池下の歯医者 阿部歯科院長のブログです。歯科治療に関する話題を中心に更新しています。

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歯医者さんの型どり材料ってナニがあるの?

歯医者さんでは本当に色々な材料、いわゆる歯科材料があります。日進月歩で進む技術革新のなかでいまだに使われている材料もあれば消えていってしまった歯科材料もたくさんあるのです。
 
今回、歯医者さんでよく行われる歯の型どりの材料(専門的には印象材といいます)についてお話ししていきたいと思います。皆さんも、一度は歯の型どりはしたことがあるのではないでしょうか?どんな材料が使われているかを見る機会がありましたら、一度見てみると面白いかもしれませんので是非とも。
 

アルジネート印象材

歯医者さんでは一番使われている型どりの材料になります。一般的には合わせの型どり(専門的には対合といいます)のときに使用します。歯医者さんで口の型どりをするときにゴムのようなものをグニッといれている材料がこれに当たります。
 
ただしこのアルジネート印象材は精密さにかけますので(再現性は75μmで精密な型どりとしましては25μmが望ましいのです)、この型どり材だけでの本命とする方の印象(本印象、精密印象)はしないのです。
 

寒天印象材

精密な型どりをするためには主にこの寒天材料を使用します。他だ、寒天だけでは印象ができませんので先程お話ししましたアルジネートと合わせて型どりをする連合印象という方法で精密な型どりをすることになります。
 
先程のアルジネート印象材は水で練って使用しますので冷たい感じがしますが、寒天印象材は暖めてから使用しますので口のなかにいれるときに暖かいものが入りますと言われたときには寒天材料を使用していると思っていただければと思います。
 
寒天印象材の準備としましては煮沸、テンパリングをしなければなりませんのでやや準備が煩雑ではありますがアルジネート印象材と比較しましても寒天印象材は弾性回復率は98.8%で弾性ひずみは11%、再現性としましても25μmと優れているためアルジネート印象材の利点と寒天印象材の利点を合わせることによる連合印象という方法を歯医者さんでは取り入れているのです。
 
 
以下には使用頻度の少ない印象材のお話も補足としてしていきたいと思います。
 

縮重合型シリコン印象材

縮重合型シリコン印象材は以前からありますポリサルファイドラバー印象材のデメリットを補う印象材になります。この縮重合型シリコン印象材は重合反応によりましてアルコールを生じてしまうことが欠点です。それによりまして印象材の時間とともに小さくなってしまう(収縮率が大きいのです)ために実際には臨床上使い勝手が悪いのです。その改善のために付加重合型シリコン印象材が開発されました。
 
縮重合型シリコンラバーはハイドロポリジメチルシロキサンからできております。反応はアルキルシリケートによって起きまして、エラストマー形成がシリコンポリマーとアルキルシリケートが反応しまして、先程デメリットとしてお話ししましたエチルアルコールが副産物として硬化反応時に生じることとなります。
 

付加重合型シリコン印象材(ポリビニルシロキサン)

縮重合型シリコン印象材の改善版として開発されたこの付加重合型シリコン印象材はベースとキャタリストを混和すると白金触媒活性シラン基によってベースポリマー付加反応重合が起きます。そしてこの付加反応では先程のエチルアルコールのような副産物を生じませんので、縮重合型シリコン印象材やポリサルファイドラバー印象材と比較しましても寸法安定性が良いのです。
 
ちなみにシリコンラバー印象材は再現性としましては25μmで、弾性回復率は99.5%、弾性ひずみは5%と寒天印象材と比較しましても優れています。臨床上ではマルチプルダイシステムによる石膏模型作成でより精度を高めることが可能となりまして24時間後収縮率は0.6%となります。寒天アルジネート印象での石膏模型作成はおもにダウエルピンによるものとなります。
 

ポリサルファイドラバー印象材

ポリサルファイドラバー印象材は古く1950年代からデンチャーやクラウンブリッジにおきて幅広く使用されてきました。後に開発されてきた寒天印象材やシリコンラバー印象材、ポリエーテルラバー印象材、そして付加重合型シリコン印象材の登場により使用頻度が減ってきました。 
 
ベースペーストにはポリサルファイドポリマーとメルカプタン、ペンダントメルカプタンを含んでいます。ベースペーストの80%がポリサルファイドポリマーで、硬さ調整のために20%弱に過酸化チタン、硫化亜鉛、シリカそして可塑材を含んでいます。そしてこれらの含有量を変えることによってシリンジ用ライトボディー、トレー用ヘビーボディーそしてその中間のレギュラーボディーの3種類に分けられます。
 
キャタリストペーストはベースペーストと交叉結合反応をして固まります。酸化材としては酸化鉛、促進剤としては硫黄、ペースト状にするためにフタール酸ジブチル、非反応性油、重合補助目的にステアリン酸を含んでいます。
 
ベースペーストとキャタリストの混和によって酸化鉛触媒で、ベースペーストのメルカプタン基重合反応が引き起こされまして交叉結合されます。その後にポリサルファイド印象材はペースト状からゴム状になっていきます。
 

型どり材で固まる時間は違うの?

寒天アルジネート印象やアルジネート印象では約2分くらいですが、阿部歯科でもたまに行うシリコン印象材では固まる時間は約5分と長めになっています。寒天アルジネート印象と比較しましても精度の高いシリコン印象材でも良いことばかりではなく、患者さんが口を開けて印象材を保持している時間が長くなってしまうために辛くなってしまうと思います。
 
ですので、用途に応じて寒天アルジネート印象とシリコン印象を使い分けているのです。それが石膏模型作成においてダウエルピンでいけるケースなのかマルチプルダイシステムを適応させた方が良いかを考えて使い分けるようにしています。
 
以上、印象材について今池から歩いてすぐの阿部歯科がお話しさせていただきました。
 
 
 
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