名古屋市千種区の歯医者 阿部歯科副院長の阿部利晴によるブログ。より良い歯科医院作りや患者様に役立つ歯科情報を発信。

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当院副院長からのお知らせ、出来事のご紹介です。

唇のチェック.jpg

名古屋市千種区の阿部歯科 副院長です。

「口の中や舌や唇に何かができた!」と言って心配されて、来院をされる患者さんがしばしばいらっしゃいます。

 

それらのできものの中には、口内炎が確認できる場合も多くありますが、

口内炎などができると炎症を抑えるためにステロイドの含まれた軟膏を使うことがあります。

 

口内炎の痛みの元は炎症によって起きているため、

炎症を抑える効果のあるステロイドの入った軟膏を使ってその炎症を抑える事で痛みを下げる事は出来ますが、そのできものの原因によってはステロイドが含まれた軟膏を使ってはいけない事をご存知でしょうか?

本日はステロイド軟膏使用時に気をつけるべき病気・内容について、お伝えしたいと思います。
 


記事の追記:2021年4月12日(月)13:45
2021年1月14日


 

そもそもステロイドとはどういったものか?

ステロイドは炎症を引き起こす体の中での反応を強く抑える効果があります。

アラキドン酸カスケードと呼ばれる体の中での反応が、炎症の発生に大きくかかわっていますが

ステロイドはこの炎症の起こる流れを強く抑える事で、炎症によって起きる痛みや腫れを大きく抑える事が出来ます。

 

しかしながら、

炎症というのは体に害のある物質を排除するための免疫反応の結果起こる作用なので

この異物を排除するための免疫反応の結果である炎症を抑えていいのかダメなのか

それによって口の中にできたできものや傷に対してステロイドの含まれた軟膏を塗っていいかどうかが決まります。

そのため、容易に使用すべきではないと考えます。

 

軟膏.jpg


 

ステロイドを含む軟膏を使うことのある疾患は?

ステロイドの含まれた軟膏を使っても差し支えのない対象は、

ウイルスに感染していない傷(口内炎)や口の中にカンジダなどの真菌(カビ)がいない場合にあたります。


先に書いたように炎症とは、つまり免疫反応の結果起きる防御反応なので

その相手の異物であるウイルスやカビがいる場合は逆に炎症を抑える事で、その異物が暴れ出してしまう事を意味します。

 

実際にステロイドの含まれた軟膏を使って差し支えないものは

・頬や舌を噛んでしまってできた傷(口内炎)

栄養不足でできてしまった口内炎

・義歯がすれてできてしまった傷

などがあります。

 

顎の関節でも顎関節症によって、強い炎症が出る事がありますが

ステロイドには炎症を強く抑える効果があるため、そのような顎関節症の場合にもステロイドが使われる事があります。


そして、過剰に自己の免疫細胞が暴れすぎてしまう自己免疫疾患や非感染性の疾患であるリウマチなどでも利用されるくらい

ステロイドの免疫作用を抑える力は強いのです。

 

ステロイドを含む軟膏を使ってはいけない疾患

ステロイドを含む軟膏を使ってはいけないものとは、

それらとは逆にウイルス感染があったりカビに感染している場合です。

 

例えば口の中や周りにできる口内炎の原因ウイルスの一つに口唇ヘルペスウイルスがありますが、

このウイルスに感染している状態でステロイドの含まれた軟膏を塗るとウイルスが急激に増殖して症状が悪化します。

体の中での免疫反応がウイルスの増殖を抑えているため、

その反応が抑え込まれる事でウイルスが増殖して暴れだしてしまうのです。

 

ではウイルスとは別に、細菌に感染している場合はどうでしょうか?

細菌感染の場合はウイルス感染ほどステロイドによって影響を受けないと言われています。


これは細菌に抵抗する免疫機構とウイルスに抵抗する免疫機構の違いからくるものです。

それでも、ある程度はステロイドによって細菌に抵抗する免疫機構も抑制されます。

そのため、何かしらの理由で炎症を抑えたい場合は同時に抗菌薬を利用するのが好ましいと言えます。

 

一方で、カンジダなどのカビ(真菌)の場合はカビに抵抗する免疫機構はウイルスに抵抗する免疫機構と同じ系統なので

ステロイドによってカビは大きく暴れ出してしまいます。

そのため、真菌に対してもステロイドを含んだ軟膏を使う事は避けなければいけません

 

【今回の記事のまとめ】

感染の認められない咬み傷や口内炎にはステロイドの含まれた軟膏を使う事もありますが、

ウイルスやカビ(真菌)の感染の疑われる疾患の場合は使わないようにします

 

そして、

細菌感染のある傷の場合に積極的に使う理由がない場合は安易には使わず

何かしらの理由で使う場合は同時に抗菌薬も使う事が望ましいと言えます。

(関連記事:口唇ヘルペスウイルス(口角炎・口内炎)

(関連記事:口内炎の薬は塗り薬を塗ればいいの?

 

千種区で口腔内の治療をするならご相談ください 

当院では該当の症状のみを治療することへ焦点を当てるのではなく、その患者さんにとって今、本当に必要な治療は何か?そしてその歯科治療を行った際、患者さんの身体に悪い影響はないか?長期的に快適に過ごすことができるか等を考え、適切な歯科治療を行うよう、意識しております。

ステロイド軟膏の使用時も、治療に使うことで今回ご紹介をしたようなリスクが発生しないかどうかをシッカリと検討の上、進めております。

治療時に使用するお薬について、不安や心配なことがありましたら、お気軽にお尋ねください!
 

【記事の執筆者】
名古屋市千種区の阿部歯科 副院長:阿部利晴(あべ としはる)

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患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。

歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
 

≪副院長 これまでの主な経歴について≫

1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ

2005年:愛知学院大学歯学部 卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員
2015年:阿部歯科 副院長
 

≪副院長 任命状について≫

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歯磨きと歯ブラシ.jpg

 

こんにちは、千種区池下の歯医者 阿部歯科の副院長阿部利晴です。

今日は歯磨きと歯ブラシという内容で少しお話をいたします。

定期的な歯科医院での歯科治療は大切ですが、それ以上にご自宅での口腔内ケアは重要です。

 

日々のブラッシングをちゃんと行いながら、歯科医院にてブラッシングではケアしきれない

プラークを綺麗に除去することで長期的に快適な食生活を送ることができます。

そのため、阿部歯科では千種区/地域に根差した歯科医療の提供を行っている関係上

「予防歯科の大切さ」をよく患者様へご説明しています。

 

お口の汚れは自身ではなかなか気づかない!?

患者様から時々、

「ちゃんと歯磨きをしたのですが、汚れが残っているのです・・」

とお話をいただくことがあります。

 

お口の中は自分の目では実際に確認できない上に、歯の奥や内側など、どうしても確認しにくい場所があります。

そのため、ご自分で歯ブラシを使って磨いていて汚れの取り残しがあっても、実はなかなか自分で気がつく事ができません

 

記事の更新と追記日時:2021年1月7日、1月22日(金)15:00

 

歯磨きを習慣化することが重要

人それぞれの生活パターンによって、忙しさや食事のタイミング、

そして歯磨きをする時間の余裕など、患者様によって様々だと思います。

 

理想的なのは毎食後の歯磨きを、1日3食なら3食の毎食後に行う。もし朝食を食べない場合でも

朝起きたら、まず歯みがきを行うといったように、節々で歯磨きをするタイミングを決め習慣化していく事が大切です。

 

また歯科医院へご来院いただいた患者様から、歯磨きの仕方で

何分ぐらい行った方がいいでしょうか?と聞かれる事があります。

 

しかし、時間で区切ってしまうと「歯磨きの仕方」や「歯磨きをする部位

といったような歯磨きで本来大切なことに対し、目が向かなくなってしまう場合があります。

 

患者さんが感じる歯磨きの時間と、実際に正しく磨けている部位の差に

「磨いているのに汚れが残っている」という疑問が実は生まれてくるのです。

 

千種区を中心に予防を重視した歯科治療を提供

千種区の池下広小路通前の阿部歯科では、「歯磨きの仕方」という部分を中心的に患者さんにお伝えしています。

当院では2人の歯医者の他にも、多くの歯科衛生士が在籍しておりますので

患者さんそれぞれの口の中の状態に合った歯磨きの方法をじっくりとお伝えする事ができます。

 

「今までに歯医者さんで、正しい歯磨きの仕方について聞いた事がない・・」

といった方もいるかもしれませんが、歯科治療を始める前も、治療中も

当然治療が終わった後も歯磨きをしっかりできるようにすることが大切です。さらに

再治療の必要性を少なくしていくという事がより重要となってきます。

 

また、歯磨きの習慣化に加え、歯の隙間が大きい場所やブリッジの下や歯の奥などは

特別な種類の道具を使うといい場合もあります。

以下記事で詳しく載せていますので、是非ご覧ください。

(関連記事:歯ブラシの種類(色々とある特殊な歯ブラシ)

 

歯科医院お勧めの歯ブラシ

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阿部歯科では歯ブラシの形状から各患者さんにお勧めのものをお伝えすることもあります。

歯ブラシのヘッド部分が大きすぎないタイプをお勧めすることがあります。

 

「ヘッドが小さいと歯の奥の奥まで磨くことができる」といった利点もありますが

実はあまり歯ブラシの毛がついているヘッド部分が大きすぎると、

一度に磨ける範囲は広いものの、どうしても細かい部分の磨き残しが出てきてしまうのです。

 

また、歯ブラシの毛の硬さに関してはあまり硬すぎないものを使う事をすすめています。

毛先が硬すぎるものだと、歯茎を痛めてしまい知覚過敏を誘発してしまう可能性があります。

 

「柔らかい〜普通」くらいの硬さを当歯科医院ではお勧めしています。

毛先が柔らかいものほど、歯ブラシの毛先が曲がりやすくなるので

歯磨きをする時の力加減では、歯ブラシの毛先の硬さによって力の入れ具合を注意しなければいけません。

 

歯磨き時の力加減にも注意!

基本的にどの柔らかさの歯ブラシでも

力を入れすぎて磨くと、柔らかいものでは歯ブラシ自体が弱りやすくすぐダメになってしまい、

硬いものでは今度は歯や歯茎が痛んでしまいます

 

そのため、力の入れ具合の調整が苦手という場合は

親指と人差し指と中指の指先でつかむように歯ブラシを持ってもらうと

歯ブラシに力がかかりすぎる事を防ぐことができます。

最初慣れないうちは違和感を感じるかもしれませんが、効果的です。

 

歯磨きの仕方にも色々なコツがありますが

一度に全部やれるようにしようとするのは、なかなか難しいので

まずは歯磨きの仕方の入り口「歯ブラシの力の入れ方」という所から

始めてみてはいかがでしょうか?

 

勿論、当院へお越しいただいて細かく正しいブラッシングの仕方について

レクチャーさせていただくことも可能です。是非ご相談ください。

 

【本記事の執筆者】
阿部歯科副院長:阿部利晴(あべ としはる)

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患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、
より良い歯科治療の提供に努めています。
常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。

歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
 

≪副院長 これまでの主な経歴について≫

1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ

2005年:愛知学院大学歯学部 卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員
2015年:阿部歯科 副院長
 

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歯磨きの方法.jpg

千種区の歯医者の阿部歯科では予防歯科に力を入れていますが、その際に患者さんに歯磨き指導をする事があります。

しかし、患者さんの歯磨き指導をしていると患者さんから

「3食後にちゃんと磨いてるんですけど汚れが残ってるんですねぇ

と聞かれることが時々あります。

頑張って歯を磨いているのに汚れが?

口腔内を確認した時に汚れが多く付いている方に歯磨き指導をした際のお話ですが

患者さんが「3食後にちゃんと磨いてるんだけどなぁ」と一言漏らしました。

正しい方法で毎食後歯磨きをすれば口腔内の清潔度はかなり保たれるのですが

歯磨きの仕方というものはあまり生活の中で学ぶ機会がありません。

 

そのため、

患者さんとしては歯ブラシを使って口の中を磨く=歯磨きを正しくやっている

という風に感じるのかもしれません。

阿部歯科ではそれぞれの患者さんの口の中に合わせた歯磨きの仕方を伝えていますが、

急に歯磨きの仕方を習慣として変える事は難しい事もあります。

話を聞いた直後にはやり方を覚えていても

いざ家に帰って食後に歯を磨こうと思った時にも「あれ?どうだったかな?」

と思い出せない事もあるかもしれません。

そういった際にも次回来院した時に気軽に歯磨きの仕方をもう一度聞いてもらえればと思います。

歯磨きの方法を正しく伝えるためのツール

千種区の阿部歯科では歯磨きの方法を正しく伝えるために

模型を使って手元で分かりやすいように伝えるために、全ての治療椅子に歯の模型を用意していますが、

それでもなかなかすぐには分かり辛い時もあるかもしれません。

そういった時には鏡を見て、直接患者さんに歯磨きしてもらいながら

その場で歯磨きの方法を修正してお伝えする事もあります。

 

他にも、歯に歯磨きをすると取れる赤い色を付けて

うまく歯磨きができているかどうかを患者さんが目で見て分かりやすいようにして

歯磨きの方法を修正する事もあります。

この色が付いた状態で患者さんが歯磨きをうまくできると

赤い色が歯からはがれて分かりやすいので

患者さんとしてもどれくらい自分の歯磨きで汚れが取れているのかが分かりやすくなります。

 

特に歯が溶けかけていて虫歯になる直前の状態の部分に関しては

特によく歯を磨いて虫歯にならないようにする事も大切なため、

その状態を写真に残して虫歯になってきていないか定期健診で確認できるようにする事もあります。

そのような、虫歯になる直前の状態の歯に対して

歯を傷つけない光を用いた特別な機械を使って虫歯になっていないかを確認する事もあります。

そのような、経過観察が必要な歯に対しては

定期的にそのような機械を使って虫歯になってきていないかを確認する事もあります。

入れ歯.jpg

名古屋市千種区の歯医者 阿部歯科ではお陰様で、毎月本当に多くの患者さんにご来院いただいていますが、患者さんの中には歯がない部分を治したいという事で来院される方もいます。

 

何らかの理由で、歯をなくしてしまった場合にはいくつかの歯科治療法がありますが、

今回は「歯の欠損部に対する治療法について」お話をしようと思います。

 

記事の更新:2021年5月18日(火)17:30

 

なくなった歯の部位への歯科治療法は3種類

歯の欠損部に対しては、大きく分けると

ブリッジ

入れ歯

インプラントという歯科治療が存在します。

 

それぞれには適応の違いもありますが

患者さん自身がどの様に治したいのか?といったご本人の希望によっても大きく影響します。

 

歯科治療法の制限では、例えば歯が1本も残っていなければ

歯を支台歯にしたブリッジによる治療法は物理的に不可能になります。
 

また、重篤な基礎疾患がある場合は手術時のリスクがあるためインプラント治療は避ける場合がもあります。

それぞれの治療法の違いは適応のみでなく、「治療費用面や噛む能力」といった点でも大きな違いが出てきます。

 

ブリッジによる歯科治療

欠損部位をブリッジによって治療場合、支えとなる支台歯が必要となります。
 

欠損部位の大きさの程度で、支台歯となる歯の数や範囲は様々となりますが、

欠損部位へ新たに歯の形を作った時に十分な支えとなるだけの支台歯が必要となるので、それらの要素に影響を受けます。
 

ブリッジの場合は特定の特殊なブリッジを除き、

入れ歯のように取り外しはせずに常に口の中についた状態となります。

負担に耐えられる十分な支台歯が確保できれば、自分の歯と遜色のない噛み心地を得る事も可能です。そのため、ブリッジによる歯科治療を希望される患者さんが多くいらっしゃいます。


 

入れ歯による治療

入れ歯で治す場合は、残っている歯が極端に少ない場合や歯がないケースや

他の歯を支台歯にしたくない場合に選択されます。
 

入れ歯の場合は取り外しを行うので

夜に寝る時に取り外し、保管をする必要があります。

 

「入れ歯の場合は取り外しできる」というメリットもあり、

ブリッジやインプラントのように口の中でガッチリ動かないという事が少なく、噛んだ時に揺れ動く傾向があります。


そのため、入れ歯の場合はご自分の歯で物を噛んだ時と比べて10分の1ほどしか咀嚼能力がない事もあるので注意が必要です。


 

インプラントによる歯科治療の利点・注意点

インプラントを希望される患者さんは年々増えています。

骨の中に人工歯根を埋め、それを支えとして歯の上部構造を作るため

噛む能力としては自分の歯に近いものが得られます。
 

インプラントを歯科治療法として選択するケースでは手術を伴うので

重篤な基礎疾患がない事や、インプラントを埋入した後の継続的な「歯科医院でのメンテナンス性」が大変重要になってきます。
 

インプラントを埋入した後は、インプラントの周囲が炎症を起こすといった

インプラント周囲炎とならないよう、十分注意しなければなりません。


 

歯の欠損部に対する歯科治療は、様々なものが選択肢があります。

どのような噛み心地にしたいのか、自分に合っているのかなど

様々な要素が絡んできます。
 

個人個人によって、合う合わない・最適な歯科治療が大きく変わってきます。

そのため、それぞれの歯科治療法の特徴が分かれば、

どのような治療法が自分に合っているのかを分かりやすくなります。

less tooth.jpg

 

千種区で歯の欠損への治療を行うなら 

阿部歯科は、今回ご紹介をした「入れ歯による歯科治療」「ブリッジによる治療」「インプラント治療」と、全ての歯科治療に対応しております。


それぞれの患者様が求める点と現在の口腔内の状態等により、可能/不可能や治療費用・治療期間、痛みはどうか?等を話し合いながら、最適な歯科治療方法を決定しております。



失った歯に対する対する歯科治療をご検討中であれば、お気軽に一度ご相談ください。

他歯科医院様の治療と比較した、セカンドオピニオンとしてのご相談もお受けしております。

患者様が長期的に快適な食生活をおくることができますよう、真剣にサポートさせていただきます!

 

【記事の執筆者】
名古屋市千種区の阿部歯科 副院長:阿部利晴(あべ としはる)

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患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。

歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
 

≪副院長 これまでの主な経歴について≫

1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ

2005年:愛知学院大学歯学部 卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員
2015年:阿部歯科 副院長
 

≪副院長 任命状について≫

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顎の膨隆.jpg

長年歯医者さんに行ってない患者さんで

歯が痛くなってきたり検診のために受診される方がいますが、

数年、十数年という単位で歯医者さんに行っていないものの

レントゲンを撮影すると思わぬ病気が発見される事があります。

そういった患者さんでは、顎が膨らんで腫れていたりする事もあります。

千種区の歯医者の阿部歯科でも来院してくる多くの患者さんのレントゲン撮影をしていますが、やはり初診でレントゲン撮影をした時に早急に対処が必要となる状態の方もいます。

元々は歯が痛いといった症状で来たものの、実は問題は顎の骨の中の病気に原因があったりする患者さんも時々おり、そういった患者さんは千種区の愛知学院大学歯学部の口腔外科に紹介をして全身麻酔下での手術を計画する事もあります。

レントゲン撮影で見つかる顎骨内の腫瘍や嚢胞

顎の骨の中にできた腫瘍や嚢胞は

症状がないと自分では自覚しにくい事があります。

腫瘍や嚢胞では、顎骨の中で病気が大きく拡大しながら

ゆっくりと顎の骨を膨らませていく事があります。

 

十数年という単位で歯医者さんでレントゲンを撮影しておらず、

さらに感染や痛みといった症状を伴っていない場合は

顎の骨の中で非常に巨大な腫瘍や嚢胞が成長して

レントゲンで大きな透過像として見られる事があります。

顎の骨の中にできるこれらの腫瘍や嚢胞は

ある程度の大きさまで成長すればレントゲンで比較的判断しやすくなりますが、

レントゲンを撮影していない期間が数年、十数年におよぶと

本人が気が付かない間にどんどんと大きくなっていく事もあります。

顎の骨を膨らませる腫瘍や嚢胞

良性の腫瘍や嚢胞では

顎の骨の中にできると骨の中を通る下歯槽神経を押しながら

顎の骨も膨らませて膨隆してくるという特徴があります。

悪性の腫瘍の場合には下歯槽神経が押されたり骨が膨らむ前に骨の破壊が起きて

顎の骨が膨らむという膨隆ではなく、

骨が溶かされ続けていく事となります。

 

このような

下歯槽管の破壊を伴わない下神経の圧迫や顎骨の膨隆は

良性の腫瘍や嚢胞の所見ともなるため、

レントゲン撮影をした際にはこれらの所見が認められるかをしっかり見る必要があります。

顎の骨の中にできた腫瘍や嚢胞の自覚症状

これらの腫瘍や嚢胞が顎骨の中にできた場合には

感染が起きると痛みや腫れといった自覚症状が出るものの

感染を伴わずゆっくりと慢性に成長が進む場合には

なかなか自分では自覚しにくい場合もあります。

明確な自覚症状がない場合でも

顎の骨の左右が不均等で顎の骨の内側や外側が大きく膨れ上がっている

といった状態が自分の指で触って分かる場合には

顎の骨の中に腫瘍や嚢胞が成長している可能性があります。

 

しかし、顎を触った時にその膨らみが

歯周病などによる炎症だったり、

歯の神経が感染する事によって起きた炎症だったりすると

それが軟組織の膨らみなのか、骨の膨らみなのかを患者さん本人では判断しづらい事もあります。

そのため、何か顎が腫れているなという事に気が付いた場合には、

早めに歯医者さんを受診して細かい検査を受ける事が大切となります。

千種区の阿部歯科では院長、副院長共に口腔外科出身なのでこのような注意が必要な病気が怪しまれる場合には、確実性を高めるためにドクター2人でダブルチェックを行って確認する事もあります。

歯医者での抗生物質の処方.jpg

今池からすぐの阿部歯科では患者さんが来院した際に歯が痛いといったり、口の中が腫れたという場合に抗生物質を処方して出す事があります。

歯医者さんでは口の中の感染に対して抗生物質は比較的よく出されるのですが、アレクサンダー・フレミングが1928年に人類最初の抗生物質であるペニシリンを発見してハワード・フローリーが1940年に臨床現場にペニシリンを用いるようになってから100年がたちました。

しかし、当初は多くの細菌に対して有効であったペニシリンも、この50年ほどで耐性菌が増え、有効性が下がってしまいました

それでもその後の様々な抗菌薬(抗生物質)の発見によって多くの感染症を抑えることができているものの、次第に細菌が耐性を獲得しはじめています。

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)などの、抗菌薬の断続的な使用による細菌の抗菌薬耐性の獲得が話題になっているのもここ最近の話ではありません。

歯科治療で抗菌薬の処方は控えた方がいい?

抗菌薬の断続的な使用に対する耐性獲得は歯科医療現場でも話題となりますが、実際に口腔内の様々な感染症に対して抗菌薬が有効であるのは違いありません。

ただ、2050年には抗菌薬に耐性を獲得した細菌の影響で年間1000万人が死亡すると2014年にイギリス政府から試算されたように、抗菌薬の有効性は耐性菌の誕生によって問題化しています。

歯科医院で目にする多くの口腔内疾患は細菌感染に由来する感染症も多く、感染を抑える上で抗菌薬を出すという事自体は必要となります。

特に虫歯や歯周病といった感染からありとあらゆる口の中の病気が起きる歯医者さんの現場では抗菌薬はなくてはならないものだとも言えます。

しかし、実際には過剰に抗菌薬が出されているという可能性もあります。

 

例えば、口腔内に歯由来の膿瘍を形成した場合には適切にドレナージ(膿の排出)を行えば抗菌薬を処方してもしなくても経過には影響が出ない場合もあるというガイドラインがあるものの、膿瘍のドレナージを行うと共に抗菌薬を常に処方する事が基本的に習慣化しています。

膿瘍を形成している場合は菌血症といった状態になっている事もあるため、予防策としても抗菌薬を処方する事が通常の流れになっています。

一方で世界的には可能な限り抗菌薬の処方を減らそうという流れができつつあり、2015年や2016年にもニューヨークの国連総会やWHOで抗菌薬の使用を減らそうという取り組みの声明が出されるようになっています。

 

抗菌薬を使わないようにしようという事ではなく、抗菌薬の適切な使い方をしようという流れが世界的に広がりつつありますが、これは日本の歯科医療においても避けられないのではないかなと思います。

今はまだ、抗菌薬が効いていますが、細菌の抗菌薬による耐性獲得は日に日に増えていっているのでいつかは効きが悪くなる時が来るだろうというのが一般的な予想となっています。

歯を由来とする膿瘍(膿)や根管内の感染、歯周病に関しても適切な抗菌薬のガイドラインが整備されつつあります。

 

歯周病に関しても、最初の段階から抗菌薬を使うという事は適切ではないとされており、侵襲性の高い歯周病の状態や、機械的清掃を実施してそれでも改善しない場合に初めて抗菌薬の使用を慎重に考えるというのが世界的な流れとなっています。

今でこそ有効性のある抗菌薬ですが、効き目のある今だからこそ適切な使い方をして今後も長くその有効性を必要な時に発揮できるようにしていく事が歯科医療現場でも求められているのです。

実際にかつて高い有効性を誇ったペニシリンも歯を由来とする膿瘍において、今では55%以上の細菌叢が耐性を獲得してしまっているとも報告されています。

耐性とは違う寛容(Tolerance)

薬を飲む.jpg

細菌には抗菌薬の断続的使用による遺伝子変異によって、抗菌薬に対する耐性獲得が起きる可能性があります。

しかし、一方でTolerance(寛容)という機構も存在します。

耐性菌は抗菌薬にたいする感受性が下がる(効き目が悪くなる)事で抗菌薬を無効かする事ができ、複数の抗菌薬に対する耐性菌を多剤耐性菌と呼びます。

一方で遺伝子変異を起こさず抗菌薬に対する感受性が変わらないまま(効き目が変わらないまま)抗菌薬の効果を避ける菌の進化も存在します。それをTolerance(寛容)と言います。

Toleranceにおいては、抗菌薬の影響を避けるために細菌自身の発育を止めたり、遅くする事でその効果を避け、抗菌薬の影響を受けないようにします。

細菌自身が再度発育を開始すると抗菌薬は効果を発揮するため、耐性を獲得しているわけではありません。

 

しかし、抗菌薬の断続的使用によって細菌は発育を一時的に止めたり、遅くしてToleranceによって抗菌薬の影響を避け、そのうえで抗菌薬に対する耐性を獲得するという機構も持ち合わせています。

この、耐性、Toleranceのいずれにせよ抗菌薬の断続的な使用によって発生する可能性があるため、今後は抗菌薬の適切な使用を考えていく事が歯科医療においても大切になってくると思われます。

今池の阿部歯科でも歯医者さんという医療の特性上、抗菌薬を必要に応じて処方していますが、適切に出すようにつとめています。

 

参考文献:

1) Why we must reduce dental prescription of antibiotics: European Union Antibiotic Awareness Day. Lewis M.A. Br. Dent. J. 2008.

2) Antimicrobial Resistance: Tackling a crisis for the health and wealth of nations. O’Neill J. The Review on Antimicrobial Resistance. 2014.

3) Will 10 Million People Die a Year due to Antimicrobial Resistance by 2050? de Kraker M. E., et al. PLoS Med. 2016.

4) Antibiotic tolerance facilitates the evolution of resistance. Levin-Reisman I., et al. Science. 2017..

急性炎症.jpg

歯の痛みの中には何もしてないのに急に

ズキンズキンと痛みが出るものもあります。

千種区の阿部歯科でも何もしてなくても痛みが出たから歯医者さんを受診した

といった悩みで来られる患者さんがいますが、

そういった患者さんでも受診した時には痛みがなくなっているといった場合もあります。

しかし、このような何もしてない時に出るものの自然と収まってしまった痛みに関しても注意しないといけない事があります。

歯がズキンズキンとして痛かった

特に熱い物や冷たいものを飲んでいないのに歯がズキンズキンと痛む場合には

歯の神経が炎症を起こしていてそれによって痛みを感じている事があります。

歯の神経が炎症を起こす理由は様々で

虫歯ができていてそこから刺激が加わっている

・歯肉が下がっていたり歯がすり減っている部位から知覚過敏が起きている

・詰め物の周りの接着剤が取れていてそこから刺激が加わっている

・歯の神経を生きたまま全体に被せ物をしている

など多種多様です。

 

虫歯や知覚過敏といったある程度診断がしやすい場合とは違い

詰め物の接着剤が取れていたり、歯の神経が生きている状態で歯全体に被せ物をしていて歯の神経に炎症が起きている

といった場合には診断が難しい事があります。

 

これらの状態ではレントゲンを撮影してもその兆候が確認できない事もあったり、

視診で確認しても異常が認められないといった場合もあるので

これらの状態で歯の神経に炎症が起きている場合には

臨床的な症状から予測をたてて診断をしていく事が必要となってきます。

歯の神経が炎症を起こすとどうなるのか

歯の神経が強い炎症を起こすと何もしていない時でも痛みを感じるようになります。

痛みを感じる長さや程度は様々で

ややズキンズキンとする程度の痛みで30秒から1分以内に収まってくるような痛みであれば

一時的な歯髄の炎症が起きている可能性があり、

そのような状態では歯の神経を取らないといけないといった状態にはまだいたっておらず、

歯の神経は残して治療をしていける可能性があります。

 

一方で歯の神経の痛みが非常に強く、さらにずっと続くような痛みの場合には

歯の神経の治療を行わなければいけない可能性が非常に高くなります。

そのような痛みの場合には夜も眠れないような痛みが続く事もしばしばで

歯の神経を残すよりもとにかく痛みを取りたいと患者さん自身が強くうったえる事がほとんどです。

 

実際には歯の神経の一時的な痛みと炎症の場合には歯の神経を残せる事もしばしばありますが、

その炎症がさらにすすんで急性の炎症へと変わり

我慢できないような痛みへと変わっていく場合もあるため、

わずかでもズキンズキンという痛みを感じてその後に痛みがおさまったとしても

可能な限り歯医者さんを早めに受診するという事が大切となります。

阿部歯科では千種区から多くの患者さんが来院されていますが、はやめに歯医者さんを受診をしておいて良かったと喜ばれる患者さんも多くいらっしゃいますので、少し気になる程度でもはやめはやめに歯医者さんを受診される事が大切だと感じます。

 

池下の阿部歯科では治療が終わった患者さんは

定期的な口の中の掃除や定期診断をして再び虫歯ができないように管理をしていますが、

必要によっては1年ほどレントゲンを撮影していない場合には

細かい部位を確認するためにチェックのためにレントゲンを撮影する事もあります。

歯医者さんに通っているとレントゲンの撮影はよく行われる事ですが、

レントゲンでは分からない虫歯というのも実は存在しています。

見えない.jpg

歯医者さんのレントゲンで写るもの写らないもの

歯医者さんのレントゲン撮影で見えるものはX線が透過するものとなります。

つまり金属のようなうまくX線が通過しない物質と同じ部位にあるものは

金属の影に隠れて見えなくなってしまいます。

これは、レントゲン撮影で金属と虫歯が重なっていると

金属のみが写って虫歯が写らないという事になり虫歯の存在が隠されてしまう事を意味します。

 

金属だけではなく、他にもX線の透過の悪い一部のジルコニアといった材質も

それらの材質が重なる部位に虫歯ができた場合には

レントゲンで確認する事が難しくなってきます。

このような虫歯の場合には、視診で直接確認できる部位に虫歯が見えてきたり

痛みやうずきといった症状が出てくる事で虫歯の存在を疑う事になります。

金属の詰め物や被せ物を取ったらその下に虫歯が

レントゲンでは撮影する事ができずに、

さらに虫歯が目で見て見えるほどの大きさになっていない虫歯の場合には

金属の詰め物や被せ物を取ったらその下に虫歯ができていたなんて事も少なくありません。

痛みといった症状が出ていなくても虫歯はできている事もあり、

特に神経の治療を行って被せ物をした歯の場合には

虫歯が比較的大きくなってきても痛みも出ずに

かなり大きな虫歯となって目に見えるようになるか、

もしくは被せ物が取れるといった症状が出てから初めて虫歯の存在に気が付く事もあります。

 

見えないうちに金属の詰め物や被せ物の下に虫歯ができている症状としては

・冷たいものや温かいもので痛みを感じる

・何もしてなくても痛みを感じる

・咬むと痛い

・詰め物や被せ物から味がする

・詰め物や被せ物からにおいがする

・詰め物や被せ物の周りが黒くなっている

違和感がある

フロスをすると痛い

など、様々な症状が出る事があります。

 

これらの症状があった場合には金属に隠されてうまくレントゲンに写っていない場所に虫歯ができている事もあります。

そのため、見た目による視診やレントゲンによる確認だけではなく、

日頃の臨床症状といったものにも注目して隠れた虫歯がないかを注意深く観察していく事も大切となります。

 

予防歯科に力を入れている阿部歯科では池下から多くの患者さんが見えています

定期健診の際には視診やレントゲン、臨床症状の確認だけではなく、

見えにくい場所にできている虫歯に対して光を用いた専用機械を使用して確認したりと様々な方法で虫歯を確認できる体制を整えています。

歯医者さんの治療中に

痛かったら手をあげてくださいね

と言われた経験のある患者さんは多いのではないでしょうか?

千種区から多くの患者さんが来院されている阿部歯科でも治療中にはしばしば

「痛かったら手をあげてくださいね」

とか

「何かあったら合図してくださいね」

と声をかけています。

この、歯医者さんでよく聞く

「手をあげてくださいね」の理由についてお話しようと思います。

痛い時に手をあげる.jpg

虫歯を削っている最中に痛みを感じる場所を確認している

患者さんからの合図を確認する大きな理由の一つに

これ以上削ると痛みを感じる

という場所を確認している場合があります。

特定の小さな虫歯で表面麻酔のみをしている場合には

深い場所の虫歯を取る時に痛みを感じる事があります。

 

歯の痛みは歯の構造の象牙質という組織に刺激が加わり

そこから歯の神経に刺激が伝わって痛みを感じるのですが、

この痛みを感じるか感じないかの境界の場所を確認する場合に

患者さんからの合図をチェックする事があります。

歯の神経が痛みを感じる境界にさしかかると歯のダメージとしては段階が上がるので

その場所からは注意しながら虫歯を取り除かないといった事も出てきますので、

そのために患者さんからの合図を確認しているのです。

歯を削る際に必要な麻酔の深さを確認している

虫歯を削る際に明らかに麻酔が必要な場合には

あらかじめ麻酔を打つのですが

麻酔の打ち方によっては効き目が浅い事があります。

そういった際にはさらに深く麻酔が効くように麻酔を打つ必要があるのですが、

麻酔を打つ部位によっては歯の周りの組織へのダメージが変わる場合があります。

そういった歯の周りの組織へのダメージを減らすという意味では

あまり深い場所に最初から麻酔を打たない事もあります。

 

しかし、麻酔の効きが浅い場合には歯を削っている最中に痛みを感じるので

そのために麻酔の効き目の深さを確認するという意味で

患者さんからの合図をチェックする場合があります。

最初から深い場所に麻酔を打ってしっかり効かせるという事もできるのですが、

不必要に麻酔を深く打って歯の周りにいたずらにダメージを与えるという事自体が

治療後の歯肉の周りの違和感や痛みに繋がる事もあるため、

必要に応じて麻酔の深さを変える必要があるのです。

治療中に起きるその他の問題の確認のため

歯のチェック.jpg

歯の痛みといった理由の他に

むせる

咳が出そう

気分が悪い

など、治療を一旦休憩しないといけない理由が患者さんに出る事があります。

そういった場合には一旦治療を休憩してうがいをしてもらうなどの対応が必要になる事もあります。

こういったその他の理由でも患者さんからの合図を確認する事があるのです。

 

普段患者さんが疑問に思う

どうして手をあげてと言われるんだろうといった事には実は意外にもとても大切な理由があるのです。

千種区の阿部歯科では患者さんには虫歯や歯周病など歯の病気や歯磨きに関わる事も含めて、気になる事や知りたい事は気軽に聞いていただくようお伝えしておりますので、何か知りたい事がある場合には気楽にお声がけください。

阿部歯科の副院長/歯科医師の阿部利晴です。

歯科医院にて、一般的によく行われる歯科治療の中に歯の神経治療があります。

阿部歯科でも千種区を中心に多くの患者さんが来院していますが、痛みがあって来たら歯の神経が感染しており歯の根の治療をしないといけないという患者さんもしばしばいます。

そこで、今回は歯の神経の治療にかかる治療回数に関するお話をします。
こちらは専門に歯科治療を行っているドクター以外、あまり知られていない内容かと思います。

【記事の更新日】2020年11月17日13:00

 

根管内治療器具.jpg

歯の神経治療の基本的な流れ

歯の神経の治療というのは、

虫歯が歯の神経のある位置まで到達してしまって神経が細菌に感染していたり、

感染した神経がそのまま歯の根の先まで広がり、歯の埋まっている骨の中で膿を作ってしまった場合、行う歯科治療です。

 

歯がとても痛くなって、このような歯科治療が必要となった経験のある方は

「歯の神経を取るための治療

歯の根のための治療

「歯の根の先端にできた膿をなくすための治療

などと説明され、治療を受けた方もいるかもしれません。

 

どの場合も基本的な治療方法は、歯の中の生きている神経もしくは感染した神経を取り除いて

神経を取った後の歯の中の汚れを針状のヤスリのようなもので、感染した歯質を削り落としつつ消毒薬で消毒をする、という流れになります。

 

ではその治療回数はどう決定されるのか?

歯の根の治療にかかる治療回数や治療にかかる時間は

・歯自体の健康な部分がどれだけ残っているのか

・歯の中の細菌感染の程度、歯の部位、歯の神経の入っている空間の広さ

・歯の根の形

・患者さん本人の治癒力

などにより実は様々です。
 

同じ患者さんでも「前歯と奥歯の治療」や「歯の根の先に膿ができているのかどうか」で

歯科治療にかかる回数や時間が大きく変わってくるくらいです。

 

治療自体は、歯の中の感染物質を取り除いて消毒し、歯の神経が元々あった空間に樹脂状の薬などを詰めるために薬が届くように物理的に空間を広げます。

そして膿や汚れが歯の中に出てこなくなった事を確認し、歯の中に薬を詰めるという流れが一般的です。

 

歯の神経の治療回数や治療にかかる時間は

・歯の中の感染物質を取り除く

・歯の中の空間を広げる

・膿や汚れが出てこない事を確認する

という部分に大きく影響を受けます。

 

歯の根の治療回数が多くなる要因

1つの歯の根の数は歯の種類により1〜3本、もしくは4本以上と様々です。

歯の根の数が1本の歯と、歯の根の数が3本の歯では、単純計算で3倍の治療回数の違いが出てきます。

 

一般的には奥歯になれば、なるほど歯の根の数は増えていきます

さらに歯の根の先に膿を作っているかどうか?でも、歯の中の細菌感染の程度や歯の中の汚れ具合によっても変わってきます。

歯の根の先端に膿を作っている場合の方が、歯の根の先端に膿を作っていない場合よりも治療回数が伸びやすくなります。

 

歯の中の空間を広げるという処置でも、年齢が高いほど歯の中の空間が硬い物質で詰まっている傾向があり、

空間を広げるための治療回数がかかってきます
 

特に歯の根の中の空間が細くなっている場合、空間を広げるために時間を要し、歯の根がカーブしている場合もあるため、
カーブしていればその分、空間を広げにくく治療回数や時間が増えます。
 

【まとめ】歯内治療の回数が決まる要因

虫歯の進行.jpg

歯科治療回数は

奥歯の方が前歯よりも

・歯の根の先端に膿を作っている場合の方が作っていない場合よりも

年齢が高い方が低い方よりも

治療回数が増えます。

 

そのため、

前歯で神経の一部が虫歯で感染しているものの、歯の根の先は膿を作っていない若年者」と

奥歯で歯の根の先端に膿を作ってしまった年齢の高い方」では、その治療回数は全く違います。

 

歯科治療に関し、このような事情があるため、「何回で終わる」というような予想はし辛く、「感染がなくなって、歯の中の空間が広げ終わったら終わる」となりますため、

初期治療の段階で治療回数を完全に決定するのは難しい場合があります。

 

痛みを感じなくなっても、まだ歯の中に汚れが残っていたり、物理的に空間を広げ終わってない事もあるので、

それが終了するまで治療が必要となってきます。

 

歯の神経治療は患者さんの痛みが取れてしまえば、どうしてまだ治療を続けるのか分かり辛い部分もありますが、

本来は、歯の根の細い空間へ薬を物理的に到達させるため広げる処置と、歯の中の汚れがなくなった事を確認する必要があります。

患者さん本人はどうしても痛み自体がなくなってしまえば「治療は終わりなのかな?」と思われるかもしれませんが

汚れを取りきって薬を埋められるようにするまでが本当の歯科治療となるわけです。

 

この治療にかかる回数は本当に千差万別で、歯の神経治療は根気強く続けていかないといけません。

歯の神経治療は細かい作業が続く上、治療の終わりが予測し辛いケースもあります。

番は歯の神経治療が必要となる前に虫歯治療をしたり、治療が必要無いよう口の中を清潔に保つ事が一番良いでしょう。

 

特に、虫歯がそのまま歯の根の方まで進み、歯の根も虫歯で黒くなってしまったものは「根管内カリエス」と言って、

歯の根の中まで強固に細菌感染が起きています。さらに治療回数が増えたり、歯を残す事自体が難しい場合も少なくありません。
 

日頃からいかに虫歯を進行させないかという事が大切になってきます。

 

千種区の阿部歯科では、患者様へのご説明に注力しています

阿部歯科では予防歯科治療へ力を入れているため、来院している患者さんには定期的な口腔内の清掃をおすすめしています。
症状が悪化する前に予防するのが効果的なため、念入りな清掃をおすすめしていますが。それでもお口にトラブルがあった際は、やはり歯科医院での専門的な歯科治療が必要となってきます。

そして、歯科ち治療を進める際は「現在、口腔内がどういった状態なのか」「今後どういった治療が必要なのか?」「それによってどのような計画で改善されていくのか」についてを分かりやすく丁寧に説明しています。特に歯の神経治療は上記で述べたように、個人個人や症状によって治療回数が大きく変わるため、その段階で分かっている内容をしっかりと患者さんへ説明することが大切であると考えます。

 

【記事の執筆者】
阿部歯科副院長:阿部利晴(あべ としはる)

dental doctor abe.jpg

患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。

歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
 

≪副院長 これまでの主な経歴について≫

1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ

2005年:愛知学院大学歯学部 卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員
2015年:阿部歯科 副院長
 

≪副院長 任命状について≫

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