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噛み合わせのコンセプト(12/13更新)

千種区の頼れる歯医者 阿部歯科院長の阿部丈洋です。今回はよく患者さんからご相談をいただく「噛み合わせ」についての内容です。
 
リライト日:2018年12月13日(水)12:45
 
ヒトの歯列は非常にバリエーションが大きいです。しかしながら、咬合関係についてはすべてではないかもしれないですが多くに共通項がありまして、咀嚼システムの機能と健康を高めるような何かしらの特徴的なものの存在が、咬合関係を保つ上で重要になってくるのかもしれません。
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こういう問題については歯医者さんが治療の際、咬合関係を変更したり作ったりする場合において、とても重要になってくるものなのです。
長い間、歯科医師は診断や治療に適応できるような咬合の考え方を求めて、決めようとしてきました。このような論争は今日もなお続いておりまして、この歴史についても私たち歯科医師は知っておかなければならないのです。
 
1925年、Washburnは「過去75年間は主に咬合に関する理解が進んだことで、歯科の進歩の最も著しい時代として注目される」と述べております。
その当時は、天然歯は大部分は失われてしまうものと考えられており、機能的な入れ歯を作ることが重要な課題となっておりました。
 

初期の噛み合わせに関する概念

1850年頃、数学者であり歯科医師であったBonwillはヒトの咬合に関する研究を始めました。
1885年に、彼はその後数十年にわたって咬合に関する基本的考え方になる論文で『咬合に関する幾何学的機械的法則』について、かっことした堅固でゆるぎない見解を発表したのでありました。
 

咬合器(噛み合わせを改善する機器)

Bonwill の法則より以前においては咬合の概念は単純な中心的な位置だけがあるだけな静的な蝶番という考え方に基づいておりました。
19世紀中頃から終わりにかけまして、簡単な蝶番咬合器として具現化されていました。そこでBonwill は2つの独立した顎関節の動きを再現した解剖学的咬合器を開発しました。この咬合器は数学的原理を咬合問題に適用した最初の例と考えられております。
 

平衡咬合

1890年にSpeeは平衡咬合の概念それ自体に、まったく独自にヒトの天然歯の機能に関する知見を発表しました。
そのSpee の提案とは①下顎のすべての歯の咬合接触面は、上顎歯の咬合接触面と滑走する。②これらの接触面は同じ円柱面上に位置する。③その円柱湾曲面の水平軸は、涙管後部の眼窩内側面の中央を通る、というものでありました。
 

Spee の考え

Spee の主張はこうでした。咬合の機能は石臼をひくのと同じように、下顎運動は振り子が軸を中心に運動するように円形の経路をとると主張しました。

Spee の湾曲という用語があります。それは「臼歯の咬合面は、側方からみると上顎では下向きに凸状に、下顎では上向きに凹状に配列されている」という彼の観測に基づいているとのことです。

 
以上が、咬合の初期の概念の一部でした。
 
 
 
 
今回の記事の執筆者:歯科医師  阿部 丈洋 (あべ たけひろ)
 
【経歴について】
1978年:名古屋市千種区生まれ  1997年:愛知県内の東海高校を卒業  2003年:奥羽大学を卒業
2003年:愛知学院大学歯学部研修医、稲沢市民病院にて勤務  
2004年:愛知学院大学第2口腔外科にて勤務
2005年:岐阜県立多治見病院 救命救急、麻酔科レジデント
2006年:愛知県済生会病院の歯科口腔外科 医員
2009年:加藤歯科にて勤務  2016年:オカダ歯科クリニックで勤務
2018年:阿部歯科 院長就任
 
【治療に対する考え】
人間おひとり、ひとりの性格が異なるのと同様、「お一人お一人が必要とする治療」にも違いがあります。そのため、治療の必要性についてしっかりと説明を行ったうえで、各患者様に適した治療計画を立案します。ただ治療を進めるのではなく、患者に信頼いただき、安心して治療をお任せいただけることを重視しています。
 

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