池下の阿部歯科では治療が終わった患者さんは
定期的な口の中の掃除や定期診断をして再び虫歯ができないように管理をしていますが、
必要によっては1年ほどレントゲンを撮影していない場合には
細かい部位を確認するためにチェックのためにレントゲンを撮影する事もあります。
歯医者さんに通っているとレントゲンの撮影はよく行われる事ですが、
レントゲンでは分からない虫歯というのも実は存在しています。
歯医者さんのレントゲンで写るもの写らないもの
歯医者さんのレントゲン撮影で見えるものはX線が透過するものとなります。
つまり金属のようなうまくX線が通過しない物質と同じ部位にあるものは
金属の影に隠れて見えなくなってしまいます。
これは、レントゲン撮影で金属と虫歯が重なっていると
金属のみが写って虫歯が写らないという事になり虫歯の存在が隠されてしまう事を意味します。
金属だけではなく、他にもX線の透過の悪い一部のジルコニアといった材質も
それらの材質が重なる部位に虫歯ができた場合には
レントゲンで確認する事が難しくなってきます。
このような虫歯の場合には、視診で直接確認できる部位に虫歯が見えてきたり
痛みやうずきといった症状が出てくる事で虫歯の存在を疑う事になります。
金属の詰め物や被せ物を取ったらその下に虫歯が
レントゲンでは撮影する事ができずに、
さらに虫歯が目で見て見えるほどの大きさになっていない虫歯の場合には
金属の詰め物や被せ物を取ったらその下に虫歯ができていたなんて事も少なくありません。
痛みといった症状が出ていなくても虫歯はできている事もあり、
特に神経の治療を行って被せ物をした歯の場合には
虫歯が比較的大きくなってきても痛みも出ずに
かなり大きな虫歯となって目に見えるようになるか、
もしくは被せ物が取れるといった症状が出てから初めて虫歯の存在に気が付く事もあります。
見えないうちに金属の詰め物や被せ物の下に虫歯ができている症状としては
・冷たいものや温かいもので痛みを感じる
・何もしてなくても痛みを感じる
・咬むと痛い
・詰め物や被せ物から味がする
・詰め物や被せ物からにおいがする
・詰め物や被せ物の周りが黒くなっている
・違和感がある
・フロスをすると痛い
など、様々な症状が出る事があります。
これらの症状があった場合には金属に隠されてうまくレントゲンに写っていない場所に虫歯ができている事もあります。
そのため、見た目による視診やレントゲンによる確認だけではなく、
日頃の臨床症状といったものにも注目して隠れた虫歯がないかを注意深く観察していく事も大切となります。
予防歯科に力を入れている阿部歯科では池下から多くの患者さんが見えています
定期健診の際には視診やレントゲン、臨床症状の確認だけではなく、
見えにくい場所にできている虫歯に対して光を用いた専用機械を使用して確認したりと様々な方法で虫歯を確認できる体制を整えています。