【記事のリライト日】2017年11月29日(木)
千種区池下で来年4月、リニューアル開業する歯医者 阿部歯科副院長です。
今日は阿部歯科が顧問社労士をお願いする、名古屋駅前のワンネス社会保険労務士法人に行ってきました。今日の目的は「就業規則の作成」について・どのように進めていくのか?という打ち合わせを行いました。
企業や歯医者に何故、就業規則が必要なのか?
トヨタ自動車にしろ、ソニーにしろ大きな会社には就業規則が必ずありますが、今でこそ変わってきましたが就業規則がない歯科医院も少なからずあるようです。
就業規則は労働基準法にそって決められたその場で働く就業者の規律や労働条件の内容の事なのですが、これがないという事は院内で定まったルールがないとも言えてしまいます。例え就業規則がなくても実際には労働基準法などに即してルールが決まってくるのですが、それではスタッフの皆が何をして良くて何をしてはいけないのかというのが分からなくなってしまいます。そのため、就業規則というのは院内の環境を円滑にするという意味でも必須だと考えています。
就業者が10名以上の場合は就業規則を作る事が義務付けられているのですが、阿部歯科では最初の段階から就業規則を作る事を決めました。
特に就業規則ともなると労働基準法との絡みでとても専門的になるので個人で作る事はとても難しく、法律を理解せずに勝手なルールを作ってしまう可能性があります。そのため阿部歯科では社会保険労務士法人の顧問社労士の先生に監修をしてもらい専門家の意見を聞きながら就業規則を作る事にしました。
就業規則がないと、どうなるか?
就業規則がないというのは言ってみれば法律のない国になってしまいます。
就業規則を作らず、例えば院長の一存のみで全てが決まる医院では独裁国家のようになってしまいますし、逆にルールもなく好き勝手できる場所では単なる無法地帯になってしまいます。
そのため、「規律と労働条件」と書くと何かとても堅苦しい事のような気がしてしまいますが、身近なところでは学校の校則のようなものと捉えてもらうと分かりやすいと思います。
学校は学問や運動を含めた教育を受ける場所ですが、その教育を円滑に進めるために生徒の規律というルールを校則で定めています。それと同様に働く場所でも労働を円滑に進めるために就業規則というものが定められているのです。特に就業規則ともなると労働基準法も絡んでくる非常に専門性の高い内容となるので中には医院で就業規則を作っても出来合いのものや社労士の先生に任せっきりのものができてしまう事もあるようです。
しかしながら、上にも書いたように就業規則があれば明確なルールを定める事ができ、スタッフの方々が自身でどのように働けばいいかという事がはっきりと分かることができます。ただ、社労士の先生に丸投げしてしまっては自分たちで作ったのに内容も理解していないという形だけの無意味なものにもなりかねません。そのため阿部歯科では直接社会保険労務士法人で社労士の先生と協議を持ち内容を理解した上で就業規則を作成する事にしました。
就業規則と書くとすごく堅苦しく聞こえますが、就労する上での道案内と捉えてもらうと分かりやすいと思います。
阿部歯科では2018年4月の開業へ向けて、このような整備・仕組み作り等にも取り組んでいます。
千種区近隣地域の患者様はもちろん、当院で勤務いただけるスタッフさんにも「当院での時間を快適に過ごしてもらえるよう」注力してまいります。
多くの方々に信頼いただける歯医者を目指し、医院作りを頑張ります!