千種区の歯医者 阿部歯科副院長です。
今日は多くの患者さんが気にされる「口臭の種類とその要因」について、専門の歯科医が詳しく解説いたします。特に「最近、家族や同僚から口臭に関し、指摘をされてしまった・・・」といった方は是非ご覧ください。お役に立てる内容です。
記事の更新日:2020年10月14日15:00
口の中の臭いが気になる・・・という理由で、当院へご来院される患者さんが増えています。
口臭が気になるといった際のパターンとして、自分自身で気になったり、家族から指摘されて歯医者への来院へと至る方もいらっしゃいます。
口臭は他人から具体的に指摘をされていないものの、「自分で気になってしまう」といったケースもありますが、そのような場合は実は特別な原因が見つからないこともあります。
しかし、実際には虫歯や歯周病といった原因で口臭がすることもあるので注意しましょう。
虫歯が要因の口臭
虫歯によって、特徴的な臭いがすることがあります。
虫歯は歯の硬組織が細菌の酸によって溶かされるため、焦げたような臭いがする事もあります。
虫歯の穴へ食べ物が詰まった際は、食べ物が腐敗したような臭いがします。そういった際は、デンタルフロスを使ったり、歯磨きをした時にフロスや歯ブラシから臭いがする場合もしばしばです。
そのような虫歯による口臭は、他人が感じる事もあり、家族や友人からそのような指摘をされます。
虫歯が原因で起きている口臭の場合、虫歯治療をする事が必要となります。
虫歯が原因で臭いがしているケースは、具体的な歯科治療を開始していく事が大切です。
歯周病が要因の口臭
歯周病が原因で口臭がする際は、原因は口の中で繁殖した細菌から出ている嫌気性のガスが原因となることが多いです。
「歯周ポケット」といった細菌が繁殖しやすい部位へ汚れが溜まり、その部位で細菌がより増殖し、ガスを出すため口臭となる事があります。
虫歯の穴に詰まる食べ物の臭いというよりは、食べ物の残りが細菌とまざりあって、その結果として出てきたガスの臭いが口臭の原因となります。
歯周病の場合は、口の中に汚れが溜まること自体が口臭の原因となっているため、口の中の清掃状態を改善したり、歯医者へ行って定期的に口の掃除をするといった対処が必要となってきます。
歯周病がこれ以上進まないようにしたり、深くなった歯周ポケットを少しでも清潔にする処置を歯科医院で行う必要があります。
歯周病が原因の口臭の場合、何かを治すというよりは、歯周病がこれ以上進まない様に予防したり、口の中の汚れが溜まらないようにする対処が必要となってきます。
その他の要因の口臭
口臭を気にされて来院される患者さんのほとんどが虫歯や歯周病が要因ですが、中にはそれ以外の理由で口臭がある患者さんもいらっしゃいます。
例えば糖尿病であれば、特徴的な口臭となるケースもあります。
その他にも喉の奥の方に感染が起きていて、それが口臭となっている場合や、胃から臭いがしそれが口臭となっている場合もあるのです。
蓄膿症(副鼻腔炎)が原因で、自分で何か臭いがするといった訴えをされる患者さんもいらっしゃいます。
口臭の原因は様々なものがありますが、虫歯や歯周病といったある程度、特定可能な原因で口臭がする場合、専門の歯科医院で治療を開始するのがお勧めです。
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口臭改善のための歯科治療なら、千種区の阿部歯科へ
当院では「それぞれの患者さんの口臭の要因が何か?」をまず探り、その要因に基づく効果的な歯科治療を行います。
それがブレてしまうと、勿論口臭が改善されることは無いため、的確な診査が必要となっています。
阿部歯科では千種区内を中心に、毎月多くの口臭改善を目的とした歯科治療へ取り組んでいます。最新の歯科医療知識と技術により、口臭改善を行うため、早期に改善に向けて治療をすることができます。是非、一度ご相談いただければと思います。
【記事の執筆者】
阿部歯科副院長:阿部利晴(あべ としはる)
「患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。
歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
≪副院長 これまでの主な経歴について≫
1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ
≪副院長 任命状について≫