こんにちは。名古屋市千種区の池下、今池、覚王山の阿部歯科です。今回は舌のさまざまな色や形について少しお話ししていきたいと思います。皆さんはご自分の舌をまじまじと見ることはありますでしょうか?舌には色々な体の情報が現れてくることから舌診というものもあるのです。また、まれではありますが病気が隠れていたり、何かしらの状態を示している場合があります。そのいくつかを紹介していきたいと考えております。
舌が白い(舌苔)
舌が白い場合には舌苔という汚れがたまっている場合があります。年齢と共に口の中は乾いていく傾向にあります。唾液の分泌の量が少なくなってしまいまして舌にたまってしまう汚れを洗い流す機能が弱まってしまうということになります。そのために口臭の原因になってしまうことにもなります。
舌が白いということは日々のストレスも関係していると私は思います。人がストレスを感じてしまうと緊張状態になってしまい交感神経が優位になることになります。そのために唾液の分泌が減少してしまい、舌を洗い流すことが難しくなってしまいます。そのために、舌に汚れがたまってしまいまして白くなって見えることになります。
舌が白くなっているときには、舌の歯ブラシでの掃除やうがいも効果はあると考えますが、ストレスによる唾液の分泌の量の減少が原因であったならばストレス解消をすることもある種の解決策なのかもしれません。ストレス発散のために背伸びをして深呼吸をしてみてはいかがでしょうか!?
舌が黒い(黒毛舌)
舌が黒く見えることがある場合があります。黒い着色がついているような、そして毛のような状態になっている症状で黒毛舌という状態があります。比較的まれな状態ですのでほとんどの人には当てはまらないと考えられます。黒くなった毛のような状態は長いと1-2cmになることもあります。
原因は抗菌剤の使用によるものによったり、ステロイドの使用も関係しているようです。最近の環境が変化することがあると考えられおります。胃腸の障害も原因のひとつとしてあげられていましてこれもストレスが関係しているのかもしれません。カンジダというカビも併発することもあります。
舌の形
舌のかたちが変化するものでは地図のように変化する地図状舌や、舌の中央部に菱形の舌乳頭がなくなってしまう正中菱形舌炎というものもあります。痛みを伴うこともありますので、舌を見て心配になるようでしたら、一度歯医者さんに相談してみるといいと思います。
舌のむくみ(浮腫)
舌にむくみが出てしまい歯の形がついてしまっていることもあります。舌は歯がないとだんだん大きくなってしまいます。歯が一本もない人は結構舌が大きくなっていることがあります。歯がある場合で歯の形がついてしまっているときには歯ぎしりやくいしばりを睡眠中にしている可能性があります。
名古屋市千種区池下、今池、覚王山の舌についての解説をする阿部歯科ブログ