千種区池下の歯医者 阿部歯科 副院長の阿部利晴によるブログで、アメリカの歯科医療についての事情等を載せています。

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当院副院長からのお知らせ、出来事のご紹介です。

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歯科治療には一般的に行われている治療法から滅多に行われない特殊な治療法まで様々な治療法がありますが、特殊な治療法の中にはやや科学的根拠の乏しいものもあります。その判断の難しい点が、あまり行われない治療法だからといって必ずしも科学的根拠に乏しいというわけでもなく、逆に一般的に行われているから必ず科学的根拠に基づいているというわけでもないという点です。滅多にやらない治療法だから間違っているというわけではないというわけでもなく、珍しい治療法でも治療成績の正しさが認識されているというものも実際多くあります。そこで今回は、では何をもってして正しい治療法なのか?という事に関してお話しようと思います。

正しいと思えば正しい治療法なの?

科学的根拠に基づいて言えばもちろんそんな事はありません。治療方法を説明できて痛みもなくなったから正しいという判断でもありません。「根拠に基づく医療:EBM(evidence-based medicine)」という言葉をどこかで聞いた事があるかもしれませんが、これは疫学や統計手法によってどれくらい「根拠」が正しいかと判断する事によって科学的妥当性の高さを決定しようというものです。しかし、このEBMですが言葉は普及しているものの「科学的正しさの判断」という点において意外と認識されていない部分も多くあるかもしれません。

論文、教科書、みんなが知っていれば正しい?

論文、教科書は研究や過去の論文をもとにして執筆されていますが、実は論文に出ていたり教科書に載っていれば必ず正しいというわけでもない点が難しい点です。それを説明するものの一つにネイチャーで発表された有名な報告があります。その報告では過去行われた重要な癌の論文の研究結果の70%以上に再現性がなかったと報告されました(NIH mulls rules for validating key results. M. Wadman, Nature. 2013. Raise standards for preclinical cancer research. C. G. Begley. Nature. 2012.)。再現性がないとはつまり、同じ手法で同じ実験をしたにも関わらず研究の報告通りの結果が出なかったという事を意味します。もちろん、再度実験をした人の手法や使った試料に問題点がある場合もあるため再現できなければ必ず間違った論文というわけではないのですが、実はこの再現性の確認、「追試の成功」といいますが、これは科学的根拠を示す重要な事柄の一つとなります。逆に追試に成功しないと科学的妥当性を疑われる事もあります。そのため、論文に出ていれば必ず正しいというわけでもなく、その論文をもとにした教科書も必ず正しいというわけではないのです。

では、みんながよく知っているよく普及した知識であれば正しいのでしょうか?みんながどれくらいよく知っているのかというのは判断がしづらいところですが、論文には被引用数というものがあります。被引用数はその論文が発表されてからどれくらいの科学的な研究に根拠として採用されたかを示す数なのですが、この被引用数は非常に様々で誰もが知る有名な論文雑誌に出たものの被引用数が1桁のものから、あまり有名でない論文雑誌に出た論文が3桁の被引用数を超える事もあります。そのため、どういう論文雑誌に出たかという事自体がこの被引用数に必ずしも影響するとも限りません。

そしてこの被引用数が多ければ多いほどよく普及しているとも言い換えられます。この、被引用数が多くてみんながよく知っていれば正しいのかというとこれが困った事に被引用数が非常に多くても再現性がない場合さえあります。実際に被引用数1000を超える非常に有名な論文の執筆者本人が実験に再現性がないから今後論文を引用しないでくれと発表した事さえあります。被引用数1000というのは論文でいえばかなり有名な論文と言えます。そのため、論文やその治療法がよく広まっているため科学的に正しいという事も言い切れなくなってしまうのです。

正しい治療法の根拠とは確定的ではなく確率的に決まってしまう

このように、確実にこれがあれば100%正しいと言える基準(確定的な基準)が実ははっきりとないため、EBMでは科学的根拠の強さを統計手法によって確率的に求めるようになっています。そのため、発表された論文や治療法の正しさも関連論文を複数統計手法にかけて比較して判断したり、治療方法の成績を疫学的に判断して根拠の強さを判断しています。あくまでも根拠的に強いか弱いかという判断基準になるため、絶対正しいという言い方はできないのです。実際の臨床では発表されたオリジナルの論文、新たに発表された論文、治療手法、再現性の有無、被引用数、統計手法による解析、レビューなど様々なものを総合判断する事になります。そのため科学的根拠に基づく歯科医療を実践するために、千種区の歯医者の阿部歯科では日々発表される新しい論文を確認しつづけて勉強しつづける事を大切にしています(過去の記事:日々新しくなる歯科治療の学び方)。

執筆:阿部歯科 副院長/臨床コーディネーター

阿部 利晴

執筆論文掲載雑誌一覧

2018年

1) Science Translational Medicine (サイエンス姉妹誌)

2017年

2) Journal of Clinical Periodontology

2015年

3) Science Translational Medicine (サイエンス姉妹誌)

4) Nature Communications (ネイチャー姉妹誌)

5) Advances in Experimental Medicine and Biology

6) The Journal of Immunology

7) Infection and Immunity

2014年

8) The Journal of Immunology

9) Cell Host & Microbe (セル姉妹誌)

10) The Journal of Immunology

11) Science Translational Medicine (サイエンス姉妹誌)

2013年

12) Seminars in Immunology

13) Journal of Immunological Methods

14) Cellular Microbiology

2012年

15) The Journal of Immunology

16) Nature Immunology (ネイチャー姉妹誌)

2011年

17) Molecular Oral Microbiology

 

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親知らずが腫れたり歯が痛くなった際に細菌感染を抑える目的で歯医者で抗生物質が出る事がありますが(過去の記事:細菌感染について抗菌薬の種類)、どのような抗生物質を出すのかどのように決めているか疑問に思った事はないでしょうか?引っ越しなどで別の場所に引っ越すなどで何件かの歯医者さんにかかって抗生物質をもらった事がある方は歯科医院によって違った抗生物質をもらって不思議に思った方もいるかもしれませんね。

歯医者はどのように出す抗生物質を決めているのか

患者さんが特定の種類の抗生物質にアレルギーを持っている事が問診から分かる場合はその種類の抗生物質を避けて別の種類の抗生物質を出すのはもちろんなのですが、では最終的に出す抗生物質をどのように決めているかとなると、一般的に口の中の細菌感染に対応する広く使われている抗生物質を出すという慣習的な部分が多くあります(過去の記事:歯医者で使う抗菌薬(抗生物質))。もちろん口の中の細菌に効き目の高いものが選択されて慣習的に使われているのですが、口の細菌は数百種類にもおよびますので特定の細菌をさしてよく効く抗生物質が選ばれているというわけではありません。あくまでも口の中の細菌感染を起こすであろう数多くの細菌に広く効果が期待できるものを選んで処方されているのです。

細菌感染を起こした原因菌に抗生物質は必ず効く?

口の中の細菌感染を起こす可能性のある数多くの細菌に広範囲に効く事を抗菌スペクトルが広いと表現しますが、抗菌スペクトルが広くても実際に細菌感染を起こした原因菌に必ず抗生物質が良く効くとは限りません。抗菌スペクトはあくまでも効く細菌の種類の多さを表しているのでその範囲からはずれた細菌に対しては効果が薄れる事になります。そして出した抗生物質の抗菌スペクトルの範囲からはずれた細菌が口の中で感染を起こした原因となっていた場合は抗生物質が効かなかったり効きが悪くなってしまいます。そのため、抗生物質を飲めば必ず細菌感染が抑えられるとは限らないのです。

細菌への抗生物質の効き目は細菌の最小発育阻止濃度で決定される

実際には抗生物質が細菌に効くかどうかを調べるためには抗生物質をまぜた培地で細菌が増殖するかどうかを調べる事が必要となります。その際に抗生物質の濃度を変えて、より低い濃度でも細菌の増殖を抑えられる場合はその抗生物質が強く細菌の増殖を抑える事ができると分かります。しかし、培地上で細菌を発育させるためには数日かかる事もあり実際に歯医者さんで抗生物質が細菌に効くか培地で確認して調べてから処方するという事は非現実的になってしまいます。感染が強くてすぐにでも抗生物質を処方して感染を抑えないといけないのに数日待って検査を確認するという方法は非現実的だからです。そのため、実際の歯医者さんでは抗菌スペクトルの広い抗生物質を処方して感染を抑えようとするのです。

30分ほどでどの抗生物質が効くか調べる試みが始まっている

培地上で細菌を増殖させる場合は実際に目で見て細菌が増えているか確認するのですが、これは一個の細菌が時間の経過とともに増殖して肉眼でも見えるくらい増えたのを確認して増殖しているという事を調べるのですが、1個の細菌が肉眼で見えるくらい増殖するのには長い時間がかかります。細菌の増殖速度はそれぞれの菌によって異なるのですが1個の細菌が2個に分裂するのにかかる時間を倍加時間(Doubling time)と言います。この倍加時間が早い細菌ほど早く増殖するのですが、口の中の細菌が目に見えるほど増殖するためにはやはり数日はかかってしまいます。そしてこの倍加時間は重い感染症ほど早いというわけでもないところが培地による増殖の確認の難しさをさらに増しています。例えば歯周病を増悪させる細菌で有名なポロフィロモナス・ジンジバリスでは培養に3日もかかってしまいます。このように培地を使った抗生物質の効き目の判定は時間がかかるため実際に歯医者さんで行うには非現実的となってしまうのです。

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ところがここ最近になって素早く細菌の増殖を確認しようという試みが始まっています。その方法は抗生物質に対して細菌が増殖するかどうかを確認する事には変わりないのですが、肉眼ではなく顕微鏡を使って実際に1個の細菌が2個、4個と分裂していく様子を確認して細菌の増殖が抗生物質によって抑えられるかどうかを直接見ていくという方法です。この方法では細い道のような場所に細菌を1個入れて増殖する場合はその道に細菌が一列になって増えているかどうかを見ています。そして抗生物質が細菌に効く場合はその列が長くならないという事になります。

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口の中の細菌は複数の細菌が感染した混合感染がほとんどんなのですが(過去の記事:微生物とは(歯科に関わる病原菌))、この方法で試みられている抗生物質の感受性試験では細菌の種類をいくつかに分離して調べる事が試みられています。その方法は細菌の大きさによって細菌を選別してそれぞれの細菌に対して抗生物質の効き目を調べるという方法なのですが細菌の大きさだけでは数多くの細菌を分けきる事ができずにまだ数種類にとどまっており、この方法を口腔内の感染に応用するにはまだまだ研究が必要になりそうです。しかしこのような方法がさらに発展すれば歯医者さんで30分ほどでどの抗生物質が良く効くか判定できるようになる日が来るようになるかもしれません。そうすれば親知らずの腫れや歯の根の先に膿ができて痛いなのどの症状を素早く効果的に抑えられるようになるかもしれません。そして、さらには今後も問題視される多剤耐性菌を増やしてしまう可能性を下げる事もできるようになるかもしれません(過去の記事:口腔外科でも問題となる多剤耐性菌とは)。今池から5分の歯医者の阿部歯科では院長、副院長ともに口腔外科出身なので腫れてしまった親知らずの処置をする事も多いため腫れを抑える目的のために抗生物質を処方する事もあり、今後抗生物質がよりよく効く手法が実用化されるようになるのか目が離せません。

参考文献

1) Antibiotic susceptibility testing in less than 30 min using direct single-cell imaging. Baltekin O. et al. PNAS. 2017.

2) Adaptable microfluidic system for single-cell pathogen classification and antimicrobial susceptibility testing. Li H, et al. PNAS. 2019.

 

 

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千種区の阿部歯科が歯医者として開院してから80年が過ぎました。阿部歯科が開院したのは第二次世界大戦の前で名古屋の空襲の際に祖父と祖母がまだ赤ん坊だった父を抱いて空襲から逃げたという話を私にしてくれた事を覚えています。その当時は何となく聞いていましたが戦後の復興を通して祖父が阿部歯科を続けていた事が今に繋がっているのだなと感慨深くも感じます。そして現在、千種区では阿部歯科が最も古くから続いている歯医者になっているのではないでしょうか。

祖父が歯科医師になった当時

祖父である先々代の阿部歯科院長の阿部鉎弌は明治生まれで千種区の池下で生まれ育ったのですが、昭和8年に日本最古の歯科大学の東京歯科医学専門学校(現在の東京歯科大学)を卒業して歯科医師になっています。当時は東海地方に歯科大学はなく歯医者になるために東京の東京歯科医学専門学校に行く事にしたそうです。祖父が通っていた当時の校長は血脇守之助先生でした。野口英世の伝記を読んだ時に血脇先生が出てきたのを思い出しますが、祖父も当時その事を私に話してくれました(過去の記事:歯科医師の祖父の思い出)。

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戦後の阿部歯科

戦後になって空襲で焼けてしまった土地に阿部歯科の建物を新しく建てたのですが、昭和30年頃にもなれば街も大分復興し広小路通り前も大分賑やかになったようです。当時の広小路通りには路面電車が走っていて池下駅には路面電車のターミナルがあったようで移動も現在のように便利だったのかなと想像します。当時から広小路通りは広い車幅だったものの歩道はまだ一部未舗装だったのがこの記事の一番上に貼った当時の阿部歯科から撮った写真から分かります。高い建物もまだまだなく今の様子とは大分様子も違いますが現在の歩道の街路樹に当時の面影があるように見えます。

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父の先代院長も祖父と同じ歯科大学へ

父の阿部本晴も祖父の出身校である東京歯科大学に行ったのですが、父が歯学部に入った当時もまだ東海地方に歯科大学はなく、東海地方最初の歯学部である愛知学院大学歯学部ができたのは父が東京歯科大学に入学した翌年の事だったそうです。父が東京歯科大学に入学した時はまだ昭和39年の新幹線開通前だったので東京に行くのも大変だったそうです。卒業後は愛知学院大学歯学部の口腔外科学第二講座(現在の顎顔面外科学講座)へと入局し医局の助教授を経て阿部歯科院長として祖父のあとを継ぎました。

阿部歯科リニューアルオープン1周年

開院してから80年が過ぎた阿部歯科も現院長の阿部丈洋が3代目院長として就任して今年の5月には阿部歯科リニューアルオープン1周年を迎えました。混みあっている際はお約束も取りづらくなっているとは思いますができる限りたくさんの地域の皆様の口の健康をこれからも守っていければいいなと思っています。

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池下の歯医者の阿部歯科ではこの時期になるとお子さんが幼稚園に入ったり小学校に入ったり学年が上がって乳歯や永久歯の生え変わりが気になる方が相談に来られる事が増えてきます(過去の記事:子供の歯の生え変わりが遅い場合)。乳歯と永久歯の関係を考えると永久歯が虫歯や歯周病で歯を治療しないといけなくなったり、症状がすすんで歯が抜けてしまったりした場合に歯が乳歯から永久歯に生え変わるように新しく生えればいいのにと思う患者さんもいるかもしれませんが、そもそもどうして乳歯から永久歯に生え変わる必要があるのでしょうか?子供の時に最初から永久歯が生えてきてそれを使い続けてはだめなのか?というお話をしようと思います。

乳歯が抜けて生え変わる必要があるの?

実は人だけでなく猫も犬も乳歯があり永久歯に生え変わりますが乳歯が抜けて永久歯に生え変わるのならば乳歯って本当に必要なの?という事になりますが、乳歯は永久歯よりも骨の中に埋まっている歯の根の長さが短く「長持ち」という点では永久歯よりも大分劣ります。そういった事情もあって乳歯は生えた時から生え変わる事を前提としていますが、それならばどうして最初から永久歯が生えてこないのでしょうか。もちろん乳歯から永久歯に生え変わる事で虫歯になってしまった歯をリセットできるという点では良いのですが、もちろん虫歯をリセットするという理由で永久歯に生え変わるように進化したというわけではありません。

永久歯は子供の顎の大きさに比べて大きすぎる

子供の顎の大きさを見てみると分かるのですが、大人と比べると子供の顎はかなり小さい事が分かります。歯の生えはじめた小さな子供の顎の大きさは大人の半分以下の子供もいます。そしてその小さな顎に対して永久歯は大きすぎるという問題が乳歯から永久歯に生え変わる大きな理由となります。では、大きすぎる歯が小さな顎に生えてしまうとどうなるのでしょうか?例え歯が大きくても少しずつ顎の大きさに合わせて歯が順番に生えていけばいいのでは?という疑問もわいてきます。

歯の並びは石橋のようなアーチを作って安定している

歯の並びを見ると奇麗に並んでいる状態では歯は石橋や石造りのアーチのように弓なりの状態で並びます。

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人の歯は前歯、犬歯、臼歯(小臼歯、大臼歯)によって噛むときの役割があり、その中でも犬歯が適正な位置にある事が噛むという機能において大切となっています(過去の記事:犬歯について)。その際に歯の並びが奇麗なアーチ状を作る事で前歯と犬歯そして臼歯が噛むという機能において十分能力を発揮させる位置に収まるようになっているのですが小さな子供の顎に永久歯が生えてしまうとそれぞれの歯の種類が適切な機能を果たすための奇麗なアーチ状に並ばないという問題が出てきてしまいます。そのため、小さな顎の子供の頃には小さい歯の乳歯が生えて適切なアーチ状の歯並びを作り、顎が大きくなってきた頃に乳歯が大きな永久歯へと生え変わってその顎の大きさに合わせて奇麗なアーチを作るというようになっています。

 

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そして、乳歯の役割は子供の小さな顎の中で歯並びの奇麗なアーチを作るだけでなく、大人の歯が生えてくるための道しるべのようなガイドとしての役割も果たしています。ひとたび顎の成長が完了して永久歯が生えて奇麗なアーチを作ればそれ以降歯のアーチが崩れる事もないので永久歯がその後に生え変わる必要はないという事になってきます。ただ、どうして人の歯がこのような進化をしたのかという理由はよく分かっておらず顎の大きさに合わせて歯の大きさが合わせられていると考えると進化は本当にうまくできているなと思います。

 

 

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千種区の歯医者の阿部歯科では日頃から治療のみではなく患者さんの来院しやすさや安心感という点においても目を向けるようにしております。歯科医師として病気を治すのはもちろんの事ですが、患者さんの不安や心配という点にも目を向ける事も非常に大切だと考えています。そのため、日頃から阿部歯科では患者さんからの視点で安心できる歯科医院を作るために色々な取り組みをしていますが、今回は患者さんがより安心して阿部歯科のホームページを訪れられるようにホームページのセキュリティを大きく向上させました

ホームページでの通信が暗号化されました

ホームページにはその所在地を表すURLがあるのはご存知だと思いますが、そのホームページにアクセスしたりホームページから情報を送受信したりする際にデータはインターネットの中を通る事になります。インターネットの中で情報が送られる時には情報が暗号化されて送る方法と暗号化せずに贈る方法があります。阿部歯科では患者さんがより安心して阿部歯科に初診の相談などができるようにするためにこの情報の送信を暗号化して他の人にはわからないようにやり取りできるようにホームページのセキュリティを向上させました。

医療機関だからこそ安心して相談できる環境を

現在では歯科医療機関での暗号化通信の普及は半部あるかないかといったところで、ホームページにアクセスしたりやりとりをする際に暗号化せずに行う事もめずらしくはありません。しかしながら、患者さんが安心して阿部歯科に歯の悩みについて相談ができるようにこのたび阿部歯科全体のホームページを暗号化通信に対応させました。これによってインターネットを通して阿部歯科にアクセスしたり初診の相談をした際の安心感が非常に大きく向上しました。

阿部歯科ホームページの常時SSL化

阿部歯科のホームページのアドレスを見ていただくと分かるのですが、URLがhttpではなくhttpsから始まるように変更されました。この作業はホームページの常時SSL化と呼ばれ、この事によって阿部歯科での通信はすべて暗号化される事となり外部の誰からもわからないような非常に高いセキュリティを確保できるようになりました。今回のセキュリティ向上のために阿部歯科ではホームページの見た目は変わらないものの1か月の作業期間を費やして高セキュリティのサイトに改変しました。阿部歯科では歯科治療だけでなく患者さんから目が届きにくいありとあらゆる事で安心して来院していただけるためにこのような患者さんがなかなか気がつきにくい事でも時間と労力を費やしてでも対応する事が大切だと考えています(過去の記事:阿部歯科の耐震設計阿部歯科のセキュリティへの取り組み)このような、なかなか分かりにくい事でも患者がさんがより安心できるように改善していく事ですべての患者さんが安心して阿部歯科に通えるようになっていければいいなと考えています。

 

歯医者さん独自の臭いを減らす取り組み.jpg

歯医者さんでは独特なにおいがしますが患者さんによっては歯医者さんのにおいが苦手な方も多くいると思います。歯医者さんのあの独特のにおいは歯科材料や薬が主な原因となっているのですが、千種区の歯医者の阿部歯科では歯医者さん独特のにおいを減らす取り組みをしています。

歯医者さんのにおいがする!

歯医者さんに入った時に歯医者さんのにおいがすると思う患者さんも多くいると思いますが、歯医者さんだけに限らず医療機関では独特なにおいがしますよね。歯医者さんのにおいも特徴的で私が子供の時は祖父や父親が治療をしている診療室に入ると歯医者さんのにおいを感じていました。歯科医師として働いてからはにおいに慣れてしまい歯医者さん独特のにおいがすでに分からなくなってしまったのですが、ほぼ全ての歯医者さんも同じで慣れすぎて歯医者さん独特のにおいが分からなくなってしまっています。ですが、患者さんにとっては普段あまり嗅ぐことのないにおいなので歯医者さんに入った途端独特のにおいを感じる事も多々あると思います。

歯医者さん独特のにおいの元

歯医者さん独特のにおいの元は歯科材料や薬剤が主なのですが特ににおいの元となる事が多いのが歯内治療に使うホルクムレゾールや入れ歯の修理に使う即時重合レジンと呼ばれる独特の材料からくるにおいです。ホルムクレゾールはいかにも薬品のような香りがして即時重合レジンはプラスチックのようなにおいがします(過去の記事:歯医者さんの診療室の独特なにおいの理由)。

ホルムクレゾールはかつては歯内治療で消毒を目的によく使われていたのですが、今は使われる事は減っており阿部歯科でも現在は使用しておりません(過去の記事:最近の歯の神経の治療方法の進化)。歯内治療にホルクムレゾールを使用している歯科医療機関もまだまだありますが非常ににおいも強く、歯医者さん独特のにおいを作っている薬剤のひとつです。即時重合レジンは歯科治療に使うプラスチックの様な材料なのですが、液と粉を混ぜ合わせる事で重合反応を起こし固まります。即時重合レジンの液は揮発しやすくこの液が歯医者さん独特のプラスチックのようなにおいを作り出している理由の一つになります。他にも歯医者さん独特の材料や薬剤がありますが比較的これらの歯科材料や薬剤がにおいの原因になる事が多いです。

阿部歯科の歯医者さん独特のにおいを減らす取り組み

歯医者さん独特のにおいを減らすために阿部歯科では様々な取り組みをしています。ホルムクレゾールなどの歯科治療で使う事の減ったにおいの強い薬剤を置かないようにする事も取り組みの一つですが、他にも待合室には空気清浄機を設置してにおいの粒子をフィルターで回収してクリーンな空気を供給するように取り組んでいます。他にも加湿器を各診療室に設置して湿度を保つ事でにおいの粒子を拡散させにくくしつつ加湿器にはわずかにアロマなどの香料を加えて患者さんにとって居心地がよくなるように努めています。

歯科医療機関で働いている歯医者さん自身はにおいに慣れすぎているため歯医者さん独特のにおいがほとんど分からなくなってしまっていますが、患者さん目線で考えれば歯医者さん独特のにおいは患者さんの緊張感を誘う可能性があるので歯科医療従事者自身が気になるかどうか以上に気を止める必要があると考えています。

他にも阿部歯科では昼休憩中などに定期的に一番奥の診療室から受付側まで窓を開けて風を通して空気を入れ替えるという事を積極的に行っています。歯医者さんでの居心地や歯科医院独特のにおいを減らすなどの取り組みでより患者さんが過ごしやすい阿部歯科ができればいいなと思っています。

 

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歯にはデンタルプラーク(歯垢)やバイオフィルムと呼ばれる口腔内細菌と細菌の出した細胞外物質などが混ざった汚れの塊が歯の表面や虫歯の溝の中に強固に付いています。歯の形は非常に複雑な場所では歯ブラシなどでは届きにくかったり歯の溝の中には歯ブラシが入っていく事はできません。さらに口の中の細菌が歯の表面に作ったバイオフィルムと呼ばれる細菌の集団の汚れは非常に強くついているため歯医者さんで口の中を専用の機械で剥がすように取り除かないとなかなか奇麗に除去できません。それでも日頃の歯ブラシや専門の機械でもなかなか届かない部位もあるのですが、科学雑誌サイエンスの姉妹紙のScience Roboticsから磁力の力を利用して細かい部位の歯の汚れを取るロボットに関する論文が出ました。(Catalytic antimicrobial robots for biofilm eradication. G. Hwang et. al. Science Robotics. 2019.)

磁力を動力にしてロボットを動かして歯の汚れを取り除く

論文では0.0002mmほどの酸化鉄のナノ粒子と過酸化水素水を主に使って専用の磁力を発生させる機械で粒子の動きを操って細かい部分の汚れを取ると説明しています。口の中の細菌の大きさがおおよそ0.001mmほどなので細菌よりもずっと小さな粒子を利用して汚れを取る事になります。酸化鉄の粒子を利用する事で磁力に引き付けられた酸化鉄ナノ粒子の集団が磁力の方向に合わせてホウキのような構造体を作って細菌や汚れをかき取りつつ加えられた過酸化水素水の作用で酸化鉄から抗菌性のフリーラジカルが出る事で細菌を死滅させると説明しています。この他にも強固にできたバイオフィルムを分解するためにいくつかの酵素を加えるとしていますが、実際に実験された汚れの除去試験ではものの見事に細菌も汚れもかき取っていました。動きも非常に繊細で磁力によって誘導された酸化鉄ナノ粒子の集団がわずか0.2mmほどの空間をすべるように移動して汚れを除去していました。

さらに別の方式も用意され、3Dプリンターを使って酸化鉄ナノ粒子を含んだドリル状のロボットを作っていました。3Dプリンターは歯科領域でも活躍されるようになってきており(過去の記事:将来的に3Dプリンターを利用した歯周病治療ができるかも)かつてはなかなか作れなかったものが作れるようになってきています。酸化鉄ナノ粒子で作り上げたドリルは写真で確認すると小さいものではおおよそ直径が0.5mmほど、長さが1mmほどのドリルロボットで1.5mmほどの空間をくるくるとドリルのように回転しながら移動して汚れをはぎ取っていきます。パイプ状の空間の中にたまった汚れをドリルロボットが磁力の力で操作されてくるくると回転しながら掘り進んでいく光景は色々な可能性を感じさせられます。

歯の汚れを取るだけにとどまらず

論文では虫歯予防のための歯の表面の歯垢やバイオフィルムの除去だけでなく歯の神経の治療の際の汚れ取りやインプラントの清掃、カテーテルの掃除にも使えるのではないかと説明しています。確かに0.2mmほどの空間を移動できるような汚れ除去ロボットや非常に小さなドリルロボットなら色々な可能性があると考えさせられます。磁力自体はMRIにも使われていますので(過去の記事:CTとMRIの違い)これで特定の細かい部位に磁力をかけられるようになれば色々な場所に入り込んで掃除ができるようになるかもしれませんね。個人的には治療目的以外にも自動的に口の中を清掃してくれるような自動歯磨き装置ができれば歯ブラシでは届かない歯周ポケットの深い部分を掃除してくれて予防歯科という意味でも大変役に立つなと感じます。寝ている間に歯磨きロボットが口の中を掃除してくれて朝起きて口をすすげばいいなんていう時代が来るとすごくいいなと感じます。

池下にある歯医者の阿部歯科では患者さんの歯が長く持つように予防歯科に力を入れているのでこの分野の研究はまだまだ始まったばかりですが今後の研究の進展に目が離せません。

 

 

歯が虫歯になってしまった等の理由で歯に冠を被せる事になった時に歯を削った後の仮歯を被せる場合もあるのですが、仮歯というと患者さんの中には聞いた事がある方もいるかもしれません。ですが、プロビショナルレストレーションという言葉はあまり馴染みがないと思います。実はこの二つは一見見た目には似たように見えるのですが、その目的も作製工程も素材も大きく違います。難しい名前のプロビショナルレストレーションですが、治療計画によってはなくてはならない非常に大切なものになります。
今日はそんな仮歯とプロビショナルレストレーションというものについてお話をしようと思います。

仮歯

仮歯の目的はその文字の通り仮の歯を入れる事です。例えば前歯に被せ物をする時には歯をぐるっと削らないといけませんが削ったままではあまりに目立ちすぎるため前歯の形をしたプラスチック製の仮の歯を入れる事があります。この仮歯は基本的に歯の周りを削って型を取ってから被せ物が入るまでのかりそめの歯という位置ずけで1番の役割は削った歯が目立ちすぎないようにするという事です。

プロビジョナルレストレーション

一方プロビジョナルレストレーションの目的は仮歯とは全く違います。プロビジョナルは日本語で仮、レストレーションは復元、回復を意味します。見た目には一見して仮歯と似ているように見えますが、その目的は歯の機能を仮に回復するというものなのです。
少しわかりにくいかもしれませんが、仮歯は見た目の体裁を保つのが1番の目的なのに対してプロビジョナルレストレーションは最終的に入る被せもののリハーサルのようなものです。もっと言ってしまえばプロビジョナルレストレーションとは最終的に入る被せものと材質が違うだけの同じ姿形をしたものと言ってしまってもいいのです。
患者さんによっては下の歯全部を直したり形を変える必要のある方もいますが、いくつもの歯の形が急に変われば噛み合わせや歯同士のあたりも非常に難しくなります。それを本番一発で治すのではなく、まずリハーサルを入れてその噛み合わせや見た目、形、歯茎へのあたりなど事細かに調整をしていきます。そのため治療計画によってはこのプロビジョナルレストレーションを1年以上入れ続けて形を調整して行くことさえあります。そのためにもプロビジョナルレストレーションに使われる素材はただのプラスチックではなく硬さも耐久性もある素材が使われます。素材にはハイブリッドセラミックと呼ばれるプラスチックにセラミックの粉を混ぜて耐摩耗性を高めた上に高温で固く焼き固めた耐久性の高い物を使う事があります。これくらいしっかりとしないと長期間にわたる被せもののリハーサルには耐えられないのですね。
このプロビジョナルレストレーションを入れて噛み合わせが自然になるように調整した上で歯自体の見た目や歯茎に接する面の形、機能性を完成させていき最終的に同じ形の被せ物を入れて行くのです。まさにかりそめに(歯の機能性を)回復させるという名前の通りの目的のものなのです。千種区の歯医者の阿部歯科では歯の見た目だけではなくこのように歯の機能といった面からも治療計画を立てて治療をすすめています。
 

近頃では様々な分野でIT化がすすめられていますが近頃では名古屋大学医学部附属病院にRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)が導入されるとニュースになっていました。RPAは主に事務作業の自動化を促進する技術のようで、私が2010年に名古屋大学医学部附属病院の麻酔科に医員として勤務していた時は手術支援ロボットのダヴィンチの導入が話題になっていましたが、今度は事務処理面でも非常に新しい技術を取り入れ始めるようですね。今池から徒歩6分の阿部歯科でも色々な場面でIT化の恩恵を受けています。そこで今回は阿部歯科で使われてる様々なIT面での技術をお話ししようと思います。

レントゲン写真は現像写真からデジタルへ

歯科医院での歯の状態を確認するレントゲン写真はもともとX線で蛍光させた光をフィルムに感光させてその後に現像し、昔のフィルムカメラのような状態で確認していましたが、現在では多くの歯医者さんではパソコン上で確認するデジタル写真に変わっています。デジタル写真で使われているのは方法にはIP(イメージングプレート)と呼ばれるフィルムとそっくりなものに撮影を行い機械で読み取ってパソコンにデータとして取り込むか、CCDと呼ばれる厚めの硬い板のようなものにX線をあてて直接パソコンにデータとして認識させる方法があります。顎全体の大きな写真を撮影する場合にはCCDが使われますが、個々の歯を撮影する地位さな写真を撮影する場合はIPもしくはCCDが使われます。

CCDは硬い板のような部品なので口の中に入れて撮影するのは患者さんにとっても大変なので阿部歯科では従来のフィルムに似た要領で使えて患者さんにも苦痛の少ないイメージングプレートを採用しています。レントゲン写真がデジタルになってパソコンで管理できるようになって患者さんにもパソコン上で細かい部分を拡大して説明できるようになったりと患者さんへの説明の際にも大変便利になっています

口腔内写真は撮影してレントゲン写真と一括管理

レントゲン写真がパソコンにデータとして取り込まれる事になって口の中の写真もレントゲン写真と一括管理できるようになりました。口の中の写真は治りにくい口内炎や腫れが確認された際に臨床経過を確認するのに大変重要です。これらの写真はレントゲン写真とも比較する事で様々な情報が手に入るためレントゲン写真と口腔内写真が同じ場所で管理できるようになったのは患者さんにとっても大変良い事です。これらのデータは歯科専用のサーバーと端末、ソフトで管理され専門の会社によって定期的な保守を受けているためセキュリティ的にも安心できるものとなっています。特にレントゲンサーバーはインターネットから切り離されていますが、院内の様々な子機で院内サーバーにアクセスしてレントゲン写真を確認できるようになっています。

治療の際の歯の色補正にもIT技術が

前歯のセラミックなど歯の色合いに重要な場面においても歯医者さんでは様々なIT技術が使われています。阿部歯科では口腔内の患者さんの歯の色と色見本となるセラミックを並べて撮影し、その写真をデータとして専門の技工士さんに送り、色見本を目印として写真の色補正を行い患者さんの歯の色を再現できるようにしています。このように患者さんの歯の色、セラミックの色見本、画像のデータ処理、という事を組み合わせる事によってより自然な患者さんの歯の色の再現ができるようになりました。

他にも口の中の光学印象の実用化(過去の記事:歯科治療の際の型取りは今後変わっていく)など歯医者さんでも様々なIT技術が取り入られる事でかつてはできなかった様々な事ができるようになってきました。そして、今後も歯科へのロボット支援など様々な技術が発達していくと思われます。

清潔な空気.JPG

歯科治療において清潔さを保つという事は非常に大切な事ですが、池下にある歯医者の阿部歯科では患者さんから見える部分だけではなく見えない部分に関しても清潔へのこだわりに力を入れています(過去の記事:阿部歯科の院内感染対策)。そのこだわりのひとつに治療に使用される空気があります。

歯科治療で空気・風が重要な理由

歯科治療ではコンプレッサーで作り出す圧縮空気と治療の際に空気を吸い出すセントラルバキュームという機械が必要不可欠です。そしてその名前が示す通り両方とも空気を扱う機械であり、コンプレッサーは周りから空気を回収して治療室に送り出す、セントラルバキュームは治療室から吸い込んだ空気を外に吐き出すという役割を果たしています。そしてここで重要になるのがセントラルバキュームによって治療室から運ばれた空気がコンプレッサーに取り込まれてまた再び治療室に送り込まれてしまわないようにするという事です。

清潔な空気を患者さんの口の中で使うために

セントラルバキュームで治療中の口の中や治療室から吸い込んだ空気とコンプレッサーで治療室や患者さんの口の中に送り出す空気が混ざらないようにするという事は衛生面から考えて非常に重要な事だと阿部歯科では考えています。なぜならセントラルバキュームは治療中に患者さんの口の中から吸い込んだ空気を集めており、コンプレッサーは治療中にまた別の患者さんの口の中に送り込む空気を扱っているからです。そのためにはそれぞれの機械を設置する機械室を物理的に完全に分離する必要が出てきます。しかしながら名古屋市やその周辺のような人工密集地域や施設のテナント内では土地や空間の問題から治療室で吸い込んだ空気を集めるセントラルバキュームと治療室へと空気を送り出すコンプレッサーを設置する機械室を分ける事ができず、セントラルバキュームで吸い込んだ空気をフィルターを通して同じ空間でコンプレッサーに再利用する場合もあります。しかしながら阿部歯科では治療室側から吸い込んだ空気とコンプレッサーによって治療室へと送り出す空気は同一の空間で再利用されないようにしています。それぞれの機械が設置される場所を物理的に完全に分離する事で、治療室側から回収された空気が同一の空間でコンプレッサーに再び回収されないようにする事で患者さんの口の中で治療に使われる圧縮空気を清潔でクリーンな状態で使う事ができるのです。そのため、阿部歯科ではセントラルバキュームの設置される部屋とコンプレッサーの設置される部屋は物理的に隔絶されているだけにとどまらず、これらの2つの機械室は室内経由ではアクセスできず一度建物の外に出ないとアクセスできないように設計されているというように徹底的にお互いの空気が分離されて利用されるようにしています

患者さんから見えない場所にも力を抜いてはいけない

このセントラルバキュームとコンプレッサーの関係のように患者さんの目からは見えない部分にも歯科治療において大切な事がたくさんあります。都会の中の限られたスペースではセントラルバキュームとコンプレッサーを2つの機械室を用意してなおかつお互いの空気が混ざり合わないようにする事はスペース的に難しい事もあるため、空気のフィルターなどを利用して同一空間内でお互いの機械を設置する場合もありますが、阿部歯科では2部屋分の機械室のスペースを別々に確保してでも診療に使う圧縮空気をクリーンに保つ事が大切だと考えました。

このような患者さんが気がつかない事にも徹底して管理する事で患者さんが心の底から安心して通える阿部歯科を作る事ができると考えています。

 

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