【歯科治療系】入れ歯を入れる際、下顎の骨がいかに重要か
千種区池下の歯医者、阿部歯科 院長です。
患者様からよくいただくご相談/お悩みから、最新の歯科治療に関する話題まで専門的な情報をお届けします。
当院には入れ歯の治療をご希望で、ご来院いただく患者様も多くいらっしゃいます。ですが入れ歯を新たに作製していくにあたり、注意しなければならない内容がいくつかあります。
その一つに「顎の骨の状態」があります。特に下顎の骨は入れ歯をきちんと維持するために非常に重要です。しっかりとした下顎の骨があることで、入れ歯が安定した状態でのることができます。
本日は「入れ歯と下顎の骨の重要性」について、詳しくご説明したいと思います。
患者様からよくいただくご相談/お悩みから、最新の歯科治療に関する話題まで専門的な情報をお届けします。
当院には入れ歯の治療をご希望で、ご来院いただく患者様も多くいらっしゃいます。ですが入れ歯を新たに作製していくにあたり、注意しなければならない内容がいくつかあります。
その一つに「顎の骨の状態」があります。特に下顎の骨は入れ歯をきちんと維持するために非常に重要です。しっかりとした下顎の骨があることで、入れ歯が安定した状態でのることができます。
本日は「入れ歯と下顎の骨の重要性」について、詳しくご説明したいと思います。

虫歯や歯周病そして加齢などにより、歯が失われることがあります。
そして、特に下顎の骨は歯が失われることで、実は大きな変化が起き始めます。どのような変化が起きるのか?というと歯の喪失に伴い、下顎の骨の外形と内部構造に変化が生じてきます。
通常、歯がちゃんとあることで、その下顎の骨の外形と内部構造が正しく保たれています。
ですが、そのバランスが大きくくずれてしまうのです。
記事の更新日:2021年6月24日18時
無歯顎は後にオトガイ孔にまで吸収
歯が多く失われてしまい、歯が全く無い顎の骨の状態を無歯顎と言います。
この無歯顎の状態で、歯科医院にて入れ歯を入れる場合は総入れ歯となります。
無歯顎だと歯槽部が次第に消失していきます。そしてその後、頬っぺた側の臼歯部において、外斜線に沿い「オトガイ孔」という場所にまで吸収されてしまいます。
この無歯顎の状態で、歯科医院にて入れ歯を入れる場合は総入れ歯となります。
無歯顎だと歯槽部が次第に消失していきます。そしてその後、頬っぺた側の臼歯部において、外斜線に沿い「オトガイ孔」という場所にまで吸収されてしまいます。
”オトガイ孔”とは一体何か?
こちらのオトガイ孔というのは、下顎の骨の中を走っている神経の出口でもあります。脳神経の分枝である三叉神経のうちの一つで、下顎神経の末端の下歯槽神経の枝になるオトガイ神経と呼ばれます。
この神経は感覚を司っており、下顎や下唇のさわっている感覚などを担っています。
この神経は感覚を司っており、下顎や下唇のさわっている感覚などを担っています。
下顎の骨の吸収がこちらのオトガイ孔付近まで到達してしまうと、入れ歯を入れた時や入れ歯を入れて噛んだり際、神経の出口であるオトガイ孔付近を刺激し、痛みを伴うことがあります。
日常の食生活で欠かすことのできない「噛む」という動作自体が、何と脅かされてしまうのです。
日常の食生活で欠かすことのできない「噛む」という動作自体が、何と脅かされてしまうのです。
”バッカルシェルフ”は入れ歯の安定に重要
下顎の骨の部分で、外斜線と歯槽頂線の間の部分を頬棚/バッカルシェルフといいます。
このバッカルシェルフは顎の骨が残っている時は、外下方へ向かう斜面を担っています。
顎の骨が吸収していくと、それが次第に平坦になってしまいます。そして、さらに吸収が進んでいくとくぼみにまでなってしまいます。
このバッカルシェルフは顎の骨が残っている時は、外下方へ向かう斜面を担っています。
顎の骨が吸収していくと、それが次第に平坦になってしまいます。そして、さらに吸収が進んでいくとくぼみにまでなってしまいます。
バッカルシェルフの変化も、入れ歯の維持安定に大きく関係しています。
しっかりした入れ歯を得るには、その土台となる顎の骨の状態が大切になります。
ではどういった面に気を付けるのが良いのでしょうか…?
一番は顎の骨を失わないようにすることです。
しかしながら、年齢と共に顎の骨は少しずつ減ってしまうのを防ぐのは困難です。そのため、減ってしまったその顎の骨の状態で可能な限り安定した入れ歯を作製できますよう、阿部歯科では患者さんとの話し合いを重ねながら、適切な治療計画を練っています。
しっかりした入れ歯を得るには、その土台となる顎の骨の状態が大切になります。
ではどういった面に気を付けるのが良いのでしょうか…?
一番は顎の骨を失わないようにすることです。
しかしながら、年齢と共に顎の骨は少しずつ減ってしまうのを防ぐのは困難です。そのため、減ってしまったその顎の骨の状態で可能な限り安定した入れ歯を作製できますよう、阿部歯科では患者さんとの話し合いを重ねながら、適切な治療計画を練っています。
千種区で入れ歯に関する相談をするなら…一度ご相談ください
阿部歯科では今回ご紹介をした顎の骨が失われた状態で、いかにできるだけ快適な入れ歯を作製するか?をしっかりと検討いたします。
治療計画・治療内容はそれぞれの患者さんの顎の骨の状態・お口の状態によって変わってくるため、視診とともにレントゲン撮影等を行い、どういった治療が可能なのか?どのような治療が長く快適な入れ歯を保つことができるのか?を真剣に考えます。
その上で、歯科治療時の痛みの程度や治療期間・治療費用等を患者様へ分かりやすくご説明の上、適切な治療をいたします。また現状の歯科治療に不安・疑問のある方のセカンドオピニオンとしてご相談にのることも可能です。
入れ歯のことでことでお悩みでしたら、一度専門の歯科医へと相談をするのがお勧めです。
【本記事の執筆者】
千種区の歯医者 阿部歯科院長 阿部 丈洋(あべ たけひろ)

≪院長の主な経歴≫
1978年:名古屋市千種区生まれ
1997年:名古屋 東海高校 卒業
2003年:奥羽大学 卒業
2003年:愛知学院大学歯学部研修医、稲沢市民病院勤務
2004年:愛知学院大学第2口腔外科 勤務
2005年:岐阜県立多治見病院 救命救急、麻酔科レジデント
2006年:愛知県済生会病院 歯科口腔外科 医員
2009年:加藤歯科 勤務
2016年:オカダ歯科クリニック 勤務
2018年:千種区の阿部歯科 院長就に就任
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【お電話でのご予約】TEL:052-751-0613TEL:052-751-0613
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