千種区池下の歯医者 阿部歯科 副院長の阿部利晴によるブログで、アメリカの歯科医療についての事情等を載せています。

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2019年2月アーカイブ

歯の神経を取った後の歯内治療は根管治療後に樹脂製根幹充填材で根管内を封鎖するという方法が確立されてから治療法がほとんど変わっていないと思われていますがこの10年でもかなり治療法が変化してきています。それは新しい根管内の消毒方法の考え方や、MTAセメントといった新しい材料が出てきたことで従来と治療へのアプローチが変わった事にあります。

10年で変わった歯内治療

14年以上前の私がまだ学生だった時と比べて歯内治療のアプローチは色々と変わりました。根管治療で根管内の洗浄と言えば当時は次亜塩素酸ナトリウムと過酸化水素水を使った交互洗浄でしたが今では根管内に満たされた次亜塩素酸ナトリウムを使っての消毒とファイリング、根管内用の洗浄器具によるキャビテーション効果、EDTAによる切削牙粉の除去といった当時とは違った手順が取られるようになってきました。そして貼薬についても当時あったホルムクレゾールは使われなくなってきており、水酸化カルシウムが貼薬の主体となりその目的も仮封からの辺縁漏洩への対策が主な目的へと変わってきています。一部では根管治療後の仮封がしっかり担保されていれば貼薬はいらないのではないのかとも議論されています。このようにわずか10年で歯内治療の治療へのアプローチも大きな変化が見られるようになってきています

より細かい分析によって治療の到達点が変わってきた

抜髄といった根尖にダメージがない場合の治療に関しては作業長に大きな変化は起きませんでしたが、感染根管といった根尖に感染と炎症を認め破骨細胞様細胞による吸収が進んでる歯牙については歯内治療の際の作業長への考え方が変わり始めました(作業長の歯科医学的な決定方法は見えない歯の根の先端をどうやって測るのかの記事をご覧ください)。

それはレントゲン像からの根尖の吸収具合によって作業長を短かく取るという考え方でこれは充填材を根尖から押し出すオーバー根充を防ぐという考え方からもきています。0.5mmオーバーは2mmアンダーよりも悪いと言われる様に細かく根尖での充填の状態が管理される様になってきました。レントゲン像で見られる根尖病巣は想像よりも破骨細胞様細胞による歯牙の根尖の吸収が進んでおり根尖孔の破壊への認識が進んだ結果とも言えます。その様な認識の他にも根管治療の際の歯牙の余分なダメージを避けるためにニッケルチタンファイルの使用が進んだり、従来よく使われるウォッチワインディング法やターンアンドプルといった手技に変わってバランストフォース法が見直されたりと歯内治療でも着実に治療法が進化しつつあります。さらにMTAといった製品の登場でも治療の幅が大きく広がってきています。

このようにわずか10年で歯内治療だけでも大きく治療法に変化が起きているため卒業してからも常に勉強し続けることが歯科治療には必須なのです。

歯内治療の成功率をあげるために

歯におおきな虫歯ができてしまっていて元々歯の神経があった空間と口腔内が交通したままになっている方もいますが、長期間解放された根管内と口腔が交通していると根管内に感染がどんどん進んでいき難治化しやすくなってしまいます。時には根管内に虫歯ができて根管内カリエスという状態になってしまう事もあります。根管内カリエスになると治療は非常に難易度が高まってしまい時には歯内治療ではなく抜歯をせざるを得ないという事になる時もあります。そのため根管内と口腔内が交通している場合は早めに治療をする事がとても大切になってきます。

歯の神経がまだ生きているものの細菌感染をしてしまった歯の神経の処置をする場合は最大で成功率が90%と言われていますが、歯内治療をした後に再び根尖部に膿ができて再感染を起こす事があります。その場合も再度、歯内治療をする必要ができてますが、歯内治療の再治療の成功率は60から70%ほどと言われています。さらに再治療の後にさらに再根管治療をする場合はさらに成功率が下がる事となります。そのため歯内治療をする際は最初の時点で確実に治療を終わらせると共にさらには、補綴物辺縁からの再感染を可能な限り抑える事が必要となります。

歯内治療後の被せ物(補綴物)も根管内の再感染に影響する

歯の神経の治療をする際には、根管内の治療をした後に歯に被せ物をする事になりますが、根管内の再感染は歯内治療の成功のみでなく、治療後の補綴物からも影響を受けます。それは、被せ物(補綴物)の精度により細菌を含んだ唾液や感染源が口腔内から補綴物と歯のつなぎ目を経由して根管内へと微小に漏れる(微小漏洩・マイクロリーケージ)を起こす事で根管内の再感染が起こる事もあるからです。そのため、歯内治療においては確実に根管内の治療を終わらせて感染が取り除かれた根管内が補綴物の辺縁から再び微小漏洩によって再感染を起こさないようにする事もとても大切な事となるのです。

歯内治療の進化.jpg

執筆者:阿部歯科 副院長 阿部利晴

略歴

1980年:誕生、千種区の歯医者の阿部歯科(現在の阿部歯科)で開業する祖父と父親を持ち地元で育つ
2005年:愛知学院大学歯学部を卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科にて臨床研修医となる
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座に入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科を修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座にて非常勤助教となる
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員となる
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部にて勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部にて講師に就任
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員に就任
2015年:阿部歯科 副院長に就任

みなさんは歯医者に来る時にどのような気持ちを抱くでしょうか?多くの人は不安であったり緊張であったりするかもしれません。歯科医院での待ち時間や呼ばれた際の緊張感はどうしても慣れないと思います。

不安が緊張につながる

どうしても歯科医院に来てどういう治療になるのかと思うと緊張してしまうと思います。患者さんにとっての歯科医院に対する心理的な扉とも言えると思います。歯科医師にとってその重い心理的な扉を開ける事も治療の一環としてはとても大切だと思っています。「何をするのか分からず不安」「これからどうなるのか分からず不安」「説明を受けたもののなかなか全部理解できず不安」、と心理的な扉は不安によって重さを増すと思っています。心理的なものだけではなく、実際に体験する痛みや辛さといったものも当然歯科医院への足を遠のけてしまいます。

説明の大切さ

そういった不安の解消のために治療の説明というのは患者さんの心理的な負担を軽くするのにとても大切な事だと考えています。そして伝えるという事がその中でも特に大切だと千種区の阿部歯科では考えています。「説明=伝わっている」わけではなく、伝わる説明を心がけたいと考えています。あまりにも専門的すぎる言葉では患者さんに伝わらずに、分からない事がさらに増えて不安を増長させてしまう可能性もあると思いますし、あまりにも長すぎて多すぎる情報も患者さんにとっては急に全部理解する事が出来ないかもしれません。言って説明したという形式的な事ではなく患者さんの不安を取り除くために伝わるように伝えるという事を大切にしていきたいと思っています。そして実際の痛みや辛さに対しても対処する事でより、不安を取り除く事ができると感じています。

患者さんの不安の解消のパートナーになる

歯医者で治療するという事は目的の一つなのですが、同時に患者さんの抱える不安や悩みや患者さんの思いに歩幅を合わせて共に問題解決をするパートナーとなる事が医療従事者側にとって大切な事だと阿部歯科では考えています。単に歯を直すのではなく患者さんの抱える不安や期待に寄り添って共に様々な口の中の悩みを解決する協力者となる事が患者さんの心理的に重い歯科医院への扉を開ける事に対して大切な事だと思っています。

患者さんはそれぞれに様々な期待や不安を抱えていると思いますがそれらの期待に対する答えや不安に対する解消をする手伝いをできるようになっていければいいなと思っています。

いい歯医者さんとは.jpg

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