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専門の歯医者が解説!歯周病の分類について 20180122リライト

こんにちは!千種区の歯医者 阿部歯科院長の阿部丈洋(たけひろ)です。
数多くある歯科治療の中でも、特に多い「歯周病」の分類について、患者様へ分かりやすく解説したいと思います。
 
【2018年1月22日(月)11:00 記事更新】
 
『歯周病』と一言に言いましても、実は多くの病態があるのが実際です。
ただ単に歯茎が下がったり、歯がぐらぐらして抜けてしまったりすることではないのです。非常に多くの状態に分類をされています。
 
今回はその歯周病の細かな分類について、専門の歯医者として簡単ながらのべていきたいと考えます。「歯周病ってこんなに細かい分類がされているんだ!」と思っていただければ幸いです。ぜひご覧ください!
 
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さて、今回の院長ブログで歯周病の分類についてお話しする内容は「1989年の米国歯周病学会が発表」したものに関し、お伝えしようと思います。
 
日本は歯周病先進国のアメリカから歯周病に対する診断や治療法を学んできています。日本におきましても、その当初は基準を求めるのに”アメリカからの歯周病の知識”を取り入れてきたのです。その一部に関し、以下に示していきます。
 

成人性歯周炎について

米国歯周病学会による歯周病分類(AAP)の解説によりますと、この成人性歯周炎は35歳までは臨床的にはそんなに問題になる事はないです。その疾患は年齢と共に進行していき、歯垢や歯石との関係が示唆されています。ただ、好中球やリンパ球の機能は正常な状態が保たれています。
 
 

早期発症型歯周炎

この早期発症型歯周炎は組織破壊における速度が早い点や、生体防御能の欠乏におけること、それぞれの疾患と関連した細菌における点など、違いがある事がわかっています。その中には大きく三つの分類に分けられます。前思春期性歯周炎、若年性歯周炎、急速進行性歯周炎がそれに当たります。
 

前思春期性歯周炎

この前思春期性歯周炎は乳歯が出てくる時期と共に、または混合歯列期におかされる状態です。
 
子供の時は基本的に歯周病にかかることはないのですが、なかには稀にこのような病気を発症することがあります。これは特殊な細菌にかかるという事でなく、白血球の機能異常によるものでありまして、発症自体は稀な歯周病となっています。
男女比はほとんどなく、ほぼ同じくらいの割合で発症するとされています。
 

若年性歯周炎

限局型と広範型に分けられますが、以前は限局型におきましては歯周症とも言われていました。
 
現在はこの「若年性歯周炎の中にカテゴリ」されるに至っています。思春期前後に発症することが特徴となっており、男女比におきましては女性の方が男性と比べ三倍の確率で発症すると言われています。
 
家族性に発症することも特徴の一つで、意外と歯垢の沈着は少な目な傾向にあります。細菌ではアクチノバシラスアクチノミセテムコミタンスが関係しているとされており、病気が重い状態のわりには急性症状は少ない傾向にあります。
 
 
今回は歯周病の分類について、詳しくご説明をしました。中には歯医者へ治療へ行った際、聞いたことのある言葉もあるかもしれません。歯周病はその分類、段階ごとに適切な治療方法があります。千種区の阿部歯科では、それぞれの患者様のお口の状態にあわせ、適切な診査の上治療を行っております。
歯周病でお困りの方はお気軽にお問い合わせ、ご来院ください。早期治療が非常に有効です。
 
 
 
本記事の執筆者:歯科医師  阿部 丈洋 (あべ たけひろ)
 
【経歴について】
1978年:名古屋市千種区生まれ  1997年:愛知県内の東海高校を卒業  2003年:奥羽大学を卒業
2003年:愛知学院大学歯学部研修医、稲沢市民病院にて勤務  
2004年:愛知学院大学第2口腔外科にて勤務
2005年:岐阜県立多治見病院 救命救急、麻酔科レジデント
2006年:愛知県済生会病院の歯科口腔外科 医員
2009年:加藤歯科にて勤務  2016年:オカダ歯科クリニックで勤務
2018年:阿部歯科 院長就任
 
【治療に対する考え】
人間おひとり、ひとりの性格が異なるのと同様、「お一人お一人が必要とする治療」にも違いがあります。そのため、治療の必要性についてしっかりと説明を行ったうえで、各患者様に適した治療計画を立案します。ただ治療を進めるのではなく、患者に信頼いただき、安心して治療をお任せいただけることを重視しています。
 

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