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こちらはコラム記事になります。
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歯科と菌血症って!?

菌血症という言葉があります。菌血症とは、血管のなかは本来、無菌状態なのですが何かの影響によりまして血管内に菌が侵入したことを言います。自然に血管内に菌が入ることはありませんので、傷がついたりして入ってしまうことが考えられますね。
 
こんにちは、名古屋市千種区池下の歯医者さん、阿部歯科です。まれではありますが怖いこととしまして菌血症について今回はお話をして行きたいとおもいます。そのなかでも菌血症と歯科との関係を少しだけでも解説していければとおもいます。専門的な用語が多くならないように、出来るだけ噛み砕いていこうと考えております。

菌血症の原因

血管はからだの至るところに分布しています。体に傷がついてしまったり、感染の原因となるような何かしらの事態が引き金となることがあります。もちろん点滴などで、静脈に針を指すようなことも原因のひとつとしてあげられると思います。外科的治療や静脈内カテーテルもありますので、数えれば数限りないのです。
 
しかし、そのすべてが菌血症を引き起こすかと言えばそうではないことも確かなのです。全身を駆け巡る血管ですので、ものすごい早さで全身を回って、その後行き着いた肝臓で代謝されて全く問題がなくなってしまうようになるのです。その時間も約一時間程度とも言われています。体というものは、本当にすごい機能を一杯持っているのですね。

歯科ではどうなの?

歯科で菌血症の原因になりそうな、つまり血管内への菌の侵入が考えられそうなことにはいくつかあると思います。歯茎の掃除のスケーリングルートプレーニングであったり、麻酔の注射もそうですね。抜歯ももちろん考えられますね。ある研究によりますと、一番多いとされていますのが抜歯です。その次に、スケーリングルートプレーニング。他にはスケーリングやプロービングもあげられているそうです。
 
これらの処置は、結構頻繁に行われる歯科治療になりますね。菌血症のことも頭の片隅におきながら処置をしていかなければならないことと考えられます。ほとんど起きないことではありますけれども、医療従事者としましては加味しておかなければならない大切なことになりますね。

症状が出る可能性のある患者さん

心疾患がある患者さんでおもい症状が出る可能性があるそうです。人工弁をいれている患者さんや、心臓の弁に障害がある患者さんがそれに当たります。菌血症が重くなってしまいますと感染性心内膜炎を患ってしまうことも考慮しておかなければならない、大切なこととなります。
 
人工関節置換術の既往症がある患者さんもリスクを伴うそうです。人口関節置換術はリウマチや関節の変形にたいして行われる手術であります。この手術中には宇宙服のようなものを着て、クリーンルームで手術が行われるのです。それというのも絶対に細菌感染をさせてはならないからなのです。骨は血流がいいわけではないですし、感染にたいして取っても弱いからなのです。そういうわけで菌血症のリスクにあげられているとのことです。

歯周病関連の全身疾患

最後に、歯周病と全身疾患が関連している患者さんも危険性があるとのことです。高齢になってくれば色々な全身的な病気が出てくると考えられます。菌血症のリスクとしてあげられる歯周病との関連する病気で糖尿病がそれに当たります。十分に気を付けて対応していかなければなりませんね。
 
名古屋市千種区池下の菌血症への対応を考える歯科医院ブログ
 

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