親知らずのスペシャリストとして
数多くの治療経験があります


「予防歯科への想い」等 是非とも
患者様へご覧いただきたいコラム


当歯科医院 副院長は数多くの
歯科医療の論文を執筆しています

千種区の痛くない歯医者

〒464-0074
愛知県名古屋市千種区仲田2-18-17

【電話予約】
TEL : 052-751-0613

平日遅め・土日は予約が
取りづらくなっています。
早めのご予約をお勧めします。

駐車場:あり

地下鉄池下駅より徒歩5分、
今池駅から6分

こちらはコラム記事になります。
一部、当院で行っていない治療もご紹介しております。
ご了承くださいませ。

歯の神経って何?

歯医者さんで治療をしていると、「歯の神経が痛んでいる」とか、「歯の神経が感染しているので神経を取らないといけない」と言われた経験のある患者さんもいるかもしれませんが、そもそも歯の神経って一体なんだかよく分からないと不思議に思った事はありますか?

歯の神経とは

歯の神経という言い方は、患者さんが歯の痛みを感じたりしているので分かりやすく伝えているのですが、具体的にいうと歯の中に張り巡らされた神経、血管を含めた軟組織全部を指しています。手を触ると触った感触を感じたり、お湯を手にこぼすと熱さを感じますが、実は歯の中に張り巡らされた神経は冷たさや熱さ、感触は感じません、唯一感じるのは痛みだけです。冷たさや熱さの刺激を痛みとして感じているのです。感じる痛みにも2種類あって、歯の中の神経は鈍い痛みと鋭い痛みを感じることができます。

冷たいものや熱いもので痛みを感じる

虫歯ができると冷たいものや熱いもので痛みを感じる事がありますよね。この状態は冷たさや熱さを感じているわけではなく、歯にとっては単純に刺激を痛みとして感じている状態にあります。虫歯ができると歯の構造の内の象牙質という組織が露出します。この組織には小さな管が張り巡らされていてその中に満たされている水分が冷たさや熱さやものが触れた時の刺激によって揺り動かされて歯の中の痛みを感じる神経に伝わりこれらの刺激を痛みとして感じ取ります。

物を噛んだ時の感触

歯の中に張り巡らされた神経とは別に物を噛んだ時の感触のセンサーというのも実はありますが、これは歯の中ではなく、歯の外側にある歯根膜という組織が感じ取っています。歯根膜は歯と骨の間にクッションのように位置しており骨に対して歯をハンモックで釣り上げるように持ち上げています。物を噛むとこのハンモックが沈み込み物を噛んだ感触として感じ取ります。このセンサーは普段物を噛んだ時には感触として感じ取りますが、あまりに強く噛みすぎたり歯の周りに炎症が起きている時は痛みとして体に伝えて必要以上に歯の周りの組織にダメージが起きないようにしています。このハンモックが適正に沈み込んだ場合は最大で歯は骨に対して0.5mmまで沈み込む事ができると言われています。

虫歯の痛みは歯の神経が、噛んだ感触は歯根膜が

そのため、歯医者さんでの治療の時に「歯の神経が」と言われた場合はこの歯の内部に張り巡らされた神経を含む血管と軟組織全てを指している事が多いのですね。それとは別に歯をグッと噛んだ時に痛みを感じる場合は歯の中の神経ではなく、歯の周りに張り巡らされた歯根膜の中にあるセンサーが痛みを感じている事が多いです。

歯の神経.jpg

カテゴリー

  • 歯内治療
  • 虫歯