千種区池下の歯医者 阿部歯科 副院長の阿部利晴によるブログで、アメリカの歯科医療についての事情等を載せています。

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当院副院長からのお知らせ、出来事のご紹介です。

千種区で地域に根ざした歯医者さんとして多くの患者さんが来院されている阿部歯科です。

歯医者さんの治療でも最も頻度の多い治療である虫歯の治療ですが、虫歯はどうやってチェックするのかをお話しようと思います。

虫歯ができたという事で受診される患者さんが多くいますが、

特に痛くないものの歯に黒いものができたという事で受診されたり、

逆に痛いけれども虫歯なのか分からないといった患者さんもいます。

歯が痛くて頬を抑える.jpg

痛い虫歯もあれば痛くない虫歯もある

虫歯が痛いのは、歯の硬い外側の組織である

エナメル質が虫歯によって崩壊して、象牙質が露出してくる事で起きます

象牙質には象牙細管という構造があり、

この部分が刺激を受けて歯の神経である歯髄へと刺激が伝わっていく事で痛みを感じます。

 

つまり、歯の痛みを感じるか感じないか

象牙質が口腔内に露出しているかどうか

もしくは、歯髄が炎症を起こしているかどうかで変わるので

単純に虫歯があるかどうかで痛みの有無が変わるとは限らないのです。

 

大きく崩壊した虫歯は象牙質が大きく口腔内に露出しており、

それによって冷たいものや熱いものといった刺激を受けて痛みを感じる事となります。

食べ物が虫歯の穴に入り、象牙質に触れる事でも痛みを感じる事もあるため、

歯に大きな穴が開いているという事自体が痛みの原因となるのです。

そのため、歯が割れたといった状態でも同様の痛みを感じたり、

知覚過敏でも似たような痛みを感じる事があります。

大きな虫歯でも痛みを感じない事も

大きな虫歯ができている場合でもなかなか痛みを感じにくい事もあります

そのような場合は、虫歯が歯の奥に洞窟を作るように掘り進んでおり、

歯の表面には比較的多くの硬い組織であるエナメル質が残っている事があります

 

この場合では、食べ物や冷たいもの熱いものといった食べ物や飲み物が

崩壊した象牙質の部分に届きにくく、

結果として痛みを感じにくくなっているという事になります。

しかし、そういった場合でも虫歯は大きく進んでおり

どこかの段階でエナメル質が崩落するように割れたり、

歯の神経が炎症を起こすなどして痛みを感じる事になる場合が多々あります。

 

歯の奥底に大きく掘り進むような虫歯は一見しては分かりづらいため、

レントゲンを撮影して初めて虫歯が大きくすすんでいるといった事が分かる事もあります。

痛みといった症状を訴えて受診されたものの、

口の中をパッと見ても虫歯がないように見えても

レントゲンを撮ると大きな虫歯が潜んでいてそれによって痛みを感じるといった場合があるのです。

虫歯を確認する方法

虫歯を確認する方法にはいくつか手段があり、

それぞれの方法を組み合わせて確認していく事となります。

虫歯を確認する方法としては、

目で見て直接確認する視診

・単針という細い針のような器具を用いて穴の深さを確認する触診

レントゲン撮影で歯の崩壊具合を確認する画像診断

・患者さんの症状や経過から虫歯の有無を確認する方法

・光に透かして虫歯の有無を見る透照診

・特定の波長の光を当ててその反射光によって虫歯の有無を計測する専用器具

などといった複数の方法があります。

 

単純にどれか一つの方法だけで判断するのではなく、

怪しいなと思ったら複数の方法を組み合わせて虫歯があるかどうかを診断していく事が大切となるのです。

特に特定の波長の光を当ててその反射光によって虫歯の有無を計測する専用器具は歯に対するダメージも全くなく、阿部歯科のように千種区で導入している歯医者さんは一部に限られているので、

歯医者さんを受診した際に気になったらどのように虫歯をチェックしているのか質問してみるといいかもしれません。

 

執筆者:阿部歯科 副院長 阿部利晴

【略歴】

1980年:名古屋市の千種区生まれ、祖父と父親ともに歯科医師で地元で育つ
2005年:愛知学院大学歯学部を卒業する
2005年:豊川市民病院の歯科口腔外科で臨床研修医となる
2006年:愛知学院大学歯学部の顎顔面外科学講座に入局する
2010年:愛知学院大学大学院の歯学研究科を修了(総代)
2010年:愛知学院大学歯学部の顎顔面外科学講座にて非常勤助教を任命
2010年:名古屋大学医学部附属病院にて麻酔科の医員となる
2011年:アメリカのペンシルベニア大学歯学部にて勤務
2014年:アメリカのペンシルベニア大学歯学部で教員となり講師を務める
2014年:アメリカ 国立衛生研究所の国立歯科・頭蓋顔面研究所にて非常勤連邦職員を任官
2015年:千種区の阿部歯科で副院長となる
阿部歯科副院長顔写真.jpg

特別にはっきりした虫歯がないものの、歯の痛みが続くといった症状が出る事があります。

池下の歯医者の阿部歯科にもそのような患者さんが来院されますが、

それらは歯周病による痛みといった可能性もあるのですが、

一見しては分からない細かい亀裂が歯に入っていたり、

歯が割れてしまっているといった状態になっている事もあります。

細かい亀裂によって歯に出る痛み

虫歯もなく、健康な歯でも歯には亀裂が入る事があります。

日々の食生活によって歯には強い力がかかっており、

それらの力が歯に蓄積する事で亀裂が入ったり、

時には完全に割れてしまう事もあります。

 

歯は健康でもあってもいついかなる時でも割れる可能性がある

という事は知らない人が聞くとびっくりするかもしれません。

虫歯によって歯が大きく崩壊していたり、

歯をどこかにぶつけてしまったといった場合には

歯にヒビがはいるという事は想像できるかもしれませんが、

日常の生活において突然歯にヒビが入ったり割れたりする事もあるのです。

 

歯に亀裂が入る場合には

最初は細かいマイクロクラックと呼ばれる小さなヒビが入っていき

それらが段々大きくなって大きな亀裂となり、

歯が割れるといった経過をたどる事があるのですが、

これらのヒビが歯の神経まで到達すると

歯の神経が感染したり、ヒビの中が汚染されて感染源となる事で

歯の痛みや歯の周りの歯周組織の感染へと繋がる事があるのです。

なかなか分かりづらい歯の亀裂

歯に亀裂が入った場合には比較的分かりやすい場合と

中にはなかなか一見して分かりづらい場合があります。

亀裂が入っているものの分かりづらい場合は、

痛みがいつまでも持続して治らないといった際に

歯に亀裂が入ってその部位が感染源となっている事を疑う事で亀裂がないか注意深く確認する事があります。

 

歯の亀裂は

歯の外側

詰め物の下側

被せ物の内側

など様々な部位にできる可能性があるので、

中には詰め物や被せ物を取らないと確認できない事もあります。

 

歯が割れた場合のサイン

歯に亀裂が入って割れている際にはいくつかの特徴的なサインが出る事があります。

・歯を咬み合わせると痛い

歯茎が腫れる

・歯周ポケットが特定の部位だけ非常に深くなる

などといった歯の亀裂を疑わせる所見が現れる事があります。

しかし、これらのサインは必ず出るわけではなく、

中にはこれらのサインが出ていないものの歯に亀裂が入っているといった場合もあります。

歯の亀裂は視診によって観察するだけでなく、歯の症状の経過や現在の症状、レントゲン所見など

様々な情報を総合して注意深く判断をしていく事が大切となります。

グルコン酸クロルヘキシジンの効果.jpg

予防歯科に力を入れている千種区の歯医者の阿部歯科では、

予防歯科の一環として歯磨きと一緒に洗口液を使う事を勧める場合もありますが、

口腔内の洗口液の成分にグルコン酸クロルヘキシジンという成分が使われる事があります。

グルコン酸クロルヘキシジンの歯肉炎や歯周病に対する効果は研究が進んでおり

1970年代には歯科領域で使われるようになって、

プラークの形成を阻害したり炎症を抑制する効果が複数確認されています。

 

しかし、このグルコン酸クロルヘキシジンの使用に関して、

歯周病発生のメカニズムが口腔内の共生細菌が悪性度の高い状態にシフトする事によって発生するという

ここ数年で判明してきた事を踏まえて再評価がされています。

洗口の際にグルコン酸クロルヘキシジンの成分は使った方がいいのか?

グルコン酸クロルヘキシジンがプラークの形成や炎症を抑えるという効果は広く確認されていますが、

どのように効いているのかという事に注意を払わないといけません。

グルコン酸クロルヘキシジンの影響を受ける細菌の範囲は広く様々な細菌に対して効果を発揮する一方で

悪性の細菌にも良性の細菌にも区別なく効いてしまうという問題点も実は存在します。

 

歯周病の発生の基本的なメカニズムが細菌叢(細菌の種類の分布)が悪性に変化する事によって起きる事(dysbiosis)が分かってから、

どのような処置が細菌叢に変化を及ぼすかという事が調べられるようになってきました。

グルコン酸クロルヘキシジンの使用によって細菌組成の変化や活動が変化するという事が分かっている一方で、

一部の例において悪性度の高い細菌が逆に優勢になってしまう事もあるとも報告されています。

 

この問題はターゲットとする細菌が口腔内にとって悪性の細菌のみではなく、

不必要に良性の細菌にも影響してしまう可能性を意味しており、

健康で口腔内の環境と共生が取れている状態(symbiosis)を崩してしまう可能性を示唆しています。

そのため、不必要なタイミングで使ってしまうと逆に整っている口腔内の環境を

逆に崩してしまう恐れがあるという事になります。

細菌叢自体は簡単には変化しない

グルコン酸クロルヘキシジンが口腔内にとって良性の細菌に対して影響した場合は

逆にデメリットが出る可能性はありますが、

元々形成されている口腔内の細菌叢は簡単に変化させる事はできるわけではなく、

効果は一時的なものに留まるとされています。

 

しかし、一方でグルコン酸クロルヘキシジンの使用によって

虫歯の原因ともなる口腔内を酸性にしうる細菌が増える可能性も指摘される事があります。

それでも、グルコン酸クロルヘキシジンの使用によって

Porphyromonas gingivalis(ポロフィロモナス・ジンジバリス)やFusobacterium nucleatumといった歯周病を引き起こす細菌や

Streptococcus mutans(ミュータンス菌)やActinomyces属(アクチノマイセス属)といった虫歯を引き起こす細菌を細菌を減らすとも言われます。

 

歯周病や虫歯の発生が単独の細菌ではなく、

様々な細菌による口腔内環境との共生状態が崩壊する事で起きるという事が分かるようになってきて

特別にこの細菌だけを抑えれば歯周病や虫歯を抑制できるというわけではない事が分かってきているのです。

 

そのため、歯周病が発生している場合には一時的に悪性度の高くなった口腔内の細菌組成を崩すという意味で

グルコン酸クロルヘキシジンの使用を行う事は有効かと思われますが、

日常的に健康な状態で使い続けた場合は逆に共生状態の取れている良い口腔内環境を崩してしまう可能性もあるため、

その使用には注意しなければいけない部分もあります。

 

それでも、グルコン酸クロルヘキシジンの使用は臨床的にも歯周病や歯肉炎に効果があると確認できる事も多いため、

適切なタイミングで適切に使う事でその効果を最大限有効に使う事も可能となります。

 

(関連記事:洗口液(マウスウォッシュ)は1日に何回使えばいいのか?

参考文献:

1) Effects of a Chlorhexidine Gluconate-Containing Mouthwash on the Vitality and Antimicrobial Susceptibility of In Vitro Oral Bacterial Ecosystems. Andrew J., et al. Appl. Environ. Microbiol. 2003.

2) Effects of Chlorhexidine mouthwash on the oral microbiome. Bescos R., et al. Sci. Rep. 2020.

3) Oral biofilms exposure to chlorhexidine results in altered microbial composition and metabolic profile. Chatzigiannidou I., et al. NPJ Biofilms Microbiomes. 2020.

千種区にて地域に根差した歯科治療を行っております、阿部歯科副院長です。専門の歯科医の視点で、患者様に役立つ情報をお届けします。


虫歯や歯周病になる理由は、かつては特定の口腔内細菌のみが関連していると言われていました。

当院では歯科治療の面からのみでなく、予防歯科にも力をいれているため、どのようにして虫歯や歯周病を予防していくのが効果的か?について強い関心を持っています。


 

通常は悪性度の低い口腔内細菌が主の細菌集団から、細菌分布のバランスが崩れて悪性度の高い口腔内細菌を主とする悪性細菌集団へ変わることで、虫歯・歯周病へ罹患するのが分かってきました。

悪性度の低い正常な細菌集団の状態をSymbiosisと言い、悪性度の高い細菌集団の状態になる事をDysbiosisと言います。

そして、Symbiosis からDysbiosisの状態へと変化する事をMicrobial Shift(マイクロバイアルシフト)と言いますが、このようなプラーク(バイオフィルム内)の状態変化が虫歯や歯周病の原因になるといった考え方がここ数年で知られるようになりました。


このマイクロバイアルシフトが起きる要因にはいくつかありますが、大人と子供ではその要因が異なっているという内容が分かっています。

記事の更新日:2020年10月15日18:00

 

大人と子供の口腔内細菌.jpg

 

大人の口腔内細菌悪化は生活習慣関連で起きる

大人の口腔内細菌は、口腔内衛生環境に対する習慣から大きな影響を受けます。

つまり、日頃の歯磨きやフロスの使用頻度、歯科医院での定期健診といった口腔内衛生環境に関する習慣が強く口腔内細菌へ影響を及ぼすと言われているのです。

 

らせん状ので運動性があり歯周病を増悪する細菌のTreponema denticolaの属する「Treponema属」に関しても、大人の場合、歯科医院の定期受診と自宅での清掃頻度が少ない人ほど増えると言われています。
 

糖質摂取によって虫歯を起こす細菌が増え、プラークがDysbiosisの状態へ変化することで虫歯になるのが知られているように、大人に関しては「どのような生活の形態をしているか?」が虫歯・歯周病を引き起こす要因の一つとなっているのです。

 

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子供の口腔内細菌は家族からの影響が大きい

子供の場合も糖質を取ることで虫歯になるのは同じですが、口の中の細菌状況が家族から大きく影響を受けているといった内容が最新の報告から分かっています。

子供の口腔内細菌は、その家族の口腔内細菌の環境と似かよる傾向があるのが分かっており、幼少期は母親からの影響を強く受け、その後、大人になっていくまで家族から影響を受けるとされています。

これが意味するのは、子供の場合も口腔内の清掃・食生活習慣の影響を気にしないといけない一方で、子供の口腔内環境、つまり、その家族全体の口腔内の細菌状態も気を付けないといけない事になります。
 

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子供が家族から影響を受ける口腔内細菌の状態は、子供が独立しても数年はその影響を受け、その後はパートナーから影響を受けるようになっていくと言われています。

子供の口腔内細菌の状態は遺伝よりも、生活している環境とその家族から強く影響を受けるのです。

(関連記事:歯周病は誰からうつる?

 

健康な口の細菌状態は実は皆似ている

口腔内細菌が悪性度の高い状態になっている場合、その細菌分布によって虫歯・歯周病といった様々な疾患を引き起こしていきますが、正常な状態は細菌種類の個人差は小さくなると言われています。
 

中でも、Streptococcus属、Haemophilus属、Veillonella属、Rothia属、Neisseria属といった細菌は多くの人々で見られます。
 

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このような細菌は口腔内細菌分布の多くを占め、Core oral microbiomeと呼ばれる場合もあります。

口腔内細菌分布の多くを占める細菌は特定地域にとどまらず、世界的に見ても正常な口腔内細菌の状態は似通っていると分かっています。
 

こういった正常な口腔内状態でコアとなる細菌集団と、悪性度の高い細菌集団へ変化した時の分布を知ることで、今後どのようにより確実にマイクロバイアルシフトを防いでいくか?の研究が進んでいきます。

参考文献: Patterns of Oral Microbiota Diversity in Adults and Children: A Crowdsourced Population Study. Burcham Z. M., et al. Sci. Rep. 2020

 

千種区の阿部歯科では位相差顕微鏡で細菌状態を確認

今回ご紹介をした記事を読むと、ご自身のお口の細菌状態が気になるのではないでしょうか。
阿部歯科では、位相差顕微鏡といった専門機器を使い、お口の中の細菌情報を把握することができます。
 

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特に最近、歯科治療を行うことが増えている歯周病は、まず原因菌を調べることから始まります。
位相差顕微鏡によって、特定の原因を突き止めることで、より効果的な歯科治療を進めることが可能となります。


お口の細菌状態、虫歯、歯周病が気になる方はお気軽に千種区の阿部歯科へご相談ください。

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【記事の執筆者】
阿部歯科副院長:阿部利晴(あべ としはる)

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患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。

歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
 

≪副院長 これまでの主な経歴について≫

1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ

2005年:愛知学院大学歯学部 卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員
2015年:阿部歯科 副院長
 

≪副院長 任命状について≫

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こんにちは、千種区の歯医者 阿部歯科ドクターの阿部です。

最近では子供の虫歯は減っている傾向にありますが、それでも虫歯になっている子供も多くいます。
 

阿部歯科でも、「歯医者さんでしっかりと虫歯になっていないか?を見て欲しい」といった事情でいらっしゃるお子様が多くいますが、子供の虫歯でも小さな虫歯から大きな虫歯まで実は様々な状態があります。

中には神経まで達するような乳歯の虫歯になっている子供もいらっしゃいます。

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大人と同様に、子供も虫歯の痛みは感じるのですが、大人の虫歯よりも虫歯になった乳歯の痛みはやや感じにくいといった特徴があり、特に生え変わりのために吸収の進んでいる乳歯ではさらに痛みを感じにくくなる傾向があるので注意が必要です。

そのため、子供の歯で虫歯になっていてもそのまま暫く放置してしまい、神経に達するまでの大きな虫歯になってしまう…という事も度々あります。

 

歯の神経が感染した乳歯は抜くか?抜かないか?

永久歯の場合で歯の神経が感染してしまった時は、保存不可能な場合や特別な理由がある場合を除き、歯の神経の治療を行います。

一方で乳歯の場合には、永久歯と生え変わる事を考え抜歯という選択を考えるケースもあります。

 

しかし、抜歯を考えた場合は生え変わる永久歯がある必要があります。人によっては、永久歯が欠如しており乳歯から永久歯に生え変わらない人も実はいるのです。

そういった場合に乳歯を抜くと、その部分は生えてくる永久歯がなく、歯が欠損した状態となってしまいます。

 

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生え変わる永久歯がある場合で、尚且つあと少しで乳歯から永久歯に生え変わるといった場合には、抜歯を選択した方がいいケースもあります。

ですが、まだまだ永久歯へ生え変わらず、乳歯を抜いてしまうと歯が無い期間が長くなるとこともあります。そのような場合は、歯の神経の歯科治療へ移行した方がいい事が多くあります。

 

永久歯への生え変わりは先だが、抜歯を検討する場合

永久歯への生え変わりにまだ時間を要する場合は、歯の神経治療をするのが基本となります。

しかし、歯の神経治療をしても感染が強くなかなか膿が減らず、歯の神経の歯科治療を終えられないといった場合は抜歯を選択する事も。

 

永久歯が生えてくるまで、抜歯した乳歯の部分には隙間が空いた状態となってしまうので、その期間中には保隙という装置で隙間を埋める歯科治療をする事があります。

保隙をしなかった場合は、症例によっては残った歯が移動してしまい歯並びが悪くなるリスクを考え、状況によって保隙と呼ばれる治療をします。

 

乳歯の歯の神経の治療は、虫歯になっていた期間が長かったり、子供が歯科治療を嫌がったりと様々な要素が加わるため、予後が悪い事もあります。ですが、基本的には乳歯の役割が果たせるように歯科治療をしていく事を考える事が大切となります。

(関連記事:なぜ歯は乳歯から永久歯に生え変わる必要があるのか

 

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乳歯の虫歯で悩んだら、自己判断をせず専門の診査を

このように乳歯の虫歯はその症例によって、大きく判断や今後の治療方法が異なります。そのため、お子様の歯の状態を目視で、おおよそで判断するのではなく歯科医院で詳しく診てもらうことをお勧めします。

お子様の大切な乳歯、そして永久歯を守るためにも歯科医師にちゃんと診てもらった方が良いのは間違いありません。虫歯がどんどん進んでしまってからでは、今後できる治療内容に限りがあるので、他の歯科治療同様、先手先手の予防が重要となります。

 

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名古屋市千種区で歯科治療を行うなら是非ご相談ください

最近ではセカンドオピニオンとして、現在他の歯科医院さんで歯科治療を受けていても、心配でご相談にいらっしゃる患者様も増えています。
現在に治療に対し、少しでも不安や疑問がある場合にはお気軽にご相談ください。
 

現在進めている歯科治療のままが最適なのか?またはより良い歯科治療が考えられるのかを細かく診て、判断いたします。また、お子様が歯科治療時に怖がり、泣いてしまう、なかなか歯医者さんへ行きたがらないといったケースもあります。当院ではできるだけお子様が怖がらないよう、安心してもらえるような歯科治療や取り組みも行っております。
 

【記事の執筆者】
阿部歯科副院長:阿部利晴(あべ としはる)

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患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。

歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
 

≪副院長 これまでの主な経歴について≫

1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ

2005年:愛知学院大学歯学部 卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員
2015年:阿部歯科 副院長
 

≪副院長 任命状について≫

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千種区を中心に地域に根付いた歯科治療を行う阿部歯科 副院長です。

「歯が割れてしまった!」という主訴で受診される患者さんがしばしばいらっしゃいますが、一言で歯が割れたと言っても実は様々な理由があります。
 

痛みがあるといった事に始り、舌で触ったら穴が開いている、食べ物が詰まるといった事まで主に気になる内容は多様です。

そういった歯が割れたといった困りごとですが、どのような理由で割れたか?によってその後の処置も色々と変わりますため、今回は専門の歯科医が詳しく解説をいたします。

2020年10月2日11:00 記事更新

歯が割れる理由.jpg

 

虫歯で歯が割れる要因

比較的多いのが虫歯で歯が薄くなり割れてしまったという場合です。

虫歯で歯が溶けてしまい、地面が崩落するように歯が割れてしまった状態です。

歯の構造は外側から硬いエナメル質、その下でエナメル質を支える象牙質、そして歯の神経である歯髄と内側に行くにしたがってそのような構造を取っています。

 

虫歯がすすみエナメル質の下の象牙質まで達っしてしまうと、エナメル質を薄く残して柔らかい象牙質の虫歯が先に進行していく事があります。その際に何か物を噛んだりした時の力で薄いエナメル質が崩落して、歯が割れたと感じる事があります。

 

しかし、実際には虫歯は以前から進行しており、歯に力がかかる事で歯が割れる事になります。

歯の割れ方は一部が割れる場合から、大きく歯の頭(歯冠)ごと崩壊する事もあれば、痛みが感じる場合と感じにくい場合とに分けられます。

その際に歯の神経がむき出しになる場合もあり、虫歯で歯が割れたという場合には比較的虫歯が深く進行している事が多くあるので注意が必要です。

 

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実は歯の詰め物が割れて取れていたケース

虫歯の他にも、実は歯の詰め物が割れて取れたのを歯が割れたと感じる場合があります。
 

歯の詰めものでは、特に樹脂系のレジンが割れる事が比較的多くあります。

・樹脂系のレジンが劣化して割れた

・レジンの下に二次虫歯(二次う蝕)ができて割れた

・レジンに噛む力が強くかかりすぎて割れた

など理由は様々です。

 

樹脂系の詰め物が割れる部位は、比較的力のかかる大臼歯(奥歯)が多く、前歯では割れる事は比較的少ないです。

前歯で樹脂系のレジンが割れる場合は、虫歯で崩落して割れている事が多いため、前歯で詰め物が割れて取れる場合には詰め物自体の問題よりも虫歯が原因として考えられる事があります。

 

嚙み合わせが強く、割れてしまうことも

「虫歯がない、詰め物も入っていない」といった場合に、歯の嚙み合わせが強すぎて割れる事もあります。

夜の歯ぎしりがあったり、食いしばりがあったりする事もしばしば確認されます。

歯の噛む力が強くて割れる場合には、治療をした事がない歯でも所々欠けるように歯が割れており、言葉の通り歯が割れている状態になります。

 

歯が割れる前兆として、歯に細かいヒビが入っている事もあり、力がかかった瞬間に突如歯が割れてしまい歯のカケラが取れてくるといった事もあります。

歯が割れてカケラが取れるくらいの場合は、割れた部位の歯科治療をして形を戻す事で治療を終える事もありますが、歯の割れが神経まで進行してしまった場合は歯の神経の治療に移行しないといけない場合もあります。

このような場合には、歯の痛みが強く出る事もあり、歯の割れ方やヒビの入り方によっては治療が長引くケースもあるので注意しなければなりません。

 

歯が割れる理由は実は様々

その他にも

差し歯に力がかかって歯が割れた

・転んで歯を打った

金属を歯で噛んだ

スポーツで歯を打った

など上記のように多岐にわたる理由がありますが、中には歯が割れないように予防する事ができる場合もあるので、歯には必要以上に力がかからないに注意して生活する事もひとつ大切な事となります。

(関連記事:歯に力が加わると、どうなる?

 

歯が割れてしまった場合は早急に専門の歯科医院へ

上記のような理由でもし歯が割れてしまった場合は、自身で判断せず、早めに専門の歯科医院へ行き、診てもらった方が良いのは間違いありません。
気にせずに放置してしまったことにより、割れた部分から細菌が入り、後に歯科治療が困難になってしまうこともあるので早期の処置が必要な場合もあります。
 

歯科医院にて視診だけでなく、レントゲンで歯の根の深い部分まで確認をし、どういった治療をすべきか?を判断した上で、歯科治療を行うことが重要です。
 

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千種区の阿部歯科では、様々なお口や歯のトラブルに対し、適切な歯科治療を行っております。
「歯が突然割れてしまった!」といったお困りごと以外にも、患者様のお口のお悩みにお応えしています。お気軽にご相談ください。

 

【記事の執筆者】
阿部歯科副院長:阿部利晴(あべ としはる)

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患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。

歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
 

≪副院長 これまでの主な経歴について≫

1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ

2005年:愛知学院大学歯学部 卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員
2015年:阿部歯科 副院長
 

≪副院長 任命状について≫

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名古屋市千種区を中心に地域に根付いた歯科治療を行う阿部歯科 副院長です。

本日は患者さんからよくいただくご質問・ご相談内容とその見解について、専門の歯科医の目線で詳しく解説いたします。


今回は「歯の周囲から味やの臭いがする・・・」といったご相談に関しまして、ご紹介したいと思います。
 

歯からの味.jpg

 

「歯の周りから何か味がします」という理由で、それが気になって歯医者さんを受診される方が時々います。

当歯科医院でもそういった理由で気になって受診をされる患者さんがしばしばいますが、歯の周りから味がする場合には実はいくつかの理由が考えられます。

【記事の更新日】2020年9月25日

 

虫歯が原因で味がするケース

詰め物の下に虫歯ができてしまい、それによって何らか味がする場合があります。
 

虫歯のケースではやや焦げたような感じや苦いような味がする事もあり、少し渋めの味の感覚を経験する事もあります。
 

詰め物の下から味がする理由は虫歯なので、レントゲンを撮影する事によって虫歯の形跡を発見できる事もあれば、視診によってすぐに分かる事もあります。

一方で、レントゲンにも写りにくく視診でも分かりにくいような小さめの虫歯の場合でも味がする事もあるため、注意しましょう。

 

このような場合には詰め物の接着剤が取れ小さな隙間から虫歯の味が漏れ出しているといった現象が起きていることもあります。

こういった症例では味がする部位を特定した上で、詰め物を外すことによって、はじめて原因を特定できるケースもあるのです。

虫歯が原因で味がする場合は、場所がはっきり特定できる場合と非常に場所が特定しにくい場合があります。

 

歯周病が原因で味がするケース

歯周病が原因で味がする場合にも特徴があります。

血の味がしたり、鉄っぽいような味、他には酸っぱいような味がする事もあります。

いずれも歯周病による感染と炎症によって、出血したり歯周ポケットからの浸出液が増える事で味がします。

 

他にも、深くなった歯周ポケットの中へ小さな食べ物のカスが入り込んでしまい、それによって食べ物の残りカスのような味がする事もあります。

歯周病で味がする場合は、やはり歯周病の特徴である炎症や出血が認められる事が多くありますので検査によって、当たりを付けやすくなります。

こういった時には、歯磨きの仕方の見直し(ブラッシング指導)歯医者さんでの専門的な掃除(PMTC)などによって歯周病の処置を行い、改善していきます。

 

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その他の理由で味がするケース

虫歯や歯周病以外の原因で、味がする場合にも様々なものがあります。

・詰め物の接着剤が取れた隙間に歯磨き粉や洗口液の成分が入り込んでいる。

・歯の根を埋めた薬の成分が漏れ出ている

・一時的に詰めた詰め物の間から薬剤の成分が漏れ出ている

・一時的な詰め物そのものの味

・歯や詰め物の段差に付着した汚れに由来する味

・複数の原因が混ざって味がしている

など、様々な理由で味がする事があります。


どのような理由においても一見して、原因が判別しづらい症例もしばしばあるので、そのような場合には可能性のあるものを一つずつ潰しながら原因を特定していく事が大切となります。

(関連記事:様々な口臭の原因

 

歯周囲の味でお困りなら千種区の阿部歯科へ

阿部歯科では、患者様からのちょっとした疑問やご相談にお応えしています。
少しでも歯やお口に違和感を感じたら、早めに専門の歯科医に診てもらうことが大切です。

お口や歯茎、歯の違和感はそのまま長く放置することで自然に治ることは少なく、むしろ悪化をし歯科治療が困難になってしまう場合がありますので早期治療を心がけましょう。

 

【記事の執筆者】
阿部歯科副院長:阿部利晴(あべ としはる)

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患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。

歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
 

≪副院長 これまでの主な経歴について≫

1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ

2005年:愛知学院大学歯学部 卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員
2015年:阿部歯科 副院長
 

≪副院長 任命状について≫

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名古屋市千種区を中心に地域に根差した歯科医療を行っている阿部歯科 副院長です。

当院では患者さんから様々な相談をされる事がありますが、その中でも「治療後の痛みはどうなるでしょうか?」といった心配をされる方もいます。


虫歯や歯周病など様々な理由で患者さんは歯医者さんを受診しますが、その日の治療を終えた後に急に痛みが出るといった事を経験した方もいるかもしれません。

歯科治療が終わった後に痛みが出る原因としては、歯の神経が炎症を起こしたり歯周組織がダメージを受けたりなど様々な理由が存在します。

【記事の更新日】2020年10月6日20時

 

歯科治療後に発生する痛みの要因と特徴

虫歯治療後に出る痛み

歯に大きな虫歯ができていて、歯科医院で治療を受けた後に、急に歯が痛み出すと事態が起きる事があります。虫歯を取る際に虫歯が神経のすぐ近くに到達している際に、虫歯を取る過程で歯の神経にダメージを受ける事があるためです。

 

レントゲンを撮った際に、虫歯が大きく歯の神経まで到達しそうな状態もしくは歯の神経にほぼ到達してるような際、実際の歯科治療を進める前にこのような痛みが出ることが予想できる事があります

 

歯の神経にまで虫歯が到達している際、基本的には感染している歯の神経を取り除いて根管内治療を開始することが基本となりますが、ギリギリ歯の神経を残して虫歯を取り除くといった治療をする事もあります。
 

この際に、歯の神経がダメージを受けてしまうことで歯科治療後に強い痛みが出ることがあります。そういった強い痛みが出た後には、歯の神経を取り除いて根管内治療へと移行する事がほとんどとなります。

 

このような「虫歯を取り除くことで強い痛みを感じる可能性がある場合」には、最初から歯の神経を残すことが難しいことが予想されることがあります。

一時的な弱い痛みの場合は、経過を観察した上で歯の神経をそのまま残すこともありますが、夜に眠れないような痛みが出る場合はやはり根管内治療へと移行する事となります。
 

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根管内治療後に出る痛みの傾向と特徴

歯の神経を取った際や感染した神経を取り除く根管内治療を行った後に痛みが出ることがあります。


これは、神経を取り除く過程で歯の歯周組織の炎症が強くなったり、根管内に存在する感染物質が治療中に一部押し出される事があるためです。

歯の神経を取った当日は歯周組織の炎症が強くなる傾向があり、二日や三日はズーンとしたような重い痛みが出る事がしばしばあります。

感染根管の治療を行った後に歯茎の周りが急に腫れてくる場合もあり、これも炎症が急激に強くなった結果となります。

 

これらの状態では消炎鎮痛剤や抗生物質などで対応していく事が多くなります。

歯の神経の治療をした際には、このような歯周組織の一時的な炎症の増悪が見られることが珍しくはありません、しかし「どのような理由で炎症が強くなったのか?分かれば、それに対する処置をしていく事も可能となります。
 

そのため、根管内に強い感染がある場合にはあらかじめ抗生物質を投与して歯科治療を行う事もあります。

(関連記事:歯の神経を取る時って痛いの?

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歯周病の治療後に出る痛みの特徴

歯周病の治療際、歯の周りについた歯石などを多く取る事があります。

歯の歯石を取る際にはスケーラーといった器具で歯石を取り除いていきますが、歯石を取り除いた後に歯がしみるといった症状が出るケースもあります。

今までは歯石によって歯への刺激がカバーされていたという事もありますが、歯石を取り除くことによって刺激が歯に加わりやすくなるためです。

 

それでは歯石を取らない方がいいのか?と言うと、歯の周りに歯石が残る事によって歯周病がさらに増悪したり炎症が強くなることがあるため、実際には歯石を取り除いて歯肉の周りの炎症を抑えたり清掃状況をよくしたりする事が歯周病の予防としては重要となってきます。

歯石を取り除いた後に一時的に歯がしみやすくなったり、歯肉の腫れが弱くなることで歯茎が下がったように感じる事もありますが、これらも歯周病治療の過程では定期的に認められます。

歯がしみやすくなって知覚過敏の症状が出てきた場合には、シミ止めの薬を塗ったりといった処置で対応していく事もあります。

お口の中の歯科治療の過程で、治療後に何かしらの痛みが出るといったことは時々起きますが、それらが起きた理由をはっきりさせることもその後の対処をしていく上では大切です。

 

歯科治療時や治療後の苦手な方へ

千種区の阿部歯科では、できるだけ患者様に歯科治療時の痛みやストレスを感じないよう、これから行う治療内容に応じた様々な処置や対策をいたします。「これまでに歯科治療後、強い痛みがあり、歯医者へ行くのが怖い…」「治療時の痛みが苦手…」といった方は是非ご相談ください。

患者様の痛みはもちろん、不安などを解消しながら適切な治療を進めていけますよう、治療計画を立案させていただきます。
 

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【記事の執筆者】
阿部歯科副院長:阿部利晴(あべ としはる)

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患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。

歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
 

≪副院長 これまでの主な経歴について≫

1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ

2005年:愛知学院大学歯学部 卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員
2015年:阿部歯科 副院長
 

≪副院長 任命状について≫

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千種区の歯医者 阿部歯科副院長です。

今日は多くの患者さんが気にされる「口臭の種類とその要因」について、専門の歯科医が詳しく解説いたします。特に「最近、家族や同僚から口臭に関し、指摘をされてしまった・・・」といった方は是非ご覧ください。お役に立てる内容です。

記事の更新日:2020年10月14日15:00

 

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口の中の臭いが気になる・・・という理由で、当院へご来院される患者さんが増えています。

口臭が気になるといった際のパターンとして、自分自身で気になったり、家族から指摘されて歯医者への来院へと至る方もいらっしゃいます。
 

口臭は他人から具体的に指摘をされていないものの、「自分で気になってしまう」といったケースもありますが、そのような場合は実は特別な原因が見つからないこともあります。

しかし、実際には虫歯歯周病といった原因で口臭がすることもあるので注意しましょう。

 

虫歯が要因の口臭

虫歯によって、特徴的な臭いがすることがあります。

虫歯は歯の硬組織が細菌の酸によって溶かされるため、焦げたような臭いがする事もあります。
 

虫歯の穴へ食べ物が詰まった際は、食べ物が腐敗したような臭いがします。そういった際は、デンタルフロスを使ったり、歯磨きをした時にフロスや歯ブラシから臭いがする場合もしばしばです。

 

そのような虫歯による口臭は、他人が感じる事もあり、家族や友人からそのような指摘をされます。

虫歯が原因で起きている口臭の場合、虫歯治療をする事が必要となります。

虫歯が原因で臭いがしているケースは、具体的な歯科治療を開始していく事が大切です。

 

歯周病が要因の口臭

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歯周病が原因で口臭がする際は、原因は口の中で繁殖した細菌から出ている嫌気性のガスが原因となることが多いです。
 

「歯周ポケット」といった細菌が繁殖しやすい部位へ汚れが溜まり、その部位で細菌がより増殖し、ガスを出すため口臭となる事があります。
虫歯の穴に詰まる食べ物の臭いというよりは、食べ物の残りが細菌とまざりあって、その結果として出てきたガスの臭いが口臭の原因となります。

 

歯周病の場合は、口の中に汚れが溜まること自体が口臭の原因となっているため、口の中の清掃状態を改善したり、歯医者へ行って定期的に口の掃除をするといった対処が必要となってきます。

歯周病がこれ以上進まないようにしたり、深くなった歯周ポケットを少しでも清潔にする処置を歯科医院で行う必要があります。

歯周病が原因の口臭の場合、何かを治すというよりは、歯周病がこれ以上進まない様に予防したり、口の中の汚れが溜まらないようにする対処が必要となってきます。

 

その他の要因の口臭

口臭を気にされて来院される患者さんのほとんどが虫歯や歯周病が要因ですが、中にはそれ以外の理由で口臭がある患者さんもいらっしゃいます。

例えば糖尿病であれば、特徴的な口臭となるケースもあります。
 

その他にも喉の奥の方に感染が起きていて、それが口臭となっている場合や、胃から臭いがしそれが口臭となっている場合もあるのです。

蓄膿症(副鼻腔炎)が原因で、自分で何か臭いがするといった訴えをされる患者さんもいらっしゃいます。
 

口臭の原因は様々なものがありますが、虫歯や歯周病といったある程度、特定可能な原因で口臭がする場合、専門の歯科医院で治療を開始するのがお勧めです。

(関連記事:悩む口臭...


 

口臭改善のための歯科治療なら、千種区の阿部歯科へ

当院では「それぞれの患者さんの口臭の要因が何か?」をまず探り、その要因に基づく効果的な歯科治療を行います。
それがブレてしまうと、勿論口臭が改善されることは無いため、的確な診査が必要となっています。

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阿部歯科では千種区内を中心に、毎月多くの口臭改善を目的とした歯科治療へ取り組んでいます。最新の歯科医療知識と技術により、口臭改善を行うため、早期に改善に向けて治療をすることができます。是非、一度ご相談いただければと思います。
 

【記事の執筆者】

阿部歯科副院長:阿部利晴(あべ としはる)

dental doctor abe.jpg

患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。

歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
 

≪副院長 これまでの主な経歴について≫

1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ

2005年:愛知学院大学歯学部 卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員
2015年:阿部歯科 副院長
 

≪副院長 任命状について≫

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千種区で歯医者をお探しなら、阿部歯科へ。阿部歯科TOPページはコチラ

千種区で地域に根差した歯科治療を行っております、阿部歯科副院長です。
専門の歯科医の視点で、患者様に役立つ情報をお届けします。


今回は患者様から定期的にお話をいただく「ブラッシング時に血が出てくる」といった相談への回答となります。

記事のリライト日:2020年10月21日20:30
 

歯ブラシに血が付く.jpg


歯を磨いていると歯ブラシに血がつく事を気にされて、ご来院される患者さんがいらっしゃいます。

 

そういった際に歯磨きのしすぎなのかなと思って心配されている方もいますが、歯磨きをして歯ブラシに血がついた場合に注意しないといけない事柄があります。


 

歯磨きによって歯ブラシに血がついたら…

普段歯磨きをして歯ブラシに血がついたことがあるという患者さんは、少なくないでしょう。

普段はあまり歯ブラシに血がつかなくても、たまに血がついたりし、その際にどうすればいいのかわからない…と言った心配をされます。

 

歯ブラシに血がついたので、磨きすぎかなと思って歯をそっと磨く患者さんもいますが、実は歯ブラシに血がついた際には逆によく磨かないといけないといった事実があります。

 

このように、歯ブラシに血がついた際には逆に歯をよく磨かないといけないという説明をすると、驚かれる患者さんも多いです。

その理由は恐らく、「歯ブラシで磨きすぎて血を出してしまった」と患者さんが勘違いしているためです。ですが本当は別の理由があります。

 

歯磨きで歯ブラシに血がつく本当の理由とは?

歯磨きの際に歯ブラシに血がつく理由を知ると、どうしてよく磨かないといけなくて、逆に磨かずにそっとしておくと駄目なのかがよく分かります。

 

歯ブラシの際に歯茎から血が出る本当の理由は、歯と歯肉(歯茎)の間にある歯肉溝の潰瘍から出血している事が理由です。


歯肉溝の潰瘍とは、胃潰瘍のように歯周ポケットの中に感染によって傷口ができている状態です。

この傷口を刺激したり触ったりすると簡単に出血するのですが、歯ブラシの際には歯茎の周りを磨くことで歯肉溝の中にある潰瘍をぐっと押し付けて、歯周ポケットの中から中に溜まった血を外に押し出しているという状態になっているのです。

 

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つまり、歯周病といった状態で歯肉溝の中に感染があり潰瘍ができている際に、歯ブラシによる歯磨きで歯茎をグッと押し付けて、歯周ポケットに溜まった血を外に押し出しているという状態となります。
 

これが歯磨きをした際に歯ブラシに血が出たり出血してくるという状態です。

そのため、歯茎からの出血を止めるためには歯肉溝にできた感染と潰瘍をなくす必要があります。

 

歯周病による感染は、食べ物の残りカスや細菌による増殖によってできたバイオフィルムを取り除くことが大切となるため、歯磨きによってその汚れを取っていく必要があります。

そういった理由から、歯磨きをして歯ブラシに血がついた際には逆に歯をよく磨かないといけないという事になります。

 

歯ブラシに血がつき、そっと磨かないといけない場合も

基本的には、歯周病による感染によって歯ブラシに血がつく際にはよく磨かなければなりません。
 

しかし、口内炎や口に大きな傷口ができているといった理由で歯ブラシに血がつく際は、歯周病の感染に対する歯磨きとは逆に傷をそっとしておかないといけないでしょう。

そのため、歯磨きの際に歯ブラシに血がついた際はそれが歯周病によって血がついたのか?、もしくは口の中に口内炎と言った傷口ができているのか?により、歯磨きの仕方を変えないといけません。

 

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歯磨きをして歯ブラシに血がついた際、歯医者さんを受診しどうして出血がしてくるのか?を確認して、どのような歯磨きをした方が良いかを確認することが大切となります。

 

歯磨きの仕方で悩んだら、千種区の歯医者 阿部歯科へ

千種区のの阿部歯科では、効果的な歯磨きの仕方もお伝えをしていますので、適切な歯磨きの仕方を知りたいといった方はお気軽にお尋ねください。
ブラッシングは基本的に毎日の朝・晩や、朝・昼・晩に行います。そのため、正しい磨き方を知り、歯周病や虫歯を適切に予防する必要があります。

 

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そしてブラッシングも大人の方と子どもへと、指導内容が異なります。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシ等の選び方もご指導していますため、是非当院へご相談をいただければ幸いです。皆様のご来院をお待ちしておます。

【記事の執筆者】
阿部歯科副院長:阿部利晴(あべ としはる)

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患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。

歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
 

≪副院長 これまでの主な経歴について≫

1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ

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2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
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2015年:阿部歯科 副院長
 

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