【歯科治療系】歯科医院で使用するお薬の役割
本日も患者様からよくいただくご相談/お悩みから、最新の歯科医療などに関する話題まで専門的な情報をくわしくお届けします。
歯科治療を受けた後にお薬を処方される場合があります。
薬物療法は、多くの咀嚼システムの筋骨格系(食べ物を噛む時に使う骨)の疾患に対する治療としてよく行われます。
薬物は歯科医院での診断の助けになったり、患者さんの急性の痛みや不安を取り除いたり、局所的・全身的な疾患を抑制するといった大きな利点があります。またはリハビリテーション計画の一部としても使用されます。
今回は”歯科医院で使用するお薬の効果や役割”について、専門の歯科医が患者さんに分かりやすく解説いたします。
記事の更新日:2022年2月16日18時

病気の原因(原因因子)に関する確認
それらは障害あるいは精神的ストレスに対する反応や潜在的な全身疾患、遺伝的要素のような体質的/生理的要素である可能性も考えられるからです。
例えば、精神的葛藤や不安、抑圧などが主な原因ならば抗精神薬などの投与が必要になります。極度の開口障害や、関節包の浮腫が夜間のブラキシズム(歯ぎしり)と関連していることが分かった場合は抗炎症薬を抗不安薬と一緒に就寝前に投与すると有効です。
通常、歯科医院にて処方されます抗炎症薬はロキソニンが多いでしょう。
痛みの発生源について分かっていること
痛みは一点あるいは数ヶ所のトリガーポイントがあることが考えられ、さらに広がって多発する場合もあります。
急性か慢性の痛みかによっても異なる
急性の痛みは、鎮痛薬などの使用によりカテコールアミンという物質の放出を抑制しなければなりません。そして、慢性の痛みに対しては筋萎縮や線維症、身体的社会的な不活性、うつ状態、全身的な副交感神経優位が関わってきます。そのため、抗うつ薬等、その症状に合わせた効果的な薬物投与が必要になってきます。

投与計画を立て、適切に薬物を処方する
しかしながら、薬物の乱用はその効果を弱めてしまうといった恐ろしいリスクがあるため、むやみに投与するのではなく慎重に投与計画を立てます。専門の歯科医は、患者さんの苦しみに対し、効果的に対処していかなければならないため、その処方判断は重要です。
当院では適切に薬物を使用し歯科治療を行っています
阿部歯科では短期的に考えるとそのお薬をすぐに処方した方が良くても、長期的に考えた場合、その患者さんのためにならない場合は容易に薬物を処方することはしません。
全項目で記載しましたように、その患者さんの痛みの要因やお口の状態、歯科治療計画等に基づき、適切な投与計画を予め立案することが大切です。
また、お薬の中には1日1回就寝前に服用すればいいものから、1日2回飲まなければならないタイプもあり、よくお車を運転される患者さんにおいては薬の服用によって強い眠気が出てしまうことを避ける必要があります。
そのため、患者さんの普段のライフスタイルやお仕事なども加味し、どういったお薬の服用が適切か?等も検討いたします。歯科治療同様、複数の方法がある中で、その患者さんにとって本当に必要な処方とはどういったものか?をよく検討し進めます。
「以前にお薬の服用でアレルギー症状が出てしまった…「あまり薬物療法が好きではない」等のお悩みや疑問がありましたら、お気軽にご相談ください。
当院では名古屋市千種区を中心に多くの患者様にご来院いただいております。これからも地域に根差した、より良い歯科治療をご提供できますよう努めてまります。どうぞ、よろしくお願いいたします。
千種区の歯医者 阿部歯科院長 阿部 丈洋(あべ たけひろ)

診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10:00~14:00 |
● |
● |
● |
● |
● |
▲ |
▲ |
/ |
16:00~19:30 |
● |
● |
● |
● |
● |
▲ |
▲ |
/ |
▲ 土日:9:30~13:00 / 15:00~18:00 休診・・・祝日
|