こんにちは、名古屋市千種区池下の歯科医院、阿部歯科です。加齢とともに出てくる全身的な病気の中に高血圧や糖尿病があると思います。患っている患者さんは循環器の内科さんや内分泌の内科さんに通って高血圧や糖尿病の状態のコントロールをするために頑張っていると思います。
高血圧や糖尿病の患者さんが歯医者さんを受診する確率は非常に高いと考えられます。歯科医療で頻繁に使用します歯科の麻酔、主に局所麻酔を使用する治療は多くなってくることと思います。
安全のために
歯医者さんで使う局所麻酔を安全に使っていることを知ってもらうことによって、患者さんに安心してもらって、不安な気持ちを少しでも減らせればと思います。医療従事者としましても、出来るだけ安心、安全に歯科医療を進めていきたいですし、せっかく来ていただいている患者さんに不快な思いをできるだけさせないように努力していきたいと思います。
歯科用局所麻酔薬
歯医者さんで使います歯科用局所麻酔薬についてお話ししていきたいと思います。局所麻酔薬のなかにはアドレナリンもしくはフェリプレシンというものが入っています。その作用としましては、麻酔の作用を強くしたり、麻酔が聞いている時間を伸ばしたりするためなのです。なぜそのようなことが出来るのかと言いますと、このアドレナリンやフェリプレシンは血管を収縮させる作用がありまして、麻酔薬を効率的にその場に停滞させることが出来るからなのです。
高血圧への影響
歯科の局所麻酔はリドカイン(キシロカイン)になりまして、血管を収縮させるアドレナリンが入っています。そのアドレナリンの作用によって、心拍数が増加してしまったり、心臓の筋肉の収縮する力が増えることによりまして、心拍出量が増加することにもなりまあす。血圧が上昇してしまう原因にもなります。
糖尿病への影響
糖尿病におきましてはインスリンの分泌が押さえられることや、グリコーゲンの分解などが活性化することによりまして、血糖値が上がります。また、歯科治療時のストレスも血糖値をあげてしまう理由にもなります。インスリンとグルカゴンのバランスが壊れることによりまして、糖尿病の患者さんへの内分泌系への悪影響を引き起こしかねないということになります。
名古屋市千種区池下の局所麻酔を考える歯科医院ブログ