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こちらはコラム記事になります。
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歯がなくなると下顎の骨は無くなっていく・・・

下顎の骨は歯がなくなると実は変化が起きてしまうのです。どのような変化が起きてくるかと言いますと、歯の喪失に伴いまして下顎の骨の外形と内部構造に変化が生じてきてしまうのです。歯があることによって、その下顎の骨の外形と内部構造が保たれているということになるのです。
 
こんにちは、名古屋市千種区池下の歯医者さんブログです。入れ歯を作っていくに当たりまして、問題となることがあります。その一つに顎の骨の状態があります。特にした顎の骨の状態は、入れ歯を維持するためにとても大切なものなのです。しっかりした骨には、安定した入れ歯が乗ることが出来るのです。

下顎の骨のオトガイ孔までの吸収

歯がたくさん失われてしまって、歯が全くない状態の顎の骨の状態を無歯顎といいます。この無歯顎では入れ歯は総入れ歯の状態になってしまいます。この無歯顎の状態ですと歯槽部が次第に消失していってしまいます。そしてついには、頬っぺた側の臼歯部において外斜線に沿ってオトガイ孔という場所まで吸収されてしまうのです。

オトガイ孔

このオトガイ孔は下顎の骨の中を走っている神経の出口でもあります。脳神経の分枝である三叉神経のうちのひとつ、下顎神経の末端であります下歯槽神経の枝になるオトガイ神経というものになります。この神経は感覚を司っておりまして、下顎や下唇のさわっている感覚などを担っております。
 
下顎の骨の吸収が、このオトガイ孔付近まで到達してしまいますと入れ歯をいれたときや、入れ歯を入れて噛んだりしたときに神経の出口でありますオトガイ孔付近を刺激してしまいまして、痛みを伴うことがあるのです。噛むという生活の豊かさが脅かされてしまう事態になってしまいます。

バッカルシェルフ

下顎の骨の部分で外斜線と歯槽頂線の間の部分を頬棚、バッカルシェルフといいます。このバッカルシェルフは顎の骨が残っているときには外下方へ向かう斜面担っております。顎の骨が吸収していきますと平坦になってしまいます。さらに吸収が進んでしまいますと強いくぼみになってしまいます。
 
このバッカルシェルフの変化も入れ歯の維持安定に大きく関係してしまいます。しっかりした入れ歯を得るためには、その土台となる顎の骨の状態が大切になってくるのです。一番は、顎の骨を失わないようにすること。しかしながら、年齢と共に顎の骨は少しずつ減ってしまう事実は変えることが難しいのです。減ってしまったその顎の骨の状態で出きるだけ安定した入れ歯を作っていきたいと考えております。
 
名古屋市千種区池下の下顎の骨の吸収についての歯科医院ブログ
 

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