親知らずのスペシャリストとして
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千種区の痛くない歯医者

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こちらはコラム記事になります。
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【歯科治療系】複数の方法で虫歯の有無を確認

名古屋市千種区で地域に根ざした歯医者として、これまでに多くの患者さんへの歯科治療を行ってまいりました阿部歯科 副院長です。


歯科医院が通常行っている治療の中でも、最も頻度の多い歯科治療である虫歯ですが、虫歯かどうか?の確認方法に関し、本日は詳しくご説明をします。

「虫歯ができた!」という理由で、当院を受診される患者さんは多くいますが、特に痛くないものの歯に黒いものができたというご理由で受診されたり、逆に痛いけれど虫歯なのかどうか分からない…といった患者さんまで様々です。

【記事の更新日】2021年8月3日(火)11:30

歯が痛くて頬を抑える.jpg

 

痛みのある虫歯と痛みのない虫歯が存在

虫歯が痛いのは、歯の硬い外側の組織であるエナメル質が虫歯によって崩壊し、象牙質が露出してくる事で起きます

象牙質には「象牙細管」という構造があり、この部分が刺激を受け歯の神経である歯髄へと刺激が伝わっていく事で痛みを感じるのです。

 

つまり、歯の痛みを感じるか感じないか象牙質が口腔内に露出しているかどうかもしくは、歯髄が炎症を起こしているかどうか?で変わります。
そのため、「単純に虫歯があるかどうか」で痛みの有無が変わるとは限りません。

 

大きく崩壊した虫歯は象牙質が大きく口腔内に露出しており、それによって冷たいものや熱いものといった刺激を受け痛みを感じます。

食べ物が虫歯の穴へ入り、象牙質に触れた際も痛みを感じる場合があるため、歯に大きな穴が開いているという事自体が痛みの原因となります。
 

「歯が割れた」といった状態でも同様の痛みを感じたり、知覚過敏でも似たような痛みを感じる症状があります。

 

大きな虫歯でも痛みを感じない症例があるため注意!

大きな虫歯ができているケースでも、なかなか痛みを感じにくい症例があります

そのような場合、虫歯が歯の奥に洞窟を作るように掘り進んでおり、歯の表面には多くの硬い組織であるエナメル質が残っていることがあります

 

こういったケースでは、食べ物や冷たいもの熱いものといった食べ物や飲み物が崩壊した象牙質の部分へ届きにくく、結果として痛みを感じにくくなっているのです。

しかし、そういった症状でも虫歯は大きく進んでおり、どこかの段階でエナメル質が崩落するように割れたり、歯の神経が炎症を起こすなどして痛みを感じるようになる症例が多々あります。


dental picture case.jpg
 

歯の奥底に大きく掘り進むような虫歯は一見して分かりづらいため、レントゲン撮影で初めて虫歯が大きく進行していることが判明する症例もあります。

痛みといった症状を訴えて受診したものの、口の中をパッと見ても虫歯がないように見える場合があるのです。しかし、レントゲンを撮ると大きな虫歯が潜んでおり、それによって痛みを感じる症例もあるのです。


 

歯科医が虫歯を確認する手段

虫歯を確認する方法はいくつか手段があり、それぞれの方法を組み合わせ確認をします。

歯科医が虫歯を確認する具体的な方法として以下が挙げられます。
 

目で見て直接確認をする視診

・単針という細い針のような器具を用い、穴の深さを確認する触診

レントゲン撮影で歯の崩壊具合を確認する画像診断

・患者さんの症状や経過から虫歯の有無を確認する方法

・光に透かし、虫歯の有無を見る透照診

・特定の波長の光を当て、その反射光によって虫歯の有無を計測する専用器具

などの複数の方法があります。


単純にどれか一つの方法で判断するのではなく、「怪しい」と思ったら複数の方法を組み合わせ、虫歯の有無を診断する事が大切です。

特に特定の波長の光を当て、その反射光により虫歯の有無を計測する専用器具は歯に対するダメージが全くなく、当院 阿部歯科のように千種区内で導入している歯医者は一部に限られているため、歯科医院を受診した際に気になったら、どのように虫歯をチェックしているか?について質問してみるのもお勧めです。

 

名古屋市千種区で虫歯かどうか?が気になったら…

今回ご紹介をした方法のように、阿部歯科では複数の手段によって虫歯を確認しています。そのため、ある1つの方法のみで確認した場合、見つからなかった虫歯が別方法により明確に見つかる場合があります。

もし他の歯医者さんで「虫歯ではない」と診査を受けたものの、痛みや症状が気になる場合は一度他の歯科医院でその旨を伝えた方が良いかもしれません。

勿論、当院でもセカンドオピニオンとして虫歯の判断を行っていますため、お気軽にご相談ください!虫歯を早期に発見し、症状が進行する前に適切な歯科治療を行うことが重要です。

 

本記事の執筆者:阿部歯科副院長 阿部利晴

【略歴】

1980年:名古屋市の千種区生まれ、祖父と父親ともに歯科医師で地元で育つ
2005年:愛知学院大学歯学部を卒業する
2005年:豊川市民病院の歯科口腔外科で臨床研修医となる
2006年:愛知学院大学歯学部の顎顔面外科学講座に入局する
2010年:愛知学院大学大学院の歯学研究科を修了(総代)
2010年:愛知学院大学歯学部の顎顔面外科学講座にて非常勤助教を任命
2010年:名古屋大学医学部附属病院にて麻酔科の医員となる
2011年:アメリカのペンシルベニア大学歯学部にて勤務
2014年:アメリカのペンシルベニア大学歯学部で教員となり講師を務める
2014年:アメリカ 国立衛生研究所の国立歯科・頭蓋顔面研究所にて非常勤連邦職員を任官
2015年:千種区の阿部歯科で副院長となる
阿部歯科副院長顔写真.jpg

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