまだ2歳だった頃の昭和57年の文化の日に長期にわたって歯科保健教育に従事したという事で勲五等瑞宝章を賜っています。当時はまだ私が2歳だったので、その当時の事は全く覚えておりませんが、勲章は祖父の形見として大切に保管しております。

祖父 歯科医師.jpg

現在は勲五等瑞宝章は瑞宝双光章と名称が変わっているそうですが、当時は皇居に祖母と一緒に行ったそうで当時の写真を何枚か目にする機会がありました。

学校歯科検診でわかる事

学校歯科の検診ではお子さんが普段気がつかない疾患が見つかる事がありますが、最近では不正咬合と呼ばれる噛み合わせの問題が見つかる事が多くなってきたようです。噛み合わせと言っても親御さんがパッと見て簡単に分かるものから、傍目には気がつきにくいものまで様々です。

歯並びが乱杭状になっているような場合は見た目で分かりやすいのですが、噛み合わせが通常より深い、前歯の上と下の歯が歯の先端同士で噛んでしまっている、噛み合わせの位置が2ヶ所以上ある二態咬合と呼ばれる噛み合わせをしている、といったようなぱっと見では分からないかみ合わせの問題が見つかる事があります。これらの状態は実際に自覚できる症状が出てくるまでに時間がかかるためお子さんが症状を訴えて見つかる事はなかなかない事が多いです。

 

このような隠れた疾患を学校歯科医としての立場から発見するのも一つの大切な役割なのですね。

こんにちは、千種区の阿部歯科の阿部利晴です。

11月に入りましたけど10月は本当に雨が多かったですね。11月は寒くても晴れの日が続いてくれるといいのですが。

 

2018年4月のオープンに向けて改装工事を着々と進めている阿部歯科ですが、とうとう今まであった治療椅子を今の診療室から取り外しました。これで診療室の解体に向けてまた一歩進んだのですが、他にも器材の移動やレントゲン装置の取り外しなどまだまだやる事はたくさんあります。

診療室の奥側の2018年の4月から診療スペースになる部分の解体はほぼ終了しているのですが、現在の診療スペースの解体はまだまだ手付かずです。現在の診療室での診療は10月31日をもって終了しましたが、来ていただいている患者さんにはご不便をおかけしますが、一時的に別の場所にて診療をさせていただきます。

歯医者の治療椅子の取り外し

歯科用治療椅子.jpg診療の解体に向けての第一歩となる歯科用治療椅子の取り外しは業者さんにスムーズにやっていただき滞りなく搬出が終了しました。歯科用治療椅子もかなり重く大きさもあるため、機械をパーツごとにバラバラにして持ち出していました。プラモデルのような感じですが、機械部分はもちろん、なくなってしまいそうなネジやナットなど細かい部品も管理しないといけないので大変ですよね。

それに加えて歯科用治療椅子は機械だけがそこに置いてあるわけではなく電気系統はもちろんの事、水を出すための接続部や、治療用のドリルを回すための圧縮空気の通り道、排水経路、と結構様々な接続部があります。これを一つ一つ丁寧に外して行ぴかないといけないので、業者さんの方々には頭が下がります。

当然、新しい歯科用治療椅子を新しくした阿部歯科に入れる時も、今回の撤去の時とは真逆につけていかないといけないので今度はまるでプラモデルを組み立てるようにつけていかないといけません。

 

この歯科用治療椅子ですが、メーカーやモデルによって結構クセが違うので、それによって治療に使う水道や圧縮空気や排水路の接続位置が変わってくるそうです。そのため、歯科用治療椅子をどのメーカーのどのモデルにするか決めたら今度は設計士さんとメーカーの担当者の方と打ち合わせして設置位置や器材の取り回しや接続部の決定を決めていかないといけません。予定通りやろうとすると、前もって前もって進めていった方が余裕を持って設置していけるのですね。

取り外しも設置もその前の打ち合わせも色々とやる事は山積みですが、患者さんが歯科医院でも治療を受けていても可能な限り居心地のいい環境にしていければいいなと思っています。

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