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顎骨嚢胞(顎の骨の中にできる膿の袋)

こんにちは、池下の阿部歯科の副院長 阿部利晴です。今回は顎の骨の中にできる膿の袋という内容でお話をしようと思いますが、膿の袋と言われてもあまりピント来ないかもしれません。顎の中にできる出来物の事なのですがこれらの出来物は歯に関連するものが多々あります。

膿の袋とは

感染によってその部位に免疫反応の結果、免疫細胞や感染の元となった病原体の死骸やドロドロになった組織が混在している状態です。膿の周りには膿を囲むように組織が取り囲んでおり、上皮性に取り囲まれたものを嚢胞、非上皮性に取り囲んだものを偽嚢胞と呼びます。膿の袋と説明される場合は嚢胞の事がほとんどで膿を取り囲む上皮の周りには免疫細胞が集まってきており感染の中心は膿の中にあります。顎の骨の中にこの嚢胞ができると感染を無くす事ができたとしても袋である上皮が残ってしまっているのでこの嚢胞自体を顎の骨から摘出しないといけません。

嚢胞が顎骨にできると何がいけないのか

嚢胞が顎の骨の中にできて問題となるのは主に2点です。1つは上に書いたように嚢胞そのものが感染源となって炎症を起こし痛みの元となる事です。特に嚢胞は硬い上皮性の組織に囲まれているので抗菌薬自体も届きにくい傾向があります。2つ目は腫れの問題があります。骨の中にできた嚢胞は時間の経過とともに膨れ上がっていきやがて顎の骨の外側を押して盛り上がるように骨が膨らんでいきます。こうなると骨の形自体が変わってしまいます。大きな嚢胞になると全部取りきると骨がスカスカになってしまうため嚢胞は中に膿があると膨らむという性質を逆に利用して膿みを抜き出した状態の開窓療法という治療法をとる場合があります。この場合は嚢胞が膨らむのとは逆に中の空気が抜かれた風船が縮むように嚢胞が小さくなっていきます。ただし、この治療の間は嚢胞の内側を口の中にむき出しにしてこまめに中に抗菌薬入りのガーゼを敷き詰めて感染が起きないようにするとともに傷口が閉じてしまわないようにする必要があります。

偽嚢胞の場合はどうか

偽嚢胞の場合はレントゲン上では嚢胞のように見える場合もありますが、組織学的に上皮組織に囲まれていないという特徴があります。この場合は嚢胞よりも治癒がしやすい事が多く感染源を取る事で落ち着いて来る事も多く嚢胞のように顎の骨を膨隆させる事も基本的にはありません。ただし、嚢胞と偽嚢胞の違いはあくまでも組織学的に上皮組織に囲まれているかどうかなのでレントゲン像ではしばしば見分けがつかない事もあります。

嚢胞にしろ偽嚢胞にしろ顎骨の中に痛みを感じた場合は中で炎症反応が起きている可能性を疑う事が大切なのです。

嚢胞.jpg

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