池下の歯医者 阿部歯科院長のブログです。歯科治療に関する話題を中心に更新しています。

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歯周病の最近のブログ記事

歯周病の治療や予防には様々な方法があります。名古屋市千種区池下の阿部歯科の院長、阿部丈洋です。患者さんで歯周病で悩んでいる方も大勢おられると思います。歯周病の病態は色々な様相を示しますので、一概にこの方法をすれば大丈夫と言うものはないと考えております。
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ケミカルプラークコントロール

プラークコントロールのなかには主に歯磨きなどによって機械的に汚れを取るプラークコントロールがよく使用されている意味になっていると思います。そのプラークコントロールはいわゆる、メカニカルプラークコントロールになります。しかし、誰しもが考えるように歯磨きでこまめに掃除をすることが、大変であるとのことで考えられてきたものがケミカルプラークコントロールであります。

クロールヘキシジン

ケミカルプラークコントロール剤としましては、欧米ではクロールヘキシジンが主として使用されております。ここで言います、クロールヘキシジンはグルコン酸クロールヘキシジンのことを示しております。水にとけにくい結晶性の塩酸クロールヘキシジンには重い副作用の報告がなく、口腔粘膜において使用されております。

効果

クロールヘキシジンは患部に集めてゆすぐことによりまして、簡単な親知らずの炎症においても効果を示すことがあります。また、メカニカルプラークコントロールが難しい場合。例えば、歯周病の外科手術後や、急性壊死性潰瘍性歯肉炎(ANUG)におきましても、効果があるよい方法のひとつであると言えます。
 
歯周病の外科手術後などは、歯ブラシを当てて歯磨きを一時的にしてはいけない期間がありまして、歯ブラシを当ててしまうことによりまして、治癒を送らせてしまったり、感染の原因になってしまうこともあるのかもしれません。そのようなときに、クロールヘキシジンを用いたケミカルプラークコントロールは有用であると言うことができるのです。

マラリヤ

クロールヘキシジンはAryl-diguanideの誘導体でありまして、元々は抗マラリヤ剤の研究過程で生まれたものでした。グラム陰性およびグラム陽性の両菌種に広い抗菌スペクトラムを持つことから消毒剤としてよく使用されておりました。非常に優れた性質をも津消毒剤のひとつであります。

口腔内

口腔内に使用した場合には、プラークコントロールとして非常に優れた効果を示します。しかしながら、歯の着色や味覚異常を引き起こす可能性があることや、人によってはアレルギー反応を起こしてしまう可能性があることにより、使用には十分な注意を払う必要性があります。

濃度

日本におきましては、クロールヘキシジンの粘膜適応除外があるものの米国におきましてはクロールヘキシジンのプラークコントロール剤としての使用がされております。クロールヘキシジン濃度につきましてはヨーロッパでは0.2%が主流となっております。米国では0.12%でありまして、科学的な考え方の違いがこの濃度の違いに出ているのかもしれません。
 
いずれにせよ、このクロールヘキシジンは用途によっては非常に効果を示しますので適応を考えた使用法を提案していくことにより、患者さんにとって優位に働くことは間違いありません。適切な歯周病の治療や予防を提案していくことが歯科医院のつとめではないのかと考えております。
 
歯の根っこは様々な形態をしておりまして、その解剖学的な形態を知っておかないと予想した治療結果を得ることが難しい場合があります。今回、千種区池下の歯医者さんのブログでは、その複雑な様相を呈する根分岐部病変の処置についてお話ししていこうと思います。
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Herschefeld

Herschefeld らは歯周病におきまして、長期の予後を観察していきました。そのなかでひとつわかったことがあったのです。それが、予後がよくない歯としまして、高度に歯周組織が破壊されました分岐部病変をあげているのです。歯周組織が破壊されたということは、歯を支えている骨である歯槽骨が高度に吸収していることと、とらえることができます。

大臼歯

根分岐部病変は大臼歯において認められます。予後がよくない理由がありまして、それは大臼歯が咀嚼の中心になることでありまして、咬合力が大きくかかることになります。歯周疾患にかかっているにも関わらず、大きな力が加わることによりまして、支持組織が減少しているにも関わらず、力をいっぺんに受けてしまうために負担になってしまうのです。そのような不利な状況になっているのがその理由になります。
 
一般的に、大臼歯は奥にいくにしたがって歯磨きがしづらい環境になっています。口腔前庭が狭くなっておりまして、歯ブラシが奥の方まで届きにくい環境になっていまして、舌側におきましては舌が歯磨きの邪魔をしてしまい、うまく歯磨きをすることができない環境になっております。以下に、Lindhe の分類に基づいた処置をお話ししていこうと思います。

Lindhe のⅠ度は水平的な歯周組織の破壊が歯の幅の1/3以下の場合を示しています。その処置法のなかには歯ブラシや他の器具が分岐部に到達できるような環境を整えることになります。アクセスしやすいようにするために、スケーリング、ルートプレーニングをすることから始めます。それでも歯肉の形態がよくならない場合には、歯肉整形術や歯肉切除術やフラップ手術を行ったりします。骨の形態があまりよくない場合には、フラップ手術を行う際に骨整形も併用して行う場合があります。

Lindhe の分類のⅡ度におきましては、水平方向の歯周組織の破壊が歯の幅の1/3以上でありまして、頬舌的に貫通していない場合を示しています。破壊の程度が軽い場合には、歯肉整形や歯肉切除術、フラップ手術の適応になりますが、病気がもっと進んでしまっている場合には、バイカスピダイゼーション、トンネリング、ヘミセクションやトライセクションの適応になる場合があります。

Lindhe の分類のⅢ度は、分岐部の歯周組織の破壊が水平的に頬舌方向に貫通している場合であります。病変が進行していますと、トンネリング、バイカスピダイゼーション、ヘミセクションなどで積極的に分岐部が清掃できるような形態に変えていく必要性があります。もっと進行してしまった場合には、最悪、抜歯も適応になってしまうこともあります。
 
以上が、歯周病の分岐部に対する手術の対応法になります。
 
歯周病の治癒とはどういう状態であるかを、今回は説明していきたいと思います。治癒とは一般的には病気から回復することを言います。しかしながら、歯周病で治癒の話をしていくときには、そう簡単にはいかないことになると思います。それというのも、人類はまだ、歯周組織を完全にもとの状態に戻す方法を知らないからなのであります。
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そのなかでも、私たちはなにかしらの基準をもって治癒を目指さなければならないのです。基準を求める方法としましてラタイチャークは以下のようにいっております。
歯周組織の完全なる再生
ポケットの消失
アタッチメントロスといわれます付着の喪失の停止
炎症の消失
この、4つを基準としてあげております。

ポケット

ポケットの消失としましては、実際の治りかたのほとんどはポケットがなくなったのではなく、長い上皮性付着、つまり長い接合上皮によってポケットが閉鎖されたということであります。しかし、この付着は強固なものではなく、プラークコントロールが悪くなってしまうと付着は外れてしまい、再度ポケットが作られることになってしまいます。ですので、プラークコントロールが重要と言われているのは、治ったポケットがそのプラークコントロールの不良によって容易に再発してしまう可能性がありからになるのです。

補綴

プラークコントロールを悪くしてしまう原因に補綴の形態が悪いこともあげられます。被せたものや詰めたものが、その形態不良によって歯みがきがしづらい環境を作ってしまうかもしれません。どんなに一生懸命は磨きをしたとしても、その毛先が届かないような状態や環境であるとしたら、適切なブラッシングをすることは難しくなると考えられます。

カントゥアー

歯肉のカントゥアーが補綴物と調和しなければいけないのも、プラークコントロールを適切にするためには重要となります。調和した補綴物は見た目がいいだけではなく、機能的にも優れていると言わざるを得ません。よい治療とは、このような見た目と機能性を兼ね備えた治療になると考えております。

メンテナンス

メンテナンスへの移行におきましては、十分に患者さん自身でプラークコントロールができる環境を整えてからするのがよいのかと思います。定期検診を毎日きて行うことはありません。ほとんどがセルフケアによって口の健康を保たなければならないのが実情となります。磨きやすい環境や方法を整えてあげることは歯科医院の勤めであります。環境改善は自分ではなかなかできないと考えますので、この事につきましては歯科医院の仕事だと思います。よい環境になるように提案をしていきますので一緒に考えていきましょう。
 
名古屋市千種区 阿部歯科より
 
千種区池下の阿部歯科の院長、阿部丈洋です。歯周病についてはいろいろ、このブログでお話ししていきましたが、その治療のなかで、手術をする場合と、手術をしない場合についてがあることをお話ししていきたいと思います。その中でも、歯周病で手術をなぜするのかを今回は説明していきたいと思います。
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皆さんは、手術と聞いて何を思い浮かべますでしょうか?怖いなぁ、、、嫌だなぁ、、、本当にしなければいけないの?そのように思うことが想像されます。確かに、そのように考えられることも理解できます。もし、手術をしないですむならば、したくない気持ちも私にもあります。
 
しかし、その手術をするには実は理由がありまして、治療の正当性をもって提案することがあります。決して、むやみに手術を進めているわけではありませんので、安心してください。手術を提案する前に、十分手術を回避できるように初期治療を行っていくのであります。

手術

歯周病における手術の目的としましては、炎症部の除去と歯周組織の再生を目的とします。実際、手術を行わなくてこの炎症部の除去ができて、歯周組織の再生が得られるならば、手術を回避することも可能であると思います。しかしながら、どうしてもこの目的が達せれない場合において手術と言う選択肢を提案するに至ります。

歯周組織再生

初期治療の結果、炎症の除去ができたとしましても、本来の歯周組織の再生ができていると言うことではありません。ポケットの減少は歯肉が下がったことによることと、上皮性付着という治癒の仕方をしているのでありまして、望んでいる治癒形態であります結合組織性付着という治りかたをしているわけではないのです。

原因除去

ポケットが深い場合ですと、完全な炎症の除去ができている可能性が高いわけではないのです。実際、深いポケットの場合には歯石の取り残しという炎症の残存が起きている場合もあると思います。ですので、手術によって歯肉を開くことによって、歯石が見えるようにして、直接歯石の除去をすることが効果的に行うことができるようになるのです。

骨整形

手術の目的のなかで、他にも歯周組織の安定のために有利に行えることがあります。それが、歯を支えている骨の整形に当たります。骨を整形することによって、歯肉辺縁の不整を整えることになります。歯肉の位置は骨の位置に依存しておりまして、骨の位置が水平になることによりまして、歯肉も水平になる可能性があります。

プラークコントロール

歯肉が磨きやすいような形態に変われば歯磨きがしやすくなるのです。そうすることによって、プラークコントロールが自分でもしやすくなりまして、歯周病の再発を防ぐことができまして、より安定した歯周組織を維持することが可能になるのであります。手術は確かに怖いことであったり、嫌なことだとは思いますが、その後に待っている目的を考えれば、一緒に頑張っていけるのではないのでしょうか。一緒に頑張りましょう。
 
薬物によって引き起こされる疾患
歯周疾患は実は薬物によっても引き起こされることがわかっております。例えば、抗てんかん薬であるフェニトインの服用であったり、血圧を下げる薬であるカルシウムブロッカーであるニフェジピンの服用であったり、移植免疫の抑制薬であるサイクロスポリンの服用であったり、があります。
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血圧の薬をやめたりすることはできないために、お医者さんに相談することによって症状が出てしまった薬と違うものに、変更してみたりすることにより症状の緩和が期待されるかもしれません。歯周疾患にかかっているからと言って、自己判断で薬の中断をむやみにすることは危険きわまりないことですので、一度ご相談していただくことをおすすめ致します。

皮膚疾患

皮膚疾患である剥離性歯肉炎についても区別において注意が必要となります。尋常性天疱瘡という病気があります。呼び方は、じんじょうせいてんぽうそう、と呼びます。この病気は大きな水泡が目立つ症状になりまして、その水泡はすぐに破れてしまい、充血の目立つ大きなびらんになることが多いとされています。

類粘膜天疱瘡

この類粘膜天疱瘡も尋常性天疱瘡と同様に、水泡を生じる病気であります。この類粘膜天疱瘡と尋常性天疱瘡との違いは、水泡のできる皮膚内での位置によります。類粘膜天疱瘡は上皮下に水泡を生じていきます。尋常性天疱瘡は重層扁平上皮内に大きな水泡を生じることになります。
 
皮膚疾患との関連性での歯周疾患ですので、歯科単独で治療をするのではなく、皮膚かとの連携をもってして治療に当たるのが良いと思われます。根本的な診断や治療にたいしては、さまざまな分野の専門知識から判断していくことが、最終的には患者さんの健康にメリットを与えてくれると考えております。

扁平苔癬

水泡を伴う扁平苔癬も区別が必要となる病気であります。呼び方は、へんぺいたいせん、と呼びます。扁平苔癬の中のは、水泡を作るものと、水泡を作らないものがあります。炎症性角化病変でありまして、注意して口のなかを見ていきますと時おり見つけることができる病気であります。症状としましては、様々有りますが口のなかがヒリヒリしたりして発見されることもあります。

歯肉癌

重症な病気の中で、見逃してはならない病気があります。それが歯肉癌になります。歯周病と症状がにていることもありまして、間違って見落としてしまうと大変なことになりますので、診断していくに当たっては、もしかしたら歯肉癌ではないかとの目をもって診断に当たっていかなければなりません。
 
千種区池下 阿部歯科 院長 阿部丈洋
 
歯周病にはさまざまな状態があります。その中でも、まれであったり、特殊な病気もあります。普段は、あんまりで合うことはないですが、知っておかないと区別することが難しくなってしまいます。そのような目で診断をしていくことが、とても重要となるのが診断になります。今回、いくつかの病気を説明していきますが、まれですので、ほとんどの方には当てはまらないことがあると思います。しかし、そのような病気があることを、未然に知っていくこととは有用であるのではないのかとは思います。
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急性壊死性潰瘍性歯肉炎

急性壊死性潰瘍性歯肉炎はANUGとも呼ばれておりまして、乳頭歯肉先端部の壊死、自然出血、疼痛、口臭が認められるために区別する必要があります。ここの症状があるからと言って、この病気であるわけではありませんが、このような症状が認められるときには一度歯医者さんで相談されてもいいのかもしれません。
 
結合組織内にスピロヘータが認められることも特徴的ではあります。このスピロヘータは目でみることができない細菌でありますので、顕微鏡をしようして発見することになります。しかし、必ずしも細菌を発見しないと治療できないわけではないですのでご安心ください。
 
原因についてはよくわかっておりませんが、プレボテラインターメディアが増加するとも言われております。精神的ストレスが関与しているかもしれないとの疑いもありますが、その真相は定かではありません。再発性になりまして慢性化を繰り返すことによりまして、壊死性潰瘍性歯周炎と呼ばれるようになっております。

ステロイドホルモン

ステロイドホルモンと関係した歯肉炎も存在します。そのなかには思春期性歯肉炎、妊娠性歯肉炎、避妊薬やステロイドホルモン治療に関連した歯肉炎となっております。これらにつきましても、一般的にはそんなに遭遇することはありませんが、知っておきたい病気になっております。

ポルフィロモナス

ステロイドホルモンが上昇していきますとある状態になることがわかっております。それは、ホルモンの上昇に伴いましてポルフィロモナスが増加していくことになります。これらの歯肉炎で明らかなことには、プラークに過剰に反応した結果であるということになります。症状としましては、広い範囲における炎症や、発赤、浮腫、増殖を示すことになります。
 
名古屋市千種区阿部歯科から特殊な歯周疾患のことについて
 
こんにちは!千種区の歯医者 阿部歯科院長の阿部丈洋(たけひろ)です。
数多くある歯科治療の中でも、特に多い「歯周病」の分類について、患者様へ分かりやすく解説したいと思います。
 
【2018年1月22日(月)11:00 記事更新】
 
『歯周病』と一言に言いましても、実は多くの病態があるのが実際です。
ただ単に歯茎が下がったり、歯がぐらぐらして抜けてしまったりすることではないのです。非常に多くの状態に分類をされています。
 
今回はその歯周病の細かな分類について、専門の歯医者として簡単ながらのべていきたいと考えます。「歯周病ってこんなに細かい分類がされているんだ!」と思っていただければ幸いです。ぜひご覧ください!
 
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さて、今回の院長ブログで歯周病の分類についてお話しする内容は「1989年の米国歯周病学会が発表」したものに関し、お伝えしようと思います。
 
日本は歯周病先進国のアメリカから歯周病に対する診断や治療法を学んできています。日本におきましても、その当初は基準を求めるのに”アメリカからの歯周病の知識”を取り入れてきたのです。その一部に関し、以下に示していきます。
 

成人性歯周炎について

米国歯周病学会による歯周病分類(AAP)の解説によりますと、この成人性歯周炎は35歳までは臨床的にはそんなに問題になる事はないです。その疾患は年齢と共に進行していき、歯垢や歯石との関係が示唆されています。ただ、好中球やリンパ球の機能は正常な状態が保たれています。
 
 

早期発症型歯周炎

この早期発症型歯周炎は組織破壊における速度が早い点や、生体防御能の欠乏におけること、それぞれの疾患と関連した細菌における点など、違いがある事がわかっています。その中には大きく三つの分類に分けられます。前思春期性歯周炎、若年性歯周炎、急速進行性歯周炎がそれに当たります。
 

前思春期性歯周炎

この前思春期性歯周炎は乳歯が出てくる時期と共に、または混合歯列期におかされる状態です。
 
子供の時は基本的に歯周病にかかることはないのですが、なかには稀にこのような病気を発症することがあります。これは特殊な細菌にかかるという事でなく、白血球の機能異常によるものでありまして、発症自体は稀な歯周病となっています。
男女比はほとんどなく、ほぼ同じくらいの割合で発症するとされています。
 

若年性歯周炎

限局型と広範型に分けられますが、以前は限局型におきましては歯周症とも言われていました。
 
現在はこの「若年性歯周炎の中にカテゴリ」されるに至っています。思春期前後に発症することが特徴となっており、男女比におきましては女性の方が男性と比べ三倍の確率で発症すると言われています。
 
家族性に発症することも特徴の一つで、意外と歯垢の沈着は少な目な傾向にあります。細菌ではアクチノバシラスアクチノミセテムコミタンスが関係しているとされており、病気が重い状態のわりには急性症状は少ない傾向にあります。
 
 
今回は歯周病の分類について、詳しくご説明をしました。中には歯医者へ治療へ行った際、聞いたことのある言葉もあるかもしれません。歯周病はその分類、段階ごとに適切な治療方法があります。千種区の阿部歯科では、それぞれの患者様のお口の状態にあわせ、適切な診査の上治療を行っております。
歯周病でお困りの方はお気軽にお問い合わせ、ご来院ください。早期治療が非常に有効です。
 
 
 
本記事の執筆者:歯科医師  阿部 丈洋 (あべ たけひろ)
 
【経歴について】
1978年:名古屋市千種区生まれ  1997年:愛知県内の東海高校を卒業  2003年:奥羽大学を卒業
2003年:愛知学院大学歯学部研修医、稲沢市民病院にて勤務  
2004年:愛知学院大学第2口腔外科にて勤務
2005年:岐阜県立多治見病院 救命救急、麻酔科レジデント
2006年:愛知県済生会病院の歯科口腔外科 医員
2009年:加藤歯科にて勤務  2016年:オカダ歯科クリニックで勤務
2018年:阿部歯科 院長就任
 
【治療に対する考え】
人間おひとり、ひとりの性格が異なるのと同様、「お一人お一人が必要とする治療」にも違いがあります。そのため、治療の必要性についてしっかりと説明を行ったうえで、各患者様に適した治療計画を立案します。ただ治療を進めるのではなく、患者に信頼いただき、安心して治療をお任せいただけることを重視しています。
 
炎症の広がりを見る診査のなかにPMAindexというものがあります。これは、上下顎前歯および犬歯の歯肉を乳頭歯肉、辺縁歯肉、付着歯肉にわけて炎症の有無を調べていく方法です。有りか無しかで、有りの場合には1点、無しの場合には0点で、この数値の合計で0点~34点まで数値化した指標を用いて判断していきます。
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炎症程度診査

炎症の程度を調べていく指数にはいくつか有りますが、その中で代表的なものに歯肉炎指数GIつまりジンジバル・インデックスやプロービング時の出血をみるBOP、ブリーディング・オン・プロービングがあります。ジンジバル・インデックスはスコアを0点~3点にわけて数値化していきます。0点は炎症なしでして、3点は自然出血や潰瘍が見られる場合を示していきます。

ブリーディングオンプロービング

ブリーディング・オン・プロービングは25グラムの力でプロービングをしたときの、プロービング時の出血の有無を判定していきます。その評価は30秒後にしていきます。このブリーディング・オン・プロービングにより炎症の程度が簡易的にわかる優れた診査法になります。

分岐部病変分類

分岐部病変の分類には主に二つの分類があります。それは、グリックマンの分類とリンデの分類になります。グリックマンの分類は1級~4級に分類されております。1級は病変は存在しますが、分岐部のはを支える骨がプロービングでもエックス線写真でも認められない状態であります。4級は分岐部が開放されており、口腔内にさらされておりまして、プロービング時にプローブが歯肉にさえぎられずに貫通できる状態であります。

リンデ

リンデの分類は1度~3度まであります。1度は分岐部の水平方向の支持組織破壊が歯の幅の1/3を越えない状態のことを示しております。3度は分岐部の歯周組織が破壊されておりまして、プロービング時にプローブが貫通できる状態であります。このように、さまざまな診断基準のもと診断されて、その診断のもとに治療が施されていくのです。ちなみに、分岐部のプロービング時にはファーケーションプローブという特殊な器具をしようしていきます。

動揺度

動揺度を見ていくには、はの動きをミリ単位で把握していきます。動揺度は1度~3度まで分けられています。1度は0.2ミリ~1ミリの動揺を示す状態であります。そして、2度は1ミリを越える歯冠の動きを示しています。また、3度は2度の動きに加えまして、垂直方向への歯冠の動きで判断していきます。
 
名古屋市千種区池下で歯周病に力をいれている阿部歯科のブログより
 
名古屋市千種区池下の阿部歯科の院長、阿部丈洋です。今回は、歯周病疾患の審査についてお話ししていこうと思います。皆さんは、歯周病疾患で診査といいますとどのようなことをすると思いますでしょうか?実は、歯周病疾患を診査するためには数多くの診査項目があるのです。その一部をいかに、書いていこうと思いますので、宜しくお願い申し上げます。
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歯周組織破壊

歯周組織破壊の診査には、まずは炎症の把握があげられます。歯周組織の破壊をもたらしている炎症については、その広がりと程度を把握しなければなりません。ポケットの診査や、根っこの分岐部の状態、動揺の程度や、歯を支えている骨の破壊の程度を調べていかなければなりません。

ポケット

ポケットというのは正式には歯周ポケットとといいまして、歯茎の溝が病気になった状態のことを言います。正常な状態では歯肉溝と呼ばれていまして、歯周病にかかっていない状態であります。ポケットの診査におきましてはデンタルプローブというものを用いて溝の深さを調べていきます。

炎症原因診査

歯周組織に炎症を引き起こしています原因を調べていくにはいくつかのことを見ていかなければなりません。歯垢の診査、歯石の診査、歯垢付着促進因子の診査などがあげられます。歯石は歯垢が停滞し続けて固くなってしまったものだと思ってもらっても構いません。歯垢をそのままにしておくと歯石になってしまって、歯磨きではなかなか取ることができなくなってしまいます。

炎症

炎症の広がりを見ていくには、視診が主なものになっておりまして、歯肉の色や形、硬さ、スティップリングの有無などを見ていきます。スティップリングとは歯肉にある一部のボツボツでして、正常な歯周組織には存在しているものになります。この、スティップリングが消失してしまうことは炎症が広がっていることを示すひとつの例であります。

炎症程度

炎症の程度を見ていくには主に先程のべましたプローブを使用していきます。プローブを歯周ポケット部を刺激したときに出血するかどうかを調べていきます。炎症の程度が強い場合には、風をかけただけでも出血してきたり、時にはなにもしていなくても自然に出血している場合も見受けられます。

ポケット

ポケット診査におきましては歯周ポケット部をプローブで歩かせるような、ウォーキングプローブということをしていきます。溝の深さを調べていくための、このプローブを沿わせて溝の深さを把握していくのです。時々、深いポケットが見つかって限局的な病気が見つかったりすることもまれではありません。
 
千種区池下の阿部歯科の院長、阿部丈洋です。今回は、歯周病の評価のなかでしばしば用いられる評価の方法をご紹介します。歯周病の評価におきましては、様々な手法が用いられておりますが、その中のひとつにCPITN という方法があります。CPITN とはCommunity Periodontal Index of Treatment Needsの略になります。その詳細についてこれからお話ししていきたいと思います。
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CPITN 

この指標は歯周疾患の罹患状況を世界的規模でとらえて、相互に比較しまして、さらに治療の必要度を算出しまして、治療計画を立案するために考えられた指標であります。治療計画を私たちが立てていくにあたりまして、まずは現在の状況の診断をしなければなりません。病気があると言いましても、どれくらい悪いのか?どのように治療していけばいいのか?考えることは非常に多いのであります。

指数

この指数におきましては、
代表歯を用いる代表歯法であります。
使用するプローブを指定しています。
疾患の程度はカテゴリーで表しまして、その値は治療の必要度と直結しています。
以上の特徴を持っているのがCPITN の指数になります。

代表歯

代表歯としましては、口腔内を6分割しまして、臼歯部におきましては第一大臼歯か、または第二大臼歯のいずれかを対象と致します。前歯部におきましては、上顎右側中切歯と下顎左側中切歯を使用します。第三大臼歯は通常は含めませんが、第二大臼歯の位置にありまして機能している場合には使用します。第一大臼歯とは6歳で生えはじめる、いわゆる6歳臼歯のことであります。第二大臼歯とは12歳くらいで生えはじめる、いわゆる12歳臼歯のことであります。第三大臼歯とは、いわゆる親知らずのことであります。

プローブ

プローブにおきましてはWHOのプローブを使用します。使用するときのプロービング圧は25gを越えないようにします。診査項目としましてはプロービングデプス、プロービング時の出血の有無、歯石の有無としています。プロービングデプスが6mm以上の場合はコードを4、プロービングデプスが4-5mmの場合はコードを3、プロービングデプスが3mm以下の場合でも歯石があった場合にはコードを2、それ以外の場合でもプロービング時に出血が見られた場合にはコードを1、そして以上の所見が見られなかった場合にはコードを0としまして、6分割しましたそれぞれの分画ごとに記録していきます。

治療法

治療法としましては、口腔清掃指導、口腔清掃指導とスケーリング、口腔清掃指導とスケーリングとさらに複雑な歯周治療を考えていきます。疾患の程度と治療の必要度は次のように対応していきます。
コード1の場合➡口腔清掃指導
コード2、3の場合➡口腔清掃指導とスケーリング
コード4の場合➡口腔清掃指導とスケーリングとさらに複雑な歯周治療
以上が対応していくことになります。
 
これらの指数は代表歯法を用いていますので、短時間で診査できまして、またプローブを規定しまして、コードを定めて治療法と対応させているために、結果の比較が簡単でありまして、統一的に行うことができるというメリットがあります、優れた長所を持っているのであります。
 
 
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