千種区池下の歯医者 阿部歯科 副院長の阿部利晴によるブログで、アメリカの歯科医療についての事情等を載せています。

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当院副院長からのお知らせ、出来事のご紹介です。

2019年5月アーカイブ

顎の成長.jpg

池下の歯医者の阿部歯科ではこの時期になるとお子さんが幼稚園に入ったり小学校に入ったり学年が上がって乳歯や永久歯の生え変わりが気になる方が相談に来られる事が増えてきます(過去の記事:子供の歯の生え変わりが遅い場合)。乳歯と永久歯の関係を考えると永久歯が虫歯や歯周病で歯を治療しないといけなくなったり、症状がすすんで歯が抜けてしまったりした場合に歯が乳歯から永久歯に生え変わるように新しく生えればいいのにと思う患者さんもいるかもしれませんが、そもそもどうして乳歯から永久歯に生え変わる必要があるのでしょうか?子供の時に最初から永久歯が生えてきてそれを使い続けてはだめなのか?というお話をしようと思います。

乳歯が抜けて生え変わる必要があるの?

実は人だけでなく猫も犬も乳歯があり永久歯に生え変わりますが乳歯が抜けて永久歯に生え変わるのならば乳歯って本当に必要なの?という事になりますが、乳歯は永久歯よりも骨の中に埋まっている歯の根の長さが短く「長持ち」という点では永久歯よりも大分劣ります。そういった事情もあって乳歯は生えた時から生え変わる事を前提としていますが、それならばどうして最初から永久歯が生えてこないのでしょうか。もちろん乳歯から永久歯に生え変わる事で虫歯になってしまった歯をリセットできるという点では良いのですが、もちろん虫歯をリセットするという理由で永久歯に生え変わるように進化したというわけではありません。

永久歯は子供の顎の大きさに比べて大きすぎる

子供の顎の大きさを見てみると分かるのですが、大人と比べると子供の顎はかなり小さい事が分かります。歯の生えはじめた小さな子供の顎の大きさは大人の半分以下の子供もいます。そしてその小さな顎に対して永久歯は大きすぎるという問題が乳歯から永久歯に生え変わる大きな理由となります。では、大きすぎる歯が小さな顎に生えてしまうとどうなるのでしょうか?例え歯が大きくても少しずつ顎の大きさに合わせて歯が順番に生えていけばいいのでは?という疑問もわいてきます。

歯の並びは石橋のようなアーチを作って安定している

歯の並びを見ると奇麗に並んでいる状態では歯は石橋や石造りのアーチのように弓なりの状態で並びます。

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人の歯は前歯、犬歯、臼歯(小臼歯、大臼歯)によって噛むときの役割があり、その中でも犬歯が適正な位置にある事が噛むという機能において大切となっています(過去の記事:犬歯について)。その際に歯の並びが奇麗なアーチ状を作る事で前歯と犬歯そして臼歯が噛むという機能において十分能力を発揮させる位置に収まるようになっているのですが小さな子供の顎に永久歯が生えてしまうとそれぞれの歯の種類が適切な機能を果たすための奇麗なアーチ状に並ばないという問題が出てきてしまいます。そのため、小さな顎の子供の頃には小さい歯の乳歯が生えて適切なアーチ状の歯並びを作り、顎が大きくなってきた頃に乳歯が大きな永久歯へと生え変わってその顎の大きさに合わせて奇麗なアーチを作るというようになっています。

 

歯の並び.jpg

そして、乳歯の役割は子供の小さな顎の中で歯並びの奇麗なアーチを作るだけでなく、大人の歯が生えてくるための道しるべのようなガイドとしての役割も果たしています。ひとたび顎の成長が完了して永久歯が生えて奇麗なアーチを作ればそれ以降歯のアーチが崩れる事もないので永久歯がその後に生え変わる必要はないという事になってきます。ただ、どうして人の歯がこのような進化をしたのかという理由はよく分かっておらず顎の大きさに合わせて歯の大きさが合わせられていると考えると進化は本当にうまくできているなと思います。

 

 

阿部歯科ホームページサイト.jpg

千種区の歯医者の阿部歯科では日頃から治療のみではなく患者さんの来院しやすさや安心感という点においても目を向けるようにしております。歯科医師として病気を治すのはもちろんの事ですが、患者さんの不安や心配という点にも目を向ける事も非常に大切だと考えています。そのため、日頃から阿部歯科では患者さんからの視点で安心できる歯科医院を作るために色々な取り組みをしていますが、今回は患者さんがより安心して阿部歯科のホームページを訪れられるようにホームページのセキュリティを大きく向上させました

ホームページでの通信が暗号化されました

ホームページにはその所在地を表すURLがあるのはご存知だと思いますが、そのホームページにアクセスしたりホームページから情報を送受信したりする際にデータはインターネットの中を通る事になります。インターネットの中で情報が送られる時には情報が暗号化されて送る方法と暗号化せずに贈る方法があります。阿部歯科では患者さんがより安心して阿部歯科に初診の相談などができるようにするためにこの情報の送信を暗号化して他の人にはわからないようにやり取りできるようにホームページのセキュリティを向上させました。

医療機関だからこそ安心して相談できる環境を

現在では歯科医療機関での暗号化通信の普及は半部あるかないかといったところで、ホームページにアクセスしたりやりとりをする際に暗号化せずに行う事もめずらしくはありません。しかしながら、患者さんが安心して阿部歯科に歯の悩みについて相談ができるようにこのたび阿部歯科全体のホームページを暗号化通信に対応させました。これによってインターネットを通して阿部歯科にアクセスしたり初診の相談をした際の安心感が非常に大きく向上しました。

阿部歯科ホームページの常時SSL化

阿部歯科のホームページのアドレスを見ていただくと分かるのですが、URLがhttpではなくhttpsから始まるように変更されました。この作業はホームページの常時SSL化と呼ばれ、この事によって阿部歯科での通信はすべて暗号化される事となり外部の誰からもわからないような非常に高いセキュリティを確保できるようになりました。今回のセキュリティ向上のために阿部歯科ではホームページの見た目は変わらないものの1か月の作業期間を費やして高セキュリティのサイトに改変しました。阿部歯科では歯科治療だけでなく患者さんから目が届きにくいありとあらゆる事で安心して来院していただけるためにこのような患者さんがなかなか気がつきにくい事でも時間と労力を費やしてでも対応する事が大切だと考えています(過去の記事:阿部歯科の耐震設計阿部歯科のセキュリティへの取り組み)このような、なかなか分かりにくい事でも患者がさんがより安心できるように改善していく事ですべての患者さんが安心して阿部歯科に通えるようになっていければいいなと考えています。

 

歯医者さん独自の臭いを減らす取り組み.jpg

歯医者さんでは独特なにおいがしますが患者さんによっては歯医者さんのにおいが苦手な方も多くいると思います。歯医者さんのあの独特のにおいは歯科材料や薬が主な原因となっているのですが、千種区の歯医者の阿部歯科では歯医者さん独特のにおいを減らす取り組みをしています。

歯医者さんのにおいがする!

歯医者さんに入った時に歯医者さんのにおいがすると思う患者さんも多くいると思いますが、歯医者さんだけに限らず医療機関では独特なにおいがしますよね。歯医者さんのにおいも特徴的で私が子供の時は祖父や父親が治療をしている診療室に入ると歯医者さんのにおいを感じていました。歯科医師として働いてからはにおいに慣れてしまい歯医者さん独特のにおいがすでに分からなくなってしまったのですが、ほぼ全ての歯医者さんも同じで慣れすぎて歯医者さん独特のにおいが分からなくなってしまっています。ですが、患者さんにとっては普段あまり嗅ぐことのないにおいなので歯医者さんに入った途端独特のにおいを感じる事も多々あると思います。

歯医者さん独特のにおいの元

歯医者さん独特のにおいの元は歯科材料や薬剤が主なのですが特ににおいの元となる事が多いのが歯内治療に使うホルクムレゾールや入れ歯の修理に使う即時重合レジンと呼ばれる独特の材料からくるにおいです。ホルムクレゾールはいかにも薬品のような香りがして即時重合レジンはプラスチックのようなにおいがします(過去の記事:歯医者さんの診療室の独特なにおいの理由)。

ホルムクレゾールはかつては歯内治療で消毒を目的によく使われていたのですが、今は使われる事は減っており阿部歯科でも現在は使用しておりません(過去の記事:最近の歯の神経の治療方法の進化)。歯内治療にホルクムレゾールを使用している歯科医療機関もまだまだありますが非常ににおいも強く、歯医者さん独特のにおいを作っている薬剤のひとつです。即時重合レジンは歯科治療に使うプラスチックの様な材料なのですが、液と粉を混ぜ合わせる事で重合反応を起こし固まります。即時重合レジンの液は揮発しやすくこの液が歯医者さん独特のプラスチックのようなにおいを作り出している理由の一つになります。他にも歯医者さん独特の材料や薬剤がありますが比較的これらの歯科材料や薬剤がにおいの原因になる事が多いです。

阿部歯科の歯医者さん独特のにおいを減らす取り組み

歯医者さん独特のにおいを減らすために阿部歯科では様々な取り組みをしています。ホルムクレゾールなどの歯科治療で使う事の減ったにおいの強い薬剤を置かないようにする事も取り組みの一つですが、他にも待合室には空気清浄機を設置してにおいの粒子をフィルターで回収してクリーンな空気を供給するように取り組んでいます。他にも加湿器を各診療室に設置して湿度を保つ事でにおいの粒子を拡散させにくくしつつ加湿器にはわずかにアロマなどの香料を加えて患者さんにとって居心地がよくなるように努めています。

歯科医療機関で働いている歯医者さん自身はにおいに慣れすぎているため歯医者さん独特のにおいがほとんど分からなくなってしまっていますが、患者さん目線で考えれば歯医者さん独特のにおいは患者さんの緊張感を誘う可能性があるので歯科医療従事者自身が気になるかどうか以上に気を止める必要があると考えています。

他にも阿部歯科では昼休憩中などに定期的に一番奥の診療室から受付側まで窓を開けて風を通して空気を入れ替えるという事を積極的に行っています。歯医者さんでの居心地や歯科医院独特のにおいを減らすなどの取り組みでより患者さんが過ごしやすい阿部歯科ができればいいなと思っています。

 

口腔内清掃.jpg

歯にはデンタルプラーク(歯垢)やバイオフィルムと呼ばれる口腔内細菌と細菌の出した細胞外物質などが混ざった汚れの塊が歯の表面や虫歯の溝の中に強固に付いています。歯の形は非常に複雑な場所では歯ブラシなどでは届きにくかったり歯の溝の中には歯ブラシが入っていく事はできません。さらに口の中の細菌が歯の表面に作ったバイオフィルムと呼ばれる細菌の集団の汚れは非常に強くついているため歯医者さんで口の中を専用の機械で剥がすように取り除かないとなかなか奇麗に除去できません。それでも日頃の歯ブラシや専門の機械でもなかなか届かない部位もあるのですが、科学雑誌サイエンスの姉妹紙のScience Roboticsから磁力の力を利用して細かい部位の歯の汚れを取るロボットに関する論文が出ました。(Catalytic antimicrobial robots for biofilm eradication. G. Hwang et. al. Science Robotics. 2019.)

磁力を動力にしてロボットを動かして歯の汚れを取り除く

論文では0.0002mmほどの酸化鉄のナノ粒子と過酸化水素水を主に使って専用の磁力を発生させる機械で粒子の動きを操って細かい部分の汚れを取ると説明しています。口の中の細菌の大きさがおおよそ0.001mmほどなので細菌よりもずっと小さな粒子を利用して汚れを取る事になります。酸化鉄の粒子を利用する事で磁力に引き付けられた酸化鉄ナノ粒子の集団が磁力の方向に合わせてホウキのような構造体を作って細菌や汚れをかき取りつつ加えられた過酸化水素水の作用で酸化鉄から抗菌性のフリーラジカルが出る事で細菌を死滅させると説明しています。この他にも強固にできたバイオフィルムを分解するためにいくつかの酵素を加えるとしていますが、実際に実験された汚れの除去試験ではものの見事に細菌も汚れもかき取っていました。動きも非常に繊細で磁力によって誘導された酸化鉄ナノ粒子の集団がわずか0.2mmほどの空間をすべるように移動して汚れを除去していました。

さらに別の方式も用意され、3Dプリンターを使って酸化鉄ナノ粒子を含んだドリル状のロボットを作っていました。3Dプリンターは歯科領域でも活躍されるようになってきており(過去の記事:将来的に3Dプリンターを利用した歯周病治療ができるかも)かつてはなかなか作れなかったものが作れるようになってきています。酸化鉄ナノ粒子で作り上げたドリルは写真で確認すると小さいものではおおよそ直径が0.5mmほど、長さが1mmほどのドリルロボットで1.5mmほどの空間をくるくるとドリルのように回転しながら移動して汚れをはぎ取っていきます。パイプ状の空間の中にたまった汚れをドリルロボットが磁力の力で操作されてくるくると回転しながら掘り進んでいく光景は色々な可能性を感じさせられます。

歯の汚れを取るだけにとどまらず

論文では虫歯予防のための歯の表面の歯垢やバイオフィルムの除去だけでなく歯の神経の治療の際の汚れ取りやインプラントの清掃、カテーテルの掃除にも使えるのではないかと説明しています。確かに0.2mmほどの空間を移動できるような汚れ除去ロボットや非常に小さなドリルロボットなら色々な可能性があると考えさせられます。磁力自体はMRIにも使われていますので(過去の記事:CTとMRIの違い)これで特定の細かい部位に磁力をかけられるようになれば色々な場所に入り込んで掃除ができるようになるかもしれませんね。個人的には治療目的以外にも自動的に口の中を清掃してくれるような自動歯磨き装置ができれば歯ブラシでは届かない歯周ポケットの深い部分を掃除してくれて予防歯科という意味でも大変役に立つなと感じます。寝ている間に歯磨きロボットが口の中を掃除してくれて朝起きて口をすすげばいいなんていう時代が来るとすごくいいなと感じます。

池下にある歯医者の阿部歯科では患者さんの歯が長く持つように予防歯科に力を入れているのでこの分野の研究はまだまだ始まったばかりですが今後の研究の進展に目が離せません。

 

 

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