歯の痛みの中には何もしてないのに急に
ズキンズキンと痛みが出るものもあります。
千種区の阿部歯科でも何もしてなくても痛みが出たから歯医者さんを受診した
といった悩みで来られる患者さんがいますが、
そういった患者さんでも受診した時には痛みがなくなっているといった場合もあります。
しかし、このような何もしてない時に出るものの自然と収まってしまった痛みに関しても
注意しないといけない事があります。
歯がズキンズキンとして痛かった
特に熱い物や冷たいものを飲んでいないのに歯がズキンズキンと痛む場合には
歯の神経が炎症を起こしていてそれによって痛みを感じている事があります。
歯の神経が炎症を起こす理由は様々で
- 虫歯ができていてそこから刺激が加わっている
- 歯肉が下がっていたり歯がすり減っている部位から知覚過敏が起きている
- 詰め物の周りの接着剤が取れていてそこから刺激が加わっている
- 歯の神経を生きたまま全体に被せ物をしている
など多種多様です。
虫歯や知覚過敏といったある程度診断がしやすい場合とは違い
詰め物の接着剤が取れていたり、歯の神経が生きている状態で歯全体に被せ物をしていて歯の神経に炎症が起きている
といった場合には診断が難しい事があります。
これらの状態ではレントゲンを撮影してもその兆候が確認できない事もあったり、
視診で確認しても異常が認められないといった場合もあるので
これらの状態で歯の神経に炎症が起きている場合には
臨床的な症状から予測をたてて診断をしていく事が必要となってきます。
歯の神経が炎症を起こすとどうなるのか
歯の神経が強い炎症を起こすと何もしていない時でも痛みを感じるようになります。
痛みを感じる長さや程度は様々で
ややズキンズキンとする程度の痛みで30秒から1分以内に収まってくるような痛みであれば
一時的な歯髄の炎症が起きている可能性があり、
そのような状態では歯の神経を取らないといけないといった状態にはまだいたっておらず、
歯の神経は残して治療をしていける可能性があります。
一方で歯の神経の痛みが非常に強く、さらにずっと続くような痛みの場合には
歯の神経の治療を行わなければいけない可能性が非常に高くなります。
そのような痛みの場合には夜も眠れないような痛みが続く事もしばしばで
歯の神経を残すよりもとにかく痛みを取りたいと患者さん自身が強くうったえる事がほとんどです。
実際には歯の神経の一時的な痛みと炎症の場合には歯の神経を残せる事もしばしばありますが、
その炎症がさらにすすんで急性の炎症へと変わり
我慢できないような痛みへと変わっていく場合もあるため、
わずかでもズキンズキンという痛みを感じてその後に痛みがおさまったとしても
可能な限り歯医者さんを早めに受診するという事が大切となります。
阿部歯科では千種区から多くの患者さんが来院されていますが、
はやめに歯医者さんを受診をしておいて良かったと喜ばれる患者さんも多くいらっしゃいますので、
少し気になる程度でもはやめはやめに歯医者さんを受診される事が大切だと感じます。