訪問診療HOME VISIT MEDICAL CARE
阿部歯科の訪問歯科診療部について
訪問歯科診療とは、さまざまな障害や高齢などの理由で通院が困難な方に対して、ご自宅や施設に歯科医師・歯科衛生士がお伺いして行う診療のことを言います。
実は、ご高齢の方で心配されることがあるのです。
それは、 寝たきりの状態が続きますと
・口腔内環境は悪化してしまいます
・多数の細菌が夜間寝ている間に肺や気管に落ち込む可能性があります
・それにより、誤嚥性肺炎を生じる場合が疑われます
このような事態が引き起こされることを心配して、
・口腔内環境改善
・食べる、飲み込むなどの機能の向上
・誤嚥性肺炎予防等に専門的な助言や治療
などにつきましてお困りの方がおりましたら、まずは御相談くださいませ。
少しでも健康増進のお手伝いをさせていただきたいと思います。
訪問診療を受けることには条件があります
【1】心身の状態から、自身での通院・外出が困難である
歯科訪問診療を利用できるのは、介護施設や自宅で寝たきりの人や歩行が困難な人です。
認知症などの精神疾患が原因で通院・外出が困難な人も含みます。
※年齢については特に制限はありません。
利用できるのはあくまでも受診する本人の心身の状態に問題がある場合のみで、
「本人は健康だが、家族が忙しくて歯科医院への送迎ができない」や
「車いすだが他の医療機関に通いで受診している」という場合は対象となりません。
【2】訪問先が歯科医院から半径16km以内の自宅・施設である
歯科訪問診療は歯科医院を中心とした、半径16km以内という条件がつきます。
以上の二つになります。
保険適用について
歯科訪問診療は、通常の歯科医院で診療を受ける際と同様に医療保険が適用となります。
更に介護保険を併用することが可能です。
自身での通院・外出が困難な心身の状態であれば、
要介護認定を受けられる可能性が高いので、診療を受ける前に申請をしておくべきです。
すでに要介護認定を受けられている方は一度担当のケアマネージャーにご確認ください。
上記の保険の使用を希望しない場合での歯科訪問診療の場合は上記条件に関係なく、
歯科医院との個別の相談になります。
訪問診療の流れ
1:ご連絡
電話もしくはメールにて口腔内の主訴、・症状、条件に当てはまるかの確認
(通院が困難である・当医院を中心とした半径16㎞圏内の居宅である)
2:治療計画の組み立て
ご自宅または施設の居宅にて問診、口腔内診査、治療計画
3:治療(ほとんどの場合が二回目以降になります)
歯科医院で行われる治療のほとんどが受けられるよう器具・機械を用意しております
※治療には歯科医師のほかに歯科助手や歯科衛生士が同行することがあります
また、治療が終わった後も口腔清掃などで定期的に訪問診療を受けることができます。
※口腔清掃には歯科医師または歯科衛生士が伺います
オーラルフレイルとは?
お口の虚弱化のことをオーラルフレイルといいます。
虫歯や歯周病によって歯が弱くなったり入れ歯になったりして
食べられるものが制限されて栄養不足になり全身の虚弱化へとつながります。
また高齢になると筋力の低下もあり、柔らかい食事へと自ら選択してしまい
おかゆや煮物など偏った食生活になってしまいます。
これらを予防するには普段から歯科医院で定期健診を受け、よく噛んで食べることを意識することが大切です。