千種区池下の歯医者 阿部歯科 副院長の阿部利晴によるブログで、アメリカの歯科医療についての事情等を載せています。

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当院副院長からのお知らせ、出来事のご紹介です。

清潔な空気.JPG

歯科治療において清潔さを保つという事は非常に大切な事ですが、池下にある歯医者の阿部歯科では患者さんから見える部分だけではなく見えない部分に関しても清潔へのこだわりに力を入れています(過去の記事:阿部歯科の院内感染対策)。そのこだわりのひとつに治療に使用される空気があります。

歯科治療で空気・風が重要な理由

歯科治療ではコンプレッサーで作り出す圧縮空気と治療の際に空気を吸い出すセントラルバキュームという機械が必要不可欠です。そしてその名前が示す通り両方とも空気を扱う機械であり、コンプレッサーは周りから空気を回収して治療室に送り出す、セントラルバキュームは治療室から吸い込んだ空気を外に吐き出すという役割を果たしています。そしてここで重要になるのがセントラルバキュームによって治療室から運ばれた空気がコンプレッサーに取り込まれてまた再び治療室に送り込まれてしまわないようにするという事です。

清潔な空気を患者さんの口の中で使うために

セントラルバキュームで治療中の口の中や治療室から吸い込んだ空気とコンプレッサーで治療室や患者さんの口の中に送り出す空気が混ざらないようにするという事は衛生面から考えて非常に重要な事だと阿部歯科では考えています。なぜならセントラルバキュームは治療中に患者さんの口の中から吸い込んだ空気を集めており、コンプレッサーは治療中にまた別の患者さんの口の中に送り込む空気を扱っているからです。そのためにはそれぞれの機械を設置する機械室を物理的に完全に分離する必要が出てきます。しかしながら名古屋市やその周辺のような人工密集地域や施設のテナント内では土地や空間の問題から治療室で吸い込んだ空気を集めるセントラルバキュームと治療室へと空気を送り出すコンプレッサーを設置する機械室を分ける事ができず、セントラルバキュームで吸い込んだ空気をフィルターを通して同じ空間でコンプレッサーに再利用する場合もあります。しかしながら阿部歯科では治療室側から吸い込んだ空気とコンプレッサーによって治療室へと送り出す空気は同一の空間で再利用されないようにしています。それぞれの機械が設置される場所を物理的に完全に分離する事で、治療室側から回収された空気が同一の空間でコンプレッサーに再び回収されないようにする事で患者さんの口の中で治療に使われる圧縮空気を清潔でクリーンな状態で使う事ができるのです。そのため、阿部歯科ではセントラルバキュームの設置される部屋とコンプレッサーの設置される部屋は物理的に隔絶されているだけにとどまらず、これらの2つの機械室は室内経由ではアクセスできず一度建物の外に出ないとアクセスできないように設計されているというように徹底的にお互いの空気が分離されて利用されるようにしています

患者さんから見えない場所にも力を抜いてはいけない

このセントラルバキュームとコンプレッサーの関係のように患者さんの目からは見えない部分にも歯科治療において大切な事がたくさんあります。都会の中の限られたスペースではセントラルバキュームとコンプレッサーを2つの機械室を用意してなおかつお互いの空気が混ざり合わないようにする事はスペース的に難しい事もあるため、空気のフィルターなどを利用して同一空間内でお互いの機械を設置する場合もありますが、阿部歯科では2部屋分の機械室のスペースを別々に確保してでも診療に使う圧縮空気をクリーンに保つ事が大切だと考えました。

このような患者さんが気がつかない事にも徹底して管理する事で患者さんが心の底から安心して通える阿部歯科を作る事ができると考えています。

 

学校歯科医.JPG

長く若水中学の学校歯科医として勤務していた阿部歯科の先代院長の父ですが、学校歯科医の定年退職に伴い名古屋市教育委員会より感謝状をいただきました。若水中学では祖父の阿部鉎弌 も長く歯科保健教育に貢献したという事で表彰をいただいておりました(過去の記事:学校歯科医)。学校で行われる集団歯科検診は誰しもが経験していると思いますが、結果を受け取る時にはみなさんもドキドキしたと思います(過去の記事:学校歯科検診で虫歯がないと診断されたら歯医者に行かなくてもいい?)。長く地域に貢献してきた祖父と父ですが、私たちも祖父や父と同様に千種区のみならず広く地域へ貢献したいという思いに変わりありません。

歯科医師として何ができるのか

歯科医師という職業であるかぎり、もちろん患者さんの虫歯や歯周病、その他の口腔疾患を治したり予防歯科に取り組む事はもちろんですが、他にも歯科医師としてやるべき事は多くあると感じています。例えば、患者さんの歯医者へのイメージを変えるという事があります。歯医者さんといえば多くの方が「何か嫌な事をされるところ」というイメージを持っているかもしれません。歯医者さんを嫌がるお子さんもしばしばいますがあのような歯医者でのお子さんの正直な反応が大人でも普通に感じる気持ちだと思っています。大人の場合は嫌な気持ちがあっても「我慢して」行く、となりますが、やはりそういうイメージを変える事が地域への貢献になるとも阿部歯科では考えています。「怖くない」「痛くない」、そんなイメージを歯医者さんに持ってもらえれば歯医者さんは嫌々行く場所ではなくなる事もできますし、それによって患者さんが口の中の健康を保つ事ができればより多くの日常の食べる喜びを得る事ができると考えています。

歯医者さんはなぜ従来のイメージを変える事ができなかったのか

多くの歯科医師ももちろん今までに患者さんにより健康になってもらいたいと思い貢献をしてきていたわけですが、それでも患者さんにとってはやはり足が遠のく場所というイメージがややできてしまっているように感じます。それを取り払うために「怖くない歯医者さん」「痛くない歯医者さん」というイメージを歯医者さんに持ってもらえるようになるように歯科医師が努力する事も当然必要なのですが、なぜなかなかそのイメージを持ってもらえるようにならないのかという事を私もしばしば考えます。私見ではありますがその根本的な原因は「歯科医師の視点」にあるのかなと思っています。つまり歯科医院という職場は歯医者自身にとっては慣れた場所ですし歯科治療も日常の事ではありますが、患者さんにとっては歯科医院は未知の場所ですし歯科治療も未知の行為である非日常であるという、この視点の違いを私たち歯科医師自身が正面から受け止めきれていないのではないかと感じています。

千種区を含めた広い地域への歯医者としての貢献

年度のはじめという事で先日、医療従事者の健康診断を受けてきました。その際には採血もしたのですが医療機関について待合室で待つ間にやはり緊張しました。医療機関を感じさせる床も待合室の雰囲気も患者さん側として来ると緊張を誘うものです。当然、採血の瞬間も「針が入る!」という緊張と共に過ごしました。これらの行為がまるごと逆転した行為がまさに歯科医院で行われているという事を再認識しました。患者さんがどのような気持ちで歯医者さんの入り口を訪れ治療を受けるのか、一言でいえば正に「非日常」です。阿部歯科ではその「非日常」が「良い非日常」になるように様々な取り組みをしています。患者さんに寄り添った説明や治療は当然ですが、患者さんの心理的な壁となってしまう歯科医院の雰囲気を取り除くために阿部歯科では歯科医院設計の段階から様々な取り組みをしていました(過去の記事:診療室から見える庭)。治療に関する取り組みも患者さんが歯科医院を見てどのように感じるのかも私たち歯科医師が患者さん視点となって感じる事が本当に大切だと思います。

患者さんが歯医者さんを訪れる非日常が良い非日常になる日が一日でも早く来るようにこれからも阿部歯科は様々な取り組みを続けていきたいと思います。

 

アメリカの歯科医療.JPG

今回は阿部歯科の副院長の体験談を元に、日本の歯医者さんとアメリカの歯医者さんは何か違うの?といった事に関してお話をしていこうと思います。国も違えば、歯科医療保健制度の違い(過去の記事:アメリカでの歯医者さん事情(保険って使えるの?))もありますが、他にも何か大きな違いはあるのでしょうか?

日本で歯科医師になるために

特に違うのは歯科医療を始められるようになるために、実際に歯医者さんになる過程です。日本では歯科医師になるためには高校を卒業後に歯学部に入り6年間の教育を受ける、もしくは編入をして途中から入学をして卒業する。そして歯科医師国家試験を受けて歯科医師免許を公布されて歯科医師となるわけです。

実際に治療をするために、今では臨床研修を1年以上行って歯科医師として働き始めるわけですね。

アメリカで歯医者さんになるために

では、一方のアメリカの制度はどうでしょうか?まずは高校を卒業します、その後に歯学部に入学して…というわけではなくて、まずは、例えば理学部の化学科であったり生物科であったりに行くことになります。高校を卒業して直接歯学部に行けるわけではないわけです。

歯学部は理学部などの大学を卒業した後に、全国の統一された学力審査の結果を元に入学する大学院の位置付けになっているわけです。しかしながら、歯科医師になる過程は修士号や博士号を取るのとは別なので修士号や博士号が得られるわけではありません。

そして、歯科医師になった!となったら今度はどの州で働くかを決めないといけません。何故かというと、アメリカは州ごとに自治権が与えられており(実際には州に自治権が与えられているというよりも、自治権を持ち強い権力を持つそれぞれの州の集合体が、アメリカ合衆国という国を形作っているのですが)、それぞれの州の試験を受けて合格しないといけないからです。つまり、例えニューヨーク州で歯科医師として働いていても、カリフォルニア州に引っ越して歯科医師として働くためにはまたその州で試験を受け直さないといけないわけです。

ただ、どうやらアメリカ人の中でも温暖で気持ちの良いフロリダ州やハワイ州は競争率が高いそうです。ハワイで働けるなんてまるでリゾート地で働いてるような気分になりそうです。

専門的な歯科治療を行うためにはさらに資格を取る必要がある

これで、歯科医師としてバリバリ働ける!と思うかもしれませんが、アメリカでは歯周病の治療や歯の神経の治療をするためには、その科に所属して研修を受けないといけないのです。身分は…学生です。授業を受けて、論文を読み、定期試験を受けるわけです。そう、もう一度学生として大学の授業をこなさないといけないわけですね。期間は大学や科によって違いますがおおよそ2から4年がおおいようです。つまり、例えば歯の神経専門で治療をやろうとするとどんなに早く行っても30歳くらいの年齢になります。

そして、その間はずっと学生です。大変時間も労力もかかる制度になっているわけです。そのために、アメリカでは専門的なコースに進むのはアメリカ市民というよりも、アメリカで歯科医師として働くために来た移民目的の外人がやや多いように感じました。確かに、大学を卒業して歯学部に入り、卒業後に今度は歯学部の専門コースに入り直し卒業後となると、それができる人はかなり限られてきてしまいます。

資格と一緒に修士号や博士号を取る人も

ただ、この専門コースの間に同時に研究をして修士号を取る歯科医師もいるようです。アメリカの場合は修士号を取るための研究をするのは労働の一環とみなされて研究室の教授から給料が出る場合もありますので、そういった理由もあるのかもしれませんね。ただ、給料が出るかどうかは研究室の教授が学生を形的には「雇用」した場合に限られます。優秀な学生にはお金を払ってでも研究してもらうというアメリカらしい制度です。修士号の他に博士号を取るためにはさらに長い時間と労力が必要となってきますので、全部取った頃には大学で学生としてかなりの時間を過ごした後、という事になります。考えると気が遠くなってしまいます。

日本で歯科医師免許を取得してからアメリカで専門医として働く人も

アメリカ市民だけではなく、アメリカは移民の国という事で各国から歯科医師の先生が渡米をしてその後アメリカに根を下ろすという事もしばしばあるようですが、アメリカ全土で治療をするためには、アメリカの歯科医師免許を取らないといけないので、大変な苦労だと思います。途中編入の制度もありますが、狭き門のようです。見ていると、移民の歯科医師の先生の多くは専門医コースを受けて特定の州で働くか(アメリカの歯科医師免許がなくても専門医を取得していれば特定の州のみでは働けるため)、大学に所属して大学内で歯科治療を行う(大学の教員となれば大学内でのみ歯科治療が許されます。ただ、州によっては大学内での治療できる期間に制限がある州もあります。)歯科医師の先生が多いのかなと感じます。

アメリカ市民ではない場合は、歯科医師の免許の問題の他に滞在するためのVISAの問題も出てくるために、どの道を選ぼうとも非常に苦労をされるようです。アメリカに移民目的で来た私の歯科医師の友達も、アメリカでの歯科治療の許可の問題と同じくらい滞在資格の心配をしていました。実際は、歯学部の教員になれば大学が永住権であるグリーンカード申請の手伝いをしてくれるため、なんとか歯学部で教員になれれば道筋もつきやすくなります。

一難去ってまた一難という非常に苦労の多いアメリカの制度だと感じました。

今回は千種区の歯医者の阿部歯科の副院長がアメリカで見てきた歯科制度の一部のお話をさせていただきましたが、こういった変わった歯科事情も色々とお話していこうと思います。

歯茎が腫れた、歯が痛い、口の中に出来物ができたなどの理由で歯医者に行った際に薬が処方される事があります。歯医者で出る薬の多くは飲み薬で時々塗り薬が出る事もありますがそれらの薬はどのような時に出るのかをお話ししようと思います。

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細菌感染には抗菌薬(抗生物質)を

抗菌薬は口腔内の細菌(真正細菌)の感染が起きた時に処方されます(※抗菌薬の種類)(※歯医者で使う抗菌薬(抗生物質))。よく起きる口腔内の感染は親知らず(智歯)が腫れたり、虫歯によって歯の神経が感染を起こし歯の根の先が化膿したり、歯周病が急激に炎症を起こしたりといった事があります。ほとんどの抗菌薬は真正細菌(※微生物とは(歯科に関わる病原菌))に有効なため口腔内の細菌が何らかの原因で歯の神経や歯周組織などに感染を起こしてそのために強い炎症と痛みを起こした時に感染を制御するために使われる事があります。

その他にも抜歯後の傷口への感染予防のために抗菌薬が処方されたり、時には抜歯前に感染の可能性を下げるために抗菌薬の前投与を行う事がありますが、最近では耐性菌の問題から耐性菌の発生の可能性を下げるために前投与が行われる事は少なくなっており、抜歯後の抗菌薬の処方も不必要に出すという事も避けられるようになってきました。

しかしながら、抗菌薬は歯科領域の感染に関してなくてはならない薬なので適応と効果を的確に理解して効果的に使う事がとても大切となっています(※抗菌薬(抗生物質など)の薬の効き目)。

痛みのコントロールには鎮痛薬を

痛い時には鎮痛薬が出ますが、鎮痛薬には感染を抑える役割はなく、あくまでも痛みのコントロールを目的として処方されます。歯科医院で出る鎮痛薬は多くは解熱鎮痛薬のアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が処方されます。小さな子供や非ステロイド性抗炎症薬にアレルギー(※アレルギーとは)のある患者さんにはアセトアミノフェンが処方される事が多いですが、歯科医院での痛みのコントロールでは非ステロイド性抗炎症薬がよく出ます。歯科医院での痛みのコントロールにステロイド性抗炎症薬や癌の疼痛コントロールに用いられる麻薬性鎮痛薬が出る事はほぼなく、比較的一般な痛みのコントロールとして非ステロイド性抗炎症薬やアセトアミノフェンが出ます。

口内炎には塗り薬が出る事も

口内炎の処方で塗り薬が出る事もありますが、歯医者で出る塗り薬にはステロイド性の塗り薬と粘膜治癒を早めるための塗り薬が出る事があります。ステロイド性の塗り薬を使う場合には口内炎がウイルス性ではないという事を確実に診断する事が必要となる他、口内炎の原因が癌性潰瘍であった場合は塗り薬は無効となるためこの際にも診断を確実にして処方する必要があります(※ステロイド軟膏を使うのに注意しないといけない口の中の病気)。

経口薬以外の処方

経口薬以外の処方として点滴から薬を入れる場合がありますが、歯科医院内ではあまり行う事はありません。静脈から注射を刺して点滴をする必要がありますが静脈のルートを確保するために22から24Gほどの太さの針(※注射針の太さの謎(バーミンガムワイヤーゲージ))でルート確保する必要があります。歯科領域で静脈から点滴をする可能性として比較的可能性があるのが、蜂窩織炎などの激しい炎症に対しての抗菌薬による感染コントロールや、帯状疱疹ウイルスによる顔面の三叉神経領域での帯状疱疹などのウイルス感染に対して抗ウイルス薬を投与する場合などがあります。しかしこれらの対応も多くは全身管理の必要性の可能性を考えて大学病院や市民病院などへの紹介を行う事が多くなります。

歯科医院で処方される薬にも色々なものがありますが、感染や痛みの原因の判断を適切にしてそれにあった薬を処方する事が大切なこととなっています。

☆☆☆ 今池から徒歩6分の阿部歯科では患者さんの様々な口の悩みの相談に乗っています ☆☆☆

 

春のよそおい.JPG池下の阿部歯科では患者さんが歯医者に来院しやすいように様々な取り組みをしています。そのひとつに従来ある怖い歯医者さんのイメージを取り払うという事があります。以前は、痛くなったり被せ物が取れた時に仕方なく歯医者さんに行くというのが一般的なイメージでしたが、今では虫歯がない、歯周病がないからこそ歯医者さんに行くといった予防歯科の考え方が普及し始めています。ですが、歯科検診に行きたいもののどうしても歯医者さんが怖い、行きたいのにどうしても抵抗感があるといった事がよく起きています。

歯医者さんが怖いというイメージを取り払う

歯医者さんが怖いと思ってしまう理由の一つに歯の治療は痛いというイメージがあります。そのイメージを取り払うために阿部歯科では痛くない治療を心掛けて針を使わない塗り麻酔や痛みの少ない電動麻酔を採用しています。そのような実際の治療への対応もしていますがやはり歯医者さんの建物は医療機関=何かをされるところ、というイメージがつきまとってしまいます。実際私も風邪で病院にかかる時に最も緊張する時間は建物に入る時と待合室で待つ時です。そのため、建物に入る入口の時点から怖いというイメージを持ってしまいます。そのため阿部歯科ではまずそういった最初の入り口からの「怖い」というイメージを取り払う事にも注意して多くの患者さんに来院していただけるように取り組んでいます。

四季にあわせた親しみやすさを

従来ある怖い歯医者さんのイメージをなくすために阿部歯科の前を通りがかった時に親しみやすさを感じる様々な取り組みをしています。その一つが季節、次期ごとの建物内外の雰囲気の変化という事があります。いかにも医療機関というイメージばかりでは予防歯科の第一歩がなかなか踏み出せませんが親しみやすさを持つ事でその第一歩を踏み出してもらえればいいなと考えています。患者さんが緊張する気持ちを我慢して頑張って行かないといけない歯医者さんではなく軽い気持ちで安心して来院できる、そんな歯医者を目指しています。

今は春の装い

桜の開花が目前に迫っていますが、春にあわせて阿部歯科も春の装いに変わりました。入り口の駐車場前では期間限定で桜の花を用いた装飾と夜には桜の装飾のライトアップを行っています。昼間にはさわやかな春の装いでほっとする歯医者さんのイメージを、夜には気持ちのいいライトアップで一日の疲れをいやせるようなイメージを持てるように模様替えしました。緊張せずに親しみを持って安心して来院できるように、治療にばかり目がいってしまって患者さんの気持ちを置き去りにしないようにするためにはこういった入口での患者さんの歯科医療機関に持つイメージを変えるという事も大切な事だと考えています。

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虫歯がない、歯周病がない、だからこそ歯医者さんに行く

四季にあわせて春のよそおいに変えたり、院内の雰囲気を親しみやすくしたりするのもすべてはやはり、治療する必要のある場所はしっかり治す、虫歯や歯周病にならないように自分の口の中の状態を知るために検診を受ける、虫歯や歯周病がなければその状態を維持し続けるために患者さんが歯科医院に足を運べるようにするためです。実際には、本当は歯医者さんに行って検診を受けたいのに怖いという患者さんはすごくたくさんいると思います。そういった患者さんがすこしでも気楽に足を運べるように今後も阿部歯科では従来ある歯医者さんのイメージが変わるような努力を治療面でも雰囲気の面でもしていこうと考えています。

 

歯周病が糖尿病や循環器系の疾患などに広く影響するという事は広く知られていますが最近の研究では歯周病が認知症の大部分を占めるアルツハイマー型認知症の増悪にも関わっている可能性があるという研究結果も出てきています。歯周病は口腔内細菌と体の免疫機構の関わりから始まり、免疫機構が破綻する事で発症しますが、その中でもPorphyromonas gingivalis (以下、P.g.菌)が歯周病増悪に関わっているという事が分かっています。

歯周病の患者さんの口腔内の細菌を調べるとP.g.菌の数はそれほどでもないのに重度の歯周病を患っているという方もいます。これはP.g.菌が少ない数でも歯周病発症のメカニズムに中心的な役割を果たすという考え方からkeystone pathogen(キーストーン病原体)と呼ばれます。今では広く話題になっているこの考え方は私の関わった論文から出てきた考え方であり、石積みのアーチの真ん中の一個の石がアーチ全てのバランスを取るキーストーンとなる事から着想を得て、アーチ(歯周病)のキーストーン(P.g.菌)という仮説で命名されました。千種区の阿部歯科でも歯周病予防と予防歯科はメインの診療項目のひとつとなっており、このような論文で発表される最新情報も取り入れながら新しい歯科医学情報が診療に反映されるように日々勉強を続けています。

このように歯周病に関して中心的な役割を果たす口腔内のP.g.菌ですが、アルツハイマー型認知症においても影響を与えているという論文が話題となっています。

歯周病菌がアルツハイマー型認知症に関わっている?

アルツハイマー型認知症では脳にアミロイドベータという物質が蓄積して発症すると言われています。アミロイドベータはアルツハイマー病発症の数十年前から蓄積が始まると言われており、このアミロイドベータの蓄積にP.g.菌が関わってるかもしれないというのが報告された論文の要旨となっています。歯周病になると歯肉から出血する事でその部位の血流に口腔内の細菌が乗って慢性的な菌血症を起こしているとも言われます。

その際にP.g.菌が血流に乗って脳内に到達する可能性があります。口腔内細菌が慢性的な菌血症で循環器系で発見される事があり脳内にもその考え方でP.g.菌の侵入が起きた場合に、P.g.菌の持つジンジパインといった毒素が脳内でアルツハイマー病の原因となると言われているアミロイドベータの蓄積を引き起こすと説明されています。

仮説のひとつ

現在ではアルツハイマー病の発症の仮説がいくつかあり、今回のP.g.菌との関わりも仮説のひとつという事になります。ただ、上で書きましたようにP.g.菌は数が少なくてもキーストーン病原体として病気の発症に大きな役割を果たしていたりしますので循環器の血流に乗って脳に到達した場合は何かしらの影響を与えるかもしれないという事も不思議ではありません。特に近年では歯周病と全身疾患の関わりが大きく取り上げられているため今回の仮説も今後注目していきたい内容となっています。

参考文献: Porphyromonas gingivalis in Alzheimer's disease brains: Evidence for disease causation and treatment with small-molecule inhibitors. Stephen S. Dominy et al. Science Advances. 2019.

阿部歯科副院長の歯周病関連の論文掲載誌

2011年-2018年
1) Science Translational Medicine  (サイエンス姉妹誌):『掲載論文について』で歯周病最新情報として内容を詳しく掲載しております
2) Journal of Clinical Periodontology
3) Science Translational Medicine  (サイエンス姉妹誌)
4) Nature Communications  (ネイチャー姉妹誌)
5) Advances in Experimental Medicine and Biology
6) The Journal of Immunology
7) Infection and Immunity
8) The Journal of Immunology
9) Cell Host & Microbe  (セル姉妹誌)
10) The Journal of Immunology
11) Science Translational Medicine  (サイエンス姉妹誌)
12) Seminars in Immunology
13) Journal of Immunological Methods
14) Cellular Microbiology
15) The Journal of Immunology
16) Nature Immunology  (ネイチャー姉妹誌)
17) Molecular Oral Microbiology
キーストーン病原体.jpg

 

歯の神経を取った後の歯内治療は根管治療後に樹脂製根幹充填材で根管内を封鎖するという方法が確立されてから治療法がほとんど変わっていないと思われていますがこの10年でもかなり治療法が変化してきています。それは新しい根管内の消毒方法の考え方や、MTAセメントといった新しい材料が出てきたことで従来と治療へのアプローチが変わった事にあります。

10年で変わった歯内治療

14年以上前の私がまだ学生だった時と比べて歯内治療のアプローチは色々と変わりました。根管治療で根管内の洗浄と言えば当時は次亜塩素酸ナトリウムと過酸化水素水を使った交互洗浄でしたが今では根管内に満たされた次亜塩素酸ナトリウムを使っての消毒とファイリング、根管内用の洗浄器具によるキャビテーション効果、EDTAによる切削牙粉の除去といった当時とは違った手順が取られるようになってきました。そして貼薬についても当時あったホルムクレゾールは使われなくなってきており、水酸化カルシウムが貼薬の主体となりその目的も仮封からの辺縁漏洩への対策が主な目的へと変わってきています。一部では根管治療後の仮封がしっかり担保されていれば貼薬はいらないのではないのかとも議論されています。このようにわずか10年で歯内治療の治療へのアプローチも大きな変化が見られるようになってきています

より細かい分析によって治療の到達点が変わってきた

抜髄といった根尖にダメージがない場合の治療に関しては作業長に大きな変化は起きませんでしたが、感染根管といった根尖に感染と炎症を認め破骨細胞様細胞による吸収が進んでる歯牙については歯内治療の際の作業長への考え方が変わり始めました(作業長の歯科医学的な決定方法は見えない歯の根の先端をどうやって測るのかの記事をご覧ください)。

それはレントゲン像からの根尖の吸収具合によって作業長を短かく取るという考え方でこれは充填材を根尖から押し出すオーバー根充を防ぐという考え方からもきています。0.5mmオーバーは2mmアンダーよりも悪いと言われる様に細かく根尖での充填の状態が管理される様になってきました。レントゲン像で見られる根尖病巣は想像よりも破骨細胞様細胞による歯牙の根尖の吸収が進んでおり根尖孔の破壊への認識が進んだ結果とも言えます。その様な認識の他にも根管治療の際の歯牙の余分なダメージを避けるためにニッケルチタンファイルの使用が進んだり、従来よく使われるウォッチワインディング法やターンアンドプルといった手技に変わってバランストフォース法が見直されたりと歯内治療でも着実に治療法が進化しつつあります。さらにMTAといった製品の登場でも治療の幅が大きく広がってきています。

このようにわずか10年で歯内治療だけでも大きく治療法に変化が起きているため卒業してからも常に勉強し続けることが歯科治療には必須なのです。

歯内治療の成功率をあげるために

歯におおきな虫歯ができてしまっていて元々歯の神経があった空間と口腔内が交通したままになっている方もいますが、長期間解放された根管内と口腔が交通していると根管内に感染がどんどん進んでいき難治化しやすくなってしまいます。時には根管内に虫歯ができて根管内カリエスという状態になってしまう事もあります。根管内カリエスになると治療は非常に難易度が高まってしまい時には歯内治療ではなく抜歯をせざるを得ないという事になる時もあります。そのため根管内と口腔内が交通している場合は早めに治療をする事がとても大切になってきます。

歯の神経がまだ生きているものの細菌感染をしてしまった歯の神経の処置をする場合は最大で成功率が90%と言われていますが、歯内治療をした後に再び根尖部に膿ができて再感染を起こす事があります。その場合も再度、歯内治療をする必要ができてますが、歯内治療の再治療の成功率は60から70%ほどと言われています。さらに再治療の後にさらに再根管治療をする場合はさらに成功率が下がる事となります。そのため歯内治療をする際は最初の時点で確実に治療を終わらせると共にさらには、補綴物辺縁からの再感染を可能な限り抑える事が必要となります。

歯内治療後の被せ物(補綴物)も根管内の再感染に影響する

歯の神経の治療をする際には、根管内の治療をした後に歯に被せ物をする事になりますが、根管内の再感染は歯内治療の成功のみでなく、治療後の補綴物からも影響を受けます。それは、被せ物(補綴物)の精度により細菌を含んだ唾液や感染源が口腔内から補綴物と歯のつなぎ目を経由して根管内へと微小に漏れる(微小漏洩・マイクロリーケージ)を起こす事で根管内の再感染が起こる事もあるからです。そのため、歯内治療においては確実に根管内の治療を終わらせて感染が取り除かれた根管内が補綴物の辺縁から再び微小漏洩によって再感染を起こさないようにする事もとても大切な事となるのです。

歯内治療の進化.jpg

執筆者:阿部歯科 副院長 阿部利晴

略歴

1980年:誕生、千種区の歯医者の阿部歯科(現在の阿部歯科)で開業する祖父と父親を持ち地元で育つ
2005年:愛知学院大学歯学部を卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科にて臨床研修医となる
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座に入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科を修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座にて非常勤助教となる
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員となる
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部にて勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部にて講師に就任
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員に就任
2015年:阿部歯科 副院長に就任

みなさんは歯医者に来る時にどのような気持ちを抱くでしょうか?多くの人は不安であったり緊張であったりするかもしれません。歯科医院での待ち時間や呼ばれた際の緊張感はどうしても慣れないと思います。

不安が緊張につながる

どうしても歯科医院に来てどういう治療になるのかと思うと緊張してしまうと思います。患者さんにとっての歯科医院に対する心理的な扉とも言えると思います。歯科医師にとってその重い心理的な扉を開ける事も治療の一環としてはとても大切だと思っています。「何をするのか分からず不安」「これからどうなるのか分からず不安」「説明を受けたもののなかなか全部理解できず不安」、と心理的な扉は不安によって重さを増すと思っています。心理的なものだけではなく、実際に体験する痛みや辛さといったものも当然歯科医院への足を遠のけてしまいます。

説明の大切さ

そういった不安の解消のために治療の説明というのは患者さんの心理的な負担を軽くするのにとても大切な事だと考えています。そして伝えるという事がその中でも特に大切だと千種区の阿部歯科では考えています。「説明=伝わっている」わけではなく、伝わる説明を心がけたいと考えています。あまりにも専門的すぎる言葉では患者さんに伝わらずに、分からない事がさらに増えて不安を増長させてしまう可能性もあると思いますし、あまりにも長すぎて多すぎる情報も患者さんにとっては急に全部理解する事が出来ないかもしれません。言って説明したという形式的な事ではなく患者さんの不安を取り除くために伝わるように伝えるという事を大切にしていきたいと思っています。そして実際の痛みや辛さに対しても対処する事でより、不安を取り除く事ができると感じています。

患者さんの不安の解消のパートナーになる

歯医者で治療するという事は目的の一つなのですが、同時に患者さんの抱える不安や悩みや患者さんの思いに歩幅を合わせて共に問題解決をするパートナーとなる事が医療従事者側にとって大切な事だと阿部歯科では考えています。単に歯を直すのではなく患者さんの抱える不安や期待に寄り添って共に様々な口の中の悩みを解決する協力者となる事が患者さんの心理的に重い歯科医院への扉を開ける事に対して大切な事だと思っています。

患者さんはそれぞれに様々な期待や不安を抱えていると思いますがそれらの期待に対する答えや不安に対する解消をする手伝いをできるようになっていければいいなと思っています。

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千種区の歯医者の阿部歯科では予防歯科や口腔外科など患者さんの口の悩みに幅広く対応しています

口の中の悩みで多くの患者さんが悩まれている事に歯周病がありますが、歯周病では歯を支える顎の骨(歯槽骨)が溶けてしまいます。歯槽骨が溶けてなくなった部位に対しては骨を増やす手術を行う事があり、歯周病による歯槽骨の欠損やインプラント埋入前の骨の補填に骨の再生を促す薬剤や骨補填材、時には自分自信から皮質骨や骨髄を採取して骨補填をする事があります。そして通常では、骨の補填をする際には実際の手術時に目標とする骨の形に補填材の形などを合わせますが、将来的には歯科領域の特に歯周病による骨欠損への補填、インプラント埋入前の骨補填などに関して3Dプリンターを用いてあらかじめ補填部位の形状が形作られた骨補填材を手術前に用意して、その補填材を用いて手術を行う事が可能になるかもしれません。

3Dプリンターによる骨欠修復は実はすでに始まっている

3Dプリンターで骨の形をあらかじめ形作って骨の形を回復させるという治療は実はすでに始まっています。特に、顎顔面領域で顎の骨が大きく欠損している患者さんに対してあらかじめどのような形に骨の形状を回復させるかといったように計画を立てて、その計画に沿って形作られた骨を3Dプリンターで骨の人工材料で立体的に形を作り上げるのです。顎顔面領域のような審美的に重要な領域にとってはあらかじめ形の目標となる骨補填材料を立体的に作り上げられる事はとても大きな事だと思います。

3Dプリンターによる骨修復の応用範囲が広がれば歯周病治療の可能性が広がるかも

歯科領域において骨の欠損というと多くの患者さんが直面するのが歯周病による骨欠損です。歯槽骨の欠損によって歯の支持を失い、歯が脱落してしまうのが歯周病ですが、失われた歯槽骨を回復させるために現在では歯周組織再生誘導材のエムドゲインや骨補填材のバイオスなどが使われますが、3Dプリンターであらかじめ立体的に形作られた骨補填材を歯槽骨の回復のために使えるようになれば歯周治療の可能性が大きく広がるかもしれません。

今現在は顎顔面領域の顎骨欠損などオペ室での手術の適応となる分野で行われはじめていますが、従来では顎骨の大きな欠損に対しては自家骨の移植や金属プレートを用いた修復、メッシュに自分の骨髄を充填して再生させるといった方法などを用いていますが3Dプリンターを用いた骨補填により治療の可能性が大きく飛躍しているようです。

立体的に形作られた骨補填材が歯周病治療に使えるようになれば

3Dプリンターであらかじめ形作られた骨補填材料を歯周病治療に使えるようになれば治療部位への骨補填材料のフィット、目標とする歯槽骨の形態といった点で多くの良い点があります。さらに歯周病治療にとどまらず、インプラント埋入部位への骨補填時の量と形態といった点でも治療の幅が広がる事が考えられます。今現在は一部の領域に限定された3Dプリンターを用いた骨補填の技術ですが、技術が広がり歯科領域で広く使われるようになる時代が来れば歯周病によって失われた歯槽骨の回復といった点に関しても新たな可能性が広がるかもしれません。

参考文献:Bone Regenerative Medicine in Oral and Maxillofacial Region Using a Three-Dimensional Printe. A. Hikita et al. Tissue Engineering Part A. 2017.

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あけましておめでとうございます。阿部歯科副院長の阿部利晴です。歯医者さんで虫歯になると歯を削って治療しますが、「今回は虫歯は削らないといけないの?」という話題についてお話しします。

虫歯治療の基本は削って埋める(詰める)

虫歯治療の基本は虫歯を削って埋めるという事に違いはありません。一部のやや特殊な治療も存在しますが賛否があります。ただ、賛否というのは個人の感想に近いものも多く科学的な妥当性という意味では学術的な論文によって判断ができます。論文による科学的妥当性の判断基準については別の機会にお話ししたいと思います。

話を戻しまして、虫歯ができて痛いという場合は基本的に細菌によって侵食された部位を取り除いて治療をしないといけません。この侵食具合が歯の硬組織に限局するのか歯髄組織に到達するのかでその後の治療方法も大きく変わります。歯を削って治療する場合には削らないといけない理由があると言う現状があります。

何故歯を削らないといけないのか

歯を削らないといけない理由は上にあげたように細菌に侵食されている部位を取り除くための他に奥深くまで侵食された部分機材が到達するために入り口を広げてやる必要があるといった理由があります。その他にも詰め物が取れにくくなるように形を整えたりといったような物理的な理由もあります。虫歯は必要な部分を削る必要がありますが、逆に削る量を減らす事に目がいきすぎて細菌に感染した虫歯の部位を取り残すといったような事がないようにしなければなりません。

痛くない虫歯は削らないといけないのか?

この場合に関してはごく限定された場合に限って削らずに経過観察をする場合があります。その、ごく限られた条件とはその虫歯が初期の段階の虫歯でありさらに歯科医院でのメンテナンスを行えば虫歯が長期間進行しないもしくは進行していてもその進みが非常に遅いと期待できる場合です。この条件に合致する虫歯は多くはありませんが、この場合は無理に削らずに虫歯の管理をして経過観察する場合があります。

ただしこのように虫歯を経過観察する場合は家での口腔内の清掃状況を完璧に近くし、定期的な歯科医院でのメンテナンスを必ず必要とします。この2つができないと治療せずにおいた虫歯が進行してしまいさらに虫歯がひどくなった状態で次回の治療を迎えるといった事にもなりかねません。そのため、虫歯を削らずに経過観察する場合は家と歯科医院での確実な管理がとても大切となります。

このように現在でも虫歯治療の基本は歯を削って埋めるという治療ですが、ごく限られた条件では虫歯を削らずに家と歯医者さん両方での徹底した管理によって経過観察をする場合もあるのです。

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執筆
阿部歯科 副院長 阿部 利晴
[経歴]
1980年生まれ、千種区の高見小学校、若水中学校、名古屋学院高等学校を卒業
2005年 愛知学院大学歯学部を卒業
2005年 豊川市民病院 歯科口腔外科で臨床研修医となる
2006年 愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座に入局
2010年 愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年 愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教となる
2010年 名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員として勤務
2011年 アメリカ ペンシルベニア大学歯学部にて勤務
2014年 アメリカ ペンシルベニア大学歯学部にて講師に就任
2014年 アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員となる
2015年 阿部歯科 副院長となる

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