こんにちは。虫歯の原因はプラークといいます、歯についた汚れになります。その歯垢というプラークを餌に、ミュータンスレンサ球菌が歯を溶かす酸を出して、虫歯になってしまうのです。口腔衛生処置で、化学的できることにプラークをなるべくつきにくくすることも必要になってきます。
今回、千種区池下の歯医者さんブログでは口腔内の細菌を減少させるために使われています抗菌剤がどのようなグループに分けられていて、どのような作用で働いているのかを少しだけお話ししていこうと思います。色々ありますので、一つ一つ説明していこうと思います。
陽イオン界面活性剤
陽イオンといいますのは、プラスに帯電したイオンになります。細菌の膜機能や細菌の付着、グルコースの吸収を阻害したりする作用があるのです。この陽イオン界面活性剤で歯科領域で使われてきたものに、クロルヘキシジンがあります。また30年以上使われてきましたビスビグアニドというものもこのグループに分類されます。
他の例としましては、歯磨き剤に配合されています金属イオンもこのグループに入ります。その金属イオンとしましては銅や亜鉛、スズがあげられます。うがい薬にフッ素と一緒に入っているものでは、アレキシジン・セチルピリニジウム塩化物・ヘキセチジン・サンギナリンなどもあります。
クロルヘキシジン
クロルヘキシジンはグルコン酸塩と酢酸塩として用いられます。歯医者さんの範疇ではグルコン酸塩を水に溶かした状態で使用することが多いです。クロルヘキシジンは口のなかに長時間残ることによりまして、歯やプラーク、粘膜に付着し続けます。濃度が低いと静菌作用、濃度が高いと殺菌作用が出てくるのです。
陰イオン界面活性剤
陰イオンはマイナスに帯電したイオンになります。細菌の膜機能やグルコースの吸収や代謝に影響を与えることができます。このグループに含まれますのはフッ化物やヨウ素、塩素があげられます。
非イオン性物質
この物質はグルコースの吸収を下げることになります。このグループに分類されますのはトリクロサン、チモール、オイカリプトールなどのフェノール性物質が含まれます。歯磨き剤にはトリクロサンが入っていたりします。リステリン洗口剤にはチモールが入ってます。
酵素
酵素は唾液中のリゾチームの効果を増強させます。歯磨き剤に配合されていますアミログルコシダーゼとブドウ糖酸化酵素は唾液中のペルオキシダーゼの効果を増加させたりします。
糖アルコール
糖アルコールはカリエスに関係します細菌やプラークに影響を与えたりします。
口の中を衛生的に保つにも、様々な化学的な方法があるのですね。千種区池下の歯科医院では引き続き、専門的ではあるかもしれませんがいろんなことを解説していきたいと考えております。