千種区池下の歯医者 阿部歯科 副院長の阿部利晴によるブログで、アメリカの歯科医療についての事情等を載せています。

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日本とアメリカの歯医者さんって何か違うの?

 

アメリカの歯科医療.JPG

今回は阿部歯科の副院長の体験談を元に、日本の歯医者さんとアメリカの歯医者さんは何か違うの?といった事に関してお話をしていこうと思います。国も違えば、歯科医療保健制度の違い(過去の記事:アメリカでの歯医者さん事情(保険って使えるの?))もありますが、他にも何か大きな違いはあるのでしょうか?

日本で歯科医師になるために

特に違うのは歯科医療を始められるようになるために、実際に歯医者さんになる過程です。日本では歯科医師になるためには高校を卒業後に歯学部に入り6年間の教育を受ける、もしくは編入をして途中から入学をして卒業する。そして歯科医師国家試験を受けて歯科医師免許を公布されて歯科医師となるわけです。

実際に治療をするために、今では臨床研修を1年以上行って歯科医師として働き始めるわけですね。

アメリカで歯医者さんになるために

では、一方のアメリカの制度はどうでしょうか?まずは高校を卒業します、その後に歯学部に入学して…というわけではなくて、まずは、例えば理学部の化学科であったり生物科であったりに行くことになります。高校を卒業して直接歯学部に行けるわけではないわけです。

歯学部は理学部などの大学を卒業した後に、全国の統一された学力審査の結果を元に入学する大学院の位置付けになっているわけです。しかしながら、歯科医師になる過程は修士号や博士号を取るのとは別なので修士号や博士号が得られるわけではありません。

そして、歯科医師になった!となったら今度はどの州で働くかを決めないといけません。何故かというと、アメリカは州ごとに自治権が与えられており(実際には州に自治権が与えられているというよりも、自治権を持ち強い権力を持つそれぞれの州の集合体が、アメリカ合衆国という国を形作っているのですが)、それぞれの州の試験を受けて合格しないといけないからです。つまり、例えニューヨーク州で歯科医師として働いていても、カリフォルニア州に引っ越して歯科医師として働くためにはまたその州で試験を受け直さないといけないわけです。

ただ、どうやらアメリカ人の中でも温暖で気持ちの良いフロリダ州やハワイ州は競争率が高いそうです。ハワイで働けるなんてまるでリゾート地で働いてるような気分になりそうです。

専門的な歯科治療を行うためにはさらに資格を取る必要がある

これで、歯科医師としてバリバリ働ける!と思うかもしれませんが、アメリカでは歯周病の治療や歯の神経の治療をするためには、その科に所属して研修を受けないといけないのです。身分は…学生です。授業を受けて、論文を読み、定期試験を受けるわけです。そう、もう一度学生として大学の授業をこなさないといけないわけですね。期間は大学や科によって違いますがおおよそ2から4年がおおいようです。つまり、例えば歯の神経専門で治療をやろうとするとどんなに早く行っても30歳くらいの年齢になります。

そして、その間はずっと学生です。大変時間も労力もかかる制度になっているわけです。そのために、アメリカでは専門的なコースに進むのはアメリカ市民というよりも、アメリカで歯科医師として働くために来た移民目的の外人がやや多いように感じました。確かに、大学を卒業して歯学部に入り、卒業後に今度は歯学部の専門コースに入り直し卒業後となると、それができる人はかなり限られてきてしまいます。

資格と一緒に修士号や博士号を取る人も

ただ、この専門コースの間に同時に研究をして修士号を取る歯科医師もいるようです。アメリカの場合は修士号を取るための研究をするのは労働の一環とみなされて研究室の教授から給料が出る場合もありますので、そういった理由もあるのかもしれませんね。ただ、給料が出るかどうかは研究室の教授が学生を形的には「雇用」した場合に限られます。優秀な学生にはお金を払ってでも研究してもらうというアメリカらしい制度です。修士号の他に博士号を取るためにはさらに長い時間と労力が必要となってきますので、全部取った頃には大学で学生としてかなりの時間を過ごした後、という事になります。考えると気が遠くなってしまいます。

日本で歯科医師免許を取得してからアメリカで専門医として働く人も

アメリカ市民だけではなく、アメリカは移民の国という事で各国から歯科医師の先生が渡米をしてその後アメリカに根を下ろすという事もしばしばあるようですが、アメリカ全土で治療をするためには、アメリカの歯科医師免許を取らないといけないので、大変な苦労だと思います。途中編入の制度もありますが、狭き門のようです。見ていると、移民の歯科医師の先生の多くは専門医コースを受けて特定の州で働くか(アメリカの歯科医師免許がなくても専門医を取得していれば特定の州のみでは働けるため)、大学に所属して大学内で歯科治療を行う(大学の教員となれば大学内でのみ歯科治療が許されます。ただ、州によっては大学内での治療できる期間に制限がある州もあります。)歯科医師の先生が多いのかなと感じます。

アメリカ市民ではない場合は、歯科医師の免許の問題の他に滞在するためのVISAの問題も出てくるために、どの道を選ぼうとも非常に苦労をされるようです。アメリカに移民目的で来た私の歯科医師の友達も、アメリカでの歯科治療の許可の問題と同じくらい滞在資格の心配をしていました。実際は、歯学部の教員になれば大学が永住権であるグリーンカード申請の手伝いをしてくれるため、なんとか歯学部で教員になれれば道筋もつきやすくなります。

一難去ってまた一難という非常に苦労の多いアメリカの制度だと感じました。

今回は千種区の歯医者の阿部歯科の副院長がアメリカで見てきた歯科制度の一部のお話をさせていただきましたが、こういった変わった歯科事情も色々とお話していこうと思います。

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