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ブラキシズム(歯ぎしり、噛みしめ)に関する解説:12/29リライト

千種区の歯医者、阿部歯科院長です。今回はブラキシズムについて解説をしたいと思います。
 
リライト日時:2017年12月29日16:30
 
咬合性の異常機能にはブラキシズム(歯ぎしり、噛みしめ)や、咬唇癖、指しゃぶり、異常な顎位をとることなどが含まれています。
これらの動作が、あるいは習癖が昔から異常機能と呼ばれていた理由として、咀嚼や嚥下、発音などの機能的な活動と比較し、機能的な目的をまったくもっていないようにみられるからです。
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夜間のブラキシズムについて

もっとも問題となります異常機能習癖の1つには、睡眠中のクレンチングとグラインディングがあげられます。
 
ほとんどの患者さんにおきましては、断続的な夜間のブラキシズムが厄介な結果をまねくことは少ないと考えられます。多くにおいては歯の軽度の咬耗、わずかな骨改造、あるいはまた、起床時の筋痛やこわばりがある程度であります。

グラインディング

グラインディングにおきましては力が側方方向に加わりますために、歯軸方向よりもむしろ水平的に歯を加圧することになります。
 
このことは咬頭の破折や歯の動揺を助長します。また、臼歯の咬合面が咬耗によりまして隣接接触点以下になることがあり、それによって空隙ができ、食片圧入をまねいてしまうことがあります。

過度咬耗

ブラキシズムにともなう過度の咬耗は、歯髄疾患を引き起こしてしまうことがあると言われています。
 
咀嚼によります咬耗は通常では徐々に生じてしまうことがあります。そのような状況下におきましては、歯髄は後退していき、二次象牙質が形成されることになります。歯髄を結果として保護するようになっていきます。

夜間性質について

睡眠中にいかにしてブラキシズムが起こるかについて知っていますと、その破壊作用を予測することができるかもしれません。
 
ブラキシズムにおきましては、リズミカルで激しい歯ぎしり型と、その一方、一定時間持続します噛みしめ型の二つがあると考えられています。

ブラキシズムの力

夜間のブラキシズムの力におきましては、咀嚼時の同じ力と比較し有害であり、そのことについては筋の収縮が等尺性であることと、力の間隔について長いこと、さらに歯が不安定な偏心位におきまして接触することなどによると考えられています。

睡眠中

ブラキシズムの動作について、睡眠中のどの時期においてもみられますが、たいていは第二相で生じていると考えられます。
時にはREM睡眠のように時には夢を見ている時に起きることもあるそうですが、深い眠りの相から浅い眠りの相への移行時に生じることが多いのではないかとの報告もあります。
 
 

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