歯質の欠損は、機能や磨耗と関連しまして色々な経緯で引き起こされることがあります。最もよくあることに、咬耗や磨耗、侵蝕というものがあります。自分ではしらない間にそのような状態が起こっているのかもしれません。千種区池下の歯医者さんブログでこれらのことを紹介していこうと思います。
咬耗
これは咀嚼時のように歯と歯において、歯同士の接触の結果として生じた歯質の生理的な摩滅のことであります。特に咬耗は歯の咬合面や切端部分において最も明らかに生じます。最初は、小さな磨かれた咬合小面として現れることがあります。その後、咬合面を平坦にしていきます。一度削れてしまった歯はもう戻ることはありませんので、できるだけ早く発見して知ることが大切になります。
磨耗
これは異常な機械的過程による歯質の病的摩滅になります。磨耗の原因としましては、主に露出歯根表面に影響を与えるような不適当な、もしくは過度の歯磨き、ブラッシングや、いくつかの歯の特定な部位で、パイプや爪またはピンなどをくわえているような口腔習癖があるのかもしれません。
ある工場(鋳物工場、石の加工工場、鉱山)などでは、空気中の磨耗粒子がマスクのしていない作業員の歯と歯の間に入ってしまい、そして歯をくいしばるクレンチングや歯ぎしりであるブラキシズムをしてしまっていた場合において、磨耗を引き起こしてしまったことがあるそうです。
侵蝕
このことは化学的に引き起こされてしまった歯質欠損のことになります。主なものでは酸によるものがあげられます。侵蝕性の酸の原因としましては、外因性のものと内因性のものがあります。外因性のものとしましては例えば柑橘類または、そのジュースなどの食品やある種の化学工場における空気などがあげられます。そして、内因性のものとしましては神経性食欲欠如症におけるような習慣性嘔吐での胃酸の逆流があげられます。
歯質磨耗
咀嚼や、その他の顎口腔機能に関係しているすべての歯は、エナメル質が磨耗にたいして非常に抵抗力があるにも関わらず、徐々に咬耗していってしまうのです。歯質の欠損は、一般的に加齢、厳密に言いますと歯が咬合機能に関与してきた時間の長さに関係しているとされています。
現代社会
現代社会においては、歯の咬耗と年齢の関係は明らかではありません。といいますのも、我々が今日とっている食物は、著しく非磨耗性な食品が多いからになります。したがって、年齢との関係性は不明瞭でありまして、他の要素が重要になってくると考えられます。例えば、歯の数、その硬さ、石灰化の程度、歯の位置と配列、顎間関係、咬頭の高さや傾斜、歯の動揺度と歯周組織の状態、咬合力とブラキシズム習癖、唾液の量と質、食品の化学的、機械的要素そして口腔環境などがあげられます。
気になったら一度、名古屋市千種区の歯医者さん、阿部歯科に聞いてみてはいかがでしょうか?