千種区の痛くない歯医者

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歯科大の頃に学ばれたことやエピソードについて、お聞かせください。

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はい。大学は福島県郡山市にある奥羽大学というところに入学しました。
郡山は大学に行くまでは行ったことがない土地でした。

大学時代は一人暮らしをしていて、
皆さんもそうでしょうけどたくさんの刺激に溢れた20歳台前半を過ごしました。

車は持っていませんでした。
しかし原付はありましたので、ほとんどの移動手段は原付を用いていました。
結構、郡山から離れた猪苗代湖というところまでも原付でドライブしたりしていました。

往復で6時間くらいかかりました。須賀川というところや三春町など、東西南北走り回っていました。
その時の田舎的な原風景は今も私の脳裏に残っています。
大学六年生前期までの学業の成績はどん底でした。
あんまり勉強をしてこなかったのもありますし、ゲームばかりやっていたのも原因だったと思います。
このままでは国家試験どころか卒業も危ぶまれる事態でした。

そんなおり、ある友達が私が図書館で勘違いな勉強をしていたときに近づいてきました。
その時の私の勉強は自分の興味のあった生理学の勉強など国家試験では
あんまりでないような範囲を入念に勉強していました。
今思えば、間違った勉強範囲ではあったのですが頑張っていなかったわけではなかったのです。

その分野というのはパーキンソン病の原因など、歯科とは全く関係ないところでした。
黒質緻密部がどうかとか、ブローカ領域がどうかなど今思っても数年に一回でるかもしれないような内容でした。
そんな勉強をしているのをわかっていたある友達が言いました。

「阿部、お前の勉強は確かにすごいと思うよ。
けど、今のままではいけないと思う。落ちるよ。」私は、一瞬いらっとしました。
じゃあどうすればいいんだと私は聞きました。そこで友達は私に教えてくれました。
「疑うかもしれないけど、俺の言うようにやればテストの点数くらいは必ず上がるよ」眉唾物で、
興味本意でその友達の話を聞きました。

「授業の板書は、教授が教科書をまとめた一番大切なところだから、
それを意味がわからなくても丸覚えすればいいんだよ」私には理解ができませんでした。
しかし、彼は結果を出していました。成績は上位だったのです。

私は結果を出し続けているその友達のアドバイスを素直に即時的に実践しました。
その瞬間から授業のノートを取り出してひたすら丸覚えしました。
1日12時間はそんな日々を数ヵ月続けました。そうすると模試の順位が以前は100番くらいだったのが、
これはほとんどビリです。37番になりました。

その次の模試は16番になりました。圧倒的成長を得たのです。
それというのもチャンスと気付きをくれたその友達のお陰です。
そのままの状態でいたら私はきっと卒業もできていなかったと思います。ありがとう。

そんな私の成長を知ったあんまり話したことがなかった人たちがその秘訣を知りたくて、
一緒に勉強したいと申し出てきました。
私はその友達が教えてくれた勉強法と、独自の原因を追求する勉強法の融合でその人たちに勉強を教えていきました。

周りの人たちはそんな私の勉強を否定しました。

しかし、私はその勉強法を曲げることなく最後まで進めていきました。
その勉強法に不安がなかったわけではありません。
相当ゆっくりしたペースでしたし、1日過去問が5問しか進まないこともざらでした。

けど、私はその方法を頑として変えずに自分達が納得できるまで次の問題に進まないという勉強法を選択し続けました。
国家試験までに過去問は終わりませんでした。

しかし、私たち4人は全員国家試験を一発で受かりました。
私を含めてその4人は国家試験どころか卒業試験儲かるか怪しいと思われていました。
けど、今はこう思います。それがどうした。重要なのは自分がどうしたくて、どうするかだ。

他人の思いは捨ててしまえ。自分の信じた信念を、ただただ一生懸命するだけです。他人は関係ありません。