千種区池下の歯医者 阿部歯科 副院長の阿部利晴によるブログで、アメリカの歯科医療についての事情等を載せています。

<電話番号をタップするとお電話できます>
TEL:052-751-0613
メール予約の受付は24時間可能です!ご予約・お問い合わせ
平日の遅めの時間と土日が予約が取りづらくなっていますので、お早めのご予約をおすすめします
東山線「池下駅」徒歩5分 「今池駅」徒歩6分 仲田銀座商店街 広小路通沿い ホカホカ弁当近くの歯医者
診療案内
副院長ブログ

当院副院長からのお知らせ、出来事のご紹介です。

千種区の歯医者 阿部歯科の取り組みの最近のブログ記事

阿部歯科の乗り入れ口.jpg

 

千種区の優しい歯医者さん 阿部歯科がリニューアルから2年経ちました。


千種区で阿部歯科がリニューアルオープンしてから、2020年の5月でなんと2周年になります!

当初と比べて入口の様子が少し変わり、車道から駐車場への乗り入れ口が広くなり道からの見通しもよくなりました。

阿部歯科では歯医者さんに通いやすいという事を大切にしてきているので外から見た時にもこれでさらに歯医者さんに通う際に感じる圧迫感が減ったと思います。


以前は駐車場の西側に植栽があったのですが車からの乗り降りがしやすいように植栽を裏庭に移動させました。
このようにリニューアルオープン後も、より患者様が快適にお越しいただけますよう検討、改良を続けています。

最近では近隣の千種区内だけでなく、遠方よりお車や電車でお越しになってくださる患者様も多く、本当に感謝しおります。
これからも多くの患者様に頼れる歯科医院として、ご支持いただけますよう努めてまいります。
 

現在、感染予防に院内の風通しを良くしています

院内の風通し.JPG

医院の設定段階から歯医者さん独特の重い雰囲気をなくそうと窓や植物の配置という点にも気を付けながら設計をしてきました。

歯医者さんというと独特のにおいもあるため、そういった「歯医者さん独特のにおい」を取り除く工夫もしてあり院内全体の風通しの良さという点にも注意を払っています。

院内の入り口から奥まで風を吹き抜けのように通すことができるように窓を多く配置してあり、診療ユニットの横にも中庭や裏庭に対して窓を開けられるように設置してあります。
 

窓を開ける事で風が院内全体を通り抜けて空気の入れ替えができる事で、歯医者さん独特のにおいを減らしたり空気の入れ替えを簡単に行えるようにしてあります。

歯医者を含めた医療機関といえば、どうしても空気が滞るような構造になっていたり、診療室の窓が少なかったりと空気の問題だけでなく気分的にもやや圧迫感がある事がしばしばあるので、阿部歯科ではそういった圧迫感が可能な限りなくなるようにしたいと考えた結果、開け閉めできる窓を多くして庭に面して見えるように歯科医院の設計がしてあります。

窓を多く配置する事で空気の入れ替えが簡単に行えて風通しがよくできるという利点もあり、新鮮な空気をいつでも取り入れる事ができています。
 

院内の風通りの良さの重要性と実データ

換気の様子.jpg

歯医者の独特のにおいの他に、治療を行っているスペースの空気が滞っているとやはり気分的には圧迫感を感じてしまうと思います。
 

街中といった壁に囲まれたスペースではどうしても窓が少なく風通しが悪くなる傾向があり、空気清浄機といった装置を使って対応している歯医者さんも多くありますが、やはり可能であれば自然の空気を入れ替える事で院内に新鮮な空気を取り入れる事ができればいいと感じます。
 

当院でも空気清浄機は設置していますが、それに加えて院内に多く設置したたくさんの大きな窓のおかげで新鮮な空気をすぐに取り入れて空気が滞る事がないようにできています。

入口付近や診療室の途中から裏庭のある一番奥の診療室まで窓を開けると奇麗に空気が通り抜けて院内の雰囲気も軽くなるのが感じられます。


診療室の一番奥に裏庭を設置して見えるようにしてありますが、窓を開け閉めできるようにする事で歯科医院の建物内全体を新鮮な空気が通り抜ける事ができています。

駐車場に植えてあった植栽も今は裏庭でみる事ができると共に中庭でも様々な植物の四季の様子が楽しめるようにしてあります。
 

そして、今回サーモグラフィで、診療室内の風通しを温度で測定してみました。すると、やはり空気がうまく通り抜けている事が確認できました。
上の画像データを見てみると一目瞭然ですね。

 

今後も千種区の地で「地域に根付いた質の高い歯科医療」を

猛威をふるっている新型コロナウイルスについて、まだまだ感染が拡大することのないよう、十分注意する必要があります。空気の流れの確保/換気は勿論、滅菌・除菌の面でも、できる対策はこれからも積極的に行ってまいります。多くの患者様が安心してお越しいただける、院内環境の整備へより注力していきます。

地域に根付いた信頼できる歯科治療」をご提供していくため、今後も歯科治療技術の向上はもちろん衛生環境、ホスピタリティ面もできる改善は積極的に行い、より良い歯科医院作りを行ってまいります!
 

(関連記事:歯医者さんの診療室の独特の匂いを減らす阿部歯科の取り組み

 

阿部歯科ツリー.JPG

阿部歯科では千種区内外からの仕事帰りに来られる患者さんも多くいますが、やはり遅い時間になるとこの頃では寒くなった事もあり患者さんも少し疲れが出てくると思います。

阿部歯科では以前より痛くない怖くない治療といった事の他にも親しみが持てて緊張せずに受診できる歯科医院にしようと取り組みを続けておりますがクリスマスまであと1か月ほどという事もあり院内にクリスマスの飾り付けと歯科医院の外側と内庭に患者さんの緊張感が少しでもほぐれるようにとクリスマス用のイルミネーションを設置しました。

院内に入る時の緊張感を少しでも和らげるために

一般的に患者さんが感じる緊張感は歯科医院で働いてる歯科医師が想像するよりも強い可能性があると以前から思っております。

私も患者側として病院を受診する事が時々ありますが、治療を受ける瞬間もそうですがやはり待合室での待ち時間というものが私自身も苦手です。治療を待つ間の無機質な感じや病院独特の静けさや雰囲気といった待ち時間はどうしても圧迫感や息詰まる感じがして私自身もやや辛いなと日頃から感じています。

普段治療をしている治療者側からしても医療機関の待合室は圧迫感を感じるくらいなので純粋な患者さんからすればその時に感じる圧迫感は私が患者側として感じる以上に強いのかもしれないと思います。

(関連記事:歯医者さんに行くのをどうしてためらってしまうのか?

そのため阿部歯科を作る時は最初から可能な限り緊張がほぐれて少しでもほっとする雰囲気を歯科医院の建物にも待合室にも作ろうと決めておりました。

クリスマスのイルミネーションとクリスマスツリー

阿部歯科ツリー2.JPG

クリスマスまであと少しという事で建物の外と中庭にはイルミネーションを飾り付け、待合室にはクリスマスツリーを設置しましたが、やはり待合室に入った時にいかにも歯科医院という雰囲気を取り払うためにツリーの飾り付けは気持ちが良く感じるように少し目立つようにしております。

ツリーの真ん中には今年の10月に阿部歯科に見学に来られたペンシルベニア大学歯学部のHajishengallis教授からいただいた青銅製のベルを取り付けました。

(関連記事:阿部歯科にペンシルベニア大学歯学部からHajishengallis教授が見学に来られました

明るい飾り付けのアクセントにやや渋めの青銅製のベルがなじんで良い雰囲気が出ているかなと思っております。受付の横には私が作ったイミテーションのクリスマスケーキを作って置いてあり、患者さんが可能な限り緊張しないクリスマスの雰囲気を作る用につとめています。

阿部歯科ケーキ.JPG

患者さん目線は入口から

私が学生の時も医療面接の授業があり、患者さんとの接し方や治療方針の決め方といった教育を受けておりましたが私が卒業してから病院や診療所に勤めた際に治療のやり取りに関しては習ったものの治療室の雰囲気や待合室の雰囲気といった事には教育を受けていなかったなとずっと思っておりました。

歯科医療の中心は治療や予防といった処置になりますが、処置が始まる前の段階、歯科医院に来るまでと治療を待つ間の時間にどういった事を感じるかといった事に関してはよく考えていました。実際にアメリカの歯学部で働いていた頃は医療機関の待合室や診察室の雰囲気といった点にも非常に気を配っているのを目にして、やはり患者さんの感じる待合室や診察室の雰囲気も大切なんだなと実感していました。

卒業してからの診察を通して患者さんの中にも「歯医者さんに行きたかったんだけど来る勇気がなかなか出なかった」といった事を打ち明けてくださった方もいました。

そういう事も言えずに歯医者さんに行きたいのに悩んでいてなかなか行けないという患者さんは本当に多いのだと思います。

歯医者さんの建物を目にした時に「入りやすいな」「安心できる雰囲気だな」とまず思って勇気がなくても行きたいと思った時に歯医者さんに通えるような歯医者さんにする事が患者さん目線の取り組みの第一歩なのかなと思っています。

 

DSC00108.JPG

歯医者さんに来る際にどうしても気が重かったり、歯医者さんに行きたいのに来院する一歩が踏み出せないという人も多くいますが、そのような気持ちが実はごく自然な感情という事が心理的な理由からも分かっています(関連記事:歯医者さんに行くのをどうしてためらってしまうのか?)。そのような患者さん側の気持ちを軽くするために今池から5分の歯医者の阿部歯科では怖くない治療、痛くない治療をするよう心掛けています。しかしやはり最初の第一歩は患者さんと歯科医院の入り口の間にある目には見えない気持ちの壁を取り除いてあげるというところから始まると思います。

来院しようとする患者さんと歯科医院の建物の間にある見えない心理的な壁

患者さんが最初に思う事としてやはり歯医者さんに入る一歩が踏み出せるかどうか、という事があると思います。医療機関というとどうしても入るための一歩がなかなか踏み出せない事が多くあります。「どういう先生がいるんだろう」といった心配や「怖いかな、痛いかな」といった不安もそうですが、建物に入るその瞬間も患者さんは緊張をしているという事を医療従事者自身がしっかり理解している事がとても大切だと考えています。普段と違う行動をすると誰でも不安や心配を感じるという事を身をもって知っているはずなのに患者さんが初めて歯医者さんの建物の扉をくぐる時の緊張感を治療する歯医者さん自身がしっかり理解しているのかという点がとても大切になってくるものの、歯医者さん自身はいつも自分の歯科医院に通って治療をしているためその「はじめての場所や行動に伴う不安や緊張」という事柄に目がいかなくなってしまっている可能性が少なからずあるように思えます(関連記事:歯医者さんの日常は患者さんの非日常)。患者さんにとって歯医者に通う事が緊張もなく慣れる事はとても良い事ですが、それを受け止める歯医者さん自身が緊張もなく慣れてしまうという事は患者さんの気持ちから遠ざかってしまう危険性があるのかもしれません。

緊張せずに来院できる阿部歯科の秋の取り組み

阿部歯科の歯科医院の建物の雰囲気や設計はそういった患者さんの心理的な心の壁を少しでも取り除けるようにと考えて作られています。もちろん患者さんが安心して治療を受けられるように治療や説明においても力をいれていますが、入った瞬間から心理的な緊張感があってはやはり患者さん目線とは言い難いのかなと考えています。患者さんは歯医者さんに来ようと思った瞬間から緊張しはじめるという事を治療する当の歯医者さん自身がしっかり理解している必要があると考えています。そういった患者さんの緊張を少しでも和らげられるように阿部歯科では季節に合わせて歯科医院の雰囲気という点でも取り組みを続けています(関連記事:春の取り組み夏の取り組み)。

DSC00105.JPG

この秋には10月31に合わせて親しみやすいハロウィンの置物を設置して少しでも阿部歯科に親しめる雰囲気が出るように取り組みを続けています。ハロウィンの置物は晴れた日は阿部歯科の看板の前に大きなカボチャの置物を置いて院内には小さめのカボチャを何個か並べて歩道から見える花壇にはカボチャを何個か吊り下げて少しでも親しみやすく患者さんの心理的な緊張感を取り除けるように心がけています。ハロウィンのカボチャの置物はすべて私の手作りですが患者さんにも喜んでいただける方が多く、去年と今年とすでにいくつかのカボチャの置物は患者さんの希望でおゆずりしています。カボチャの置物を喜んで欲しがる患者さんがいるのを見るとこういった小さな取り組みが少しでも患者さんと歯科医院の心の壁を取り除き、より多くの患者さんが安心して緊張もなく阿部歯科の入り口をくぐってこられるようになる手助けになっているのかなと思うと患者さん目線としてこういった小さな取り組みでも少しずつ続けていく事が患者さんのためになっていくのかなと強く思えます。

国際交流.JPG

日本とアメリカの歯科医療事情は大きく違いますが、日本人がアメリカに行った場合に歯科治療の保険の制度や治療の流れといった部分で大きく戸惑う事があると思います。逆に日本に来日する外人にとっても長期で滞在する場合に日本の歯科治療の保険制度や事情は戸惑う事があるのだと思います。

つい先日、私が働いていたアメリカのペンシルベニア大学歯学部の歯周病学講座で講師をしている友人からいとこがちょうど愛知県で働いていると連絡をもらったのでいとこ夫婦に連絡を取って会ってきました。私にとって久々の国際交流という事でしたが色々と話を聞けました。

最近のアメリカ就労ビザは取りにくくなっているらしい

私がペンシルベニア大学の歯学部で教員をやる際には大学と教員としての雇用契約を結んだのですが、その際には大学で働くために専門職就労ビザのH1Bというビザの取得がアメリカで必要となりました。アメリカで雇用契約を結んで働く際に就労ビザが必要となるのですが最近はその就労ビザが前よりもおりにくくなっているとの事でした。

アメリカで永住する場合は就労ビザで働いた先にはグリーンカードの取得やアメリカ市民権の獲得などのステップがあるのですが、どんどんとそのハードルもあがっているそうです。

アメリカで歯科医師を目指す日本人も

アメリカは世界で最初に歯科医学専門の論文雑誌や歯学部ができた国であるという事もありやはり歯科医療技術もすすんでいます。そういった歯科医療知識や技術を学ぶためにペンシルベニア大学の歯学部でも海外から受講できるコースがあり歯内治療学やインプラント学といった講座で数日から長いものでは1回3ケ月の歯科医療技術受講を計4回など様々なコースが用意されていました。日本から受講に来た先生方は開業医の先生方が多かった印象を受けます。

それとは別に歯学部の歯内治療学や歯周病学講座や矯正学講座などのレジデントとなりアメリカで永住して歯科医師を目指す日本の先生もいました。アメリカでレジデントとなり専門医を取得して日本に帰国される先生も何人かいましたがアメリカで永住して歯科医師として働く事を目指す場合は最終的にはグリーンカードの取得かアメリカ市民権の獲得が必要となるのですが、グリーンカードを取得する場合は大学のサポートが心強い味方となります。

歯内治療や歯周病治療や他の様々な歯科治療に関してアメリカで直接学べない場合でも最新の技術や情報を得るにはやはり出版される論文をこまめに読み続けて勉強しつづける事が大切となるので日頃から歯科治療の最新技術や考え方を確認し続ける事を千種区の歯医者の阿部歯科では大切にしています(関連記事:日々新しくなる歯科治療の学び方阿部歯科での根拠に基づく歯科医療)。

 

ひまわり.JPG

歯医者さんに行かないといけないのにどうしても歯医者さんに行くのに一歩が踏み出せない、そんな患者さんは多いと思います。医療機関の外観は歯医者さんも含めてどうしても入りにくさを感じてしまう事が多いと思います(関連記事:歯医者さんに行くのをどうしてためらってしまうのか?)。阿部歯科では患者さんが歯医者嫌いにならないように痛くない治療を心掛けていますがそれでも緊張感から来る歯科医院に入る前の第一歩のためらいがハードルになってしまっているかもしれません。

記事の追記:2019年9月13日

外観の緊張感を取り払う事も大切

痛くない治療、怖くない治療、精密な治療は治療をする上でとても大切なのですが、その前に歯科医院に訪れないと治療をする事ができません。そのため、いかにも暗い雰囲気でいかめしくて怖い外観だったり、入り辛い外観をしていると歯科医院に入る事さえためらってしまうかもしれません。そのため、阿部歯科ではそういった患者さんの緊張感や不安感から来る心理的な扉を取り払うために様々な取り組みをしています(過去の記事:怖くない気持ちで来院できる阿部歯科の取り組み)。一見治療とは関係ないように見えて緊張感を誘う事で誘発してしまう治療中の偶発症も実際には存在しています(過去の記事:歯科治療の際に遭遇する過呼吸)。そのため、患者さんが歯医者に訪れやすい雰囲気を作るという事も患者さんとの壁を取り払ったり実は潜在的に存在する治療中の偶発症が起きる確率を減らす事に大きく貢献していると考えています。

夏にはひまわりを

以前に患者さんが歯医者さんへ訪れるための心理的な扉を取り払うための取り組みとして春の桜の飾りつけを行いましたが、今回は夏という事でひまわりを阿部歯科の入り口周りに配置しました。まだ少し天気が悪いですが、池下や今池から来る患者さんからも「夏らしくて元気が出る」とお声をいただいています。医療機関というと無機質な物が多いイメージなので今回のようにひまわりを飾り付けるといった取り組みも患者さんが少しでもほっとできる要素となればいいなと思っています。緊張せずに安心して歯医者さんの扉をくぐった上で怖くない治療、痛くない治療を受ける事ができれば歯医者さんへの今後の患者さんの心理的な壁を取り払う事に貢献できるのかなと期待しています(過去の記事:緊張しない歯医者さんとは)。

ひまわり2.JPG

庭にはキノコが

阿部歯科には患者さんが院内で緊張せずに過ごせるように広く中庭のスペースを作っていますが、梅雨の時期で雨が降ったため庭にはキノコが出始めました。小さなキノコばかりなのでなかなか診療室からは見え辛いですが、ところどころにキノコが生えてきています。季節によっては木に花が咲いたり、秋の紅葉も楽しめるように中庭を作っていますので梅雨のキノコも阿部歯科の四季の移り変わりの一つになっています(過去の記事:診療室から見える庭)。

キノコ.JPG

 

EBM.JPG

歯科治療には一般的に行われている治療法から滅多に行われない特殊な治療法まで様々な治療法がありますが、特殊な治療法の中にはやや科学的根拠の乏しいものもあります。

その判断の難しい点が、あまり行われない治療法だからといって必ずしも科学的根拠に乏しいというわけでもなく、逆に一般的に行われているから必ず科学的根拠に基づいているというわけでもないという点です。

滅多にやらない治療法だから間違っているというわけではないというわけでもなく、珍しい治療法でも治療成績の正しさが認識されているというものも実際多くあります。

そこで今回は、では何をもってして正しい治療法なのか?という事に関してお話しようと思います。

(記事の追記:2020年4月2日)

正しいと思えば正しい治療法なの?

科学的根拠に基づいて言えばもちろんそんな事はありません。

治療方法を説明できて痛みもなくなったから正しいという判断でもありません。「根拠に基づく医療:EBM(evidence-based medicine)」という言葉をどこかで聞いた事があるかもしれませんが、これは疫学や統計手法によってどれくらい「根拠」が正しいかと判断する事によって科学的妥当性の高さを決定しようというものです。

しかし、このEBMですが言葉は普及しているものの「科学的正しさの判断」という点において意外と認識されていない部分も多くあるかもしれません。

論文、教科書、みんなが知っていれば正しい?

論文、教科書は研究や過去の論文をもとにして執筆されていますが、実は論文に出ていたり教科書に載っていれば必ず正しいというわけでもない点が難しい点です。

それを説明するものの一つにネイチャーで発表された有名な報告があります。その報告では過去行われた重要な癌の論文の研究結果の70%以上に再現性がなかったと報告されました(NIH mulls rules for validating key results. M. Wadman, Nature. 2013. Raise standards for preclinical cancer research. C. G. Begley. Nature. 2012.)。

再現性がないとはつまり、同じ手法で同じ実験をしたにも関わらず研究の報告通りの結果が出なかったという事を意味します。もちろん、再度実験をした人の手法や使った試料に問題点がある場合もあるため再現できなければ必ず間違った論文というわけではないのですが、実はこの再現性の確認、「追試の成功」といいますが、これは科学的根拠を示す重要な事柄の一つとなります。

逆に追試に成功しないと科学的妥当性を疑われる事もあります。そのため、論文に出ていれば必ず正しいというわけでもなく、その論文をもとにした教科書も必ずしも正しいというわけではないのです。

では、みんながよく知っているよく普及した知識であれば正しいのでしょうか?

みんながどれくらいよく知っているのかというのは判断がしづらいところですが、論文には被引用数というものがあります。

被引用数はその論文が発表されてからどれくらいの科学的な研究に根拠として採用されたかを示す数なのですが、この被引用数は非常に様々で誰もが知る有名な論文雑誌に出たものの被引用数が1桁のものから、あまり有名でない論文雑誌に出た論文が3桁の被引用数を超える事もあります。

そのため、どういう論文雑誌に出たかという事自体がこの被引用数に必ずしも影響するとも限りません。

そしてこの被引用数が多ければ多いほどよく普及しているとも言い換えられます。この、被引用数が多くてみんながよく知っていれば正しいのかというとこれが困った事に被引用数が非常に多くても再現性がない場合さえあります。

実際に被引用数1000を超える非常に有名な論文の執筆者本人が実験に再現性がないから今後論文を引用しないでくれと発表した事さえあります。被引用数1000というのは論文でいえばかなり有名な論文と言えます。

そのため、論文やその治療法がよく広まっているため科学的に正しいという事も言い切れなくなってしまうのです。

(関連記事:歯科治療の正しい知識を得る上でも重要な交絡バイアス

正しい治療法の根拠とは確定的ではなく確率的に決まってしまう

このように、確実にこれがあれば100%正しいと言える基準(確定的な基準)が実ははっきりとないため、EBMでは科学的根拠の強さを統計手法によって確率的に求めるようになっています。

そのため、発表された論文や治療法の正しさも関連論文を複数統計手法にかけて比較して判断したり、治療方法の成績を疫学的に判断して根拠の強さを判断しています。

あくまでも根拠的に強いか弱いかという判断基準になるため、絶対正しいという言い方はできないのです。

実際の臨床では発表されたオリジナルの論文、新たに発表された論文、治療手法、再現性の有無、被引用数、統計手法による解析、レビューなど様々なものを総合判断する事になります。そのため科学的根拠に基づく歯科医療を実践するために、千種区の歯医者の阿部歯科では日々発表される新しい論文を確認しつづけて勉強しつづける事を大切にしています。

(関連記事:日々新しくなる歯科治療の学び方

執筆:阿部歯科 副院長 阿部 利晴

執筆論文掲載雑誌一覧

2020年

Proteomics

2019年

Journal of Clinical Medicine

2018年

Science Translational Medicine (サイエンス姉妹誌)

2017年

Journal of Clinical Periodontology

2015年

Science Translational Medicine (サイエンス姉妹誌)

Nature Communications (ネイチャー姉妹誌)

Advances in Experimental Medicine and Biology

The Journal of Immunology

Infection and Immunity

2014年

The Journal of Immunology

Cell Host & Microbe (セル姉妹誌)

The Journal of Immunology

Science Translational Medicine (サイエンス姉妹誌)

2013年

Seminars in Immunology

Journal of Immunological Methods

Cellular Microbiology

2012年

The Journal of Immunology

Nature Immunology (ネイチャー姉妹誌)

2011年

Molecular Oral Microbiology

 

阿部歯科昭和30年頃.jpg

千種区の阿部歯科が歯医者として開院してから80年が過ぎました。

阿部歯科が開院したのは第二次世界大戦の前で名古屋の空襲の際に祖父と祖母がまだ赤ん坊だった父を抱いて空襲から逃げたという話を私にしてくれた事を覚えています。

その当時は何となく聞いていましたが戦後の復興を通して祖父が阿部歯科を続けていた事が今に繋がっているのだなと感慨深くも感じます。そして現在、千種区では阿部歯科が最も古くから続いている歯医者になっているのではないでしょうか。

記事の追記:2020年2月27日

祖父が歯科医師になった当時

祖父である先々代の阿部歯科院長の阿部鉎弌は明治生まれで千種区の池下で生まれ育ったのですが、昭和8年に日本最古の歯科大学の東京歯科医学専門学校(現在の東京歯科大学)を卒業して歯科医師になっています。

当時は東海地方に歯科大学はなく歯医者になるために東京の東京歯科医学専門学校に行く事にしたそうです。祖父が通っていた当時の校長は血脇守之助先生でした。野口英世の伝記を読んだ時に血脇先生が出てきたのを思い出しますが、祖父も当時その事を私に話してくれました。

(関連記事:歯科医師の祖父の思い出)。

東京歯科医学専門学校昭和4年.jpg

戦後の阿部歯科

戦後になって空襲で焼けてしまった土地に阿部歯科の建物を新しく建てたのですが、昭和30年頃にもなれば街も大分復興し広小路通り前も大分賑やかになったようです。

当時の広小路通りには路面電車が走っていて池下駅には路面電車のターミナルがあったようで移動も現在のように便利だったのかなと想像します。当時から広小路通りは広い車幅だったものの歩道はまだ一部未舗装だったのがこの記事の一番上に貼った当時の阿部歯科から撮った写真から分かります。高い建物もまだまだなく今の様子とは大分様子も違いますが現在の歩道の街路樹に当時の面影があるように見えます。

阿部歯科先々代院長.jpg

 

父の先代院長も祖父と同じ歯科大学へ

父の阿部本晴も祖父の出身校である東京歯科大学に行ったのですが、父が歯学部に入った当時もまだ東海地方に歯科大学はなく、東海地方最初の歯学部である愛知学院大学歯学部ができたのは父が東京歯科大学に入学した翌年の事だったそうです。

父が東京歯科大学に入学した時はまだ昭和39年の新幹線開通前だったので東京に行くのも大変だったそうです。卒業後は愛知学院大学歯学部の口腔外科学第二講座(現在の顎顔面外科学講座)へと入局し医局の助教授を経て阿部歯科院長として祖父のあとを継ぎました。

阿部歯科リニューアルオープン2周年

開院してから80年が過ぎた阿部歯科も現院長の阿部丈洋が3代目院長として就任して阿部歯科リニューアルオープン2周年を迎えました。

混みあっている際はお約束も取りづらくなっているとは思いますができる限りたくさんの地域の皆様の口の健康をこれからも守っていければいいなと思っています。

(記事の追記:患者さんが緊張せずに来院できる阿部歯科の夏の取り組み

阿部歯科リニューアルオープン.jpg

 

 

阿部歯科ホームページサイト.jpg

千種区の歯医者の阿部歯科では日頃から治療のみではなく患者さんの来院しやすさや安心感という点においても目を向けるようにしております。歯科医師として病気を治すのはもちろんの事ですが、患者さんの不安や心配という点にも目を向ける事も非常に大切だと考えています。そのため、日頃から阿部歯科では患者さんからの視点で安心できる歯科医院を作るために色々な取り組みをしていますが、今回は患者さんがより安心して阿部歯科のホームページを訪れられるようにホームページのセキュリティを大きく向上させました

ホームページでの通信が暗号化されました

ホームページにはその所在地を表すURLがあるのはご存知だと思いますが、そのホームページにアクセスしたりホームページから情報を送受信したりする際にデータはインターネットの中を通る事になります。インターネットの中で情報が送られる時には情報が暗号化されて送る方法と暗号化せずに贈る方法があります。阿部歯科では患者さんがより安心して阿部歯科に初診の相談などができるようにするためにこの情報の送信を暗号化して他の人にはわからないようにやり取りできるようにホームページのセキュリティを向上させました。

医療機関だからこそ安心して相談できる環境を

現在では歯科医療機関での暗号化通信の普及は半部あるかないかといったところで、ホームページにアクセスしたりやりとりをする際に暗号化せずに行う事もめずらしくはありません。しかしながら、患者さんが安心して阿部歯科に歯の悩みについて相談ができるようにこのたび阿部歯科全体のホームページを暗号化通信に対応させました。これによってインターネットを通して阿部歯科にアクセスしたり初診の相談をした際の安心感が非常に大きく向上しました。

阿部歯科ホームページの常時SSL化

阿部歯科のホームページのアドレスを見ていただくと分かるのですが、URLがhttpではなくhttpsから始まるように変更されました。この作業はホームページの常時SSL化と呼ばれ、この事によって阿部歯科での通信はすべて暗号化される事となり外部の誰からもわからないような非常に高いセキュリティを確保できるようになりました。今回のセキュリティ向上のために阿部歯科ではホームページの見た目は変わらないものの1か月の作業期間を費やして高セキュリティのサイトに改変しました。阿部歯科では歯科治療だけでなく患者さんから目が届きにくいありとあらゆる事で安心して来院していただけるためにこのような患者さんがなかなか気がつきにくい事でも時間と労力を費やしてでも対応する事が大切だと考えています(過去の記事:阿部歯科の耐震設計阿部歯科のセキュリティへの取り組み)このような、なかなか分かりにくい事でも患者がさんがより安心できるように改善していく事ですべての患者さんが安心して阿部歯科に通えるようになっていければいいなと考えています。

 

歯医者さん独自の臭いを減らす取り組み.jpg

歯医者さんでは独特なにおいがしますが患者さんによっては歯医者さんのにおいが苦手な方も多くいると思います。

歯医者さんのあの独特のにおいは歯科材料や薬が主な原因となっているのですが、千種区の歯医者の阿部歯科では材料の工夫や風通しを良くする事で歯医者さん独特のにおいを減らす取り組みをしています。

記事の追記:2020年5月21日

歯医者さんのにおいがする!

歯医者さんに入った時に歯医者さんのにおいがすると思う患者さんも多くいると思いますが、歯医者さんだけに限らず医療機関では独特なにおいがしますよね。

歯医者さんのにおいも特徴的で私が子供の時は祖父や父親が治療をしている診療室に入ると歯医者さんのにおいを感じていました。

歯科医師として働いてからはにおいに慣れてしまい歯医者さん独特のにおいがすでに分からなくなってしまったのですが、ほぼ全ての歯医者さんも同じで慣れすぎて歯医者さん独特のにおいが分からなくなってしまっています。

ですが、患者さんにとっては普段あまり嗅ぐことのないにおいなので歯医者さんに入った途端独特のにおいを感じる事も多々あると思います。

歯医者さん独特のにおいの元

歯医者さん独特のにおいの元は歯科材料や薬剤が主なのですが特ににおいの元となる事が多いのが歯内治療に使うホルクムレゾールや入れ歯の修理に使う即時重合レジンと呼ばれる独特の材料からくるにおいです。

ホルムクレゾールはいかにも薬品のような香りがして即時重合レジンはプラスチックのようなにおいがします。

ホルムクレゾールはかつては歯内治療で消毒を目的によく使われていたのですが、今は使われる事は減っており阿部歯科でも現在は使用しておりません。

歯内治療にホルクムレゾールを使用している歯科医療機関もまだまだありますが非常ににおいも強く、歯医者さん独特のにおいを作っている薬剤のひとつです。

即時重合レジンは歯科治療に使うプラスチックの様な材料なのですが、液と粉を混ぜ合わせる事で重合反応を起こし固まります。即時重合レジンの液は揮発しやすくこの液が歯医者さん独特のプラスチックのようなにおいを作り出している理由の一つになります。

他にも歯医者さん独特の材料や薬剤がありますが比較的これらの歯科材料や薬剤がにおいの原因になる事が多いです。

(過去の記事:歯医者さんの診療室の独特なにおいの理由

(過去の記事:最近の歯の神経の治療方法の進化

阿部歯科の歯医者さん独特のにおいを減らす取り組み

歯医者さん独特のにおいを減らすために阿部歯科では様々な取り組みをしています。

ホルムクレゾールなどの歯科治療で使う事の減ったにおいの強い薬剤を置かないようにする事も取り組みの一つですが、他にも阿部歯科の院内全体の風通しがよくなるように窓を設置して待合室には空気清浄機を設置してにおいの粒子をフィルターで回収してクリーンな空気を供給すると共に新鮮な空気が通り抜けていける様に取り組んでいます。

他にも加湿器を各診療室に設置して湿度を保つ事でにおいの粒子を拡散させにくくしつつ加湿器にはわずかにアロマなどの香料を加えて患者さんにとって居心地がよくなるように努めています。

歯科医療機関で働いている歯医者さん自身はにおいに慣れすぎているため歯医者さん独特のにおいがほとんど分からなくなってしまっていますが、患者さん目線で考えれば歯医者さん独特のにおいは患者さんの緊張感を誘う可能性があるので歯医者さん自身が気になるかどうか以上に気を止める必要があると考えています。

阿部歯科では昼休憩中などに定期的に一番奥の診療室から受付側まで窓を開けて風を通して空気を入れ替えるという事を積極的に行っています。

歯医者さんでの居心地や歯科医院独特のにおいを減らすなどの取り組みでより患者さんが過ごしやすい阿部歯科ができればいいなと思っています。

清潔な空気.JPG

歯科治療において清潔さを保つという事は非常に大切な事ですが、池下にある歯医者の阿部歯科では患者さんから見える部分だけではなく見えない部分に関しても清潔へのこだわりに力を入れています(過去の記事:阿部歯科の院内感染対策)。そのこだわりのひとつに治療に使用される空気があります。

歯科治療で空気・風が重要な理由

歯科治療ではコンプレッサーで作り出す圧縮空気と治療の際に空気を吸い出すセントラルバキュームという機械が必要不可欠です。そしてその名前が示す通り両方とも空気を扱う機械であり、コンプレッサーは周りから空気を回収して治療室に送り出す、セントラルバキュームは治療室から吸い込んだ空気を外に吐き出すという役割を果たしています。そしてここで重要になるのがセントラルバキュームによって治療室から運ばれた空気がコンプレッサーに取り込まれてまた再び治療室に送り込まれてしまわないようにするという事です。

清潔な空気を患者さんの口の中で使うために

セントラルバキュームで治療中の口の中や治療室から吸い込んだ空気とコンプレッサーで治療室や患者さんの口の中に送り出す空気が混ざらないようにするという事は衛生面から考えて非常に重要な事だと阿部歯科では考えています。なぜならセントラルバキュームは治療中に患者さんの口の中から吸い込んだ空気を集めており、コンプレッサーは治療中にまた別の患者さんの口の中に送り込む空気を扱っているからです。そのためにはそれぞれの機械を設置する機械室を物理的に完全に分離する必要が出てきます。しかしながら名古屋市やその周辺のような人工密集地域や施設のテナント内では土地や空間の問題から治療室で吸い込んだ空気を集めるセントラルバキュームと治療室へと空気を送り出すコンプレッサーを設置する機械室を分ける事ができず、セントラルバキュームで吸い込んだ空気をフィルターを通して同じ空間でコンプレッサーに再利用する場合もあります。しかしながら阿部歯科では治療室側から吸い込んだ空気とコンプレッサーによって治療室へと送り出す空気は同一の空間で再利用されないようにしています。それぞれの機械が設置される場所を物理的に完全に分離する事で、治療室側から回収された空気が同一の空間でコンプレッサーに再び回収されないようにする事で患者さんの口の中で治療に使われる圧縮空気を清潔でクリーンな状態で使う事ができるのです。そのため、阿部歯科ではセントラルバキュームの設置される部屋とコンプレッサーの設置される部屋は物理的に隔絶されているだけにとどまらず、これらの2つの機械室は室内経由ではアクセスできず一度建物の外に出ないとアクセスできないように設計されているというように徹底的にお互いの空気が分離されて利用されるようにしています

患者さんから見えない場所にも力を抜いてはいけない

このセントラルバキュームとコンプレッサーの関係のように患者さんの目からは見えない部分にも歯科治療において大切な事がたくさんあります。都会の中の限られたスペースではセントラルバキュームとコンプレッサーを2つの機械室を用意してなおかつお互いの空気が混ざり合わないようにする事はスペース的に難しい事もあるため、空気のフィルターなどを利用して同一空間内でお互いの機械を設置する場合もありますが、阿部歯科では2部屋分の機械室のスペースを別々に確保してでも診療に使う圧縮空気をクリーンに保つ事が大切だと考えました。

このような患者さんが気がつかない事にも徹底して管理する事で患者さんが心の底から安心して通える阿部歯科を作る事ができると考えています。

 

【お電話でのご予約】TEL:052-751-0613
診療時間
10:00~14:00

16:00~19:30

▲ 土日:9:30~13:00 / 15:00~18:00 休診・・・祝日
親知らずと抜歯・歯周病治療の専門サイト
阿部歯科 特別コラム

医院情報


千種区の歯医者 阿部歯科

〒464-0074
愛知県名古屋市千種区
仲田2-18-17

【お電話でのご予約】
TEL:052-751-0613

ご予約・お問い合わせ 平日の遅めの時間と土日が予約が取りづらくなっていますので、お早めのご予約をおすすめします

駐車場:あり

地下鉄池下駅より徒歩5分、
今池駅から6分

千種区の歯医者|Copyright © 阿部歯科. All Right Reserved.
Web Management Exe.
ご予約
ご相談
ページ
最上部へ