患者さんの気持ち
阿部歯科で診療をしていて通院されている患者さんとお話をした際、「忙しい時は歯医者さんへ行く暇がなかなかなかったけど、こまめに行っておけば良かったと後悔しています・・・」、といった話を聞きました。確かに日常生活で忙しくて、歯医者さんにこまめに行く余裕がなかったという事でした。
確かに日々歯科診療をしていると、歯医者さんへ行きたいけど忙しくてなかなかまとまった時間が取れないという患者さんが結構います。ですか歯科医院の中で、常に働いてるとなかなか患者さんのそういった気持ちに気がつきにくい場合があります。
記事のリライト:2020年5月13日(水)
歯科医師の私自身も忙しい時期に「そろそろ髪を切りに行きたいんだけど、忙しくてなかなか時間が取れない」となって、その後も1ヶ月髪を切りに行けなかった事があります。
人間、何らかの緊急性がないとなかなか動くことができないといった側面があります。
このように「本当は行きたいんだけど、なかなかタイミング的に難しい」という患者さんは非常に多いのだと思います。
2018年4月から、生まれ故郷の千種区池下の地で新しくなる阿部歯科ではそういった患者さんも歯科医療をこまめに受けられるよう、診療時間的に大きな改革をしていきます。
そして時間の合間をぬって来てくださるので、患者さんが医院滞在中はできるだけリラックスできるような環境になるように歯科医院そのものと、システムを大きく変化させようとしています。
歯科医師院長、副院長という立場上のくくりはありますが、診療的に上下関係を設けておりません。それは、患者さんがこの日に阿部歯科に行きたいのにドクターの担当が変わってしまう、という心配を無くすためです。
阿部歯科では、治療方針を統一しておりドクターが変わるたびに治療方針が変わる、といった事態を取り除く努力を最大限にしております。
そのため、歯科診療において院長と副院長間で上下関係は作っておらず同一の学術的根拠や臨床的根拠に基づいて治療計画を立案します。どちらかがどちらかに治療方針を指示するというものではなく、診療の前の段階から同一の治療指針の価値観を擦り合わせています。
これによって患者さんが受診日を決める際に治療方針が変わってしまわないかという心配を最大限に減らす努力をしています。当然、カルテによる診療の申し送りは常に行われますが、「院長から副院長に治療が変わった時に」もしくは「副院長から院長に治療が変わった時に」申し送りが行われておらず、同じ話を何度もする羽目になった・・・、というような事態が起きないよう最大限の配慮をしています。
歯科治療時の方針にブレのない体制作りが重要
歯科医師ドクターが変わるたびに「この歯は治した方がいいとか、治さなくてもいいとか」治療方針がドクターによって違うという事態になると、一番困るのは患者さんのため、徹底的に治療方針そのものや治療に対する価値観を擦り合わせています。院長と副院長間で歯科診療の上下関係を作っていないのもその一環で、どちらかの個人的な考え方に頼って診療方針を決めるのではなく、学術的、理論的に理にかなった根拠を元にして治療の指針を決めるためにそのような制度を採用しました。
そのため、「こういう歯科治療法をどこかで聞いたから」「こういう方法もあると聞いた」というような曖昧な情報源では治療指針を決定しておらず、治療方法の情報源の確かさが得られるものを院長と副院長間とで協議して治療の指針としております。
こうする事で、忙しくて歯科医院に来られるタイミングが限られてくる患者さんでも常に同一の治療方針の歯科医療を提供できると考えております。
勿論、行くたびに味の変わる料理屋さんではお客さんが心配してしまうように、いつ行っても同じ味の美味しい料理が提供されるような、そんな、いつ行っても、歯科医師の担当が変わっても、治療方針が変わらずしっかりとしている歯科医院を阿部歯科では目指しています。
千種区のかかりつけの歯科医
歯が傷んだ時に、お口にトラブルがあった時にすぐに歯科医師の顔が浮かぶような歯科医院作りが大切と考えます。千種区内には数多くの歯科医院が存在します。その中でも近いからや遅くまで診療しているからといった理由ではなく、あの先生がいるから、あの歯科衛生士さんが親身になってくれるからと思っていただき、選んでいただけることに重きを置いています。
困った時にいつも力になってくれる歯科医院として地域の方々に認知していただける医院作りを行ってまいります。