患者さんのなかには、お口の臭いで悩まれている患者さんもいると思われます。名古屋市千種区池下の阿部歯科です。今回は、においの原因になりやすい舌苔についてお話していきたいと思います。
舌には様々な構造があります。舌背には小さな突起がたくさんあるのです。その無数の突起は舌乳頭と呼ばれています。その乳頭の種類にはいくつかあるのです。
① 糸状乳頭
② 茸状乳頭
③ 葉状乳頭
④ 有郭乳頭
このような、名前がそれぞれにつけられているのです。
舌苔
この舌苔という汚れは、舌の多くを占めています糸状乳頭の部分に、食べかすなどが残って、細菌が繁殖したりしますと強いにおいの原因になってしまうのです。色につきましても様々で、白かったり、茶色かったり見た目にも悪いことが多いです。付着している汚れは除去することは実は可能ではあります。
唾液量が減少してきますと、この舌苔はつきやすくなってしまいます。唾液の作用には、たまった汚れを洗い流す作用もあるのです。子供さんは唾液の量が非常に多いですので、あんまり舌に汚れがたまっていることはありませんね。しかし、高齢者の方は年齢と共に唾液量が減ってきますので、舌に汚れがたまりやすくなってしまいますね。
舌苔の原因
他にも舌苔の原因としましてはいくつかあります。睡眠不足、喫煙、発熱、脱水、ストレス、アレルギー、消化器系の病気、免疫の低下、薬の副作用、抗生物質の使用など、あげればきりがないほどたくさんあるのです。しかし、どれにも当てはまりやすいのが、やはり唾液量の分泌の低下になってくるのです。
ケア方法
舌ブラシを使うことがありますが、強く磨きすぎて舌を傷つけないようにしてくださいね。また、ブラシを当てるときには舌の奥の方から前の方に、優しく磨くようにしてください。舌は非常に繊細な組織でありますので、傷つけてバイ菌が繁殖してしまったら大変です。味覚にも影響を与えてしまうと、それも大変になってしまいます。
清掃の注意点
舌をしっかり前に出してきれいにするようにしていただければと思います。おえっとなってしまいそうなときには、一瞬行きを止めるなどしてもらうとやり易いとは思います。舌の中央部はへこんでいますので、ブラシは当てにくいことを意識してもらうとよいかもしれません。あとは、一度にたくさんの汚れを取ろうと思わず、こまめに分けてとるよう意識するといいかもしれませんね。
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