千種区池下の歯医者 阿部歯科 副院長の阿部利晴によるブログで、アメリカの歯科医療についての事情等を載せています。

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当院副院長からのお知らせ、出来事のご紹介です。

千種区の歯医者 阿部歯科の取り組みの最近のブログ記事

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日本とアメリカの歯科医療事情は大きく違いますが、日本人がアメリカに行った場合に歯科治療の保険の制度や治療の流れといった部分で大きく戸惑う事があると思います(関連記事:アメリカでの歯医者さん事情(保険って使えるの?))。逆に日本に来日する外人にとっても長期で滞在する場合に日本の歯科治療の保険制度や事情は戸惑う事があるのだと思います。

つい先日、私が働いていたアメリカのペンシルベニア大学歯学部の歯周病学講座で講師をしている友人からいとこがちょうど愛知県で働いていると連絡をもらったのでいとこ夫婦に連絡を取って会ってきました。私にとって久々の国際交流という事でしたが色々と話を聞けました。

最近のアメリカ就労ビザは取りにくくなっているらしい

私がペンシルベニア大学の歯学部で教員をやる際には大学と教員としての雇用契約を結んだのですが、その際には大学で働くために専門職就労ビザのH1Bというビザの取得がアメリカで必要となりました。アメリカで雇用契約を結んで働く際に就労ビザが必要となるのですが最近はその就労ビザが前よりもおりにくくなっているとの事でした。

アメリカで永住する場合は就労ビザで働いた先にはグリーンカードの取得やアメリカ市民権の獲得などのステップがあるのですが、どんどんとそのハードルもあがっているそうです。

アメリカで歯科医師を目指す日本人も

アメリカは世界で最初に歯科医学専門の論文雑誌や歯学部ができた国であるという事もありやはり歯科医療技術もすすんでいます。そういった歯科医療知識や技術を学ぶためにペンシルベニア大学の歯学部でも海外から受講できるコースがあり歯内治療学やインプラント学といった講座で数日から長いものでは1回3ケ月の歯科医療技術受講を計4回など様々なコースが用意されていました。日本から受講に来た先生方は開業医の先生方が多かった印象を受けます。

それとは別に歯学部の歯内治療学や歯周病学講座や矯正学講座などのレジデントとなりアメリカで永住して歯科医師を目指す日本の先生もいました(関連記事:日本とアメリカの歯医者さんって何か違うの?)。アメリカでレジデントとなり専門医を取得して日本に帰国される先生も何人かいましたがアメリカで永住して歯科医師として働く事を目指す場合は最終的にはグリーンカードの取得かアメリカ市民権の獲得が必要となるのですが、グリーンカードを取得する場合は大学のサポートが心強い味方となります。

歯内治療や歯周病治療や他の様々な歯科治療に関してアメリカで直接学べない場合でも最新の技術や情報を得るにはやはり出版される論文をこまめに読み続けて勉強しつづける事が大切となるので日頃から歯科治療の最新技術や考え方を確認し続ける事を千種区の歯医者の阿部歯科では大切にしています(関連記事:日々新しくなる歯科治療の学び方阿部歯科での根拠に基づく歯科医療)。

 

ひまわり.JPG

歯医者さんに行かないといけないのにどうしても歯医者さんに行くのに一歩が踏み出せない、そんな患者さんは多いと思います。医療機関の外観は歯医者さんも含めてどうしても入りにくさを感じてしまう事が多いと思います。阿部歯科では患者さんが歯医者嫌いにならないように痛くない治療を心掛けていますがそれでも緊張感から来る歯科医院に入る前の第一歩のためらいがハードルになってしまっているかもしれません。

外観の緊張感を取り払う事も大切

痛くない治療、怖くない治療、精密な治療は治療をする上でとても大切なのですが、その前に歯科医院に訪れないと治療をする事ができません。そのため、いかにも暗い雰囲気でいかめしくて怖い外観だったり、入り辛い外観をしていると歯科医院に入る事さえためらってしまうかもしれません。そのため、阿部歯科ではそういった患者さんの緊張感や不安感から来る心理的な扉を取り払うために様々な取り組みをしています(過去の記事:怖くない気持ちで来院できる阿部歯科の取り組み)。一見治療とは関係ないように見えて緊張感を誘う事で誘発してしまう治療中の偶発症も実際には存在しています(過去の記事:歯科治療の際に遭遇する過呼吸)。そのため、患者さんが歯医者に訪れやすい雰囲気を作るという事も患者さんとの壁を取り払ったり実は潜在的に存在する治療中の偶発症が起きる確率を減らす事に大きく貢献していると考えています。

夏にはひまわりを

以前に患者さんが歯医者さんへ訪れるための心理的な扉を取り払うための取り組みとして春の桜の飾りつけを行いましたが、今回は夏という事でひまわりを阿部歯科の入り口周りに配置しました。まだ少し天気が悪いですが、池下や今池から来る患者さんからも「夏らしくて元気が出る」とお声をいただいています。医療機関というと無機質な物が多いイメージなので今回のようにひまわりを飾り付けるといった取り組みも患者さんが少しでもほっとできる要素となればいいなと思っています。緊張せずに安心して歯医者さんの扉をくぐった上で怖くない治療、痛くない治療を受ける事ができれば歯医者さんへの今後の患者さんの心理的な壁を取り払う事に貢献できるのかなと期待しています(過去の記事:緊張しない歯医者さんとは)。

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庭にはキノコが

阿部歯科には患者さんが院内で緊張せずに過ごせるように広く中庭のスペースを作っていますが、梅雨の時期で雨が降ったため庭にはキノコが出始めました。小さなキノコばかりなのでなかなか診療室からは見え辛いですが、ところどころにキノコが生えてきています。季節によっては木に花が咲いたり、秋の紅葉も楽しめるように中庭を作っていますので梅雨のキノコも阿部歯科の四季の移り変わりの一つになっています(過去の記事:診療室から見える庭)。

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歯科治療には一般的に行われている治療法から滅多に行われない特殊な治療法まで様々な治療法がありますが、特殊な治療法の中にはやや科学的根拠の乏しいものもあります。その判断の難しい点が、あまり行われない治療法だからといって必ずしも科学的根拠に乏しいというわけでもなく、逆に一般的に行われているから必ず科学的根拠に基づいているというわけでもないという点です。滅多にやらない治療法だから間違っているというわけではないというわけでもなく、珍しい治療法でも治療成績の正しさが認識されているというものも実際多くあります。そこで今回は、では何をもってして正しい治療法なのか?という事に関してお話しようと思います。

正しいと思えば正しい治療法なの?

科学的根拠に基づいて言えばもちろんそんな事はありません。治療方法を説明できて痛みもなくなったから正しいという判断でもありません。「根拠に基づく医療:EBM(evidence-based medicine)」という言葉をどこかで聞いた事があるかもしれませんが、これは疫学や統計手法によってどれくらい「根拠」が正しいかと判断する事によって科学的妥当性の高さを決定しようというものです。しかし、このEBMですが言葉は普及しているものの「科学的正しさの判断」という点において意外と認識されていない部分も多くあるかもしれません。

論文、教科書、みんなが知っていれば正しい?

論文、教科書は研究や過去の論文をもとにして執筆されていますが、実は論文に出ていたり教科書に載っていれば必ず正しいというわけでもない点が難しい点です。それを説明するものの一つにネイチャーで発表された有名な報告があります。その報告では過去行われた重要な癌の論文の研究結果の70%以上に再現性がなかったと報告されました(NIH mulls rules for validating key results. M. Wadman, Nature. 2013. Raise standards for preclinical cancer research. C. G. Begley. Nature. 2012.)。再現性がないとはつまり、同じ手法で同じ実験をしたにも関わらず研究の報告通りの結果が出なかったという事を意味します。もちろん、再度実験をした人の手法や使った試料に問題点がある場合もあるため再現できなければ必ず間違った論文というわけではないのですが、実はこの再現性の確認、「追試の成功」といいますが、これは科学的根拠を示す重要な事柄の一つとなります。逆に追試に成功しないと科学的妥当性を疑われる事もあります。そのため、論文に出ていれば必ず正しいというわけでもなく、その論文をもとにした教科書も必ず正しいというわけではないのです。

では、みんながよく知っているよく普及した知識であれば正しいのでしょうか?みんながどれくらいよく知っているのかというのは判断がしづらいところですが、論文には被引用数というものがあります。被引用数はその論文が発表されてからどれくらいの科学的な研究に根拠として採用されたかを示す数なのですが、この被引用数は非常に様々で誰もが知る有名な論文雑誌に出たものの被引用数が1桁のものから、あまり有名でない論文雑誌に出た論文が3桁の被引用数を超える事もあります。そのため、どういう論文雑誌に出たかという事自体がこの被引用数に必ずしも影響するとも限りません。

そしてこの被引用数が多ければ多いほどよく普及しているとも言い換えられます。この、被引用数が多くてみんながよく知っていれば正しいのかというとこれが困った事に被引用数が非常に多くても再現性がない場合さえあります。実際に被引用数1000を超える非常に有名な論文の執筆者本人が実験に再現性がないから今後論文を引用しないでくれと発表した事さえあります。被引用数1000というのは論文でいえばかなり有名な論文と言えます。そのため、論文やその治療法がよく広まっているため科学的に正しいという事も言い切れなくなってしまうのです。

正しい治療法の根拠とは確定的ではなく確率的に決まってしまう

このように、確実にこれがあれば100%正しいと言える基準(確定的な基準)が実ははっきりとないため、EBMでは科学的根拠の強さを統計手法によって確率的に求めるようになっています。そのため、発表された論文や治療法の正しさも関連論文を複数統計手法にかけて比較して判断したり、治療方法の成績を疫学的に判断して根拠の強さを判断しています。あくまでも根拠的に強いか弱いかという判断基準になるため、絶対正しいという言い方はできないのです。実際の臨床では発表されたオリジナルの論文、新たに発表された論文、治療手法、再現性の有無、被引用数、統計手法による解析、レビューなど様々なものを総合判断する事になります。そのため科学的根拠に基づく歯科医療を実践するために、千種区の歯医者の阿部歯科では日々発表される新しい論文を確認しつづけて勉強しつづける事を大切にしています(過去の記事:日々新しくなる歯科治療の学び方)。

執筆:阿部歯科 副院長/臨床コーディネーター

阿部 利晴

執筆論文掲載雑誌一覧

2018年

1) Science Translational Medicine (サイエンス姉妹誌)

2017年

2) Journal of Clinical Periodontology

2015年

3) Science Translational Medicine (サイエンス姉妹誌)

4) Nature Communications (ネイチャー姉妹誌)

5) Advances in Experimental Medicine and Biology

6) The Journal of Immunology

7) Infection and Immunity

2014年

8) The Journal of Immunology

9) Cell Host & Microbe (セル姉妹誌)

10) The Journal of Immunology

11) Science Translational Medicine (サイエンス姉妹誌)

2013年

12) Seminars in Immunology

13) Journal of Immunological Methods

14) Cellular Microbiology

2012年

15) The Journal of Immunology

16) Nature Immunology (ネイチャー姉妹誌)

2011年

17) Molecular Oral Microbiology

 

 

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千種区の阿部歯科が歯医者として開院してから80年が過ぎました。阿部歯科が開院したのは第二次世界大戦の前で名古屋の空襲の際に祖父と祖母がまだ赤ん坊だった父を抱いて空襲から逃げたという話を私にしてくれた事を覚えています。その当時は何となく聞いていましたが戦後の復興を通して祖父が阿部歯科を続けていた事が今に繋がっているのだなと感慨深くも感じます。そして現在、千種区では阿部歯科が最も古くから続いている歯医者になっているのではないでしょうか。

祖父が歯科医師になった当時

祖父である先々代の阿部歯科院長の阿部鉎弌は明治生まれで千種区の池下で生まれ育ったのですが、昭和8年に日本最古の歯科大学の東京歯科医学専門学校(現在の東京歯科大学)を卒業して歯科医師になっています。当時は東海地方に歯科大学はなく歯医者になるために東京の東京歯科医学専門学校に行く事にしたそうです。祖父が通っていた当時の校長は血脇守之助先生でした。野口英世の伝記を読んだ時に血脇先生が出てきたのを思い出しますが、祖父も当時その事を私に話してくれました(過去の記事:歯科医師の祖父の思い出)。

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戦後の阿部歯科

戦後になって空襲で焼けてしまった土地に阿部歯科の建物を新しく建てたのですが、昭和30年頃にもなれば街も大分復興し広小路通り前も大分賑やかになったようです。当時の広小路通りには路面電車が走っていて池下駅には路面電車のターミナルがあったようで移動も現在のように便利だったのかなと想像します。当時から広小路通りは広い車幅だったものの歩道はまだ一部未舗装だったのがこの記事の一番上に貼った当時の阿部歯科から撮った写真から分かります。高い建物もまだまだなく今の様子とは大分様子も違いますが現在の歩道の街路樹に当時の面影があるように見えます。

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父の先代院長も祖父と同じ歯科大学へ

父の阿部本晴も祖父の出身校である東京歯科大学に行ったのですが、父が歯学部に入った当時もまだ東海地方に歯科大学はなく、東海地方最初の歯学部である愛知学院大学歯学部ができたのは父が東京歯科大学に入学した翌年の事だったそうです。父が東京歯科大学に入学した時はまだ昭和39年の新幹線開通前だったので東京に行くのも大変だったそうです。卒業後は愛知学院大学歯学部の口腔外科学第二講座(現在の顎顔面外科学講座)へと入局し医局の助教授を経て阿部歯科院長として祖父のあとを継ぎました。

阿部歯科リニューアルオープン1周年

開院してから80年が過ぎた阿部歯科も現院長の阿部丈洋が3代目院長として就任して今年の5月には阿部歯科リニューアルオープン1周年を迎えました。混みあっている際はお約束も取りづらくなっているとは思いますができる限りたくさんの地域の皆様の口の健康をこれからも守っていければいいなと思っています。

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千種区の歯医者の阿部歯科では日頃から治療のみではなく患者さんの来院しやすさや安心感という点においても目を向けるようにしております。歯科医師として病気を治すのはもちろんの事ですが、患者さんの不安や心配という点にも目を向ける事も非常に大切だと考えています。そのため、日頃から阿部歯科では患者さんからの視点で安心できる歯科医院を作るために色々な取り組みをしていますが、今回は患者さんがより安心して阿部歯科のホームページを訪れられるようにホームページのセキュリティを大きく向上させました

ホームページでの通信が暗号化されました

ホームページにはその所在地を表すURLがあるのはご存知だと思いますが、そのホームページにアクセスしたりホームページから情報を送受信したりする際にデータはインターネットの中を通る事になります。インターネットの中で情報が送られる時には情報が暗号化されて送る方法と暗号化せずに贈る方法があります。阿部歯科では患者さんがより安心して阿部歯科に初診の相談などができるようにするためにこの情報の送信を暗号化して他の人にはわからないようにやり取りできるようにホームページのセキュリティを向上させました。

医療機関だからこそ安心して相談できる環境を

現在では歯科医療機関での暗号化通信の普及は半部あるかないかといったところで、ホームページにアクセスしたりやりとりをする際に暗号化せずに行う事もめずらしくはありません。しかしながら、患者さんが安心して阿部歯科に歯の悩みについて相談ができるようにこのたび阿部歯科全体のホームページを暗号化通信に対応させました。これによってインターネットを通して阿部歯科にアクセスしたり初診の相談をした際の安心感が非常に大きく向上しました。

阿部歯科ホームページの常時SSL化

阿部歯科のホームページのアドレスを見ていただくと分かるのですが、URLがhttpではなくhttpsから始まるように変更されました。この作業はホームページの常時SSL化と呼ばれ、この事によって阿部歯科での通信はすべて暗号化される事となり外部の誰からもわからないような非常に高いセキュリティを確保できるようになりました。今回のセキュリティ向上のために阿部歯科ではホームページの見た目は変わらないものの1か月の作業期間を費やして高セキュリティのサイトに改変しました。阿部歯科では歯科治療だけでなく患者さんから目が届きにくいありとあらゆる事で安心して来院していただけるためにこのような患者さんがなかなか気がつきにくい事でも時間と労力を費やしてでも対応する事が大切だと考えています(過去の記事:阿部歯科の耐震設計阿部歯科のセキュリティへの取り組み)このような、なかなか分かりにくい事でも患者がさんがより安心できるように改善していく事ですべての患者さんが安心して阿部歯科に通えるようになっていければいいなと考えています。

 

歯医者さん独自の臭いを減らす取り組み.jpg

歯医者さんでは独特なにおいがしますが患者さんによっては歯医者さんのにおいが苦手な方も多くいると思います。歯医者さんのあの独特のにおいは歯科材料や薬が主な原因となっているのですが、千種区の歯医者の阿部歯科では歯医者さん独特のにおいを減らす取り組みをしています。

歯医者さんのにおいがする!

歯医者さんに入った時に歯医者さんのにおいがすると思う患者さんも多くいると思いますが、歯医者さんだけに限らず医療機関では独特なにおいがしますよね。歯医者さんのにおいも特徴的で私が子供の時は祖父や父親が治療をしている診療室に入ると歯医者さんのにおいを感じていました。歯科医師として働いてからはにおいに慣れてしまい歯医者さん独特のにおいがすでに分からなくなってしまったのですが、ほぼ全ての歯医者さんも同じで慣れすぎて歯医者さん独特のにおいが分からなくなってしまっています。ですが、患者さんにとっては普段あまり嗅ぐことのないにおいなので歯医者さんに入った途端独特のにおいを感じる事も多々あると思います。

歯医者さん独特のにおいの元

歯医者さん独特のにおいの元は歯科材料や薬剤が主なのですが特ににおいの元となる事が多いのが歯内治療に使うホルクムレゾールや入れ歯の修理に使う即時重合レジンと呼ばれる独特の材料からくるにおいです。ホルムクレゾールはいかにも薬品のような香りがして即時重合レジンはプラスチックのようなにおいがします(過去の記事:歯医者さんの診療室の独特なにおいの理由)。

ホルムクレゾールはかつては歯内治療で消毒を目的によく使われていたのですが、今は使われる事は減っており阿部歯科でも現在は使用しておりません(過去の記事:最近の歯の神経の治療方法の進化)。歯内治療にホルクムレゾールを使用している歯科医療機関もまだまだありますが非常ににおいも強く、歯医者さん独特のにおいを作っている薬剤のひとつです。即時重合レジンは歯科治療に使うプラスチックの様な材料なのですが、液と粉を混ぜ合わせる事で重合反応を起こし固まります。即時重合レジンの液は揮発しやすくこの液が歯医者さん独特のプラスチックのようなにおいを作り出している理由の一つになります。他にも歯医者さん独特の材料や薬剤がありますが比較的これらの歯科材料や薬剤がにおいの原因になる事が多いです。

阿部歯科の歯医者さん独特のにおいを減らす取り組み

歯医者さん独特のにおいを減らすために阿部歯科では様々な取り組みをしています。ホルムクレゾールなどの歯科治療で使う事の減ったにおいの強い薬剤を置かないようにする事も取り組みの一つですが、他にも待合室には空気清浄機を設置してにおいの粒子をフィルターで回収してクリーンな空気を供給するように取り組んでいます。他にも加湿器を各診療室に設置して湿度を保つ事でにおいの粒子を拡散させにくくしつつ加湿器にはわずかにアロマなどの香料を加えて患者さんにとって居心地がよくなるように努めています。

歯科医療機関で働いている歯医者さん自身はにおいに慣れすぎているため歯医者さん独特のにおいがほとんど分からなくなってしまっていますが、患者さん目線で考えれば歯医者さん独特のにおいは患者さんの緊張感を誘う可能性があるので歯科医療従事者自身が気になるかどうか以上に気を止める必要があると考えています。

他にも阿部歯科では昼休憩中などに定期的に一番奥の診療室から受付側まで窓を開けて風を通して空気を入れ替えるという事を積極的に行っています。歯医者さんでの居心地や歯科医院独特のにおいを減らすなどの取り組みでより患者さんが過ごしやすい阿部歯科ができればいいなと思っています。

 

清潔な空気.JPG

歯科治療において清潔さを保つという事は非常に大切な事ですが、池下にある歯医者の阿部歯科では患者さんから見える部分だけではなく見えない部分に関しても清潔へのこだわりに力を入れています(過去の記事:阿部歯科の院内感染対策)。そのこだわりのひとつに治療に使用される空気があります。

歯科治療で空気・風が重要な理由

歯科治療ではコンプレッサーで作り出す圧縮空気と治療の際に空気を吸い出すセントラルバキュームという機械が必要不可欠です。そしてその名前が示す通り両方とも空気を扱う機械であり、コンプレッサーは周りから空気を回収して治療室に送り出す、セントラルバキュームは治療室から吸い込んだ空気を外に吐き出すという役割を果たしています。そしてここで重要になるのがセントラルバキュームによって治療室から運ばれた空気がコンプレッサーに取り込まれてまた再び治療室に送り込まれてしまわないようにするという事です。

清潔な空気を患者さんの口の中で使うために

セントラルバキュームで治療中の口の中や治療室から吸い込んだ空気とコンプレッサーで治療室や患者さんの口の中に送り出す空気が混ざらないようにするという事は衛生面から考えて非常に重要な事だと阿部歯科では考えています。なぜならセントラルバキュームは治療中に患者さんの口の中から吸い込んだ空気を集めており、コンプレッサーは治療中にまた別の患者さんの口の中に送り込む空気を扱っているからです。そのためにはそれぞれの機械を設置する機械室を物理的に完全に分離する必要が出てきます。しかしながら名古屋市やその周辺のような人工密集地域や施設のテナント内では土地や空間の問題から治療室で吸い込んだ空気を集めるセントラルバキュームと治療室へと空気を送り出すコンプレッサーを設置する機械室を分ける事ができず、セントラルバキュームで吸い込んだ空気をフィルターを通して同じ空間でコンプレッサーに再利用する場合もあります。しかしながら阿部歯科では治療室側から吸い込んだ空気とコンプレッサーによって治療室へと送り出す空気は同一の空間で再利用されないようにしています。それぞれの機械が設置される場所を物理的に完全に分離する事で、治療室側から回収された空気が同一の空間でコンプレッサーに再び回収されないようにする事で患者さんの口の中で治療に使われる圧縮空気を清潔でクリーンな状態で使う事ができるのです。そのため、阿部歯科ではセントラルバキュームの設置される部屋とコンプレッサーの設置される部屋は物理的に隔絶されているだけにとどまらず、これらの2つの機械室は室内経由ではアクセスできず一度建物の外に出ないとアクセスできないように設計されているというように徹底的にお互いの空気が分離されて利用されるようにしています

患者さんから見えない場所にも力を抜いてはいけない

このセントラルバキュームとコンプレッサーの関係のように患者さんの目からは見えない部分にも歯科治療において大切な事がたくさんあります。都会の中の限られたスペースではセントラルバキュームとコンプレッサーを2つの機械室を用意してなおかつお互いの空気が混ざり合わないようにする事はスペース的に難しい事もあるため、空気のフィルターなどを利用して同一空間内でお互いの機械を設置する場合もありますが、阿部歯科では2部屋分の機械室のスペースを別々に確保してでも診療に使う圧縮空気をクリーンに保つ事が大切だと考えました。

このような患者さんが気がつかない事にも徹底して管理する事で患者さんが心の底から安心して通える阿部歯科を作る事ができると考えています。

 

学校歯科医.JPG

長く若水中学の学校歯科医として勤務していた阿部歯科の先代院長の父ですが、学校歯科医の定年退職に伴い名古屋市教育委員会より感謝状をいただきました。若水中学では祖父の阿部鉎弌 も長く歯科保健教育に貢献したという事で表彰をいただいておりました(過去の記事:学校歯科医)。学校で行われる集団歯科検診は誰しもが経験していると思いますが、結果を受け取る時にはみなさんもドキドキしたと思います(過去の記事:学校歯科検診で虫歯がないと診断されたら歯医者に行かなくてもいい?)。長く地域に貢献してきた祖父と父ですが、私たちも祖父や父と同様に千種区のみならず広く地域へ貢献したいという思いに変わりありません。

歯科医師として何ができるのか

歯科医師という職業であるかぎり、もちろん患者さんの虫歯や歯周病、その他の口腔疾患を治したり予防歯科に取り組む事はもちろんですが、他にも歯科医師としてやるべき事は多くあると感じています。例えば、患者さんの歯医者へのイメージを変えるという事があります。歯医者さんといえば多くの方が「何か嫌な事をされるところ」というイメージを持っているかもしれません。歯医者さんを嫌がるお子さんもしばしばいますがあのような歯医者でのお子さんの正直な反応が大人でも普通に感じる気持ちだと思っています。大人の場合は嫌な気持ちがあっても「我慢して」行く、となりますが、やはりそういうイメージを変える事が地域への貢献になるとも阿部歯科では考えています。「怖くない」「痛くない」、そんなイメージを歯医者さんに持ってもらえれば歯医者さんは嫌々行く場所ではなくなる事もできますし、それによって患者さんが口の中の健康を保つ事ができればより多くの日常の食べる喜びを得る事ができると考えています。

歯医者さんはなぜ従来のイメージを変える事ができなかったのか

多くの歯科医師ももちろん今までに患者さんにより健康になってもらいたいと思い貢献をしてきていたわけですが、それでも患者さんにとってはやはり足が遠のく場所というイメージがややできてしまっているように感じます。それを取り払うために「怖くない歯医者さん」「痛くない歯医者さん」というイメージを歯医者さんに持ってもらえるようになるように歯科医師が努力する事も当然必要なのですが、なぜなかなかそのイメージを持ってもらえるようにならないのかという事を私もしばしば考えます。私見ではありますがその根本的な原因は「歯科医師の視点」にあるのかなと思っています。つまり歯科医院という職場は歯医者自身にとっては慣れた場所ですし歯科治療も日常の事ではありますが、患者さんにとっては歯科医院は未知の場所ですし歯科治療も未知の行為である非日常であるという、この視点の違いを私たち歯科医師自身が正面から受け止めきれていないのではないかと感じています。

千種区を含めた広い地域への歯医者としての貢献

年度のはじめという事で先日、医療従事者の健康診断を受けてきました。その際には採血もしたのですが医療機関について待合室で待つ間にやはり緊張しました。医療機関を感じさせる床も待合室の雰囲気も患者さん側として来ると緊張を誘うものです。当然、採血の瞬間も「針が入る!」という緊張と共に過ごしました。これらの行為がまるごと逆転した行為がまさに歯科医院で行われているという事を再認識しました。患者さんがどのような気持ちで歯医者さんの入り口を訪れ治療を受けるのか、一言でいえば正に「非日常」です。阿部歯科ではその「非日常」が「良い非日常」になるように様々な取り組みをしています。患者さんに寄り添った説明や治療は当然ですが、患者さんの心理的な壁となってしまう歯科医院の雰囲気を取り除くために阿部歯科では歯科医院設計の段階から様々な取り組みをしていました(過去の記事:診療室から見える庭)。治療に関する取り組みも患者さんが歯科医院を見てどのように感じるのかも私たち歯科医師が患者さん視点となって感じる事が本当に大切だと思います。

患者さんが歯医者さんを訪れる非日常が良い非日常になる日が一日でも早く来るようにこれからも阿部歯科は様々な取り組みを続けていきたいと思います。

 

春のよそおい.JPG池下の阿部歯科では患者さんが歯医者に来院しやすいように様々な取り組みをしています。そのひとつに従来ある怖い歯医者さんのイメージを取り払うという事があります。以前は、痛くなったり被せ物が取れた時に仕方なく歯医者さんに行くというのが一般的なイメージでしたが、今では虫歯がない、歯周病がないからこそ歯医者さんに行くといった予防歯科の考え方が普及し始めています。ですが、歯科検診に行きたいもののどうしても歯医者さんが怖い、行きたいのにどうしても抵抗感があるといった事がよく起きています。

歯医者さんが怖いというイメージを取り払う

歯医者さんが怖いと思ってしまう理由の一つに歯の治療は痛いというイメージがあります。そのイメージを取り払うために阿部歯科では痛くない治療を心掛けて針を使わない塗り麻酔や痛みの少ない電動麻酔を採用しています。そのような実際の治療への対応もしていますがやはり歯医者さんの建物は医療機関=何かをされるところ、というイメージがつきまとってしまいます。実際私も風邪で病院にかかる時に最も緊張する時間は建物に入る時と待合室で待つ時です。そのため、建物に入る入口の時点から怖いというイメージを持ってしまいます。そのため阿部歯科ではまずそういった最初の入り口からの「怖い」というイメージを取り払う事にも注意して多くの患者さんに来院していただけるように取り組んでいます。

四季にあわせた親しみやすさを

従来ある怖い歯医者さんのイメージをなくすために阿部歯科の前を通りがかった時に親しみやすさを感じる様々な取り組みをしています。その一つが季節、次期ごとの建物内外の雰囲気の変化という事があります。いかにも医療機関というイメージばかりでは予防歯科の第一歩がなかなか踏み出せませんが親しみやすさを持つ事でその第一歩を踏み出してもらえればいいなと考えています。患者さんが緊張する気持ちを我慢して頑張って行かないといけない歯医者さんではなく軽い気持ちで安心して来院できる、そんな歯医者を目指しています。

今は春の装い

桜の開花が目前に迫っていますが、春にあわせて阿部歯科も春の装いに変わりました。入り口の駐車場前では期間限定で桜の花を用いた装飾と夜には桜の装飾のライトアップを行っています。昼間にはさわやかな春の装いでほっとする歯医者さんのイメージを、夜には気持ちのいいライトアップで一日の疲れをいやせるようなイメージを持てるように模様替えしました。緊張せずに親しみを持って安心して来院できるように、治療にばかり目がいってしまって患者さんの気持ちを置き去りにしないようにするためにはこういった入口での患者さんの歯科医療機関に持つイメージを変えるという事も大切な事だと考えています。

春のよそおい2.JPG

虫歯がない、歯周病がない、だからこそ歯医者さんに行く

四季にあわせて春のよそおいに変えたり、院内の雰囲気を親しみやすくしたりするのもすべてはやはり、治療する必要のある場所はしっかり治す、虫歯や歯周病にならないように自分の口の中の状態を知るために検診を受ける、虫歯や歯周病がなければその状態を維持し続けるために患者さんが歯科医院に足を運べるようにするためです。実際には、本当は歯医者さんに行って検診を受けたいのに怖いという患者さんはすごくたくさんいると思います。そういった患者さんがすこしでも気楽に足を運べるように今後も阿部歯科では従来ある歯医者さんのイメージが変わるような努力を治療面でも雰囲気の面でもしていこうと考えています。

 

みなさんは歯医者に来る時にどのような気持ちを抱くでしょうか?多くの人は不安であったり緊張であったりするかもしれません。歯科医院での待ち時間や呼ばれた際の緊張感はどうしても慣れないと思います。

不安が緊張につながる

どうしても歯科医院に来てどういう治療になるのかと思うと緊張してしまうと思います。患者さんにとっての歯科医院に対する心理的な扉とも言えると思います。歯科医師にとってその重い心理的な扉を開ける事も治療の一環としてはとても大切だと思っています。「何をするのか分からず不安」「これからどうなるのか分からず不安」「説明を受けたもののなかなか全部理解できず不安」、と心理的な扉は不安によって重さを増すと思っています。心理的なものだけではなく、実際に体験する痛みや辛さといったものも当然歯科医院への足を遠のけてしまいます。

説明の大切さ

そういった不安の解消のために治療の説明というのは患者さんの心理的な負担を軽くするのにとても大切な事だと考えています。そして伝えるという事がその中でも特に大切だと千種区の阿部歯科では考えています。「説明=伝わっている」わけではなく、伝わる説明を心がけたいと考えています。あまりにも専門的すぎる言葉では患者さんに伝わらずに、分からない事がさらに増えて不安を増長させてしまう可能性もあると思いますし、あまりにも長すぎて多すぎる情報も患者さんにとっては急に全部理解する事が出来ないかもしれません。言って説明したという形式的な事ではなく患者さんの不安を取り除くために伝わるように伝えるという事を大切にしていきたいと思っています。そして実際の痛みや辛さに対しても対処する事でより、不安を取り除く事ができると感じています。

患者さんの不安の解消のパートナーになる

歯医者で治療するという事は目的の一つなのですが、同時に患者さんの抱える不安や悩みや患者さんの思いに歩幅を合わせて共に問題解決をするパートナーとなる事が医療従事者側にとって大切な事だと阿部歯科では考えています。単に歯を直すのではなく患者さんの抱える不安や期待に寄り添って共に様々な口の中の悩みを解決する協力者となる事が患者さんの心理的に重い歯科医院への扉を開ける事に対して大切な事だと思っています。

患者さんはそれぞれに様々な期待や不安を抱えていると思いますがそれらの期待に対する答えや不安に対する解消をする手伝いをできるようになっていければいいなと思っています。

いい歯医者さんとは.jpg

千種区の歯医者の阿部歯科では予防歯科や口腔外科など患者さんの口の悩みに幅広く対応しています

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