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歯を噛んで痛い時の虫歯や歯周病の特徴

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歯を噛んだ時に痛いので虫歯ではないかと心配されて歯医者さんに来院される患者さんがしばしばいらっしゃいます。

池下の阿部歯科にも歯を噛んで痛いので歯医者さんに来たと言って多くの患者さんが来院されています。

噛んだ時の痛みは虫歯歯周病などその他にもさまざまな理由があります。

そして、痛みが出たそれぞれの原因の違いによってその痛みの出方にも特徴があるのです。

虫歯で痛い場合の特徴

虫歯で痛みを感じる場合の特徴として、虫歯の穴に何かが詰まった時の痛みとして出るという特徴があります。

食べ物など何か物が詰まることで、虫歯の穴の中の象牙質が刺激されてその奥の神経に刺激が加わり、痛みが出るということになります。

痛みが出る時は、食べ物などが詰まったということにとどまらず、デンタルフロスなどを歯と歯の間に使った時に痛みが出ることもあります。

 

虫歯で噛んだ場合に痛みが出る場合には、

①何か食べ物などを噛んでいる際に痛みが出る

冷たいもの熱い食べ物で痛みが出る

③時には、食べ物を食べた後に引きずるような痛みが続く

といったような特徴が出る事があります。

これらの特徴の一部は知覚過敏にも共通する部分があるため、虫歯の有無を確認する事が大切となります。

歯周病で痛い場合

歯周病が原因で歯を噛んだ際に痛みが出る場合には、何も食べ物を噛んでなくても歯を噛み合わせるだけで痛いことがしばしばあります。

もちろん食べ物を噛んだ際にも歯の痛みを感じることがあります。

しかし、虫歯の場合に歯を噛んで痛い場合との違いは、虫歯の場合には歯の神経が痛みを感じているのに対して、歯周病の場合は歯の周りの組織である歯周組織が痛みを感じているという点にあります。

 

歯周病の場合に歯を噛んで痛みを感じる際には、歯を「グッ」と噛んで感じる場合と歯を「ギシギシ」と噛んで感じる場合とがあります。

どちらの場合も歯周組織がダメージを受けて痛みを感じていますが、それぞれの場合でも歯周組織にダメージを受けた原因が変わってきます。

 

歯を「グッ」と噛んで痛みを感じる場合は、歯の当たり方と噛み合わせが強すぎる場合があります。

歯を「ギシギシ」と噛んで痛みを感じる場合には、歯ぎしりなどの癖があって、歯を擦り合わせた時に必要以上に歯が擦れ合ってダメージを受けている可能性があります。

いずれの場合も咬合性外傷と呼ばれる状態で歯周組織にダメージを受けています。

 

普段では問題の無い場合でも歯周病が進行することで、通常の歯の噛む力(咬合力)に耐えられなくなり、その結果、歯を支える歯周組織に炎症が起きてくることもあるのです。

それぞれの原因によって歯の噛み合わせ自体に問題があるのか、もしくは歯周組織が歯の咬合力に耐えられなくなっているのか様々な違いがあります。

詰め物が取れている場合

歯の詰め物が取れている、もしくは取れかかっている際に食べ物を噛んで痛みを感じる場合もあります。

この際の歯の痛みの感じ方にも特徴があります。

 

詰め物が取れかかっている際の痛みの感じ方としては、食べ物を噛んだ時よりも、噛んでその後口を開けて噛んだものを離した時に痛みを感じやすいという特徴があります。

これは詰め物の下の象牙質に圧力がかかった後に、口を開けることで圧力が解放されて、その刺激を感じて痛みを感じている可能性があるためです。

そのため歯を噛んだ時よりも、噛んでその後開けた際に痛みを感じる場合には虫歯や歯周病よりも詰め物が取れているという事を疑う場合もあります。

デンタルフロスを入れた際にも、詰め物が取れかかっている場合には痛みを感じる事があります。

この場合には虫歯の可能性もあるため、痛みの原因が虫歯なのか歯の詰め物が取れかかっているのかを細かく調べる必要があります。

 

歯の痛みを感じる原因には様々なものがあります。

それぞれの原因によって特徴が色々とあるので、その特徴を見逃さずに原因を明らかにすることが大切となってくるのです。

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