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【歯科系】歯磨きで血が出る際の注意点

千種区で地域に根差した歯科治療を行っております、阿部歯科副院長です。
専門の歯科医の視点で、患者様に役立つ情報をお届けします。


今回は患者様から定期的にお話をいただく「ブラッシング時に血が出てくる」といった相談への回答となります。

記事のリライト日:2020年10月21日20:30
 

歯ブラシに血が付く.jpg


歯を磨いていると歯ブラシに血がつく事を気にされて、ご来院される患者さんがいらっしゃいます。

 

そういった際に歯磨きのしすぎなのかなと思って心配されている方もいますが、歯磨きをして歯ブラシに血がついた場合に注意しないといけない事柄があります。


 

歯磨きによって歯ブラシに血がついたら…

普段歯磨きをして歯ブラシに血がついたことがあるという患者さんは、少なくないでしょう。

普段はあまり歯ブラシに血がつかなくても、たまに血がついたりし、その際にどうすればいいのかわからない…と言った心配をされます。

 

歯ブラシに血がついたので、磨きすぎかなと思って歯をそっと磨く患者さんもいますが、実は歯ブラシに血がついた際には逆によく磨かないといけないといった事実があります。

 

このように、歯ブラシに血がついた際には逆に歯をよく磨かないといけないという説明をすると、驚かれる患者さんも多いです。

その理由は恐らく、「歯ブラシで磨きすぎて血を出してしまった」と患者さんが勘違いしているためです。ですが本当は別の理由があります。

 

歯磨きで歯ブラシに血がつく本当の理由とは?

歯磨きの際に歯ブラシに血がつく理由を知ると、どうしてよく磨かないといけなくて、逆に磨かずにそっとしておくと駄目なのかがよく分かります。

 

歯ブラシの際に歯茎から血が出る本当の理由は、歯と歯肉(歯茎)の間にある歯肉溝の潰瘍から出血している事が理由です。


歯肉溝の潰瘍とは、胃潰瘍のように歯周ポケットの中に感染によって傷口ができている状態です。

この傷口を刺激したり触ったりすると簡単に出血するのですが、歯ブラシの際には歯茎の周りを磨くことで歯肉溝の中にある潰瘍をぐっと押し付けて、歯周ポケットの中から中に溜まった血を外に押し出しているという状態になっているのです。

 

dental point recture1.jpg

 

つまり、歯周病といった状態で歯肉溝の中に感染があり潰瘍ができている際に、歯ブラシによる歯磨きで歯茎をグッと押し付けて、歯周ポケットに溜まった血を外に押し出しているという状態となります。
 

これが歯磨きをした際に歯ブラシに血が出たり出血してくるという状態です。

そのため、歯茎からの出血を止めるためには歯肉溝にできた感染と潰瘍をなくす必要があります。

 

歯周病による感染は、食べ物の残りカスや細菌による増殖によってできたバイオフィルムを取り除くことが大切となるため、歯磨きによってその汚れを取っていく必要があります。

そういった理由から、歯磨きをして歯ブラシに血がついた際には逆に歯をよく磨かないといけないという事になります。

 

歯ブラシに血がつき、そっと磨かないといけない場合も

基本的には、歯周病による感染によって歯ブラシに血がつく際にはよく磨かなければなりません。
 

しかし、口内炎や口に大きな傷口ができているといった理由で歯ブラシに血がつく際は、歯周病の感染に対する歯磨きとは逆に傷をそっとしておかないといけないでしょう。

そのため、歯磨きの際に歯ブラシに血がついた際はそれが歯周病によって血がついたのか?、もしくは口の中に口内炎と言った傷口ができているのか?により、歯磨きの仕方を変えないといけません。

 

dental point recture2.jpg

 

歯磨きをして歯ブラシに血がついた際、歯医者さんを受診しどうして出血がしてくるのか?を確認して、どのような歯磨きをした方が良いかを確認することが大切となります。

 

歯磨きの仕方で悩んだら、千種区の歯医者 阿部歯科へ

千種区のの阿部歯科では、効果的な歯磨きの仕方もお伝えをしていますので、適切な歯磨きの仕方を知りたいといった方はお気軽にお尋ねください。
ブラッシングは基本的に毎日の朝・晩や、朝・昼・晩に行います。そのため、正しい磨き方を知り、歯周病や虫歯を適切に予防する必要があります。

 

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そしてブラッシングも大人の方と子どもへと、指導内容が異なります。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシ等の選び方もご指導していますため、是非当院へご相談をいただければ幸いです。皆様のご来院をお待ちしておます。

【記事の執筆者】
阿部歯科副院長:阿部利晴(あべ としはる)

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患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。

歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
 

≪副院長 これまでの主な経歴について≫

1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ

2005年:愛知学院大学歯学部 卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員
2015年:阿部歯科 副院長
 

≪副院長 任命状について≫

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