千種区池下の歯医者 阿部歯科 副院長の阿部利晴によるブログで、アメリカの歯科医療についての事情等を載せています。

<電話番号をタップするとお電話できます>
TEL:052-751-0613
<時間外受付はこちら(初診のみ)>
TEL:090-3300-5882

※夜22時までの受付となっております。
メール予約の受付は24時間可能です!ご予約・お問い合わせ
平日の遅めの時間と土日が予約が取りづらくなっていますので、お早めのご予約をおすすめします
東山線「池下駅」徒歩5分 「今池駅」徒歩6分 仲田銀座商店街 広小路通沿い ホカホカ弁当近くの歯医者
診療案内
副院長ブログ

当院副院長からのお知らせ、出来事のご紹介です。

虫歯になりにくい食べ物は?

虫歯と食生活.jpg

砂糖を取ると虫歯になりやすいという事は良く聞くと思いますが、逆にどういう食べ物なら虫歯になりにくいのかという事は聞いた事があるでしょうか?

単純に甘くない食べ物がいいのか、果物はダメなのか、そういった事に関してご存知でしょうか?

デンプンは虫歯に影響する?しない?

デンプンは炭水化物に多く含まれており、糖であるグルコースが結合してできた高分子でお米や小麦、芋など日常で食べる様々な食べものに含まれています。

デンプンは唾液の中に存在するアミラーゼと呼ばれる酵素によって分解され糖に変わりますが、デンプンは虫歯に影響するのでしょうか?

ご飯やパンなどデンプンを含む食事は口腔内のpHを5.5以下に下げて口の中を酸性環境にしますが、砂糖(ブドウ糖)そのものや砂糖を含む食事と比べると口の中を酸性環境へと変える影響は少ないと言われます。

さらに、生のデンプンでは摂取する事による虫歯への影響はほとんどないとも考えられており、調理されたデンプンにおいても虫歯への影響の程度は砂糖の3分の1から半分ほどと考えられており、砂糖自体に比べるとその影響は小さくとどまります。

さらに、砂糖とは違い、デンプンの摂取量の違いそのものは虫歯への影響はそれほど多くないとも言われます。

そのため、砂糖を多く摂取しデンプンを少なく摂取する人と、砂糖を少なく摂取しデンプンを多く摂取する人では、圧倒的に砂糖を少なく摂取しデンプンを多く摂取する人の方が虫歯のリスクは下がります。

実際に、第二次世界大戦中に砂糖の供給量が減った日本では戦時中は虫歯の数が減ったものの、その後の食糧事情の回復と砂糖の摂取量の増加で急激に虫歯が増えたと言われています。

デンプン単体では虫歯に対する影響が小さいものの、デンプンに砂糖を加えた加工食品の場合は虫歯への影響が大きくなるため、あくまでも自然のデンプン単体を摂取する場合のみに虫歯になるリスクを下げる事ができると言えます。

さらに、全粒粉など生成していないデンプンを含む食品ではさらに虫歯のリスクが下がると言われていますが、これは咀嚼の際に出る唾液が増える事で口の中の食渣(食べ物の残り)を洗い流す効果や酸性環境になった口腔内環境を中性に戻す緩衝能が上がるためと考えられています。

逆に加工されたデンプンを含む食事では虫歯のリスクが未加工の食品よりもあがると考えられています。

つまり

・砂糖を含む食事の変わりにデンプンを含む食事に切り替えた場合は虫歯になるリスクが下がる。

・生のデンプン(お米や小麦など)は調理されたデンプン(ご飯やパンなど)よりも虫歯のリスクが低くなる。

・調理されたデンプンでも虫歯へのリスクは砂糖の3分の1から半分ほどと低くなる。

・加工されたデンプン、さらに砂糖を加えられたデンプンは虫歯のリスクがあがり、未加工のデンプンほど虫歯のリスクが下がる。

という事になります。

お米や小麦、じゃがいもで比較すると

お米、小麦、じゃがいもそのもの

ご飯、パン、ポテト

砂糖をつけたお餅、ケーキ、スイートポテト

の順に虫歯になるリスクが上がっていくという事になります。

(関連記事:1日にどれだけ甘い物を食べると虫歯になるのか

果物は虫歯になる?

甘い物は虫歯になる、という考えから果物は虫歯になるからダメなんじゃないのかと思うかもしれません。

果物を摂取する事で口腔内のpHは酸性に傾きます。さらに果物を高頻度に食べると(例えば1日8から17回以上)虫歯になるリスクが上がるとされますが、日常的な程度の果物の摂取では虫歯へのリスクは比較的低く、砂糖を摂取するよりもずっとそのリスクは下がるとされています。

さらに過度な頻度の果物の摂取でなければ、果物の摂取頻度によって虫歯のリスクが変わる事はそれほどないとも言われます。

しかし、ドライフルーツのような口の中に残りやすく乾燥によって果物の細胞が壊され糖が出ている食べ物に関しては虫歯のリスクが上がるとも言われます。

果物に関しては、砂糖よりもその影響は小さく、日常的な範囲で食べるのであれば砂糖を含む加工食品を摂取する代わりに砂糖を加えない果物を摂取する方が虫歯のリスク低減に効果を示すという事になります。

虫歯を防ぐ食べ物はあるの?

虫歯になりにくい食生活というのが分かる一方で、逆に虫歯を防ぐ食べ物というのはあるのでしょうか?

虫歯をふせぐかもしれない食べ物の一つにチーズがあります。

チーズに含まれるカルシウムが口腔内プラークのカルシウム濃度を上げて歯の再石灰化に寄与するとともに唾液の量を増やすという事でWHOが2003年にチーズは虫歯リスクを下げそうである(probable)と報告しています。

ただ、この表現は(probable)という、(恐らく)という表現にとどまっています。

他にも食物繊維の多い食べ物やナッツ類も虫歯予防に寄与すると言われていますが、これは食物繊維による口腔内の食べ物の食渣(残り)を取り除く効果よりも、噛む頻度(咀嚼量)の増加によって唾液の流出が増え、その結果虫歯予防に寄与しているのではないかと言われています。

(関連記事:キシリトールガムの効果は?

結果として、精製された砂糖を含む加工食品を減らした上でその分の食事を通常の穀物や野菜、果物の食事に置き換える事が虫歯になりにくい食生活になりえるという事が分かります。

千種区の歯医者の阿部歯科では予防歯科に力を入れていますので虫歯や歯周病が心配な方はぜひご相談ください。

参考文献:

1) Diet, Nutrition and the prevention of Chronic Diseases. (Technical Report Sciences 916). WHO. WHO/FAO Expert consultation. 2003.

2) Diet, nutrition and the prevention of dental diseases. Moynihan P. and Petersen P. E. Public Health Nutr. 2004.

3) Diet and Dental Caries: The Pivotal Role of Free Sugars Reemphasized. Sheiham A. and James W. P. J. Dent. Res. 2015.

4) Effects of Starch on Oral Health: Systematic Review to Inform WHO Guideline. Halvorsrud K., et al. J. Dent. Res. 2019.

【お電話でのご予約】TEL:052-751-0613
診療時間
10:00~14:00

16:00~19:30

▲ 土日:9:30~13:00 / 15:00~18:00 休診・・・祝日
親知らずと抜歯・歯周病治療の専門サイト
阿部歯科 特別コラム

医院情報


千種区の歯医者 阿部歯科

〒464-0074
愛知県名古屋市千種区
仲田2-18-17

【お電話でのご予約】
TEL:052-751-0613

ご予約・お問い合わせ 平日の遅めの時間と土日が予約が取りづらくなっていますので、お早めのご予約をおすすめします

駐車場:あり

地下鉄池下駅より徒歩5分、
今池駅から6分

千種区の歯医者さん|Copyright © 阿部歯科. All Right Reserved.
Web Management Exe.
ご予約
ご相談
ページ
最上部へ