診療中に他の歯科医師やスタッフさんと接する際、気をつけているポイントは?
私が気を付けていることはトップ、
リーダーとしていかにあるべきかということです。
それは一種、感情のコントロールを備えた人格形成に当たると思います。
チームを目指すべきところへ方向付けていき、
コンセプトにコンセンサスを得た強い組織で、
良質な医療の提供を継続しいくということです。
詳細について言えば、怒らない、ガミガミ言わない、
できていることにたいしては素直に誉めてあげる、
ありがとうなどの感謝の言葉を伝える、スタッフの声を傾聴する、
困っていることがあれば聞いてコーチングを基本にしてアドバイスをする、自分本意での話にならない、
相手の成長や患者さんのためになどのあり方を基礎として接するなど色々あります。
まずはスタッフにもってもらいたい三つのあり方である、自分の成長のため、患者さんのため、
歯科医院の発展のためを基軸としてまずは自分が完璧にそのコンセプトを反芻することにより自分のものにしていきます。
自分ができていないのに、人にそれを推奨することはおかしなことです。
自分本意の考えは覇道であり貢献の精神をもってすることにより、素敵なチームを作っていきたいと考えております。
口だけではなく、心底その考えにコンセンサスを得て、実践に移し、行い続けるということです。
プラスのエネルギーに満ちたポジティブな職場を形成するためにもこのような考えは譲ることができないのです。
怒ったり、ガミガミ言えば場の空気は萎縮してしまい、ネガティブな環境になってしまう可能性があります。
患者さんに明るい気持ちになってもらうのに、
その空間やスタッフが暗い気持ちで接していれば私の明るく元気な職場作りの目的は達成されません。
人は成長にともなって、少しずつではありますができていくことが増えていきます。
それは組織のトップとしても嬉しいもので、一緒に喜んで承認していきたいと考えております。
できたことをまずは自分で自分を誉めてもほしいですし、
私も誉めて更なるチャレンジへの勇気付けをしていきたいと考えています。
言いたいことや困ったこともじっくり話を聞いて、今何が問題なのか、
三つのあり方に沿ってことを進めるにはどうすればいいのかを一緒に考えていきましょう。
その三つのあり方という理論をもってして、実践に落とし込んでいくことが、無謀や空虚からの逸脱だと思います。
線路の枕木のごとく現れる問題を一つ一つ解決していき、
目指すべき自分としてのゴールや医院としてのゴールに少しずつでも近づいていきたいと考えています。
そのためには協力を惜しまない所存であります。