千種区の痛くない歯医者

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こちらはコラム記事になります。
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デンタルフロスを使って痛い場合はどうすればいいのか

患者さんの中にデンタルフロスを入れると痛みを感じるとおっしゃる方が時々います。デンタルフロスは使えば歯の清掃で非常に有益なのですが使い方を間違えると逆に歯茎を痛めてしまうこともあります

記事の追記:2019年11月23日

何故デンタルフロスを使うと痛いのか

この理由の可能性はいくつかありますがそれは、歯肉炎が起きてる、歯周病の症状が出ている、虫歯がある、歯の詰め物が取れているもしくは取れかかっている、といった理由が考えられます。

歯肉炎とは歯肉に限局して起こる炎症ですがこの炎症があるとデンタルフロスを歯茎に当てた時にチクチクとした痛みを感じる可能性があります。ちょうど炎症の起きている組織を何かで押している様な感じになります。

歯周病の症状が出てきている時には炎症もあるのですが歯と歯肉の付着が剥がれていたり剥がれかかってそこにデンタルフロスを当てる事で剥がれた付着部位を刺激してしまったり剥がれかかっている付着をデンタルフロスで剥がしてしまっている可能性がありこれが痛みへとつながってきます。

虫歯の際には隣接面齲蝕があるとデンタルフロスを挿入した際に汚れを押し込んだりして齲蝕部位に対して痛みを引き起こす可能性があります。そして歯の詰め物が取れていたり取れかかっている際にはデンタルフロスを挿入した際に詰め物を動かしてしまいその下の象牙質に刺激が加わり痛みを感じている可能性があります。

隣接面齲蝕:表からは見えにくい歯と歯の間が虫歯になっているとフロスを通した時に痛みを感じる事がある

デンタルフロスの間違った使い方

デンタルフロスは歯の隣接面の汚れを取るのに使われますがフロスを隣接面に入れた際にそのまま押し込むと汚れを歯周ポケットに押し込んでしまう可能性があります。そのためデンタルフロスは歯肉側から歯冠側に向かって歯の表面の汚れをかき出してくるように使わないといけません。

そして汚れが多くついたまま他の歯に対しても使い続けると他の部位でついてきた汚れを別の歯のポケットに押し込んでしまう可能性があるためデンタルフロスは可能な限り綺麗にしつつ使うか汚れが多くついたら新しいものに変えていく必要があります。

デンタルフロスの種類

デンタルフロスにはプラスチックにフロスがついたものと糸巻き状になっているものがあります。

プラスチックについたものは不慣れでも比較的使いやすいもののある程度同じ物を使い続けないといけなくなります。一方で糸巻き状になったものは自分の指に巻きつけて使うので使うのに慣れが必要ですが汚れたら別の部位に変えながら使えるので綺麗なフロスの部位を使いやすいというメリットがあります

デンタルフロスも慣れてきたら糸巻き状になっているものを使えるようになるといいかもしれませんね。

※※※ 審美歯科・口腔外科・歯周病治療・予防歯科は千種区の歯医者の阿部歯科 ※※※

記事の執筆者:阿部歯科 副院長 阿部利晴

(略歴)

1980年 名古屋市千種区に生まれ歯科医師の祖父と父親を持ち地元で育つ
2005年 愛知学院大学歯学部を卒業
2005年 豊川市民病院 歯科口腔外科にて臨床研修医となる
2006年 愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座入局
2010年 愛知学院大学大学院 歯学研究科修了 総代
2010年 愛知学院大学歯学部 顎顔面外科学講座 非常勤助教となる
2010年 名古屋大学医学部附属病院 麻酔科 医員として勤務
2011年 アメリカ ペンシルベニア大学歯学部にて勤務
2014年 アメリカ ペンシルベニア大学歯学部 講師に就任
2014年 アメリカ 国立衛生研究所 国立歯科・頭蓋顔面研究所 非常勤連邦職員となる
2015年 阿部歯科 副院長に就任

 

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