名古屋市千種区の歯医者 阿部歯科

千種区池下の歯医者、阿部歯科 院長です。本日も当院にて患者さんからよくいただくご相談や新たな歯科治療に関する技術まで専門的な情報をお届けしたいと思います。

記事の更新日：2021年6月29日11時

歯科医院へ治療へいらっしゃる患者さんのお口の中を確認すると、少数の虫歯であったり、一部分だけの問題がある症例が非常に多いです。しかし、中には一部分だけにとどまらず、口腔内全体にわたる問題を抱えていらっしゃるケースもあります。
そのような場合、その場の判断だけで今後の歯科治療計画などを考えず、治療を行うのは実はリスクが伴います。

その場、その場の歯科治療だけでは、長期的に安定した治療結果を得ることは難しいと考えます。
 

お口全体にわたるような問題の場合、歯科医師からの簡単な説明だけでなく、現在の口腔状態と今後の治療に関し付随する必要資料を付け加えて説明をしなければ、分かりにくいケースもあります。

症例/症状によっては、歯科治療とは別途「患者さんへのご説明の時間」をしっかりと設け、取り組んでいく必要があります。

中には普段あまり歯科医院へ行くことがなく、「あんまり歯医者へ行きたくない…」といった方もいらっしゃるかと思います。

ですが、治療へ行きたくないからといって、口腔内の痛みや問題を我慢して長く放置してしまいますと、本来簡単な治療で完了できた内容が、大掛かり且つ長く時間を要する症状になってしまうリスクがあります。

 

そのため、当院では予めしっかりとした歯科治療を行い、予防段階へ持っていくといったコンセプトを毎回患者さんへお伝えしています。治療のやり方だけではなく、「歯医者でメンテナンスを含む予防に努め、口腔内の良い状態を維持することが大切」といったお考えを持っていただければ幸いです。

口腔内の汚れの中には、日常の歯磨きだけではとれない汚れがあります。歯医者でのプロフェッショナルケアでないと、除去できないバイオフィルムといったものもあるため、やはり歯科医院での治療は重要です。

 

日本人は「80歳で歯が残っている本数は平均13.9本」と言われています。よく耳にする8020運動はその目標値であって、80歳で20本残しましょうといった分かりやすい指標です。

例えばアメリカの例をとってみますと85歳で15.8本、スウェーデンであれば75歳で19.9本も残っています。実は歯がもっと悪くなる前にちゃんと歯医者へ通っていれば、ちゃんと歯を残すことができるという事実が他国では証明されています。

 

こちらを踏まえ、他国だからではなく、阿部歯科に関わる患者さん、特に千種区周辺地域に関しまして他国に匹敵するような歯の本数を残していきたい！と考えます。

一生ご自分の歯で美味しいものを美味しく食べていけるよう、長期的にお手伝いをし、地域貢献ができればと考えます。皆さんは美味しい食事は好きですよね。綺麗な美しい歯や笑顔も好きですよね。

当院では「美味しく快適に食事することができる」「美しい歯で素敵な笑顔でいられる」サポートを行っています。

 

美味しい食事を美味しく食べるには、きれいな笑顔で居続けるには、歯の存在が欠かせません。

もし歯がなかったら、それらを達成するのは困難です。人によっては「歯は見えなければいいんだ」「しゃべることができればいいんだ」等、その場しのぎの治療、その場しのぎの問題解決をしている場合があります。

こういった状態へならないためにも、「適切な治療計画の作製」がとても重要です。患者さんにとって、時間や手間をとらせてしまうかもしれませんが必要なものです。ご自身の口腔内環境の改善のため、歯科医師と患者さんとが話し合いながら長期的な治療計画を立てるメリットはとても大きいです。

 

 

【本記事の執筆者】　千種区の歯医者 阿部歯科院長 阿部 丈洋（あべ たけひろ）

 

≪院長の主な経歴≫

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