千種区池下の歯医者 阿部歯科 副院長の阿部利晴によるブログで、アメリカの歯科医療についての事情等を載せています。

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歯医者さんの豆知識の最近のブログ記事

近頃では様々な分野でIT化がすすめられていますが近頃では名古屋大学医学部附属病院にRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)が導入されるとニュースになっていました。RPAは主に事務作業の自動化を促進する技術のようで、私が2010年に名古屋大学医学部附属病院の麻酔科に医員として勤務していた時は手術支援ロボットのダヴィンチの導入が話題になっていましたが、今度は事務処理面でも非常に新しい技術を取り入れ始めるようですね。今池から徒歩6分の阿部歯科でも色々な場面でIT化の恩恵を受けています。そこで今回は阿部歯科で使われてる様々なIT面での技術をお話ししようと思います。

レントゲン写真は現像写真からデジタルへ

歯科医院での歯の状態を確認するレントゲン写真はもともとX線で蛍光させた光をフィルムに感光させてその後に現像し、昔のフィルムカメラのような状態で確認していましたが、現在では多くの歯医者さんではパソコン上で確認するデジタル写真に変わっています。デジタル写真で使われているのは方法にはIP(イメージングプレート)と呼ばれるフィルムとそっくりなものに撮影を行い機械で読み取ってパソコンにデータとして取り込むか、CCDと呼ばれる厚めの硬い板のようなものにX線をあてて直接パソコンにデータとして認識させる方法があります。顎全体の大きな写真を撮影する場合にはCCDが使われますが、個々の歯を撮影する地位さな写真を撮影する場合はIPもしくはCCDが使われます。

CCDは硬い板のような部品なので口の中に入れて撮影するのは患者さんにとっても大変なので阿部歯科では従来のフィルムに似た要領で使えて患者さんにも苦痛の少ないイメージングプレートを採用しています。レントゲン写真がデジタルになってパソコンで管理できるようになって患者さんにもパソコン上で細かい部分を拡大して説明できるようになったりと患者さんへの説明の際にも大変便利になっています

口腔内写真は撮影してレントゲン写真と一括管理

レントゲン写真がパソコンにデータとして取り込まれる事になって口の中の写真もレントゲン写真と一括管理できるようになりました。口の中の写真は治りにくい口内炎や腫れが確認された際に臨床経過を確認するのに大変重要です。これらの写真はレントゲン写真とも比較する事で様々な情報が手に入るためレントゲン写真と口腔内写真が同じ場所で管理できるようになったのは患者さんにとっても大変良い事です。これらのデータは歯科専用のサーバーと端末、ソフトで管理され専門の会社によって定期的な保守を受けているためセキュリティ的にも安心できるものとなっています。特にレントゲンサーバーはインターネットから切り離されていますが、院内の様々な子機で院内サーバーにアクセスしてレントゲン写真を確認できるようになっています。

治療の際の歯の色補正にもIT技術が

前歯のセラミックなど歯の色合いに重要な場面においても歯医者さんでは様々なIT技術が使われています。阿部歯科では口腔内の患者さんの歯の色と色見本となるセラミックを並べて撮影し、その写真をデータとして専門の技工士さんに送り、色見本を目印として写真の色補正を行い患者さんの歯の色を再現できるようにしています。このように患者さんの歯の色、セラミックの色見本、画像のデータ処理、という事を組み合わせる事によってより自然な患者さんの歯の色の再現ができるようになりました。

他にも口の中の光学印象の実用化(過去の記事:歯科治療の際の型取りは今後変わっていく)など歯医者さんでも様々なIT技術が取り入られる事でかつてはできなかった様々な事ができるようになってきました。そして、今後も歯科へのロボット支援など様々な技術が発達していくと思われます。

 

アメリカの歯科医療.JPG

今回は阿部歯科の副院長の体験談を元に、日本の歯医者さんとアメリカの歯医者さんは何か違うの?といった事に関してお話をしていこうと思います。国も違えば、歯科医療保健制度の違い(過去の記事:アメリカでの歯医者さん事情(保険って使えるの?))もありますが、他にも何か大きな違いはあるのでしょうか?

日本で歯科医師になるために

特に違うのは歯科医療を始められるようになるために、実際に歯医者さんになる過程です。日本では歯科医師になるためには高校を卒業後に歯学部に入り6年間の教育を受ける、もしくは編入をして途中から入学をして卒業する。そして歯科医師国家試験を受けて歯科医師免許を公布されて歯科医師となるわけです。

実際に治療をするために、今では臨床研修を1年以上行って歯科医師として働き始めるわけですね。

アメリカで歯医者さんになるために

では、一方のアメリカの制度はどうでしょうか?まずは高校を卒業します、その後に歯学部に入学して…というわけではなくて、まずは、例えば理学部の化学科であったり生物科であったりに行くことになります。高校を卒業して直接歯学部に行けるわけではないわけです。

歯学部は理学部などの大学を卒業した後に、全国の統一された学力審査の結果を元に入学する大学院の位置付けになっているわけです。しかしながら、歯科医師になる過程は修士号や博士号を取るのとは別なので修士号や博士号が得られるわけではありません。

そして、歯科医師になった!となったら今度はどの州で働くかを決めないといけません。何故かというと、アメリカは州ごとに自治権が与えられており(実際には州に自治権が与えられているというよりも、自治権を持ち強い権力を持つそれぞれの州の集合体が、アメリカ合衆国という国を形作っているのですが)、それぞれの州の試験を受けて合格しないといけないからです。つまり、例えニューヨーク州で歯科医師として働いていても、カリフォルニア州に引っ越して歯科医師として働くためにはまたその州で試験を受け直さないといけないわけです。

ただ、どうやらアメリカ人の中でも温暖で気持ちの良いフロリダ州やハワイ州は競争率が高いそうです。ハワイで働けるなんてまるでリゾート地で働いてるような気分になりそうです。

専門的な歯科治療を行うためにはさらに資格を取る必要がある

これで、歯科医師としてバリバリ働ける!と思うかもしれませんが、アメリカでは歯周病の治療や歯の神経の治療をするためには、その科に所属して研修を受けないといけないのです。身分は…学生です。授業を受けて、論文を読み、定期試験を受けるわけです。そう、もう一度学生として大学の授業をこなさないといけないわけですね。期間は大学や科によって違いますがおおよそ2から4年がおおいようです。つまり、例えば歯の神経専門で治療をやろうとするとどんなに早く行っても30歳くらいの年齢になります。

そして、その間はずっと学生です。大変時間も労力もかかる制度になっているわけです。そのために、アメリカでは専門的なコースに進むのはアメリカ市民というよりも、アメリカで歯科医師として働くために来た移民目的の外人がやや多いように感じました。確かに、大学を卒業して歯学部に入り、卒業後に今度は歯学部の専門コースに入り直し卒業後となると、それができる人はかなり限られてきてしまいます。

資格と一緒に修士号や博士号を取る人も

ただ、この専門コースの間に同時に研究をして修士号を取る歯科医師もいるようです。アメリカの場合は修士号を取るための研究をするのは労働の一環とみなされて研究室の教授から給料が出る場合もありますので、そういった理由もあるのかもしれませんね。ただ、給料が出るかどうかは研究室の教授が学生を形的には「雇用」した場合に限られます。優秀な学生にはお金を払ってでも研究してもらうというアメリカらしい制度です。修士号の他に博士号を取るためにはさらに長い時間と労力が必要となってきますので、全部取った頃には大学で学生としてかなりの時間を過ごした後、という事になります。考えると気が遠くなってしまいます。

日本で歯科医師免許を取得してからアメリカで専門医として働く人も

アメリカ市民だけではなく、アメリカは移民の国という事で各国から歯科医師の先生が渡米をしてその後アメリカに根を下ろすという事もしばしばあるようですが、アメリカ全土で治療をするためには、アメリカの歯科医師免許を取らないといけないので、大変な苦労だと思います。途中編入の制度もありますが、狭き門のようです。見ていると、移民の歯科医師の先生の多くは専門医コースを受けて特定の州で働くか(アメリカの歯科医師免許がなくても専門医を取得していれば特定の州のみでは働けるため)、大学に所属して大学内で歯科治療を行う(大学の教員となれば大学内でのみ歯科治療が許されます。ただ、州によっては大学内での治療できる期間に制限がある州もあります。)歯科医師の先生が多いのかなと感じます。

アメリカ市民ではない場合は、歯科医師の免許の問題の他に滞在するためのVISAの問題も出てくるために、どの道を選ぼうとも非常に苦労をされるようです。アメリカに移民目的で来た私の歯科医師の友達も、アメリカでの歯科治療の許可の問題と同じくらい滞在資格の心配をしていました。実際は、歯学部の教員になれば大学が永住権であるグリーンカード申請の手伝いをしてくれるため、なんとか歯学部で教員になれれば道筋もつきやすくなります。

一難去ってまた一難という非常に苦労の多いアメリカの制度だと感じました。

今回は千種区の歯医者の阿部歯科の副院長がアメリカで見てきた歯科制度の一部のお話をさせていただきましたが、こういった変わった歯科事情も色々とお話していこうと思います。

歯茎が腫れた、歯が痛い、口の中に出来物ができたなどの理由で歯医者に行った際に薬が処方される事があります。歯医者で出る薬の多くは飲み薬で時々塗り薬が出る事もありますがそれらの薬はどのような時に出るのかをお話ししようと思います。

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細菌感染には抗菌薬(抗生物質)を

抗菌薬は口腔内の細菌(真正細菌)の感染が起きた時に処方されます(※抗菌薬の種類)(※歯医者で使う抗菌薬(抗生物質))。よく起きる口腔内の感染は親知らず(智歯)が腫れたり、虫歯によって歯の神経が感染を起こし歯の根の先が化膿したり、歯周病が急激に炎症を起こしたりといった事があります。ほとんどの抗菌薬は真正細菌(※微生物とは(歯科に関わる病原菌))に有効なため口腔内の細菌が何らかの原因で歯の神経や歯周組織などに感染を起こしてそのために強い炎症と痛みを起こした時に感染を制御するために使われる事があります。

その他にも抜歯後の傷口への感染予防のために抗菌薬が処方されたり、時には抜歯前に感染の可能性を下げるために抗菌薬の前投与を行う事がありますが、最近では耐性菌の問題から耐性菌の発生の可能性を下げるために前投与が行われる事は少なくなっており、抜歯後の抗菌薬の処方も不必要に出すという事も避けられるようになってきました。

しかしながら、抗菌薬は歯科領域の感染に関してなくてはならない薬なので適応と効果を的確に理解して効果的に使う事がとても大切となっています(※抗菌薬(抗生物質など)の薬の効き目)。

痛みのコントロールには鎮痛薬を

痛い時には鎮痛薬が出ますが、鎮痛薬には感染を抑える役割はなく、あくまでも痛みのコントロールを目的として処方されます。歯科医院で出る鎮痛薬は多くは解熱鎮痛薬のアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が処方されます。小さな子供や非ステロイド性抗炎症薬にアレルギー(※アレルギーとは)のある患者さんにはアセトアミノフェンが処方される事が多いですが、歯科医院での痛みのコントロールでは非ステロイド性抗炎症薬がよく出ます。歯科医院での痛みのコントロールにステロイド性抗炎症薬や癌の疼痛コントロールに用いられる麻薬性鎮痛薬が出る事はほぼなく、比較的一般な痛みのコントロールとして非ステロイド性抗炎症薬やアセトアミノフェンが出ます。

口内炎には塗り薬が出る事も

口内炎の処方で塗り薬が出る事もありますが、歯医者で出る塗り薬にはステロイド性の塗り薬と粘膜治癒を早めるための塗り薬が出る事があります。ステロイド性の塗り薬を使う場合には口内炎がウイルス性ではないという事を確実に診断する事が必要となる他、口内炎の原因が癌性潰瘍であった場合は塗り薬は無効となるためこの際にも診断を確実にして処方する必要があります(※ステロイド軟膏を使うのに注意しないといけない口の中の病気)。

経口薬以外の処方

経口薬以外の処方として点滴から薬を入れる場合がありますが、歯科医院内ではあまり行う事はありません。静脈から注射を刺して点滴をする必要がありますが静脈のルートを確保するために22から24Gほどの太さの針(※注射針の太さの謎(バーミンガムワイヤーゲージ))でルート確保する必要があります。歯科領域で静脈から点滴をする可能性として比較的可能性があるのが、蜂窩織炎などの激しい炎症に対しての抗菌薬による感染コントロールや、帯状疱疹ウイルスによる顔面の三叉神経領域での帯状疱疹などのウイルス感染に対して抗ウイルス薬を投与する場合などがあります。しかしこれらの対応も多くは全身管理の必要性の可能性を考えて大学病院や市民病院などへの紹介を行う事が多くなります。

歯科医院で処方される薬にも色々なものがありますが、感染や痛みの原因の判断を適切にしてそれにあった薬を処方する事が大切なこととなっています。

☆☆☆ 今池から徒歩6分の阿部歯科では患者さんの様々な口の悩みの相談に乗っています ☆☆☆

学校では新学期に入ると全校生徒を対象に歯科検診を行いますが、私が中学の時に通っていた若水にある若水中学でも学校歯科検診を行っています。

私の父親である阿部歯科の先代院長も祖父の初代院長も若水中学で学校歯科医を20年近くやっており、新学期の歯科検診の際には全校生徒の歯科検診を行っていました。私が若水中学で中学生をしていた時は毎年新学期になると祖父が学校に来て歯科検診をやっており周りの友達から冷やかされたのを覚えています。当時は生徒数もかなり多く、祖父だけでは手が回らないという事で父も手伝いにやってきたのを覚えており、少し照れくさい気持ちになったりもしました。

長く若水中学の学校歯科医をしていた阿部歯科の先代院長の父ですが、このほど定年を迎えました。若水中学の歯科検診には私も父を手伝いに行った事もあり、懐かしい気持ちで校舎に入りました。若水からすぐ近くにある歯医者の阿部歯科ですが、実は若水中学とも祖父や父を通じて40年近くのお付き合いをしてきていたのです。

学校歯科検診とは

新学期になると行う歯科検診ですが、全校生徒を対象に虫歯や嚙み合わせの問題など、歯科関係で何か治療が必要な事がないか検査しているのですが、この検査はスクリーニングと呼ばれる種類の検査で細かい精密な検査とは違いがあります。スクリーニングとは大まかに「ふるい」にかける事で細部まで審査・診断する事とは目的が違ってきます。わかりやすく言うとおおまかに口腔内に虫歯などの問題がないか見る事を学校歯科検診では行っています。そのため、学校の歯科検診ではどうしても分かり辛い、例えば歯と歯の間にできた小さな虫歯などは確認できない事もあります。そのため、学校歯科検診で虫歯がないとスクリーニングされた事と虫歯が全くないという事は一致しない事もあります。

学校歯科検診では集団を対象に大きくふるいにかけて大きな問題となる虫歯がないか確認する事が大きな目的となるので、「虫歯かな?」と気になる事があれば歯科医院を積極的に受診されるといいと思います。

虫歯なしと判断されたら歯医者を受診しなくてもいい?

学校歯科検診は集団を対象にしたスクリーニングという手法であるのでやはり虫歯の確認の取りこぼしという事はある一定の確率で起こる事があります。そのため、虫歯がないと診断されても精密検査という意味で一度歯医者に受診するのも良いと思います。それとは別に、歯科検診で虫歯があると診断された場合は実際に目で見て虫歯を確認されているので早めに歯科医院を受診された方が良いと思います。

学校歯科検診で要治療の紙をもらったら

検診の結果、治療が必要という紙をもらったらやはり少し気が重いものですよね。どうしても、後に後にと後回しにしてしまいがちだと思いますので、なるべく歯医者さんに入りやすくて気が重たくならなそうな歯科医院を選んで思いっ来て気分を一新して行かれるのもいいかもしれません。

どうしても、要治療の紙をもらうと削って痛いのでは、という気持ちが出てきてしまうかもしれませんが今では表面麻酔や電動麻酔など痛みを極力和らげる方法で麻酔する技術も出てきています。阿部歯科でも患者さんが嫌がる痛みという事に対しては「痛くない治療」に力を入れて表面麻酔や電動麻酔などを使った技術を最大限に活用しています。

若水の歯医者として40年近く学校歯科医師をしてきた阿部歯科もこれからもより多くの地域の方々の口の中の健康を守っていけるといいなと思っています。

執筆:阿部歯科副院長 阿部利晴

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こんにちは、今回は歯医者に行くとほぼ間違いなく行うレントゲン撮影のお話を少ししようと思います。

歯医者に行くとまずはレントゲン撮影をしますよね。患者さんの中には、レントゲン撮影ってする必要があるの?と思う方もいるかもしれませんね。では、レントゲン撮影をしないとどうなるのかと言うと、一言で言うと「口の中で何が起きているのか分からない」という事になります。目で見えないものを見るために使うのがレントゲンなのですが、レントゲンの画像がないと直接見えない病気は分からない、という事になります。

レントゲン写真では何を見ているのか

例えば、歯周病、歯と歯の間にある虫歯、虫歯の深さ、骨の中に埋まった親知らずの位置、骨の中にできてしまった出来物、鼻の奥にある空洞に貯まった膿(いわゆる、蓄膿症の膿)、歯の神経の病気とそれによってできてしまった膿など、これら全部はレントゲン撮影をしてレントゲンの画像を見ないと分かりません。つまり、見ても分からない病気を見つけるために行うのがレントゲン撮影という事になります。「レントゲン」というと、被爆を気にされる方もいますが、そもそも被爆って何でしょうか?

被爆とは、簡単に言ってしまえば体の細胞に受ける「ダメージ」の事です。では、この「ダメージ」は、レントゲンを取らなければ避けられるのでしょうか?答えは「いいえ」です。普段の日常生活を送っているだけで常に被爆はしています。これは日本で生活していても海外で生活していても同じです。それは、なぜかと言うと被爆の原因となる放射線は常に宇宙から地球に降り注いでるからなんですね。太陽の光と同じように地球に降り注いでいるわけです。こういった日常生活で自然界から受ける放射線を自然放射線と言います。

普段生活していても自然放射線の影響を受けている

実は太陽の目に見える光も、レントゲン撮影のX線も、肌を黒くする紫外線も、体を温める遠赤外線も全部同じ電磁波と呼ばれる種類のものなのです。大きな違いは、それぞれの持つエネルギーです。エネルギーが高ければ体の細胞はよりダメージを受けやすいですし、エネルギーが低ければダメージを受けにくい、という違いが出てきます。この、「電磁波」ですが、先ほど書いたように宇宙の全方向から常にある程度降り注いでいます。では、それは、どの程度なのか?というと非常に大まかですが、年間で普通に生活していて自然から受ける放射線の影響は歯医者で取るレントゲンに換算して50から150回分ほどと言われています。

この、自然に受ける放射線ですが、空の空気の粒子によって薄められているため飛行機で高い所を飛べば飛ぶほどたくさん受けるという事実があります。そのため、名古屋からアメリカまで行けば歯医者で受けるレントゲン撮影よりも多く影響を受けると報告されています。そのため歯医者で受けるレントゲン撮影が日常生活に及ぼす影響は非常に少ないと言われています。

歯医者でとるレントゲンの種類

病気を見つけるために歯科医院で行うのがレントゲン撮影ですが、大きなのや小さなのを取ることがありますね。両方とも同じレントゲン撮影ですがその目的は大きく異なります。大きさの違う同じレントゲン撮影のように見えますが、実は撮影の原理から違ってきます。地図に例えると、大きなレントゲン撮影がおおまかな日本地図で小さなレントゲン撮影が自分の住んでいる詳細な地区の地図、という事になります。日本の地図を見れば隣の県の位置や形も分かりますが、自分の家の細かい場所は分かりません。自分の住んでいる地区の地図を見れば自分の家の場所や道路やご近所さんの位置も分かるが隣の県はそこにあるかどうかも分からない。というような感じにすごく似ています。そのため、目的によって使い方が全然変わってくるのですね。

レントゲン写真で分かる事

さて、レントゲンの撮影と言ってもそこには驚くほど多くの情報が秘められています。そこに見えてくるのは虫歯の有る無しだけではありません。歯周病の進行状態、歯の根の治療の経過、骨の密度、骨の硬さ、咬み方の習慣から引き起こされる病気、歯茎にできた出来物の状態、骨の中に貯まった膿や出来物の存在、顎の関節の状態、咬む力、蓄膿症があれば鼻の感染から来てるのか歯の感染から来ているのか、などレントゲンを見る力(読影)に慣れていれば慣れているほどありとあらゆる診断ができます。私の場合は、大きなレントゲンを撮影した場合は画像の外側から中心に向かって円を描くように見ていきます。そうする事で日本地図を海から自分の住んでいる地域をぐるりと取り囲むように段々と自分の住んでいる地域に向かって確認していくようにレントゲンでも見ていく事ができるからです。

レントゲン撮影で見られる画像は濃度の濃淡と形だけで表されるため、その濃度と形を読み取る力が大変重要になってきます。その濃度からそれが骨なのか、それとも炎症によって作られた硬い反応物なのか、形からそれが治療する必要があるものなのかないものなのか、対象とする病気と周りの構造物の形と位置関係から見えてくる臨床診断名。レントゲン一つで数え切れないほどの目に見えない情報が入ってきます。

そのため、歯科医院では患者さんの体のために可能な限り多くの情報を手に入れようとしてレントゲン撮影をするわけですね。

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☆☆☆ 日曜日も診療 千種区池下の歯医者の阿部歯科では予防歯科・口腔外科・審美歯科・歯周病治療など幅広く対応しております ☆☆☆

 

 

 

 

 

こんにちは副院長の阿部利晴です。今日は、普段ではなかなか知る機会のない、一風変わったアメリカの歯科事情、歯科医療機関受診の行程についてお話ししようと思います。

アメリカでの歯科治療事情って?

アメリカの歯科医療というと皆さんはどのような印象をお持ちでしょうか?世界の最先端医療?医療費が高そう?治療も自己責任?治療が大雑把そう?日本と同じようなものなのかな?色々な印象があるかもしれませんが、一言で言い表せばアメリカの歯科治療事情は「格差」です。なんとなくそうだろうな、と思った方もいるかもしれませんが、具体的にどういう格差なのか。

例えば、入れ歯があります。すごく良い入れ歯とあまり良くない入れ歯、そのような格差があるのかな?と思われるかもしれませんが、これが驚きなのですが、そもそも誰が治療をするのかというところから格差が始まりますどういう事かと言うと、入れ歯の作製キットが街のホームセンターで売っているのです。入れ歯の良し悪し以前に、「自分で作るのか」、「歯科医院で作るのか」、というところから格差ができてきます。

これは、いわゆるお金がなくて歯科医にかかれない、もしくは歯科医療の保険に入ってない、または歯科医療の保険に入っていても入れ歯の作製が保険でカバーされていないといった患者さんのために、自作で入れ歯を作るために売られています。まるで日曜大工でもやるようにホームセンターに行って、専用キットを使って入れ歯を作っていくのです。しかもその専用キットも決して安くはありません。

本来、入れ歯はそれぞれ個人の残りの歯の数や、位置、高さ、噛み合わせ、顔や頬の張りを考慮して一人一人オーダーメイドで出来上がるものなのです。しかしながら、アメリカではそのような治療を受けられる人は限られているのが実情です。決して珍しい事ではなく、街の看板にも「キットが700ドル!」などと掲げられているのを目にします。最初にその看板を見た時は何の宣伝だったのか分からなかったのを思い出します。こういうところにもアメリカは格差が広がっているのだなと驚くばかりです。

しかし、一方では最先端の材料、最先端の知識を使って治療を受けられる患者さんもいます。こればかりは、お国柄が色濃く出る部分ですのでアメリカの国では当然と思って受け入れられているようです。

アメリカの保険治療は制限がやたらと多い

そういった医療格差の事情もあり、アメリカの人はとにかくしっかり歯を磨く、予防のため定期検診に通う(治療を受けた場合の費用とは雲泥の差が出るために)、歯科関係の歯磨き粉、洗口剤が豊富に取りそろえられている。といった、口腔ケアに関する意識が非常に高くなっています。薬局に売っている歯科関係の物は大変豊富です。そのためアメリカは予防歯科の先進国でもあります。

難しい問題は、そのような治療格差にとどまらず、「歯科医療の保険に入っていても受信できる歯科医院が決まっている」、「保険の利く歯は〜本まで」、「一本の歯でも治せる面積はここまで」、というように事細かに規則が決まっており、歯科医療を受けるには、歯科医院に電話をする前にとにかく最初に保険会社に連絡を取って保険が下りるかどうか確認して許可を得る事から始まります

実際の流れはいくつか難関があり、アメリカで歯科医療を受けるための1番最初の難関が保険会社が許可している歯科医療機関を探すというところです。「あの歯科医院がいい」「この歯科医院がいい」よりも前に、「どの歯科医院がその保険会社の保険を使えるのか」、そして「その医療機関のどのドクターなら保険会社への保険請求が認められるのか」つまり、同じ医療機関なのに保険の効くドクターと効かないドクターが分かれているのですね。

そしてその次に「どういう治療なら保険でカバーされるのか」という事を調べて受信をしないといけません。さらに、医療機関に着くと、まず最初に医療機関が連絡を取るのが保険会社で、本当に保険が下りるのかを医療機関と保険会社の双方で確認を取ります。

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ここまでいくと、治療を受けにきたのか、何かの契約をしにきたのか分からなくなってしまうほどです。そのため、歯科医療機関への受診は大変大きなイベントという位置付けになっています。こういった医療機関への受診過程においてもアメリカの契約社会、というものが色濃く出ているのだと思います。実際の治療に関しても治療材料のメーカーから患者が自分で選ぶ必要がある事もあり、これは自分で選択した自己責任に繋がるというアメリカのお国柄のようです。

全世界的に歯医者での予防歯科の大切さが認識されてきている

アメリカで使われる歯科材料や治療器具は日本でも有名なものが多いのですが、保険医療制度と合わせてあまりにも選択肢が多く、患者さんにとっては複雑すぎるというのが実情だと思います。こういった非常に複雑で高価な医療システム、といった背景があるために歯をしっかり磨いて虫歯にならないようにしようという意識が強くなっているのだと思います。

さらに笑顔を見せる時には、歯を見せて笑うのが良いとされているために見栄えという意味でも非常に歯のメンテナンスつまりは予防歯科を気にされ、定期的に歯科医療機関を受診するのが文化として定着しております。国が違えば文化もシステムも違うとは言え、自作で入れ歯を作ったりするなどあまりにも日本とかけ離れており、驚く事が非常に多いです。

今回は、一風変わったアメリカの歯科医療の事情をお話ししましたが、イギリスやスイス、インドやタイなど、国によってかなりの差があるようです。しかしながら、世界全体の流れとしては先進国を中心に、治療から予防へというように歯科治療のトレンドが変わってきているのを感じます。

そのため今では日本でも「治療」から「予防」へ、という今ある歯を守るという事の大切さが重要視されてきております。

 

☆☆☆ 日曜日も診療 予防歯科・歯周病治療・口腔外科・審美歯科は千種区の歯医者の阿部歯科 ☆☆☆

執筆者 阿部 利晴

【略歴】

1980年 名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ
2005年 愛知学院大学歯学部 卒業
2005年 豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年 愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年 愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年 愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教
2010年 名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員
2011年 アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 勤務
2014年 アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師
2014年 アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員
2015年 阿部歯科 副院長

 

医療機関に行くと医療機関独特のにおいがしますよね。消毒薬のにおいであったりなにかの薬剤のようなにおいであったり。歯科医院でも特徴的な独特のにおいがする事がありますが今回はそんな歯医者さんでするにおいについてお話をしようと思います。

歯医者さんでするにおいの元は歯科で使われる薬剤や材料のにおい

歯科医療機関でする事がある独特なにおい、いわゆる「歯医者さんのにおい」は概ね治療に使われる薬剤や材料からきています。歯の神経の治療の際に使われるFCという消毒薬があるのですがこの消毒薬は独特なにおいがして歯医者さんのにおいの元になっているものの一つです。ただ、FCはかつては歯の神経の治療の際に使われていたのですが現在は使われなくなってきています。

この他に歯医者さんのにおいの元になりやすいものとして即時重合レジンというものがあります。この材料はポリマーの粉とモノマーの液を混ぜる事で固まりプラスチックのような重合した物質を作り出します。仮歯を作る際や入れ歯の修理の際などに使われますがこの即時重合レジンのモノマーの液が独特なにおいを作り出している事があります。即時重合レジンは今の段階では歯科治療の際に使う材料としてはメジャーなものなので今現在の歯医者さんの独特なにおいの元はこの即時重合レジンのモノマーの液からくるものが多いかもしれません。

傷口や感染部位を消毒する薬剤としてイソジンを使う場合がありますが、このイソジンも歯科医院で独特なにおいを作り出しているものの一つかもしれません。イソジンの場合は歯科医療機関だけでなく他の医療機関でも消毒に使われるので歯医者さんに特有のにおいとはなりませんがイソジンでうがいをした事がある人は分かると思いますが、なんとも言えない薬のような変わったにおいがしますよね。

歯医者さんのにおいで緊張する?

このように歯科医療機関にはそこで使われる消毒薬や材料から来る特徴的な香があります。この「香」自体が患者さんが緊張してしまう原因の一つになっているのかもしれません。そこで名古屋市内や千種区、名古屋の外から阿部歯科に来る患者さんが緊張せずに来院できるように歯医者さんでの「におい」という点についても気をつけられたらいいなと考えています。やはり、可能な限り緊張を取り除く事が患者さんの安心につながっていくと考えています。

見た目や雰囲気など5感全てで緊張せずに安心して来院できる阿部歯科ができるといいなと考えています。

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歯が虫歯になってしまい歯の神経が細菌感染と炎症を起こしてしまった際に歯の神経を取って元々神経があった場所を洗浄する必要があります。歯の神経には主要な主根管と呼ばれる神経の大部分が存在する空間があるのですが実はこの神経の通り道は一本道ではないというお話をしようと思います。

副根管と側枝

歯の神経は骨の中から歯に向かって入っていき歯の頭の部分に存在する冠部歯髄という場所まで到達します。この歯髄と呼ばれる神経は大部分が主根管と呼ばれる太い空間を通るのですがこの空間は一本道ではなく副根管と呼ばれる主根管よりも細い空間や根管から枝分かれした側枝という空間にも木の枝のように枝分かれするように広がっています。これらの経路は非常に複雑で主根管や副根管以外の微小な枝分かれしている空間は物理的に神経を取り除くのが非常に難しくなっています。そのため歯の神経の治療では歯の神経を物理的に取り除くのと同時に消毒薬を使った化学的な洗浄も併用して根管内の洗浄と消毒を進めていきます。

この洗浄では消毒薬を使った化学的な消毒と超音波を利用した発泡作用による洗浄を併用して細かい部分まで清掃を進めていきます。

歯の神経の通り道は想像以上に複雑

このように歯の神経の通り道は目では見えないような枝分かれが複雑に入り組んでいます。歯の根の部分は歯の種類によって様々で1本であったり3本であったりします。歯の根1本につき主根管が1本の事が多いのですが1本の歯の根に対して主根管の他に副根管という歯の神経の通り道がある事もあります。この副根管は歯の種類によって発生率が様々でこの歯の種類毎の副根管の発生率を理解しておく事も根の治療では大切な事となります。この副根管の存在の可能性を理解しておく事で副根管の存在に注意しながら歯の根の治療をする事ができます。

歯の神経の治療は物理的、化学的両方の洗浄が大切

このように歯の神経の通り道には物理的に届く事が難しい空間があるため物理的な清掃と同時に消毒薬による化学的な洗浄が大切になります。それらの物理的、化学的な洗浄とともに他にも様々な方法を併用して細菌に感染した神経を除去し、細菌感染を取り除いていく事となります。

歯の神経の治療法も清掃と洗浄に関して方法が次第に変わってきており以前の根管内の洗浄方法からより細菌感染を取り除くのに適した方法、手技へと進化してきています。新しい材料、機材、手技など常に最新の論文などを確認して新しい知識を得続ける事がとても大切となってくるのです。

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☆☆☆ 千種区の歯医者の阿部歯科では患者さんが普段なかなか知る機会のない歯の豆知識もお届けしています。 ☆☆☆

 

こんにちは、千種区池下の歯医者の阿部歯科です。 歯石を取る道具には色々な種類がありますが今回はその中のエアスケーラーという道具についてお話をしようと思います。患者さんにとっては歯石取りと聞いてもどのような道具で取っているのか気になるかもしれませんね

エアスケーラーという道具

エアスケーラーとは「エア:air」とついている様に空気の力を利用して道具を動かして歯石を取るのに利用しています。実際にはコンプレッサーと呼ばれる空気を圧縮する機械から送られた圧縮空気を道具に通して風車の様に風の力を動力に変えています。圧縮空気を利用して歯科治療をする道具の中にエアタービンという道具がありますがこちらは虫歯を削るのに使われるのと、動作原理も大きく違います。エアタービンでは圧縮空気を先端のヘッドと呼ばれる部位に送り出してヘッドに付いている風車をグルグル回しながらヘッドから空気を吐き出しますがエアスケーラーでは同じ圧縮空気を使っていますがグルグル回ることもありませんし先端から空気を吐き出すこともしません。

エアスケーラーの動作原理

歯科の中でも動作原理に関しては意外と興味を持たれませんが、しかしながら動作原理を知っておかないとアスケーラーでやってはいけない事や清掃時にやらないといけない事に気がつかずに間違った事をやってしまう可能性があります。エアスケーラーは最初に圧縮空気を器械に送り込むところまではエアタービンと同じなのですが実は圧縮空気の流れ方が全く違います。エアタービンでは圧縮空気は先端から吐き出されますがエアスケーラーでは後方部から吐き出されます。圧縮空気された空気がエアスケーラーの内部を通ると先端に付いている歯石を取るためチップが接続されている軸をまず最初に右か左のどちらかの向きに回転させます。この回転は一周せずにわずかに回転したところで空気の流れが機械的に遮断され別の部位へと空気の流れが変わります。変えられた空気の流れで今度は逆方向に回転してまたわずかに回転したところで空気の流れが変わりまた逆方向に回転し始めます。この振り子の様な運動をわずかに前後しながら行うのがエアスケーラーの原理です。振り子運動のために使われた圧縮空気は後方へと吐き出されていきます。

何故エアスケーラーの原理を知っている事が大切なのか

これは歯科治療でやってはいけない事と清掃時にやらなければいけない事を知るためと言えます。上に書いた様にエアスケーラーでは振り子の様な往復運動を繰り返すので歯石を取るためのチップの先端も中心からずれたチップの先端では左右に振り子の様にふれています。この時に歯面に対して平行になる様にチップを当ててしまうと歯を叩きつける様にチップの先端が当たってしまうので患者さんとしてはすごく痛いですし、歯に対してマイクロクラックを引き起こしてしまう可能性さえあります。そのためエアスケーラーは歯面に対して平行に当ててはいけないのです。治療後の清掃の際にも注意が必要で、圧縮空気はエアタービンと違って後方から押し出されるために先端にメンテナンス用などのオイルを使う事があれば圧縮空気で余分なオイルを吹き飛ばす事が出来ないという事を注意しておく必要が出てくるのです。

この様に歯科医療の器械といっても道具によって様々な原理で動いているものがあるのです。

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こんにちは、池下の広小路通り前の歯医者の阿部歯科です。歯の治療の際に詰め物をしたり被せ物をするために口の中で型を取る事があります。経験がある方もいるかもしれませんが口の中に入る粘土のようなドロッとした型取りの材料です。そこで今回は治療の際の型取の材料についてお話をしようと思います。

アルジネート印象材

アルジネート印象材は最も基本となる型取りの材料です。色はピンク色だったり白色だったりしますがその成分にはアルギン酸ナトリウムと言う海藻類に含まれる食物繊維の一種などのアルギン酸塩が含まれていてカルシウムイオンと反応させる事で弾性をもった型取りの材料になります。その他にも型取りの材料として使いやすくなるように様々な材料が含まれていますが混ぜる時に使う水の温度が高いと固まる速度が速くなってしまうので夏場などには冷やした 水を練るのに使う事もあるので口の中に入れた時にヒヤッとした感触を感じやすいです。あまり細かく型取りを再現する必要のない時などに使われます。

寒天印象材

寒天印象材は細かい部分の再現性に優れた材料なのですがそれ自体は非常に脆いため単独で使われる事はありません。そのため寒天印象材はアルジネート印象材と合わせて使われる事が多くなります。成分には寒天印象材と呼ばれるようにテングサから取られた成分が使われます。加熱すると溶けて冷えると固まる性質があるため口の中に入れる際は温かさを感じます。そのためアルジネート印象材と同時に用いられる場合はまず最初に寒天印象材の温かさを感じてからアルジネート印象材の冷たさを感じるといように温かさと冷たさの両方を口の中で感じる事になります。

シリコーンゴム印象材

シリコーンゴム印象材はゴム質を利用した型取りになります。硬さが違う粘度が様々なタイプの種類のシリコーン印象材を使いわけて口の中の型を取ることができます。硬化した後は丈夫で複数回石膏を流して模型を複数作る事もできます。

光学印象

口の中の映像をレンズのフォーカスや3次元的な計測、画像解析のアルゴリズムなど様々な方法でコンピュータ上にデータとして再構築する方法です。技工所では普及も進んできていますが、口腔内でデータを取るためには過剰露光を抑えるために口の中に粉をまぶしたりもしくは偏光フィルターなどを利用したり、光学的にデータを読み取る都合上で複雑な形態を排除したり、光の屈折を抑えるために水分を完全に排除したり、などといった口腔内での画像解析特有の課題も存在しています。この方法では上にある直接口の中の型を取る方法とは全く違った作業工程になるため技工所での詰め物や被せ物の製作過程も全く違ったものとなります。

その他にも今ではあまり使われなくなったポリサルファイドゴム印象材やポリエーテルラバー印象材などもありますが、一口でどれが優れているという事はなく、目的によってそれぞれの印象材を使い分ける事が必要となってきます。

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