名古屋市千種区の頼れる歯医者 阿部歯科の副院長です。
歯科治療の際に齲蝕の除去や抜歯を行うために局所麻酔をする事が度々あります。
今回は「局所麻酔をし歯科治療を終えた後の注意点」について、皆さまへ分かりやすく詳しくご説明します。
記事の更新日:2021年6月4日18時半
歯科治療終了後は要注意!
局所麻酔をして歯科治療を終えた後もおおよそ2〜3時間ほど麻酔の効果は持続します。
時間経過と共にその効果は徐々に薄れていきますが、歯肉の感覚や頬の感覚がしばらく薄れたままとなります。
そのため、歯科治療終了後に注意をしないといけない点の一つとして食事があります。
口腔内に麻酔の効果が残ったまま食事をすると頬を噛んでしまう可能性があり、痛みに対する感覚も鈍っているため頬を噛み続けても気がつかない場合があります。
これを踏まえ、局所麻酔を行なった歯科治療後は麻酔の効果が薄れる2時間ほどはあまり食事をしない方が良いと考えます。
もしどうしても食事をする必要がある場合は、上記で書いたように気がつかずに頬を噛んで傷つけてしまう可能性があることを注意しなければなりません。
また食事の際の注意事項として、他にも口に含んだ飲み物がこぼれやすいという点があります。
口の周りには口腔周囲をしぼめるための筋肉である口輪筋があります。こちらが口腔内に打った局所麻酔の影響で、一時的に鈍くなる事があります。口輪筋の作用によって口を閉じて頬を空気で膨らませる事ができますが、口輪筋に局所麻酔の影響が及ぶと頬を膨らませる事ができず、空気が漏れてしまいます。
それと同様に口に含んだ水などの液体が漏れてしまう事があるので、局所麻酔を使った直後の飲食の際には飲み物が口からこぼれやすくなる事がある事に注意しないといけません。
麻酔がきれかけてくる過程で…
歯科治療後に局所麻酔が切れかけてくる過程で、局所麻酔を打った部位の周囲に違和感を感じる事があります。
麻酔の効果自体が薄れてきて感覚が少しづつ戻ってはきますが、その際に痒みのようなドーンとした違和感を感じる場合があります。
こちらは局所麻酔の効果が完全に消えれば、従来の感覚が戻ってきます。それまでは勿論心配かと思います。
注射針を打った部位に口内炎ができる場合も
局所麻酔のために歯肉や頬部などの口腔粘膜に注射針を打った跡が数日後に口内炎になるケースもあります。
針を打った部位の口腔粘膜が治る過程で、口内炎ができる事がありますが日にちの経過とともに治癒していくことが多いです。
このように歯科治療の際に局所麻酔をした後の注意事項はいくつかあります。
局所麻酔後に頬を膨らませ辛くなる事を認知していないと、知らず知らずの内に水を口に含んでこぼしてしまう可能性があるため、注意しましょう。
千種区の阿部歯科では麻酔時の注意点を細かく説明しています。
阿部歯科では今回ご紹介をしたような麻酔時の注意点について、歯科治療前にシッカリとご説明を行っています。麻酔後の感覚・違和感は個人ごとに異なるため、様々な可能性について説明する必要があります。
いくら歯科治療そのものが万全でも、治療前に行った麻酔の影響で不具合が出てしまうと患者さんはどうしても不安です。ただ不具合の可能性について、予めご説明をすることで不安が減ります。
誰でも知らない症状や感覚は怖いものです。そのため、当院では患者さんにできるだけ不安や疑問のないよう、麻酔時のご説明にも力を入れています。
【記事の執筆者】
名古屋市千種区の阿部歯科 副院長:阿部利晴(あべ としはる)
「患者様の心に寄り添う歯科治療を行う」をモットーに日々、より良い歯科治療の提供に努めています。常に新たな治療技術そして知識を取り入れ、患者様により快適に、より安心して治療を受けていただけますよう、様々な取り組みを行っております。
歯やお口のことなら、何でもお気軽にお尋ねください。お一人一人の患者様のお役に立てるのが私の喜びです。
≪副院長 これまでの主な経歴について≫
1980年:名古屋市千種区生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ
≪副院長 任命状について≫
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