千種区池下の歯医者 阿部歯科 副院長の阿部利晴によるブログで、アメリカの歯科医療についての事情等を載せています。

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宇宙空間での歯科事情

宇宙空間の歯科治療.jpg

阿部歯科では千種区や千種区外の患者さんが歯が痛くなっても困らず受診できるように日曜も診療しており通常の歯医者さんが休診となる木曜日も診療をしておりますが、そのような日に来られる患者さんが「やっていている歯医者さんがあって良かった」と安堵されたり、平日に来られる患者さんも「日曜もやっていて安心できる」とお声をいただいています。日曜日もやっている歯医者さんというと代理の勤務の先生に当たるのではと心配される患者さんもいるのですが阿部歯科の場合では院長と副院長が共に戦前の80年前から続く現在の阿部歯科で歯科治療を行っている祖父や父親の後を引き継いで共に治療をあたっているという体制を取っているため、院長と副院長ともに非常に責任をもって治療を行っており患者さんがいつ阿部歯科を訪れても安心できるという強みがあります(関連記事:阿部歯科ができて80年が過ぎました)。

そのような困った時でも地域の患者さんが安心して歯科受診できるように体制を整えている阿部歯科ですが世界中の職業によっては歯科治療を受けるのが非常に困難な職業というのもあります。非常に歯科治療を受ける事が困難な職業の一つに宇宙飛行士があります。もちろん宇宙空間には歯科医院はありませんし、歯が痛くなったので気軽に帰る事もできません。そのような最も歯科治療を受ける事が困難な宇宙空間での歯科事情をお話しようと思います。

宇宙空間でも起きる歯科トラブル

宇宙での歯科トラブルの報告は非常に珍しいもののそれでもひとたび歯の問題が起きるとその対応の難しさから歯科トラブルへの対応はあらかじめ非常に厳密に予防や対応が練られているようです。かつてロケットの打ち上げの際に打ち上げの振動で歯の詰め物や被せ物が取れた際に応急で詰め物をしたり歯の被せ物を付けたり、虫歯が見つかり応急的に処置がされたりといった事が報告されており、1978年には96日間の宇宙フライトミッションで残り2週間の段階で激しい歯の痛みが発生したものの痛み止めで耐え続けたという報告もあります

微小重力下での歯や口の中の影響の研究は非常に少なく、微小重力下では歯周病、虫歯、歯の痛みや顎の骨折の可能性、唾石の発生、口腔癌のリスクが上がるという研究が出ていますが研究自体の規模がまだまだ小さく確実な答えが出ていない状態です。歯周病や虫歯に関しても環境による口腔内衛生環境の維持の難しさや飛行機に乗った時にも起きる圧力変化で歯が痛みを感じているかもしれないといったバイアスを排除しきれないからです。特に歯の神経は痛みしか感じる機能がないため様々な環境の変化による影響をどのように受けているかが分からないためそのような環境下での歯や口腔内への影響がはっきりと解明されるのはまだまだ先だと思います(関連記事:歯の神経を取る時って痛いの?)。

宇宙空間で決して歯科トラブルは軽視されていない

歯のトラブルは報告こそ少ないものの実際に歯の痛みや歯茎の腫れといった問題が発生すると治療の対応の面や計画への影響から古くからどのように対応していくのかといった事が考えられていたようです。今では宇宙空間ではトレーニングを受けた乗組員が用意された歯科治療キットを利用して応急処置をするマニュアルが用意されているそうですが、それでも宇宙空間での歯科トラブルを避けるためにNASAでは打ち上げ6ケ月前に検診を受けその際に歯科治療が望まれる場合は3ケ月前までに治療を終わらせて可能な限り歯が痛くなるなどのトラブルを避ける試みがされているようです。そして計画中の万が一の歯科トラブルに対応するために医療担当者が発射前の打ち合わせで歯科トラブルの際の段取りと対応を用意するというように入念に準備がされているそうです。

最初の頃は歯科治療キットがなかった

有人火星探査計画では18ケ月から24ケ月も計画にかかると言われておりその様な長期間の歯科治療トラブルへの対応の研究がすすめられているそうですが、初期の頃には歯科治療キットそのものが存在しなかったそうです。

最初に宇宙空間での歯科の対応ガイドラインができたのが1957年の事で1960年から宇宙飛行士の歯科トラブル対応訓練が始まりました。1961年から1972年には月への有人宇宙飛行計画が始まりましたがアポロ17号の18日の最長計画を含めて歯科の問題は起きませんでした。1973年から始まった最初の地球周回の宇宙ステーションを作るスカイラブ計画では初めて歯科治療キットが準備されて乗組員の口腔内図解付きで診断と対応マニュアルが用意されて実際に歯科検診も行われました。1980年から構想の始まった国際宇宙ステーション計画では歯科の緊急トラブルに対する対応マニュアルが用意されますます歯のトラブルへの対応が進んでいきました。

このようにどんな環境でも急に歯が痛くなったらどうしようという心配がつきないのであらかじめ定期的に検診と予防処置を受けていざという時に備える事が大切なのですがやはり人によっては歯科医院に行くのをためらってしまうと思います。そのため阿部歯科では患者さんがより受診しやすい環境を整えると共に痛みの少ない治療を実践して多くの患者さんが不安なく歯科医院を受診できるようになれるように努めています(関連記事:痛くない歯科治療をするための取り組み)。

参考文献:

1) The history and importance of aeronautic dentistry. B. Rai, J. Kaur. J. Oral Sci. 2011.

2) Review of Spaceflight Dental Emergencies. A. Menon. NASA report. 2012.

3) Dental Treatment during a human Mars Mission with remote support and advanced technology. S. Häuplik-Meusburger, H. Meusburger, U. Lotzmann. 46th International Conference on Environmental Systems. 2016.

 

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