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こちらはコラム記事になります。
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【歯科治療系】唾液分泌低下の際も歯科医院を受診しましょう

名古屋市千種区の頼れる歯医者 阿部歯科の副院長です。

皆さんも人前で話す機会などがあり、緊張すると口が渇く事がありますよね。
そして、この口の中の渇きは唾液腺から分泌される唾液の影響によるものです。今回は「口の中の渇きへ大きな影響を与える唾液腺」についてと、「唾液分泌の低下による口腔内・歯への悪影響」そして「歯科医院での治療方法」を詳しくお話いたします。


記事の更新日:2021年6月22日15時半

 

唾液の種類1:大唾液腺

唾液を分泌する唾液腺には「大唾液腺」と「小唾液腺」があります。
そして、大唾液腺には耳下腺、顎下腺、舌下腺という3種類の唾液腺があります。名前の通り、位置的には耳の下・顎の下・舌の下にあり、これらの大唾液腺から多くの唾液が分泌をされています。

唾液腺にも唾石という石ができる事があり、唾石が唾液腺の腺体内もしくは導管内にできると唾液がうまく出なくなったり、感染を起こして激しく痛む場合があります。この場合、唾液腺を指で押してみる事で唾液がうまく出てくるかどうか?を確認でき、唾石の有無をチェックすることもあります。

これらの唾液腺が分泌する唾液の出口は決まっており、それぞれの場所からうまく唾液が出てくるか?を確認する事で、唾液分泌の状態を確認する事ができます。

口の中の唾液でもサラサラのものと、粘り気があるものが存在します。耳下腺からはサラサラの唾液である漿液性の唾液、耳下腺からは粘り気がある粘液性の唾液、顎下腺からは漿液性と粘液性の唾液の両方が分泌をされます。この唾液の割合で、お口の中の唾液のサラサラ感や粘り気が決まります。

唾液腺の一部は顔の外から触診を行う事でチェックすることが可能で、歯科医院では唾液腺に炎症が起きてるか?を触診により確認する場合があります。


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唾液の種類2:小唾液腺

小唾液腺はその名の通り、大唾液腺と違い小さな唾液腺の集団です。

小唾液腺は口腔内の様々な部位に存在しており、唇や舌の下部、頬や口蓋といった様々な部位に分布しています。唇を噛んだりし小唾液腺の導管部が損傷すると、その損傷部位から唾液が漏れ出し、唾液の溜まりを作ってしまう「粘液嚢胞」という偽嚢胞を作る症例もあります。

下唇にできる症例を下唇粘液嚢胞と呼び、下唇を噛む癖のあるお子さんに見られる事が多いです。舌の先の舌尖下面に粘液嚢胞ができるケースもあり、この場合は特別にブランディンヌーン嚢胞と呼びます。
舌の下面に円形のできものができるので、舌に何かができたと心配されて当歯科医院を受診される患者さんもいらっしゃいます。

これらの粘液嚢胞は破れて、中の唾液が排出されると潰れてしまうのが大きな特徴ですが、たとえ潰れてもまた唾液が貯留をし再び腫れてくる事がほとんどです。
このように普段あまり意識しない唾液にも、それぞれ分泌する場所があり、その分泌される唾液にもサラサラな漿液性の唾液と粘り気のある粘液性の唾液とに分かれています。

 

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唾液分泌が低下した場合、口腔内や歯へどのような影響が出るのか? 

唾液分泌の異常、唾液が減少してしまうといった症状があります。こちらは加齢に伴うものやストレス、糖尿病要因、口腔乾燥症、薬の副作用、口呼吸、透析、喫煙、悪い生活習慣によるもの等、様々な理由で起こります。

そのため、普段の食生活や服用している薬の見直し、呼吸時のクセの改善など、要因によって改善すべき取り組みが変わってきます。


早めに改善しない場合、口臭の原因となったり、口腔内の渇きによるネバネバ不快感の他、虫歯・歯周病へなりやすくなります。また舌にひびが入る等の悪影響もあります。口腔内カンジダ症を発症してしまうリスクもあるため、気を付けましょう。

 

唾液分泌が低下した際、歯科医院ではどういった治療が行われるのか ?

考えられる要因によって、行う治療と患者さんへのアドバイスは異なってきます。歯科医院での専門機械による唾液検査を行った上、唾液腺や歯肉等の口腔内マッサージによって、唾液分泌を促すことができます

また患者さんへのアドバイスとして、日常生活でのこまめな水分補給・飴・ガムの摂取の他、鼻呼吸を心がけていただく、食事の際によく噛んで食べていただく、レモンや昆布・梅干しなどの唾液分泌を促進させる食物を取り入れていただく、唾液分泌へ悪影響のある習慣(喫煙やアルコール、カフェイン)の制限等を行います。

 

唾液分泌に関する歯科治療も千種区の阿部歯科へ 

唾液は口腔内を水分で潤し、お口の中の細菌増殖を防ぎます。また多くの患者さんの悩みである虫歯や歯周病、口臭をおさえる働きがあるため、非常に重要です。
 

「口の中がよく乾く・・・」「口臭を指摘された」「食事の際、飲み込みにくい」「夜寝ていると、よく水を飲みたくなる…」「味覚がおかしい」「口の中がねばねばする」といった症状がありましたら、お早めにご相談ください!

お口と歯のプロフェッショナルが患者さんのお話をよくお聞きし、検査を行った上、適切な歯科治療と日常生活でのアドバイスをいたします。

 

【今回の記事の執筆者】 名古屋市千種区の阿部歯科 副院長:阿部利晴(あべ としはる)

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患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。

歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
 

≪副院長 これまでの主な経歴について≫

1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ

2005年:愛知学院大学歯学部 卒業
2005年:豊川市民病院 歯科口腔外科 臨床研修医
2006年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年:愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年:愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教
2010年:名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員
2011年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 勤務
2014年:アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師
2014年:アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員
2015年:阿部歯科 副院長
 

≪副院長 任命状について≫

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