普段何気なく受けている治療に虫歯の治療があります。歯科の虫歯治療は一般的すぎて、お任せになってしまうのが普通になっています。もちろん術前に分かりやすく、歯医者さんがその虫歯の治療について説明してくれてはいると思いますが、専門的なことは分かりやすさを重視するために省いてしまっていると思います。
今回、千種区池下の歯科ブログでは少し専門的に突っ込んだお話をしていこうと思います。診療中に話したくても、なかなか話せないことをこのばを借りて説明していこうと思います。患者さんも診療質では緊張してしまって、なかなか頭に入ってこない虫歯の治療の説明を深掘りして少しだけ解説していこうと考えております。
充填処置って長くもつの?
歯を修復するということは、不可逆性の治療を歯に行うということです。必要がなければすることはないのですが、虫歯を削った穴は塞がなければなりません。その時に必要になる治療が充填処置になるのです。では、充填したところはずっと虫歯にならないですむのでしょうか?
実際に、歯科治療のほとんど多くを修復治療のやり直しに時間をとられてしまっている現実があります。修復物の周りから二次カリエスになってしまったり、詰め物が壊れてしまったりしてやり直しになってしまい、歯医者さんにまた治療で通わなくてはいけなくなってしまうのです。
歯科における充填治療の目的とは?
虫歯を削って直す、充填治療の目的にはいくつかありますのでそのいくつかを書いていきたいと思います。まず第一に、虫歯の進行を阻止するために局所的な因果要因の虫歯を除することです。第二に、細菌や細菌が産み出すもの、また砂糖や酸などが歯の神経に影響を与えないこと。第三に、機能的で審美性を回復すること。以上が歯科における充填の目的なのです。
虫歯除去の歯科器具
虫歯で汚染されてしまった歯を除去して、カリエスを患っている部分をとることをエキスカベーションといいます。このエキスカベーションを行うのに、様々な器具、インスツル面とがありますので一度ご紹介したいと思います。歯科では一般的でも、一般の方には耳慣れない言葉もあると思います。
① エキスカベーター
虫歯をエキスカベーターという器具を使って手で行います。健全な歯質を無駄に取り除かない歯に優しい器具です。
② ロースピードドリル
ロースピードコントラアングルハンドピースにつけられるラウンドバーで機械的に虫歯の除去を行います。
③ 化学的、機械的除去
特別な薬剤や、特殊な器具を使って虫歯を取り除きます。例えば、カリソルブなどがあります。
④ エアブレーション
圧縮空気で酸化アルミニウムの粒を歯に吹き付けます。エナメル質を除去してカリエス病変へのアクセスをしやすくするために用います。
⑤ レーザー
高エネルギーのレーザーで歯を少しずつ除去します。ドリルよりは痛みは少ないですが時間がかかります。エルビウムヤグレーザーなどがあります。
以上が、虫歯の修復治療に対するちょっとした解説です。専門性が高い話になると、患者さんは歯科医院では余計緊張してしまうのかもしれません。千種区池下の阿部歯科では診療室では緊張させることなく、ブログでより細かい説明をして納得できる説明と治療を目指していきます。宜しくお願い申し上げます。