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こちらはコラム記事になります。
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歯があるときと、歯がないときの噛み合わせの作り方は違うんです!

こんにちは、千種区池下、今池、覚王山の歯医者さんの阿部歯科です。今回は、歯があるときと、歯がないときの噛み合わせを作るときには実は違いがあるということにつきまして、少しお話ししていきたいと思います。ちょっと、専門的な言葉も出てきますが歯科の世界の言葉に興味がある方は引き続き読んでいただければと考えております。
 

カスピッドプロテクティッドオクルージョン

理想的な歯がすべてある状態でも噛み合わせはカスピッドプロテクティッドオクルージョンという状態を目指して噛み合わせを作っていきます。この状態は上と下の犬歯同士が噛み合わせを横にずらしたときに滑るように誘導される噛み合わせになります。この機能によりまして奥歯が離れるきとによって横にずれるときの奥歯への負担を減らす作用があるのです。つまりは奥歯が守られるような噛み合わせのことになるのであります。
 

フルバランスドオクルージョン

例えば総入れ歯のときには入れ歯が安定するような噛み合わせにしなければならないのです。そのときに作られる噛み合わせがフルバランスドオクルージョンという噛み合わせになるのです。この状態は、噛んだときにも、顎を横にずらしたときにも、顎を前にずらしたときにも、前歯の部分や左右の奥歯の部分で噛み合わせが当たっている状態になるのであります。このような噛み合わせにすることで総入れ歯がどんな状態で間だとしても外れにくいような安定した状態であるような噛み合わせのことになるのです。
 

入れ歯

近年では入れ歯に対しましても見た目だけにとどまらず、機能的にも要求が高まっているものと思われます。歯の並びや噛み合わせには、自然で見た目がよくて、何でもよく噛めること、さらには歯の並びに関係する支持組織にたいしての機能的な圧を適度に分散させるような入れ歯を作ることが治療を成功させる鍵になると考えております。
 

昔は…

総入れ歯の噛み合わせにおいて使われる人工歯といいます入れ歯に使う歯を、その昔は咬む面がない無咬頭歯というものを使っていた時代もあるのです。そのときの噛み合わせの状態をモノプレーンオクルージョンと表現していました。この無咬頭歯は奥歯がつるつるの人工歯で、ものを咬むにはあんまり適してはいないと考えます。すりつぶすにはいいのかもしれませんが、、、
 

リンガライズドオクルージョン

モノプレーンオクルージョンの時代を経て、フルバランスドオクルージョンの時代がやって来ました。そして新たな噛み合わせが提案されることになったのです。それが、リンガライズドオクルージョンという噛み合わせになるのです。この噛み合わせは、上の人工歯の舌側の咬頭が下の人工歯の咬む面に当たる状態でして、顎を横にずらしたときにも左右の歯の面同士がバランスをとるように当たりまして総入れ歯を安定させる画期的な噛み合わせの状態になるのです。
 
今回は、いろいろな噛み合わせにつきまして少し専門的ではありますがお話さていただきました。
 
千種区池下、今池、覚王山の入れ歯の噛み合わせについての歯科医院ブログ

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