こんにちは、千種区池下の広小路通前の阿部歯科 副院長の阿部利晴です。
皆さんはこれまでに歯に強い痛みを感じたことはありますか?一言で歯の痛みと言っても、痛みの種類やその要因は様々です。当歯科医院へ来院される患者様でも「歯の痛みが気になって治療にきました」「激しい歯の痛みで眠ることができません…」などの症状をお話いただくことが多いです。
今日は「歯の痛みの種類」といった内容へ注目し、詳しく患者さんへ分かりやすく解説いたします。
記事の更新日:2021年6月16日16時
歯の痛みの種類は実に様々
歯の痛みと言うと、冷たいものや熱いものを食べた時・飲んだ時にしみる…、何もしてなくても痛みがある…、食べ物を噛んだ時に痛い、寝る前に強い痛みが出てくる…といった症状から、歯の根元が痛い、歯茎が腫れた、顎の下が腫れてきた等、実に多くの種類があります。
特に「歯自体が痛いのか」「歯茎が痛んでるのか」が分かりづらい事も時折あります。
歯自体が痛いのか、歯茎が痛んでるのかで必要となる歯科治療は大きく変わってきます。また歯自体が痛んでる場合でも、歯の神経が痛みを感じているのか?歯の根の先が痛んでるのか?と色々な状態があるので注意しなければなりません。
いずれの場合にせよ、痛みを感じてから痛みが続く場合は、歯の神経や歯茎や骨に炎症が起きている要因が考えられます。
冷たいものを飲んで、一瞬だけ痛みを感じ、すぐに痛みがなくなる場合は知覚過敏であったり、虫歯によって歯の神経に刺激が伝わりやすくなっている事が多いです。
その他にも、歯の神経に刺激が伝わりやすくなって痛みを感じているのか?炎症自体が起きてしまって痛みを感じているのか?といった場合では、歯科治療内容が大きく変わります。
歯の神経に刺激が伝わりやすくなり、痛みを感じている場合は知覚過敏の処置や虫歯を取り、穴を埋めるといった処置を行います。そして、炎症による痛みの場合は炎症を抑える事がまず必要となってきます。
痛みの原因によって必要な歯科治療が異なる
親知らずが痛くて、物を飲み込む時に喉が痛いといった症状を経験される患者さんもいますが、こちら場合、まさに炎症によって親知らずの周りが腫れて物を飲み込む時に痛みを感じているといった状態です。このような場合は炎症の原因となった細菌による感染を抑えるため、まずは抗生物質を出して親知らずの周りを消毒し、炎症を落ち着かせるといった治療が大切になってきます。
そのため、一口に歯が痛いといった場合でも、「いつから傷むのか?」「どのように痛いのか?」「どのくらいの時間痛みがあるのか?」などのヒアリングで、痛みの部位と原因を突き止めていく必要があります。
その他にも歯が痛くさらにその歯の近くの目の下のあたりが痛いといった場合は、歯の外側に炎症が広がっている場合もあるため、特別何もしなくても痛みが続くケースでは強い炎症が起きている可能性があります。痛みは体の中の神経自体が感じているのですが、何かの刺激で感じるのか、炎症で痛みが引き起こされているのか、で大きく歯科治療の方向性が変わってきます。
千種区で歯の痛みでお悩みなら、お任せください
上記ご紹介をしましたように歯の痛みには多様な要因が考えられ、ご自身ではその理由を特定するのは難しいため、専門の歯科医院で診断することをお勧めします。
患者様の痛みの状態について、色々とご質問をした上、触診やレントゲン撮影等を行い、最初に痛みの要因を探ります。
そして要因がある程度、推測がついたら次に適切な歯科治療計画を立て、患者さんへと分かりやすくご説明をします。その際に分からないことがありましたら、お尋ねいただき、治療方針にご納得をいただいたところで実際の歯科治療を開始します。
歯科治療により痛みが解消しても、痛みの要因となっている食生活やブラッシング、日常での癖などをシッカリと改善しなければ再発してしまうリスクがあるため、治療後の今後の予防、ご自宅でのケアについてもレクチャーいたします。
【今回の記事の執筆者】
名古屋市千種区の阿部歯科 副院長:阿部利晴(あべ としはる)
「患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。
歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
≪副院長 これまでの主な経歴について≫
1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ
≪副院長 任命状について≫
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