親知らずのスペシャリストとして
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こちらはコラム記事になります。
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歯科治療後のメンテナンスとは

メンテナンスというとなんとなく車や機械の事に感じてしまうかもしれませんが、治療が終了した後に現状を維持していくという様に用いられます。もっと親しみやすい言い方をすれば、治療が終わった歯と口の中の現状維持をしていくという様にいった方がいいかもしれません。

なぜ治療が終わった後のメンテナンスが必要なのか

これはもちろん治療が終わった後の歯や歯茎の再治療の可能性を低く抑える為です。もしくは再治療が必要な可能性を発見した時に現状でさらに維持していくのか再治療に取り掛かるのかを早く判断するためです。歯の再治療の可能性を低く抑えて維持していくという事は実は歯の寿命に関してとても重要なのです。歯が虫歯になって治療したものの再び虫歯になったら再治療をすればいいと思うかもしれませんが、実は歯の治療回数には限界の様なものがあります。

それが、「再治療を繰り返した歯は平均約5回目の治療で抜歯の処置になる」という事です。歯が虫歯になれば虫歯の部分は侵食が進み歯そのものがなくなっていきます、そして歯を治して再度虫歯になればさらに侵食が進んでいきます。これを繰り返すと平均約5回目の治療の際には歯を抜かないといけないところまで侵食が進んでしまうという事です。もちろんこれは虫歯の進み具合にもよるので大きく歯が侵食されてしまえば残念ながら最初の時点で歯が残らない方もいますし、虫歯の侵食具合が少しであれば6回以上の再治療の際にも歯を抜かずに済むかもしれません。

この抜歯に至る歯のライフサイクルを緩やかにするために虫歯が進むすぎる前に治療をして再治療の可能性を下げるために口の中の状態を清潔に保ち現状を可能な限り維持していくというのが口腔内のメンテナンスの1番の意義と言えます。

虫歯だけでなく歯周病に対してもメンテナンスが必要

虫歯に関する歯のライフサイクルは以上の様ですが、歯周病に関しても同じ様な事が言えます。歯周病の場合は歯を支える骨の退縮を抑えていく事が大切になります。骨が退縮する理由は歯茎の周りで起きる炎症の存在です。歯の周りの歯茎で炎症が起きる事によって破骨細胞という骨を溶かす自分の細胞が活性化して歯茎の骨を退縮させていきます。

これを予防するためにも歯の汚れを取り除いて汚れのたまりやすくなる要素である歯石を取り炎症が起きにくい様に維持していくという事が大切となります。そして歯は歯茎と骨の中に埋まっているのですが、この歯と歯茎の間にある歯周ポケットという溝の部分についた歯周病関連の細菌は綺麗に取り除いても3ヶ月で歯周ポケットに再び細菌の巣を作ってしまうと言われています。歯周ポケットはポケット状になった歯茎にある溝なので普段の歯磨きではどうしても細菌が作り上げた強固な巣を崩すのは難しいです。そのため歯医者さんにいくと口の中の掃除の際に歯周ポケットも掃除できるスケーラーという専用の道具を使うのです。

口の中のメンテナンスと言うと機械製品の検査の様なイメージを受けるかもしれませんが、現在の口の中の状態を維持して再治療の可能性を下げるという部

事が大切となってくるのですね。

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